2026年3月に首相官邸職員2名が自殺し、ここ数ヶ月間で複数の自殺未遂が発生したことを受け、職場でのハラスメントに対して、自殺未遂を起こした本人が告訴状を提出。パリ検察庁が、予備調査と複数の内部調査を開始しました。
同じ職場でこれだけの人間が自ら自分の命を絶とうとして、実際に行動してしまうまで追いつめられるということは、恐ろしい話です。
告訴状を提出した女性は、職員2名の自殺後、徐々に職務を剥奪され、会議から外され、最終的には地下のオフィスに隔離されたと証言しています。状況が悪化すると、彼女は職場のハラスメント通報窓口を含むあらゆる内部メカニズムに訴えかけましたが、何の対応もされることはなかったと告訴にまで至った経緯を説明しています。
3月に自ら命を絶ってしまった人は、首相官邸、政務事務局(SGG)の隣接部署に所属していましたが、職場における苦痛にある状況下で列車に飛び込んでしまいました。もう一人の犠牲者は職場のトイレで遺体で発見されています。報告書の中には、「組織的な心理的なハラスメントが行われている」と記載されています。
これは只事ではありません。
この部署は政府首脳の直轄下にある、地位の異なる約50の行政機関から構成されており、特に政府の活動を調整する責任を担っています。
彼女の弁護士は、「提出された報告書から判断すると、特に2024年の突然の国民議会の解散と首相および閣僚の交代以降、首相官邸は深刻な不安定に陥っており、行政機関の職員の状況は著しく悪化しているようだ」と述べています。
2年間で4人もの首相が交代していること、公務員改革に関連した不安定な職場環境により、職員数は減少し、契約社員が増加。毎回、新しい人材がやってきて、新しい上司の新たな要求に応えなければならないことなども、職場の軋轢に繋がっているというのです。
また、彼女の弁護士は、「職員間の熾烈な競争という容認できない行動がみられる。成功するためには、他の職員を踏みつけなければならない。ポストの競争は極めて激しく公務員は完全に方向を失っている」とも述べています。
それにしても、恐ろしい職場です。
首相官邸(マティニョン)職員2名自殺、2名自殺未遂
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