2023年4月7日金曜日

マクロン大統領ゆかりのレストランが燃やされる! 11回目の年金改革反対デモ

  今年に入ってから、公式には11回目のデモが、色々な意味で盛大に行われました。CGT(全国組合連合)の発表によると 200 万人、当局の発表によると 74万人の人がデモに参加しました。 パリだけでも、少なくとも11,500人の警察、憲兵隊がデモの警備にあたる中、今回はプラスイタリー(イタリア広場)が集結場所として選ばれました。集結場所はプラスイタリーでも、そこに到達するまでにデモ隊は、抗議の声を挙げながら、パリ市内をあちこち行進していくわけで、その途中で、様々な摩擦が生まれるのは毎度のことです。 今回は、パリ6区にある有名なブラスリー「ラ・ロトンド」付近でデモ隊の一部と警察の衝突が起こり、レストランの赤いテントに発火筒が投げつけられ、赤いテントが燃え上がる火災が発生しました。MANIFS...

2023年4月6日木曜日

23年間務めたエリゼ宮の職員が突然の解雇で投身自殺未遂

  今回の事件が起こるまでは、私はエリゼ宮(大統領官邸)の職員には組合がないことを知りませんでした。とかく、組合が強すぎる傾向のあるフランスで、エリゼ宮というフランスの象徴的な場所に組合がないとは、びっくりです。 逆に私の中のイメージとしては、エリゼ宮など、どこよりも組合が強いような気がしていたくらいです。 一般人は容易に足を踏み入れることはできないエリゼ宮は、大統領をはじめ、政府の首脳や外国からの要人が招かれるたびに、しばしば、その中の様子をテレビなどで映し出され、その煌びやかな様子や、そこで供される食事や軽食などをチラッと垣間見ることはできますが、なんと300人の憲兵を含む82...

2023年4月5日水曜日

マルセイユ麻薬密売組織による銃撃事件で一晩で3名死亡

   日曜日の夜にマルセイユで一晩に3名死亡、12名が負傷する銃撃事件が起こり、世間を震撼とさせています。しかも、標的になったのは14歳、15歳、16歳の未成年だというのですから、さらに驚きです。 実は前日の土曜日の夜にも銃撃事件は起こっており、20代の男性4人が負傷し、警察は通報を受けて、現場にかけつけていますが、翌日の銃撃事件では死亡者が出たために、大きく報道され、前日の事件も併せて公になったと思われます。 日曜日の夜(日曜日から月曜日にかけての夜)、午前0時20分頃、3人のティーンエイジャーが銃撃され、そのうち1名(16歳)は現場で死亡、他2名(14歳と15歳)のティーンエイジャーは重体で入院、他21歳と23歳の男性が死亡しています。 この銃撃事件は麻薬密売組織の縄張り争いだそうで、麻薬密売組織の縄張り争いでなぜ?14歳・15歳・16歳の少年が撃たれて死ななければならないのか?標的にされるということは、この年齢で麻薬の密売にかかわっていたということで、麻薬やドラッグの取り引きにこんな年齢の子供が加わっている現状には、ちょっとため息も出ない感じがします。 たしか、2年前にも同様の事件がマルセイユで起こっており、その時に事件を受けてマルセイユ市長が発表した声明の中に、「マルセイユではパン・オ・ショコラを買うようにカラシニコフを買うことができる。この現実はなんとしても止めなけらばならない・・」という部分があって、衝撃を受けたことを記憶していますが、残念ながら、その状況は改善されていないようです。 麻薬密売組織=銃器などの武器を確保という図式は定番というか、もうセットになってしまっているのが現状のようで、麻薬密売組織の拠点を追跡すると麻薬やドラッグだけでなく、銃などの武器が押収されるという図式になっているようで、武装してまで守りたい縄張り争いとは、恐ろしいことです。 フランスは欧州一の麻薬消費国と言われていますが、彼らにとっては最高のマーケットとなってしまっている現状をフランスはなんとかしなければなりません。 この事件を受けて、内務相ジェラルド・ダルマナンは秩序維持に特化した部隊である...

