2019年7月31日水曜日

日本人の外国人アレルギーと外国ごちゃ混ぜ問題

 「I can not speak English. 」アイ キャンノット スピーク イングリッシュ。 ある、お店の店内に入ってくるなり、そう言って、手を振って、うつむいて、通り過ぎようとした日本人の中年の男性がいました。  日本人の私に向かってです。 しかも、ここは、フランスで、英語の国でもありません。  それだけ、外国で、他人から、話しかけられることを恐れているということと、そして、ご自分がフランスにいるにも関わらず、外国語=英語、という先入観があるのでしょう。私がその方に、何か、話しかけたわけではありません。  これには、私も苦笑するしかありませんでした。  また、ある人は、これから、ヴェルサイユ宮殿に行くという話をしようとしていたのですが、ヴェルサイユ宮殿という言葉が出てこなくて、”...

2019年7月30日火曜日

子育ては、根気が勝負  生意気盛りの娘との対決

 子供は、よ〜く見ているのです。親のことを。周りの大人たちのことを。  そして、当の親が、忘れてしまっていることも、よ〜く覚えているのです。  子は親を写す鏡とはよく言ったもので、時々、ギョッとさせられます。  娘が3才くらいの頃だったでしょうか? ある時、娘がコップを倒して、中にある飲み物をこぼしてしまいました。  ”あ〜あ!” と睨みつけた私に、間髪入れずに、娘がそのこぼれた飲み物めがけて、バーンとタオルを投げつけたかと思ったら、足を使って、ゴシゴシと拭いたのです。  あまりに素早い彼女の行動を目の当たりにした私は、呆気にとられて、苦笑いしかありませんでした。私は、そんなこと、やった覚えはないのですが・・。   そして、案外冷静で、客観的な目線も持っているのです。  5〜6才の頃でしたか? 娘は、何でもやってみたい子でした。しかも、自分で・・。何かやってあげても、それを元に戻して、最初から自分でやってみる子でした。  例えば、どこか高い場所に抱っこして、のせてあげても、一度、下まで降りてから、もう一度、自分で登るような子でした。  よく言えば、自主性があるというか、まあ、悪く言えば、可愛げがないというか・・。  ...

2019年7月29日月曜日

国際カップルの習慣の違い  ギャ〜!ヤメて!なんで、そんなことするの?

 違う環境に育った二人が一緒に生活を始めれば、日本人同士とて、様々な問題が浮かび上がってくることと思います。  これが、やはり、国際結婚ともなれば、なおさらのことです。  それでも、私の場合は、主人が4年間、日本に赴任していた経験があったので、ある程度は、日本のことを知っていてくれ、日本人の習慣なども、ある程度は理解してくれていたので、とても救われました。  アフリカや、パリでも、日々、ことごとく起こる、日本ではあり得ないことに、私がへこたれそうになっても、”そんなのパリでは、当たり前だよ・・” などとは、決して言わずに、” そりゃあね〜 日本みたいな国は、他にはないからね〜”...

2019年7月28日日曜日

ヌーベル・キュイジーヌが嫌いなフランス人の夫

 以前、主人がアメリカのものが嫌いという話を書きましたが、嫌いなのは、アメリカのものだけではありません。  主人が嫌いなものの一つに、いわゆる、「ヌーベル・キュイジーヌ」 というものがあります。フランス料理の好きなフランス人がなぜ?と、私は、思うのです。  ヌーベル・キュイジーヌと言うのは、フランス語で直訳するなら、「新しい料理」のことで、いわゆる、ちょっと小洒落たような、現代的で、洗練された、軽くて、繊細なスタイルのフランス料理で、まあ、近代的な、新しい材料やスパイスを使って、見た目にも、彩りよく、美しく、新しいエッセンスで、どこか、日本の懐石料理に似たようなテイストが含まれているものと私は、解釈しています。  しかし、主人に言わせてみれば、”...

2019年7月27日土曜日

フランス人のビックリする日本食の食べ方

今、パリでは、お寿司は、日本食ブームを通り越して、かなり浸透、定着してきた感もあり、今や、どこのスーパーに行っても置いてあるようになりました。  まあ、お寿司と言っても、フランス人好みにアレンジされているものが多く、サーモンやアボカドを使ったもの等が多く、中には、フランス人が苦手とする、海苔を使わない海苔巻き風のものなどもあります。    そのクウォリティーと値段に関して(つまりコスパ)は、日本人の私としては、甚だ疑問ではあり、バカバカしいなあ・・とクビをかしげる私の思いをよそに、これがまた、結構、売れているのであります。  パリには、中国人経営の日本食チェーン店がたくさんあり、また、おおよそ日本人からすると、おかしなメニューが並んでいます。お寿司はもちろん、焼き鳥、天ぷら、そして、餃子や唐揚げまでが、おいてあります。  そして、その組み合わせや、それぞれのお料理も、なんとも奇妙です。  例えば、にぎり寿司のセットにご飯が付いてきたり、天ぷら、と書いてあるのに、エビフライの写真が載っていたり、その天ぷらを頼むとマヨネーズが付いてきたりします。  その類のお店には、お醤油が二種類、置いてあり、一つは普通のお醤油、もう一つは焼き鳥のタレを薄めたような、甘いお醤油です。  例えば、にぎり寿司セットにサラダ、お味噌汁、にぎり寿司、ご飯、が付いて来れば、フランス人は、その一つ一つを順々に平らげていきます。サラダを食べながら、お寿司を食べる・・というような食べ方はしないのです。  そして、サラダ、お味噌汁、にぎり寿司を食べ終わった後に、白いご飯に甘いお醤油をかけて、ご飯だけを食べるのです。  ある時、近くにいたフランス人の様子を見ていると、お寿司を食べるのに、甘いお醤油を手に取ったので、側で見ていて、”...

