2024年5月21日火曜日

最近、流行っているらしいSMS郵便物詐欺 

  本当に少しも気を抜けない世の中だと思うことが次から次へと起こります。ふつうにおとなしく暮らしていても、災難は向こうから次々とやってくるので、いちいち疑ってかからなければなりません。 様々なことがSNSなどにより格段に便利なった反面、また、それに乗っかってやってくる災難も手をかえ品をかえ、次から次へと生じているのです。 最近、とみに増えているといわれるのは、郵便物にまつわる詐欺行為のようです。 ある日、突然、SMSに「荷物が大きすぎてメールボックスに入りません」というメッセージが入り、メッセージには、「配達を受け取るために新しい枠を選択してください」と記されています。 これは、いかにもそれらしく巧妙な様相を呈して作られており、偽のMondial...

2024年5月20日月曜日

鍛えるつもりで体調壊しました・・

   数週間前からちょっと鼻がグズグズするな~と思っていました。花粉症かな?アレルギーかな?と思いつつ、そんなに気にせずに、むしろ、健康のためにできるだけ歩かなきゃ・・などと思い、ちょっと疲れた・・だるいな・・などと感じつつも、まじめに歩く生活をしていました。 携帯のアプリの万歩計のようなものに1日1万歩だと、ちょっとキツくて、簡単に放棄してしまいそうだったので、7,000歩に設定したら、まあ、ご丁寧に朝、起きるなり、「さあ、今日も歩きましょう!」みたいなメッセージが入るのには、なかなか「うっ」とくるのですが、「そうそう、歩かなきゃ・・」という背中を押される気持ちになるのも半分。 ...

2024年5月19日日曜日

親元を離れない若者の増加 フランスのタンギー現象

   アベ・ピエール財団の調査によると、フランスでは、両親と同居する若者の数が増加しているといいます。これをフランスでは、「タンギー現象」というらしいです。 最初、「タンギー」?と聞いて、ゴッホのタンギー爺さんをイメージした私は、とんだ見当違いで、これは、2001 年に発表されたエティエンヌ・シャティリエの同名コメディ映画がその命名の由来で、この映画は、大切に両親に育てられてきた28歳の主人公の男性が優秀な成績で大学を卒業後も、いつまでも居心地よく両親と暮らし、一向に両親から離れたいと思わない彼とその両親との波乱に満ちた同居生活を描いたブラックコメディです。 この映画はいわゆるパラサイト・シングルのような主人公ではありますが、現在、フランスでいう「タンギー現象」は、18歳以上の大人という換算の仕方をしていて、学生も数字に入っています。 フランスでは、学生も含めて、比較的早くに親から独立していく印象ではありましたが、どうにもそうではなくなっているケースが増加しているようです。 この報告書の調査結果によると、10年間、フランスではこの「タンギー」が増え続けており、現在、この「タンギー」は500万人に達する勢いだと言われています。しかし、現実には、このタンギー現象は、映画のようなコメディとは言い難く、もっとも大きな原因は、住宅危機であり、高騰する家賃を支えるのに十分な収入がないこと、公営住宅が不足しており、これらの人々が自立して生活することができないことによって説明されるとしています。 実際、2010...

2024年5月18日土曜日

シャンゼリゼのロクシタンカフェの不思議

   シャンゼリゼの中腹くらいにロクシタンとピエール・エルメのコラボのお店ができてから、もうずいぶん経ちます。 最初は、ピエール・エルメ人気が急上昇して、あちこちに店舗が増え始めていた頃でもあり、また、この場所がマカロン対決とも言うべく、シャンゼリゼを挟んでラデュレのはす向かいくらいの場所だったために、「スゴいな・・ピエール・エルメ・・闘志むき出しな感じ・・」とそっちの方にびっくりしましたが、それにしても「ロクシタン×ピエールエルメ・・」この組み合わせってどうなのかな?とちょっと不思議な感じもしていたのですが、それなりに継続しているようです。 ロクシタンも一時は、すごい人気でパリに...