2023年4月4日火曜日

マクロン大統領の風刺フレスコ画消去要請

   溢れるほどの歴史ある芸術作品が存在するフランスで、皮肉を込めた風刺画もまた、フランスでは珍しくはありませんが、アヴィニョンのある駐車場に描かれたマクロン大統領を描いたフレスコ画(壁画)が物議を醸し過ぎて、消去されることになったそうです。 このストリートアートは、グラフィティアーティスト、レクトの署名入りのもので、マクロン大統領の姿をアドルフ・ヒトラーに寄せて、髪は白髪混じりのグレーヘアー、その額には皺が刻まれ、険しい顔つきでヒトラーのシンボル?でもある口髭の部分には、49.3の文字が書かれており、肖像画の上と下に「NON MERCI」(ノーサンキュー)と書かれている、まさしく現在のマクロン大統領に対する抗議や嫌みが全面に表れている壁画です。 このグラフィティアーティストは、ことあるごとに、この種の物議を醸すアートを発表してきたようで、すでに以前に描いたフレスコ画のために、「憎悪と人種差別の扇動」と「公衆の侮辱」で訴えられている芸術家のようです。 レクトは、アステリックスのヘルメットをかぶった歌手フランシス・ラランヌの肖像画を含む、いくつかの人物の肖像画で名を馳せた人で、しばしば政府の方針に反する絵を描くことでも有名な人で、ヘルスパスが起用され、ほぼワクチン接種が事実上の義務化のような状態になった時は、当時の保健相であったオリヴィエ・ヴェランが注射器に囲まれている絵や、マクロン大統領が(この時もヒトラー)ナチスの制服を着て、「従え!ワクチン接種を受けよ!」というスローガンを添えて描いていたそうです。 その際は、2021年7月の段階でレクトは起訴されましたが、昨年12月、「表現の自由の範囲を超えていない」ということで、罪に問われていません。 現在は、その後に描いた別の壁画の件で裁判を待っている状況だそうで、彼にとっては起訴されることなどは、全く意に介していない様子で彼の創作意欲を削ぐことはないようです。Une...

2023年4月3日月曜日

パリからセルフレンタルサービスの電動キックボード消える

  パンデミック以来、パリには自転車が急速に普及しました。以前は、フランス人にとって、自転車は、移動手段ではなく、スポーツや娯楽として、車に自転車を積んで、郊外の広い場所に行って乗るような位置づけでした。 日本で生まれ育っている私にとっては、車で移動するほどではない場合、駅まで自転車とか、ちょっとした買い物には自転車という生活をしていたので、パリではそれができないことがとても不便に感じていました。 自分の自転車で移動するのは、別に自由ではあるのですが、すぐに盗難に遭うので、買い物をしている間に自転車が盗まれてしまうことが心配でおちおち買い物などしていられない感じだったり、もしくは、すごく頑丈な鉄パイプのような鍵でロックしなければならないので、その重たい鍵を持ち歩き、いちいち、その大仰な鍵をかけなければならないことが煩わしくて、結局、自転車はあまり乗らないことになってしまっていたのです。 ところが、環境問題やパンデミックでの感染拡大を懸念することから、Velib(べリブ)という自転車のレンタルサービスが一気に増加し、それに加えて、電動キックボードのセルフレンタルサービスがここ数年であっという間に、ものすごい数になりました。 ところが、この電動キックボードについて、利用者があまりにも無秩序で危険であるという反対の声が大きくなり、パリ市は利用可能年齢を12...

2023年4月2日日曜日

医療従事者ワクチン接種義務解除とコロナウィルス第10波 フランスだけがなぜ?

  フランス保健当局は、2021年9月15日から施行されている医療従事者および介護者の予防接種義務を終了することを提言し、保健省は、この提言に従うことを発表しています。 とはいえ、現段階での医療従事者および介護者の中でワクチン未接種者は0.3%と言われており、大勢に影響はないと思われますが、一時は、このために、「ワクチン未接種の場合は、事実上の退職勧告だ!」などと、かなりすったもんだした問題であったため、このために、離職してしまったり、異動を余儀なくされたりした人々もいたわけで、パンデミック対応として、最後まで残されていた部分に区切りがつけられたことになります。 保健当局 (HAS)...