2019年7月26日金曜日

海外にいるからこそ、日本語を大切にするということ

 私は、本が好きで、どこへ行くにも、本を持って歩いています。  もちろん、日本語の本です。  私は、日本語というのは、とても美しい言語だと思っていますし、とても誇りに思っています。日本語ならではの美しい表現や、言葉の使い方などが、とても好きなのです。  特に、パリでは、交通機関が当てにならないため、仕事の時は、もちろん、ランデブー(アポ)があったりする時も、時間に遅れないように、かなり、早めに家を出て、幸いにも交通機関に支障がなく、早く着いてしまった場合には、本を読んで過ごします。  私が海外で初めて暮らしたのは、ロンドンでしたが、思っていたよりも、スムーズに英語が伝わらず、...

2019年7月25日木曜日

フランス人はとうもろこしをブタのえさだと思っている

 フランスには、コーンスープというものがありません。  そもそも、とうもろこしというものをフランス人は、あまり食べないのです。 コーンを食べるといったら、サラダに散らしてある缶詰のコーンくらいなものです。  ですから、スーパーマーケットにも、とうもろこしは、たまに、しおれたようなものは置いてありますが、あまり、華々しい場所に置かれていることはありません。   フランスにおけるとうもろこしの地位は、極端に低いのです。  ですから、缶詰のコーンもホールコーンは売っていても、クリームコーンは売っていません。ですから、私は、時々、コーンスープが恋しくなって、ホールコーンの...

2019年7月24日水曜日

オランウータンと友達になったフランス人

 まだ、娘が小さい頃、一度、ヴァンセンヌの動物園に行って、象の前で、娘に、 ” Il est plus gros que toi !! " (パパより、デブだ!!)と大声で叫ばれて以来、夫は、動物園に行くのを避けていました。  しかし、たまたま、行った、オーステルリッツにある、JARDIN DES PLANTS (植物園)に行った時に、偶然、動物園が併設されているのを見つけ、ひょんなことから、動物園をのぞいてみることになったのです。  植物園の中の動物園ですから、大したことはないとタカをくくっていたのですが、意外にも、結構、ちゃんとしたもので、私たちは、楽しく動物を見物して回っていました。  その一つに、オランウータンの檻がありました。  ちょうど、お昼どきに近かったので、バカな私たち親子3人は、一生懸命にオランウータンに、”...

2019年7月23日火曜日

日本語で言いたい放題、言ってしまう悪い癖

   パリにいると、私は、娘と二人で外を歩いていても、日本語で話していると、周りの人には、通じないために、言いたい放題、言ってしまう悪い癖がついてしまっています。  普通なら、心の中で、こっそりとつぶやくようなことを・・。  買い物などに出かけても、” なにこれ〜!?あり得ないでしょ!!" とか、” これ、もう、腐ってるじゃない!? これもう、売り物じゃないし・・” とか・・。 (その暴言を吐かせるネタがパリにはあちこちに転がっています)  私たちの暴言は、もはや、自分たちが公共の場にいる自覚がない、本来なら、人目を憚るようなことを平気で言ってしまっているのです。  だから、日本に行くときは、正確には、日本行きの飛行機の中から、注意するように心がけています。飛行機の中には、すでに、日本人もいるし、外人でも、日本語がわかる人が多く乗っているからです。  いつもの癖で、つい、口をついて出てしまいそうになるたびに、お互いに、”ほらほら!!ダメダメ!もう、ここからは、日本語がわかる人がいっぱいいるんだから、気をつけないと・・!” と、戒めあうことになります。  しかし、先日、パリのメトロの中で、箱型の四人がけの席に座ると、すぐ、近くには、音楽を大音量で、演奏して、お金を集めて回る一団がいたのです。あまりの大音量に、”...