2024年5月17日金曜日

護送中に逃亡したモハメド・アムラにインターポールの赤通知

🌟🚨 RECHERCHÉ Une notice rouge a été émise à la demande des autorités françaises qui recherchent le prisonnier évadé Mohamed AMRA, alias « La Mouche ». Voir la #NoticeRouge d’INTERPOL ici: https://t.co/40I6hnakgB pic.twitter.com/8AD25YYZZ4— INTERPOL (@INTERPOL_HQ) May 15, 2024  囚人を護送中に護送車が襲撃され、一瞬のうちに刑務官に死傷者を出した凶悪犯の衝撃の逃亡劇から3日。彼らはまだ逮捕されていません。 そもそも、全くの予想外の出来事に、当局側の捜索を予想して動いていると思われている組織的な犯行で、彼らが護送車から、この中心人物であるモハメド・アムラを連れて、ある地点まで逃走に使われた車2台は燃やされた状態で発見されていますが、その後の足取りがつかめていないようです。 そもそも、この囚人は逃亡する2日前にも刑務所で逃亡を図っていたというのですから、要注意であったのは、今さらのことですが、この逃亡を手助けした一団とどのように連絡をとっていたのかは、不明です。 事件当日、朝午前8時頃、モハメド・アムラは殺人未遂事件の審理のため、4月11日から拘留されているウール刑務所からルーアン司法裁判所に移送され、審議終了後に刑務所に戻される道中のことでした。 死亡者を含む重傷者を出してしまったこの事件に刑務官たち抗議行動を起こし、このウール刑務所のみならず、フランス国内の多くの刑務所が閉鎖状態になりました。彼らは労働組合を通じて彼らの労働環境・状況などについての一連の要求を行っています。驚くことに、彼らはこのように囚人を護送する際にもこの囚人にどのような犯罪歴があるのかさえも知らされていない場合が多いというのです。 彼には15歳以来、13回の有罪判決が下されているということで、ほぼ述べにすると、1年に一度は有罪判決を受けている計算で、その内容も強盗、誘拐、殺人未遂、麻薬取引となかなかの重罪のオンパレードです。 しかし、彼の弁護士によれば、「13件の有罪判決は非常に重要なことのようにみえるかもしれませんが、犯罪者に慣れている人にとっては特別なプロフィールではない」と説明しているというのですから、ますます怖いことです。 この事件直後にモハメド・アムラはフランス国内で指名手配されましたが、翌日には、彼の国外逃亡も考慮し、インターポール(国際刑事警察機構)が赤通知を発行しています。 インターポールには、その犯罪のレベルにより、赤、緑、青、黄色など8種類に色分けされていますが、今回は、最も重い罪、最もレベルの高い赤通知が出されているそうです。現在、インターポールには196ヵ国が加盟しており、加盟国間での情報を共有することになり、対象人物の識別データは、すべての国が永久にアクセスできるすべてのデータベースに存在することになると言われています。 国境を越える際などには、身元確認が求められるというのは、一応の建前ではありますが、そのような身元確認が求められるであろうルートを通過するとは考え難く、ヨーロッパは地続きのため、全ての国境で身元確認がなされるわけでもなく、また、別の名前の身分証明書なども用意されているのではないか?組織的に逃亡を計画したということは、とりあえず刑務官から自由になった後の逃亡方法も当然、計画されていたものと思われ、3日経過しても身柄を確保できないということは、時間が経てば経つほど、難度は増すのではないかと思われます。 インターポールはともかく、フランス当局は、この事件を解決し、刑務所の警備等を改善しなければ、第二、第三の事件が起こりかねないことでもあり、警察の威信にかかわることでもあります。 一方、考え方にもよりますが、過去、これだけ有罪判決を受けているということは、それだけ逮捕されているということでもあり、けっこうひょっこり確保されてしまうことも考えられないこともありません。 しかし、何より彼らは武器を持って逃げているということで、自分たちが逃げるためなら、容赦なく人を殺す人たちだということです。インターポール...

2024年5月16日木曜日

マルシェ サンジェルマン界隈のちょっと良さげなお店

   私がパリで一番好きな場所は、サンジェルマン・デ・プレのあたりで、おそらく日本人の多くの人々がイメージするパリに一番近い場所ではないか?と思います。だいたい、あのあたりに行くと、いつも寄ってみるお店は決まっていて、基礎化粧品の類が切れれば、CITY PHARMA というビオコスメのお店(とにかく安くて、わからないことがあれば、店員さんに聞けば、丁寧に教えてくれます)だったり、生ハム屋さんだったり、いくつかのレストランだったり、モノプリ(スーパーマーケット)なども、場所がらここは高いかと思えば、意外とそうでもないものもあったりするので、時間があれば覗いてみます。 このあたりは、街並みもきれいなうえに、さりげなくおしゃれな人が多くて、あまり気負っていない感じのおしゃれな感じのファッションの参考になったりもします。 最近、このあたりで久しく覗いていなかったな・・と思って、マルシェ・サンジェルマンを覗いてみたら、(私の記憶が正しければ・・)以前、M&S(マークスアンドスペンサー)(イギリスのスーパーマーケット)だった場スペースが...