2023年4月1日土曜日

おしゃべり好きなフランス人とマルシェ

  我が家の、ごくごく近所には、これまでマルシェというものがなくて、近所にマルシェがある人をずっと羨ましく思っていました。 それでも、コマーシャルセンターがごくごく近くにあるので、特に買い物に不便ということはなく、考えようによっては、マルシェがあるよりもコマーシャルセンターがあった方が広範囲にわたる商品があり、しかも、毎日、営業時間も長くて便利といえば便利でもあったのです。 特に娘が子供の頃は、「急に学校で、明日○○を持ってきなさい!」などと言われて、「えっ??何?そんな急に言われても!?」という時などには、(学校が終わって、エチュードが終わって、迎えに行って、家に帰ってくるのは、もう午後7時近く・・)コマーシャルセンターがあってよかった・・と思うことも多かったのです。 しかし、食料品、ことに魚屋さんに関しては、カーフールに入っている魚は、お世辞にも新鮮とは言い難く、しかも種類も限られているので、「マルシェがあったらな~~」とずっと思っていましたが、もはや魚に関しては諦めてもいました。 でも、やはり日本人としては、魚が恋しくて、未練がましくカーフールに行くと魚屋さんは一応、覗いてみたりもして、時には「これなら、まぁいいっか!」と思って魚を買ったりすることもあるのですが、一度、食あたりでエライ苦しい思いをして以来、どうにも、躊躇うことが多くなり、魚というものを滅多に買うことはなく、もっぱら魚はピカール(Picard)の冷凍のお魚に頼っていました。 それが、最近、どういうわけか、家のごくごく近所に週1ですが、マルシェが出ることになり、代わり映えのしない近所に新しい楽しみができました。 マルシェといえば、新鮮な野菜、果物、魚、肉、お花、チーズと見ているだけでも、楽しいのですが、何と言っても人が人に直接、物を売るという、その間に生まれるフランスらしい和気あいあいとした雰囲気や会話も楽しいものです。 フランス人にはツンとしたイメージがあるかもしれませんが(事実、私もフランスに来るまではフランス人をそんなイメージで見ていました・・)、実際のところは、フランス人はおしゃべり好きで、知らない人とも平気で話す人が多く、どこか下町のおじちゃん、おばちゃんみたいなところがあります。 もっとも、これには個人差はあると思いますが、そんな下町のおじちゃんやおばちゃんみたいな、人と人の距離が近い感じを、ことさらマルシェでは感じることができます。 このどこか暖かい感じの雰囲気が、私がフランスの好きなところでもあり、最近では特に心地よく感じるところでもあります。 そもそも、私はどういうわけか、バス停などでも知らない人に話しかけられることが多く、当初はなぜ?外国人である私なんかに話しかけるんだろう?と思ったりしたこともあったのですが、そもそもパリは外国人だらけなので、そんなに外国人を特別視することもないのです。 マルシェのおじさんたちは、商売ですから、話すことにも慣れていて、声も大きく、話も楽しく、ちょっとジョークを交えたり、オーバーアクションだったりして、楽しい人が多いのですが、それに加わるお客さんたちも、どこか、ほっこりしていて、スーパーマーケットで淡々と買い物をしている人々よりも、生き生きとしていて、楽しそうなのです。 そこに流れる暖かい空気感が私は好きなのです。 また、野菜や果物、魚などの並べ方も、彩り豊かで美しいのも楽しいです。 マルシェには必ずお花屋さんもあって、けっこうお花屋さんに行列ができたりしているところもパリらしいところで、今日もお花屋さんで「ブーケを作ってくれる?」と頼んでいるおばちゃんがいて、「これは私のためのブーケなの・・」などと言いながら、ひとしきり話をしていく人を見かけました。  デコレーションのつもりか?口の中に思いっきりレモンを突っ込まれているお魚も愛嬌があって可愛いけど、こんなこと、日本じゃ絶対やらないだろうな・・とニヤッとしてみたりもしてしまいます。 最近、マルシェを出し始めたばかりだからなのか? マルシェの脇ではバンドミュージックのサービスつきで、それが若者ではなく、けっこうな年長者なのも、味わい深いです。 私は間違いなく、このマルシェの常連になります。 マルシェ おしゃべり好きフランス人<関連記事>「もうカーフールで魚は買わない」「パリでの私の日常に「旬の魚」は存在しない」「パリのマルシェでの買い物 お花屋さんにも行列ができる」「やっぱりフランス人は、肉食だなと思わされるパリのスーパーの魚売場」「MADE...