2019年7月22日月曜日

子供に自分で考えることを学ばせるためにすること。

 私は、娘に、” 勉強しなさい!" と言ったことは、ありません。  日本語に関しては、熱心に教えたつもりですが、これでさえ、" 日本語の勉強をしなさい!” とは、言いませんでした。ただ、” 日本語のできない子は、日本に連れて行きません。” とだけ、言いました。  学校の勉強に関しては、まあ、学校を追い出されない範囲であれば、別にいいよ!と言ってきました。だから、学校の成績に関しても、あまり、気にしていませんでした。 ましてや、他の子と比べるなどは、もってのほかです。  私は、他人の子供の成績に興味はありませんし、その興味のない子供の成績と比べてどうこういう趣味もありませんでし...

2019年7月21日日曜日

権利を主張するわりには、義務をちゃんと果たさないフランス人

 「自己主張が激しく、権利を主張するわりには、義務をきちんと果たさない」これは、私の一般的なフランス人への印象です。  簡単に言えば、「やることちゃんとやってから言えっつーの!」ということです。  以前の私の職場にも、この典型のようなフランス人がいて、一緒に働く身としては、辟易としたものです。しかし、このような人でも決して、意地悪だとか、悪い人だとかいうわけではありません。  これは、圧倒的にフランスの教育から来ているもので、権利を主張することにフランス人は誇りを持っています。義務を果たす部分に関しては、職場等にもよるでしょうが、本人の判断とモラルとに委ねられており、一般的には、日本に比べると格段にハードルが低いです。  もちろん、なかには、猛烈に働く人もいますよ! うちの主人が日本に赴任していた時などは、それこそ、昼夜なく働いていましたから・・。  でも、一般的には、なかなか・・・。  特に、フランスは公務員天国と言われるように、一般の公務員の世界は、まさに、特に権利、そして、それ以上のものを享受しているように思えてなりません。  ...

2019年7月20日土曜日

夫を誘惑しようとしたフランス人の女性の話

その女性が近づいてきたのは、私たち家族が今のアパートに引っ越してきて、まもなくのことでした。まだ、地域のことが、よくわからずに、手探りで、新しい生活を始めたばかりでした。  その女性は、「子供にフランス語を教えます」という広告を出していた、近所に住む中年の女性でした。フランス語は、主人が充分に教えられるので、本当は、別に必要はなかったのですが、ちょうど、その頃、パリでは、長期にわたる学校のストライキが行われていて、なんと、一ヶ月近くも学校がストライキのために閉校となってしまったことがあったのです。  私も主人も、小学校がストライキだからといって、そうそう、仕事を休むわけにもいかず、かといって、子供を一人で家に置いていくこともできないので、(フランスでは、子供を一人で放置するのは、法律違反になり、罰せられます)誰か、その間、子供を見てくれる人を探さなければなりませんでした。  その時に、主人がその広告を見つけてきて、どうせ、子供を預かってもらうなら、ただ預けるだけでなく、勉強を教えてくれる人の方が良いということで、彼女にお願いすることになりました。  最初は、私も近所には、知り合いもなく、娘のバレエのレッスンができるところを探していたりしたので、そんな情報も、彼女に聞いたりしていました。  彼女は、結婚していて、ご主人も中学生くらいの娘さんもいらっしゃるとのことで、お嬢さんのおさがりの洋服や、おもちゃなどを持ってきてくれたりして、とても親切でした。バレエのレッスンに関しても、”...

2019年7月19日金曜日

日本人の旅行の仕方が変わった理由 パリに日本人団体観光客がいなくなった?

 パリに日本人団体観光客が山のように訪れていたのは、やはり、日本がバブル景気の頃だったのでしょうか? 私は、その頃には、まだパリに住んでいなかったので、実際にその絶頂期を目の当たりにしたわけではありませんが、私がパリに来た当初は、まだ、その余韻が残っていました。  大型バスで移動しながら、団体であちこちを練り周り、ブランド物を買い漁り、さぞかし、現地のフランス人には、異様な光景に映っていただろうなと、今、フランスで生活するようになって、改めて、思います。  それでも、10年くらい前までは、日本行きの直行便の飛行機に乗ると、必ず、日本人の団体客のグループが2〜3個はあり、こちらの知り合いのガイドさんに空港で、ばったり!なんてことも、ありました。  弾丸のようなスケジュールで、モンサンミッシェルを日帰りしたり、(モンサンミッシェルを日帰りするなどと言ったら、フランス人はビックリします)ロンドン・パリ・ローマを1週間で回るとか、早朝に、パリについて、そのままパリを1日観光して、翌日の午後には、ロンドンへ、なんていうツアーもありました。  体力的にもきついだろうし、わけがわからないまま旅行が終わって、日本に帰った時には、放心状態ではないかと思っていました。  実際に、観光客の中には、ヴェルサイユ宮殿のことを、”...

