2024年3月4日月曜日

偽配管工と偽警察官がタッグを組んだ盗難事件 急増中

   家に入り込む詐欺師や強盗事件は、以前からよく聞く話ではありましたが、最近は、偽配管工と偽警察官がタッグを組んでやってくるという事件が増加しているそうです。 我が家にも定期的に「アパートの配管のチェック」なる人がやってきます。我が家の場合は、配管だけでなく、空調だったり、害虫駆除など色々な種類のものがありますが、賃貸であることもあり、それらのことは、全て管理人さんを通して行われるので、前もって、アパートのエントランス内側のドアに張り紙がされていて、「○○日の午前中、あるいは午後に○○のチェックの人が来ます」などと前もって予告されるので、それ以外の人が来るということはないし、来た...

2024年3月3日日曜日

なんだかんだ言っても、日本はやっぱり治安がいいんだな・・と思った話

   フランスで育った娘が日本で生活を始めてから、そろそろ2年が経とうとしています。生まれた時から、日本語を一生懸命教えてきた私としては、彼女の日本での生活が、たとえ、彼女の長い人生の中では、ほんの一時期であったとしても、ちゃんと仕事もしながら、それなりに日本でも生活できていることは、苦労のかいがあったし、彼女の可能性を広げているので、とても喜ばしいこととして、受け止めています。 この短い間に彼女は日本で転職まで経験し、現在は、日本にあるフランスの企業で働いています。彼女は、本当に忙しく働き、忙しく旅行したりして生活を楽しみながらも、私の親戚(彼女にとっても親戚)ともうまく付き合っ...

2024年3月2日土曜日

続々と浮かび上がる有名人の性加害への告発 今度は、フランスのトップ精神分析医ジェラール・ミラー

   つい、この間もラジオ番組の人気司会者へのいくつもの性加害告発報道があったばかり、今回、告発されているのは、精神分析医というのだから、さらに始末が悪く、悪質な印象を受けてしまいます。 この男性は、精神分析医であり、元パリ第8大学の精神分析の教授として約10年間教鞭をとり、約20冊の本を出版し、数々のドキュメンタリーフィルム等を制作し、コラムニストや司会者として数多くのメディアに登場している人物です。 今回は、フランステレビジョンの報道によって、彼がすでに性的暴行または強姦行為の複数の告訴の対象となっていることが公になりました。 この騒動は、1月末に「ELLE」エル誌に掲載された彼から受けた性被害の暴露記事が発端となり、彼に関わる被害者の間で#MeToo運動が爆発している感じで、今回のテレビ放送で証言した被害者は3人ですが、すでに、少なくとも約50人の女性が不適切なわいせつ行為から強姦に至るまでの行為で告発しています。 彼は現在75歳ですが、被害を訴えている女性らが告発しているのは、20年以上も前の話から存在し、その後、長期にわたって、同じような加害行為が多数の女性に向けて行われていたことは、彼女らの証言の一致から、彼が利用していた手法にある程度の一貫性も見られることから、明らかになりつつあります。 前回、騒動になったラジオパーソナリティーの場合もその有名人という立場を利用したものでしたが、今回のジェラール・ミラーの場合もテレビの公開番組などの場で獲物を物色しており、彼の場合は、また精神分析家という特別な立場が加わり、治療やテストなどと称して、催眠セッションなどを利用していたと被害者は証言をしています。 これには、もう救いがたい悪質さを感じずにはいられません。 この彼の加害スタイルは、2000年代初頭に放送されていた進行役でもあった彼が観客の中から女の子を選んで番組を進行するスタイルの番組がきっかけで、多くの被害が発生しており、被害者の女性たちは、被害当時14~15歳、あるいは、非常に若い年齢であったこともあり、彼が公人でもあり、精神分析医という立場であることから、ある程度の信頼を抱いていたと証言しており、中には、きっかけは、トークショーの後に、家族に自慢するために彼にサインをもらいに行ったことがきっかけだった・・と話している女性もいます。 この性加害報道のフランステレビジョンの番組はこの性加害調査において、彼にかかわった一緒に仕事をしたことのある人物80人以上の証言をとり、これを報道しています。 日本でいう文春砲のようなものですが、こちらはテレビでの報道ですので、インパクトもかなり強力です。 ジェラール・ミラー本人は、「いつも単純な会話と楽しい瞬間だった。...

2024年3月1日金曜日

フランス2030 フランスとカタールの戦略的投資パートナーシップ100億ユーロ

   マクロン大統領は、今週、フランスを訪問中のカタール国首長を国賓としてエリゼ宮に招き、「フランス2030」戦略と2030年に向けたカタール国家ビジョンの一環として、フランスとカタールは戦略的投資パートナーシップを締結し、フランスの若い革新的企業と投資ファンドに100億ユーロを投資するカタールとの協定にサインしたことを発表しました。 両国の相互利益のために、特にエネルギー転換、半導体、航空宇宙、人工知能、デジタル、健康、ホスピタリティ、文化・芸術などの主要分野への投資を増やす意図で、フランス経済と密接に関係している分野にも投資されます。 両国首脳は、ガザ地区における大規模な人道援助の提供と民間人の保護をはじめ、レバノンに影響を及ぼす政治的・経済的問題の解決、国際法と国連憲章に違反するロシアのウクライナ侵略戦争に対する強い非難を表明しています。 カタール首長の15年ぶりのフランス訪問、両国首脳会談は、何よりも二国間関係の強化に焦点を当てたものであり、「これはフランスに対する栄誉であり、両国を結ぶ絆の深さを示すものである」とマクロン大統領は、強調しています。 「両国間の強い絆」という言葉は、マクロン大統領が外交の際にやたらと口に出す(まあ外交なのであたりまえといえばあたりまえなのに、なんか、どうもしっくりこない感じも多い)少々ひっかかるところではありますが、すでにフランスはカタールに対するヨーロッパの主要投資国であり、エネルギー、航空、インフラ、観光に90億ドルを投資しており、...