2024年5月15日水曜日

護送車襲撃で刑務官2名死亡 囚人逃亡の惨劇

   ノルマンディーにあるルーアンの南にある高速道路のアンカービル料金所で囚人を搬送中の護送車が複数の男たちの襲撃に遭い、刑務官2名死亡、3名重傷のうえ、囚人たちは逃亡するという大惨劇が起こり、騒然としています。 護送車が料金所を通り過ぎようとしているところを狙って2台の車が近付き、そのうちの1台がまず護送車のフロントに正面衝突して車をとめ、行く手を阻んでいます。複数の襲撃犯の男たちは、黒い服を着て頭にフードをかぶり、マスクをしており、散弾銃で護送車を襲撃し、容赦なく刑務官に向けて発砲しています。 日頃、警察官の発砲事件は後を絶たない印象があるのですが、その警察官が発砲する間もなくあっという間に襲撃・銃撃しているのですから、恐ろしいものです。 護送車の後ろには、警察車両が追随していましたが、後ろの車のドアが開いたのは、映像で確認できますが、彼ら(警察官)が発砲する間もなく、襲撃犯は、刑務官を撃ち、そのまま、全員、無傷で逃走しているのですから、まさにプロ。 周囲の人々の証言によると、銃声は20~30発以上聞こえていたということで、あまりの音に最初は爆竹かと思ったが、すぐに銃声とわかって震撼として、身を伏せたと証言しています。 時間にして、この襲撃から逃亡までの時間は2分程度だったと言われていますが、正直、襲撃犯は役割分担がされ、見張りと襲撃、そして逃走補助を数分のうちにやってのけ、不意を突かれた感があります。 ふだん、パリの街を歩いていても、もう慣れてしまってそれほど気になりませんが、主要な駅などには、長い銃をかついだ憲兵隊などを見るたびに、「これ、もしもの時には発砲するのだろうか?」と長い銃を見つめたりもするのですが、護送車に同乗している警察官も当然、銃を携帯しているでしょう。 襲撃犯からしたら、まさに、護送車を襲えば撃たれる可能性が高いわけでしょうから、やられる前にやらなければ・・というつもりで襲撃しているのだと思いますが、護送車側は不意をつかれて、車に衝突されて、その間に、あっという間に刑務官・警察官が撃たれてしまったのです。 逃亡した囚人は、1994年生まれの組織犯罪に関与している30歳の男で、パリ検察所によると麻薬事件、強盗、誘拐、殺人未遂等複数の容疑で起訴されており、マルセイユでは、誘拐と監禁致死の罪で起訴されているという、いわば犯罪のデパートみたいな人物。にもかかわらず、彼は特に重要な被拘禁者(DPS)として登録されていなかったということで、一体、どれだけ凶悪な犯罪者なら、DPSとして登録されるのか?を考えるとなかなか怖い話です。 この襲撃事件直後にすぐに、エペルヴィエ計画(憲兵隊が特定の期間と地域に部隊を動員するために使用するプラン)が発令されていますが、夕刻には解除されています。 この逃亡した囚人は、手錠がつけられたままで逃走している模様ですが、ここまで計画的に仲間とともに逃走していれば、それを外してしまうことも難しくはない話かもしれません。 不謹慎ではありますが、襲撃時の映像を見る限り、もうほとんど映画の1シーンみたいで、映像でさえも呆気にとられる感じですが、その場に居合わせていたら、大変なショッキングなシーンです。 死亡した刑務官の一人は2日後に21歳の誕生日を迎えるはずだった妻と2人の子供を残し、もう1人は妊娠5か月の女性、両親を残して・・という2人でした。 この凶悪な襲撃事件にフランス政府は「この卑劣な犯罪は決して許されない。私たちはいかなる手段や努力も惜しまずに必ず犯人を捕らえる」と声明を発表しています。 この事件は組織的殺人および殺人未遂、組織的ギャングによる逃亡、銃の取得と所持、および犯罪の実行を目的とした犯罪結社に関する犯罪、まさにプロの犯罪集団でこのような組織を野放しにしてはなりません。 現在は、パリオリンピックに向けて一般市民に向けても、非常に厳しい警戒体制を敷いているフランスですが、この犯罪のプロ組織集団を摘発できなければ、オリンピックにも非常に大きな不安要素を抱えることになります。 日常は、治安が悪い場所もあるとはいえ、警備が厳しめでそこまで危険を感じることはありませんが、このような護送車を襲撃して刑務官を射殺して組織的に凶悪犯が逃亡するなどと言う話を聞くとやぱり、犯罪もいざとなると、日本とは桁違いかも・・とも思うのです。護送車襲撃 刑務官2名死亡...