2019年7月18日木曜日

人の気持ちがわかる猫 我が家に猫がやって来た

      我が家に猫がやって来て、はや、10年くらい経ちました。  当時、私たち家族に不幸があって、悲嘆にくれて、落ち込んでいた頃のことです。  知り合いのフランス人が、私たちが、猫好きなことを知って、彼女の知り合いのところに猫が数匹、生まれたから、そのうちの一匹を譲ってもらえるという話を持って来てくれました。  お休みの日に、娘がその方のところに行って、数匹いる、生まれたばかりの猫の中から、娘と相性がいいと思われる猫を一匹を選んできました。  それから、少しずつ、猫を迎え入れるために、猫のご飯や、トイレやベッドや爪とぎ、など、猫のための品物を買い揃えていきました。猫が来る準備をするだけで、私たちの気持ちは少しだけ、上向きになり始めました。  そして、数週間後、お母さんと離しても、もう大丈夫になった時、猫が我が家にやって来ました。生まれたばかりの女の子の子猫です。  猫の名前は、ポニョと名付けました。  ポニョは、ツンデレで、気ままで、でも、寂しがりやのところもある、とてもかわいい子猫でした。私が、おそばを食べようと支度をしていると、どんぶりの中に入って待っているようなおチャメなことをしてくれたりもしました。写真を撮っておけなかったのが、残念でなりません。  猫が来てくれたことで、凍りついてしまった家の中の空気が溶けていくようで、私たちの心は、ようやく緩み始めました。  娘がまだ、小学生だった頃、数学の宿題をやっていて、分数だったか、何だったかは、もう覚えていませんが、よくわからなくて、私に聞きに来たことがありました。その程度なら、まだ、私にも教えられるレベルだったので、そんなに難しいことをやっていたわけではありません。  計算の仕方を説明して、方法は、理解したようだったので、あとは、練習問題をやって、慣れるだけだね!と言って、私は、突き放したのです。  娘は、不服そうに部屋に戻って行きましたが、それから、かなり時間が経っても、娘が部屋から出てこないので、のぞきに行ってみると、娘は、宿題に行き詰まって、シクシク泣いていました。  娘のすぐ側には、ポニョが右の前足の片手(?)を娘の手の上に置いて、じっと、心配そうに娘に寄り添っていました。  それからというもの、しばらくの間は、娘が数学の勉強を始めると、娘から、嫌〜なオーラが発散されているのか、ポニョは、必ず、娘の側に寄り添うようになったのです。  それ以来なのか? ポニョは、どうやら娘のことを自分の姉妹と思っているようで、ちょっかいを出されても、追いかけてついて行き、娘が長く家をあけていて、久しぶりに帰ってきたりすると、何とも言えない、満足気な平和な表情をしています。  でも、ちょっと、上から目線で、やっぱり自分が面倒見てやらなきゃな!みたいな顔をしています。  しかし、人の好き嫌いが激しく、嫌いな人だと、遠慮なく、激しく”カーッ!”...

2019年7月17日水曜日

高い配送料金を取りながら、ちゃんと品物が届かないフランスの配送事情

 タイトルに怒りが表れていると思いますが、ここは、この怒りをそのままぶつけて、書こうと思います。フランスにお住いの方は、少なからず、ご経験があるものと確信しています。  はっきり言って、まともに届くと感動します。  日本から送ってもらった荷物が紛失したことは、数知れず。 特に、12月、クリスマスの時期は、プレゼントが欲しいのか知りませんが、特に無くなります。12月は、それこそ、クリスマスプレゼントに・・などと、日本から何か送ってあげようとか、送ってもらおうとか思う方が多いと思いますが、紛失する可能性も高いことを念頭に置かれた方が良いかもしれません。  そして、日本では、クロノポストという料金の高い、本来なら、特別に注意して配送してくれるはずの郵送方法が特にひどいです。ですから、もし、フランスにご家族や友人がいらっしゃる方は、日本の郵便局の人にクロノポストを勧められてもクロノポストには、しないことをお勧めいたします。  料金をかけて送ってくるのだから、良いものが入っているとでも思うのでしょうか? これまでの20年以上にわたる私のフランス生活での経験から言わせていただくと、クロノポストの方が紛失率が高いです。  最近は、ネットで郵送品の場所を追跡できるシステムになっていますが、これほど、あてにならないものはありません。ネットでは、配送済みとなっていても、実のところは、受け取っていないからです。  つい先日もアマゾンで購入した商品の配達を指定された日に待っていると、気が付いた時には、ネットの検索によると発送済みになっていました。慌てて、玄関を出ると、隣の家の玄関の前に放り出されるように置いてありました。  でも、まだ、これは、良心的な方です。  隣の家までは、持ってきてくれたのですから・・・。  また、不在でもないのに、不在通知を入れられることもしばしばです。これは、おそらく、アパートの上の階まで上がってくるのが、面倒なためと思われます。  そして、不在通知が入っているので、仕方なく電話すると、”...