2024年2月29日木曜日

パリオリンピックのセキュリティ情報が盗まれた セキュリティ情報のセキュリティ

   一昨日の夜、テレビのニュースを見ていたら、速報が表示され、「パリオリンピックのセキュリティ情報が盗まれた」と書いてあったので、「なんで?ハッキングにでもあったの?」と思いました。 そのうち、詳細が報道されると思っていましたが、その日の夜は、そのニュースに関しては、それ以上は、報道されることはありませんでした。 翌日になって、この「オリンピックのセキュリティ情報盗難」については、それがその情報が入ったパソコンと2本のUSBキー入りのバッグが盗まれたということであったということがわかりました。 このバッグの持ち主はパリ市役所に勤める56歳のエンジニアで、彼はパリ北駅からクレイユ(オワーズ県パリ北部)行きの電車に乗りましたが、彼の乗っていた電車が遅れたために、電車を乗り換えようとした時に、車内上部の棚においていた彼のバッグが盗まれていることに気付いたと言います。要は彼は置き引きに遭ったのです。 そもそも、そんな重要な情報が入ったものを電車の棚に置くなど、信じられないことではありますが、人間、ふと気が緩むということはあり得ることではあります。しかし、そのような重要なセキュリティ情報を外部に持ち出せるということ自体が、セキュリティの甘さのような気もします。 私は、あまり郊外電車に乗る機会がないので、電車の棚というものは、ふつうパリのメトロ内にはないので、荷物を置いてしまう誘惑?はないし、やはり、パリで自分の手から荷物を放すということは、ちょっと怖くて想像がつきません。 このバッグを盗んだ人が、単なる置き引きで、パソコンが入っている感じのバッグとして盗んだだけであったのか?そのような重要情報が入ったことを狙って盗んだのであるかは不明ですが、この報道がされた時点で、自分が盗んだパソコンとUSBキーには、重要な情報が入ったものであったことは、わかったはずです。 悪く考えれば、パリオリンピックの安全を脅かそうと企てている輩には、高く売れる情報だと考えるかもしれません。 パリオリンピックに際しては、パリ市はこのために2,000人の市警察官を動員する予定にしており、オリンピックの交通に関するセキュリティ情報が含まれていると言われています。 翌朝、パリオリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会​​長は、これらの文書の盗難について慎重な姿勢を示し、「パリ市からの確認は得られていないので、自分の意見を表明する前にこの情報が確認されるのを待ちたい」としながらも、「情報はオリンピック期間中のパリの交通に関する注意事項であり、機密性の高いセキュリティ情報に関するものではない」としていますが、言い訳じみている気もします。 このオリンピック組織委員会会長の「機密性の高い情報ではない」という発言に対し、サイバーセキュリティの専門家は、そのようなデータの盗難に伴うリスクを説明しています。 「盗難の被害者になることは誰にでも起こり得ることで、その人を責めるつもりはありませんが、これは非常に深刻なことです。盗難の背後に誰がいるのかはわからないので、標的型攻撃であると言い切ることはできません。しかし、この事態に接し、私たちは、すべての計画の見直しプランを確認する必要があります」 「このような事態には、最悪のシナリオを想定する必要があり、これを盗んだのが、犯罪ネットワークのメンバーであれば、それを売ろうとするであろうし、現在、戦争を起こしている国がオリンピック期間中に攻撃をしかけよう必死になっていることは、公然の秘密です」  「この場合の問題は、USBキーだけでなくパソコンも盗まれたことです。...

2024年2月28日水曜日

パリのメトロは乗客に病人が出ても停車しない?

   イルドフランス交通の規制当局であるIDF(イルドフランス)モビリテスの社長ヴァレリー・ペクレス氏は、「今後は、地下鉄の交通を妨げないよう、今後、車内で病人が出た場合に地下鉄を停車しない」と発表し、またRATP労働組合の反発を呼んでいます。 一瞬、ギョッとする話ではありますが、停車しないというのは、長時間停車しないという意味で、病人を最寄りの駅でおろして、駅で対応するということです。 これまでは、例えば、車内で気を失ったりする人が出た場合のために、病人を動かすこと自体がリスクになることがあり得るために、基本、病人には、触れずに救急隊の支持を待つ間、電車を停めて、待機す...

2024年2月27日火曜日

マクロン大統領が農民たちに約束した農産物の「下限価格設定」に立ちはだかるもの

   すったもんだの挙句に開催されたパリのサロン・ド・アグリカルチャー(国際農業見本市)の初日、大反発する農民たちに一人で立ち向かって話し合いの場を設けたマクロン大統領がその場で農民たちに約束した内容の一つに「農産物の下限価格設定」があります。 この模様は、全国放送で生中継されていたため、これは、全国民に向けて大統領が約束、公言したことになります。 この下限価格設定の概念は、もう長い間、農業団体が要求していることで、13年間にわたり、俎上(そじょう)に上っては、却下され続けているものであるようです。 この下限価格の設定は、農業収入を保護し、農民たちに不利益を与えずに保護するためのも...