2019年7月16日火曜日

アメリカのものが嫌いなフランス人の夫

 海外生活が長かった夫は、英語、ドイツ語、イタリア語、アラビア語、とほんの少しの日本語を話せる、フランス人にしては、外国に対して排他的なところは、比較的、少なく、わりと、寛容な方であるとは思うのです。  好奇心旺盛で、アフリカにいた頃も、現地のスタッフの知り合いの村の村長さんの長寿を祝うお祭りに出かけたり、アグチとかいう現地の人が食べるというモグラのようなものを食べてみたりと異文化に対しては、果敢に挑んでいました。  しかし、そんな彼も対アメリカとなると、姿勢がガラッと変わります。  彼の年代より上の多くのフランス人のように、アメリカのものは、とかく避け、バカにする傾向があり、はたから見ても、しばしば、バカバカしいなあと思うのであります。  例えば、マクドナルドを異常にバカにしています。  本当は、ハンバーガーは、大好きなくせに・・・。「あんな、手づかみで食べる食事なんて!!」...

2019年7月15日月曜日

川の字になって寝ないフランスの親子 フランス人の親子の距離

 日本では、よく、「親子が川の字になって寝る。」とかいう、表現を使いますが、フランス人は、親子が川の字になって寝る・・という感覚はありません。  子供は赤ちゃんの時から、自分の部屋で寝る。  寝る時間になったら、子供は、”ボンニュイ” と言って、自分の部屋に行く習慣がつけられています。  寝かしつけるとか、寝る前に本を読み聞かせたりするということはあっても、決して川の字になって寝るということはありません。たとえ、娘がうっかり、私たちの寝室で、寝入ってしまうことがあっても、主人は、娘を抱きかかえて、彼女のベッドに連れていきました。  これは、住宅事情とか、ベッドと布団、とかいう違いもあるとは、思いますが、単にそういうことでもありません。それは、多分、親子の関係と夫婦の関係をきっちり分けて考えているからなのだと思うのです。  そして、そのことが、如実に表れていると思われることが、もう一つあります。  主人は、私のことを決して、ママと呼ぶことはありませんし、私も主人のことをパパと呼ぶことはありません。必ず、お互いの名前か、シェリー(フランスでの親しい相手に対して使う呼称のようなもの)と呼び合います。私は、彼のママではなく、彼は、私のパパでもないからです。    あくまでも二人は男女のパートナーであり、夫婦という関係だということが、意識の中にあるからだと思います。そこを親子の関係とごちゃ混ぜには、しないのです。    こうしてみると、なんだか、冷たい親子関係のように思われるかもしれませんが、子供との距離は、決して、遠いわけではありません。  学校の送り迎えなどは、手を繋いで、連れて行っていましたし、お休みの日もスポーツをさせたり、美術館に連れて行ったり、時には、テレビの公開収録などに連れて行ったりもしていました。  余談になりますが、主人は子供を美術館や博物館に連れて行くのを美徳としているようなところがあり、娘としては、どちらかと言えば、退屈で、”...

2019年7月14日日曜日

フランス人は、女を捨てない! パリのジムでの大らかなパリジェンヌたち

 ある程度、子供も大きくなってきて、娘と二人で旅行する機会ができ、旅行先で、ふと、自分の体力の衰えを感じ、そういえば、日頃、身体を動かしていないな・・これでは、好きな旅行も楽しめなくなる・・と、危機感を覚え、旅行から戻って、スポーツジムに通い始めました。  自宅と仕事場とのちょうど、通勤の中継点にあるジムに申し込み、仕事が早く終わった日は、30分でもいいから、身体を動かす習慣を持とうと、決意したのです。  ジムは清潔で、おしゃれで、みんなが黙々と身体を鍛えて、汗している、そんな、静かな空間は、とても心地よいものでした。また、全く子供がいない空間というのも、日常とは、異なる空間にいることを感じさせてくれ、どこか、私をホッとつかせてくれました。  そこは、以前は、ワイン蔵であったところを上手く残した作りのプールなどもあり、パリならではのとても素敵な作りになっていました。  最初は、トレーナーの方がついて、身体をほぐす簡単なメニューを作ってくれたので、3〜4個のマシーンをそれぞれ、少しずつ使うトレーニングを始めました。身体がどれだけ、固まってしまっているのか、身体がギシギシいっているようで、それを身に沁みるように感じました。 そして、また同時に、ジムに来ている人たちの様子を見ているのもなかなか、楽しいものでした。    筋肉をつけたくて、やたらと鏡をのぞきながら、満足気にトレーニングする人たち(男性も女性も)、自分のスタイルを誇示するようなウェアーに身を包み、練り歩くように振る舞う女性、また、自分の身体を愛おしげにいたわるようにゆっくりゆっくり身体を動かしている上品な年配の女性などなど、それぞれの人の暮らし様が見えるようでした。  しかし、実際は、よほど、時間がある時でない限り、結局、ジムに寄っても、今日は、サウナだけ・・ハマムだけ・・ということになってしまう方が多く、私の折角のジム通いも、結局は、お風呂屋さんのようになってしまうことも多かったのです。    まあ、汗を流して、日常では、会わない人たちと会って、スッキリ気分転換をできるのは、とても良いことでした。  女性用の更衣室では、また、別の、驚きもありました。  フランス人の女性たちが、けっこう、あっけらかんとしていて、たいそう脱ぎっぷりがいいというか?...

2019年7月13日土曜日

海外生活と日本の家族 母からの最期の手紙

 日本から離れて、海外生活をすると、日本の両親からは、言わずもがな、遠く離れることになります。日本から離れて暮らす娘を母は、どう思っていたのでしょうか?  母は、英語が好きで、私や弟に小さい時から、英語を教えてくれていました。私たちに英語を教え始めたことをきっかけに、近所の子供を集めて子供に英語を教え始め、やがては、大学の先輩と共著で英語のワークブックを出版したり、英語のカードやカセットテープを作ったり、しまいには、英語教育に携わる人への講演会までするようになりました。  出版や講演会などを行うようになっても、常に自宅で近所の子供を教えることは、亡くなる1〜2年ほど前までは、続けており、真面目な母でしたが、おしゃべりで、世話好きで、社交的で、人懐っこいところもあり、近所でも顔が広く、片時もじっとしていない人でした。  ですから、元気だった頃は、私が海外に出ることも、寂しがるというよりも、むしろ、喜んでくれていて、あちこちで、私たちがパリにいることを触れ回り、近所の人もみんな私がパリにいることを知っていましたし、”おかげさまで、フランスでも、英語、褒められるよ!”...

2019年7月12日金曜日

いい加減は、良い加減ということ 海外生活の秘訣は良い加減に生きること 

   不思議なことに、たいていの日本人は、同じセリフで話を切り出します。  私は、パリで長いこと、観光客に接する仕事をしてきたので、日本人観光客とも、お話しをする機会が多くありました。    そんな中、たいていの日本人は、” もう、長いんですか?” と、決まり文句のように、話しかけてくださるのです。  長いんですか?というのは、パリに住んで・・長いんですか?” ということらしいです。 ”はい、いつの間にか、まあまあ、長くなりました。・・”と、私は、答えます。  このように、観光でパリに来てくださる日本人の方の中には、少なからず、海外に暮らしている日本人の生活に興味がある方も多いようでした。  どうして?どんな風に、海外で生活しているのか?ということを。  そして、その次に来る質問は、 ”...

2019年7月11日木曜日

夏の一時帰国時の日本の学校への編入体験 バイリンガル教育の生体験

 私は、娘が生まれた時から、いや、生まれる前から、娘にパパの母国語であるフランス語と私の母国語である日本語をしっかりと話せる人になってほしいと思っていました。  ですから、娘が生まれてから、すぐにフランスに引っ越して、いよいよ、娘の母国語の基盤は、フランス語となっていきましたが、私は、娘には、常に日本語で話し、”ママは、日本語しか話しません。” を通してきました。  また、単に会話だけではなく、読み書きもきちんとできるように、日本語を学ぶことが億劫に感じないように、フランス語の読み書きを学校で習い始める前に、日本語の読み書きも教え始めました。  だいたい、フランスに普通に暮らしている分には、日本語は必要ないわけですから、娘が日本語なんて、いらない!と思わないように、先手先手を打っていきました。  小学校就学の学年になると、日本国籍を持っている子供は、義務教育の間の9年間は、予め申し込みをしておけば、日本の教科書を無料でもらうことができます。一年に2回、(教科書の上巻と下巻)9年間に亘って、大使館に受け取りに行っていました。  これは、日本のすごいところです。一体、世界中のどのくらいの国がこのような、教科書の無料配布を海外在住者にも行っているでしょうか?  さて、話は、小学校の編入体験についてに戻ります。 手続きは、簡単でした。通わせたい学校(私の場合は、実家の学区域内の近所の小学校でした)の教頭先生に、予め、連絡をとり、子供の名前、年齢、学年、住んでいる国、言語、通わせたい期間等の連絡をします。  当日、学校へ行って、所定の用紙に書き込みをしたり、登校する日にち分の給食費を支払い、登下校時に着用が義務付けられている帽子と防犯ブザーを買い、準備は、ほぼ完了。教科書などは、フランスで頂いていた教科書とは、違うものだったので、その期間だけ、学校から貸していただきました。  私は、先生との打ち合わせの中で、フランスの学校にはない、給食係や、掃除当番などもお客様扱いはせずに、やらせてほしいとお願いしました。些細なことではありますが、給食係や掃除当番などの仕事は、フランスの学校にはなく、(フランスでは、給食は、キャンティーンの仕事をする大人が、また、お掃除は、お掃除の仕事をする大人がやるので、生徒は一切関わることがありません)これも、日本の文化の一つだと思ったからです。  それは、ほんのわずかなことですが、後になって、たとえ、外からでも日本人を見るときに、日本人がこのように教育されて育ってきている人たちなのだということが何か一つのヒントとして、わずかでも、娘の中に刻まれていればと思ったのです。  実際に、教頭先生も最初から、とても、好意的、良心的で、最初にお話をした時も、快く、受け入れてくださり、逆に、”フランスですか〜 フランス語かあ〜 英語ができる教師はいるんですが・・”と、あくまで、寄り添ってくださる姿勢で、こちらの方が恐縮し、” ...

2019年7月10日水曜日

日本に帰ると猛然と食べまくる!帰国時の海外在住日本人の姿

 海外在住の方なら、誰でも、日本に帰国する際には、日本での美味しい食事を楽しみにしておられることと思います。私たちも例に漏れず、もの凄い、意気込みで日本の食事に臨んでおります。そして、恥ずかしながら、その執着の様子は年々、激しくなっているような気がします。  特に、娘は、半分フランス人でありながら、フランス料理には、苦手なものが多く、大の日本食党で、その鼻息の荒さと、それにかける努力と情熱には、毎回、驚かされます。  日本行きが決まると、まず、日本で思いっきり食べるための、ダイエットから、その行程は始まります。まあ、3キロを目安にダイエットを開始。そして、日本での食事を夢見ながら、着々と痩せて行きます。  そして、日本に行ったら、食べたいもののリストを作ります。お寿司、天ぷら、中華、とんかつ、洋食・・・。ぜひ、行きたいお店もピックアップして、フランスにいるうちに、サイト等で探したり、友人に聞いたりして、目安をつけておきます。  そんな、グルメじみたことを言ってはいるものの、もう、実家の近所のスーパーに行っただけで、大興奮!周囲の目も気にせず、野菜一つをとっても、ひゃ〜っわ〜っ!!おいしそう!!と目の色が変わります。傍目からは、”何だ!アイツら?”...

2019年7月9日火曜日

人生の勝ち負け、勝ち組、負け組  ー駐在員の妻の社会ー

 時々、耳にする、勝ち組、負け組という言葉が私は大嫌いです。 ある日、私は、職場の同僚に、”あなたは、勝ち組だからいいわよ・・” と言われて、耳を疑いました。というより、勝ち組という言葉を使う、その人に猛烈な嫌悪感を感じたのです。  何を根拠に、その人が、私を勝ち組だといったのか? 全然、わかりませんが、その時に改めて、私は、自分自身がその言葉に対して、物凄く、嫌悪感を感じることに気がついたのです。  人の人生、勝ち組とか、負け組とか、何を基準に言ってるのか知らないが、勝手に判断するな!・・勝手にお前の枠にはめて、人の人生を勝ちとか負けとかいう言葉でくくるのは、やめてくれ!と...

2019年7月8日月曜日

お稽古事の向き不向きーピアノの鍵盤を数えて覚えようとした娘

 私の幼少期には、物心ついた頃から、母が英語とピアノを教えてくれていました。  ピアノは、小学校に入学した頃からは、別のピアノの先生に習いに行きましたが、英語は、小学生の間は、母が教えてくれていました。  母は、英語が好きな人でしたので、英語を教えるのが趣味のような感じでした。後には、近所の子供を集めて英語を教えたり、ついには、英語のワークブックを出版したり、カセットテープを作ったり、自動英語教育をする人に講演をするまでになりました。 それもこれも、もともとは、私に英語を教えようとしたことが、きっかけでした。  小さい頃の私は、英語のお話のカセットテープを聴きながら、寝かしつけられていました。英語で読まれた ”グルンパの幼稚園”...

2019年7月7日日曜日

おたくのお嬢さんが刺されそうになりました!?・・バカンス中のサマーキャンプでの話

 フランスの学校は、とにかく、お休みが多いです。 夏は、2ヶ月強、11月には、トゥーサンといって、いわゆるハロウィンの期間に2週間、ノエル(クリスマス)に2週間、冬休みに2週間、そして、4月にイースターのお休み2週間、プラス、学校のある時でも、水、土、日は、お休みです。  学校に入った当初は、あまりにも、お休みが多いので、数えてみたら、一年の三分の一はお休みになっていることがわかり、唖然としました。  小さい時から、休みグセがこうやってついていくから、フランス人は働かなくなるんだ・・なんて、思ったりもしました。(これは、私の勝手な見解です。もちろん、すごーく働いているフランス人もいます。)  とにかく、常に子供のおやすみとバカンスに追い立てられている気分で、それでも、せっかくの空いた時間は出来るだけ有効に使えるようにと頭を悩ませたものでした。  特に、夏休みは長く、多くのフランス人の家庭は、2ヶ月のうち、3週間から4週間は家族で過ごし、あとは、Centre...

2019年7月6日土曜日

日仏カップルの離婚と親権問題について

 離婚は結婚の何倍も大変です。  ましてや、子供がいて、しかも、国際結婚の場合は、なおさらのことです。  最近も、日仏カップルの離婚で、離婚した日本人の母親が子供を日本に連れ去り、父親に会わせないという事例がフランスで騒がれ、カメラを連れたフランス人の父親が日本の子供に会いに行く様子が報道され、物議を醸しており、ついには、マクロン大統領まで、元夫側を支持する声明を発表する大騒動となっています。 フランスで放映された「日本・誘拐された子供たち」 https://www.youtube.com/watch?v=MJVKHztFQUc&t=4s  このドキュメント番組の放送...

2019年7月5日金曜日

夏にバカンスで閉めるフランスのプールとラーメンを出さないラーメン屋

 私がパリに来たばかりの頃は、ラーメン屋と言えば、パリにも数件しかなく、いわゆる日本人街と言われた、パリ、オペラ界隈にある、Rue Ste.Anne (サンタンヌ通り)を中心に(それは、現在でも変わりませんが)、ひぐま、サッポロラーメン、北海道などのラーメン屋さんがあったくらいでした。  ところが、昨今の日本食ブームに乗って、日本のラーメン屋さんは、現在では、倍以上に膨れ上がり、今やパリには、一体、どんだけあるの? っていうくらい、ラーメン屋さんがあるのです。  しかも、こと、サンタンヌ通りに関して言えば、お昼や夕食時には、大行列の大人気。値段は、日本のラーメンに比べれば、数段高...

2019年7月4日木曜日

ハーフだって楽じゃない・・・ハーフの子

 最近、着物屋さんの広告で、「ハーフの子を産みたい方に・・」というコピーが炎上していましたが、そもそも、「ハーフ」というのは、どういう位置付けをされているのだろうかと考えてしまいました。うちにも、一人、ハーフがいますので・・。  このコピーの是非をどうこう言うつもりはありませんが、まあ、私、個人的には、大騒ぎしすぎじゃない??と思います。  しかし、このような広告を打つからには、もともと、広告主は、ハーフの子をプラスに考えてのことだったと思うのですが、ハーフだって、いいことばかりじゃありません。  だいたい、必ずしも、美男美女というわけでもありませんし、バイリンガルになるのだって、簡単なことではありません。まあ、実際には、生活する国、場所の方に大きく偏るのが普通だと思うのですが・・。  そして、両親のバラバラの文化の不均衡を埋めながら、育ちます。  私は、フランスに住んでいるので、日仏ハーフの子供(フランスでは、なぜか...

2019年7月3日水曜日

学校選びは人生の岐路 娘の通ったフランスの学校はなかなか厳しい学校だった

 娘が通っていたのは、私たちの住んでいる地域にあるカトリック系の学校で、私立の幼稚園から高校までの一貫教育の学校でした。娘は、小学校から高校まで、その学校にお世話になりました。私立といっても日本のように入学金などなく、ことのほかお金がすごくかかるということもありませんでした。  以前にも書きましたが、たまたま私の職場の近くにあった学校の、あまりのレベルの低さ、生徒の態度の悪さに、学校選びは、ちゃんとしないと大変なことになるという危機感を持ち、地域の私立の学校を当たってみたのです。  最初に学校に様子を見に行った時に、もう、生徒の顔つきが全然、違うので、一目で、この学校なら、大丈夫だと思いました。顔つき、って、凄いですね。良きにつけ悪しきにつけ、子供でも、生き様は如実に顔に表れています。  さて、実際に学校に入ってみると、かなり、厳しい学校でした。  小学校の面接の際に、ディレクトリス(校長先生)にあっけらかんとして、”ボンジュール!”と無邪気に挨拶した娘に、キリッとまっすぐ娘の目を見て、「”ボンジュール、マダム” と言うのですよ。」と毅然として、おっしゃった校長先生の姿勢が教育にも見事に反映されていました。  小学生の時から、先生に反抗するようなことがあると、Baisse...

2019年7月2日火曜日

フランスでの児童保護、親権などに関する怖い話

 フランスでは、離婚率が高く、その分、間に入った子供たちが両親の間を行ったり、来たりしているケースがとても多いです。ただ、日本と違って、親権がどちらかだけと決められてしまうとは、限らないので、どちらかに偏るケースは少ないかもしれません。  しかしながら、問題がない訳ではありません。やはり、メインにどちらと暮らすかで揉めることは少なくなく、そのため、学校の送り迎え等の機を使って、夫婦間で、子供の連れ去りのケースなどもあるため、学校側もお迎えの際には、誰が迎えに来た場合に子供を渡すのかを明確に届けることを義務付けています。  また、児童保護に関しても、度々、通報などの措置が取られ、実...

2019年7月1日月曜日

フランスでの子供の歯科矯正

 娘は、歯と髪の毛が生えるのがとても遅くて、髪の毛は、2歳になっても、肩にかかるくらいまでしかのびずに、歯も2歳になるまで一本も生えてきませんでした。  パパは歯が生えてこないことを心配していましたが、娘は、歯が無くても、逞しく、何でも食べていましたし、私としては、何なら、虫歯にならなくていいな〜、なんてお気軽に考えていました。  心配しなくても、歯は2歳になったとたんに、ドバーっと、あっという間に、ほぼ一度に全部の歯が出てきました。歯が生え揃って、まもなくして、パパがかかりつけのお医者さんに頼んで、処方箋を書いてもらって、虫歯になりにくくなる薬を飲ませていました。そのおかげかど...