2023年6月27日火曜日

麻薬及び薬物使用に課せられる罰金65%が未回収の現状 徴収はその場で現金かカード払いへ

    マクロン大統領が仏紙のインタビューで、麻薬や薬物使用に対する罰金の回収率の低さを嘆き、「夏の終わりに向けて法令を整備しなおし、即時、現金かクレジットカードで支払うことを求めるように準備を開始している」と話したことが話題になっています。 フランスはヨーロッパ最大の麻薬消費国と言われていますが、もはや、この麻薬が違法であるという認識がフランス人には薄いのではないかと思います。 現在、これらの罰金に対して、実際に回収できているのは、わずか35%ほどなのだそうで、逆に言えば、65%の人は払っていないということになります。 なかなかな割合です。 なぜ、こんなことになっているのかというと、この罰金回収の手続きから、実際の徴収までの手続きが煩雑で、時間がかかり過ぎていることが原因の一端であると見られ、手続きを簡素化し、警察がその場で罰金を徴収する権限を持つということになります。 そうなったらなったで、この警察を装った詐欺師などが出没しそうな気もしますが、まずは、この罰金を支払わせるということを優先にするということだと思います。しかし、これには、当の取り締まりを行う警察官組合(SGP)(や裁判官)は納得していないという声もあがっています。 フランス人はもともとルールを守らないという印象があります。罰金といえば、最近で思い浮かぶのは、パンデミックでマスク着用が義務化されたときのマスク不着用の場合の135ユーロの罰金135でしたが、これに関しては、あまり回収できなかったという話を聞かなかったので、必ずしも全ての人が罰金を支払わないというわけでもないのだとは思います。 私には麻薬や薬物をやっている知り合いがいないので、それがどのような人々なのかはわかりませんが、おそらく、これらの人々の間では、「払わなくても逃げ切れる・・」というあたまがあるのではないかと思われます。実際に65%の人は払っていないのですから・・。 また、この罰金についてのフランス政府のサイトを見てみると、最初に「薬物使用のリスクは?」というタイトルから、健康面の実害等が書いてあるのかと思いきや、「大麻、エクスタシー、コカイン、LSD......

2023年6月26日月曜日

ずっと食べてみたかったバター Au Bon Beurre オー・ボン・ブール

   「エシレバターを超える美味しいバター!」とか、「ボルディエなんて目じゃない!」とか、絶賛する人がいるバターがあって、美味しいものと言えば、食べてみたくなる私は、このバターをずっと探していました。 そもそも、私は子供の頃はバターというものは、あまり好きではなく、特に嫌いと避けるほどでもないにせよ、パンを食べるときでも、「バターはあってもなくてもいいもの・・」くらいの存在でした。もっとも、私が子供の頃の日本のバターは、今から思えば、そんなに美味しいものでもなかったかもしれません。 それが、バターが美味しいと思うようになったのは、やはりフランスに来てからのことで、もっとも簡単に美味しいものを・・と思えば、焼き立てのバゲットにエシレバターでもあれば、なかなか満足してしまうほどに、私の中でバターの位置づけは確実にランクアップしました。 とはいっても、今でも、我が家ではそんなに大量にバターを消費する家ではありませんが、やはり、パンを食べるときには、バターは不可欠になりました。スーパーマーケットに行けば、バターだけでも、かなりのスペースをとっているフランスでは、ごくごくふつうのスーパーでも、常時、数十種類のバターがあります。ぜ~んぶ、バター 私はふだんは、このたくさんのバターを食べ比べする・・というほどの情熱はなく、日本でも有名なエシレバターの他にボルディエなども試してみましたが、結局、私にはエシレバターの方が私の好みにはあっているので、これまで、わざわざ別のものに手を出すことはしてきませんでした。 もっとも、エシレバターは少々、高いので、お料理用には、もう少しお手軽価格のものを使っていますが、そもそも私はあまりバターを使うお料理というものをしないので、そんなには減りません。 それでも、「このバターを一度食べたら、もう他のバターは食べられない!」などという話を聞けば、「ぜひ、機会があれば一度は食べてみたい!」と思っていたのが、「Au...

2023年6月25日日曜日

パリ オリンピック組織委員会本部に汚職疑惑で警察の強制捜査にAFA(汚職防止国家機関)の存在

    パリ オリンピック開催まで、あと1年余りと近付いてきた今、フランス国家警察がパリオリンピック組織委員会本部に強制捜査に入ったというニュースはなかなかおだやかではありません。 捜査関係者がAFP(Agence France Presse)に伝えた話によると、検察(PNF)は進行中の2件の別々の捜査に関連して家宅捜索を許可、強制捜査対象はオリンピック組織委員会本部とオリンピック建設現場担当部署だということです。 検察報道官によると、この捜査は、「違法な利益相反、公的資金の悪用、賄賂」に関するもので、すでに最初の捜査は2017年に始まっています。 これはオリンピック組織委員会の前身のオリンピック招致委員会の段階からオリンピックに関する有力な意思決定者の署名が入った一連の契約書に端を発しており、すでに今回の強制捜査に入るまでに昨年から極秘裏に捜査が進んでおり、今回は、警察の中でも、その財務部隊であるBRDE(金融警察)が担当しています。 ということは、お金絡みのなんらかの不正の疑いがかなり濃厚であるということで、スポーツ、オリンピックにまつわる汚職は例外なくついて回る話のようです。 フランスには、AFA(L’Agence...

2023年6月24日土曜日

ガス爆発事故現場は想像以上に悲惨だった・・

  たまたま近くに用があって、「そういえば、あの爆発事故はこの辺りだった!」と思い立って、野次馬根性で事故現場をのぞきに行きました。爆発事故のあった辺りはパンテオンからも遠くなく、近くには、リュクサンブール公園や多くの有名な大学や高等教育機関もある高台の、パリらしい優雅な街並みの中にあります。 事故からまだ日が経っておらず、事故現場の周囲はかなり広い範囲が立ち入り禁止になっており、ごくごく周辺の住民以外は入ることはできません。 しかし、パリらしい入り組んだ小路の向こうには、爆発現場となった見るも無残な建物の残骸と焼けただれた壁が見え、あらためて、今回の爆発事故がいかに暴力的なもので...

2023年6月23日金曜日

ヨーロッパの地球温暖化は世界の他の地域の2倍の速さで進んでいる

  年々、夏の暑さが厳しくなっていることは、身をもって感じています。しかも、夏のような猛暑が始まる時期も、年々、早まってきて5月の後半から6月にかけて、もう真夏並みの気温の上昇が見られ、また、秋が訪れたと思ったら、また夏日になったり、おのずと、暑い期間が長くなっています。(冬もまた気温は高く、昨年は20日連続の10℃超えという暖冬で150年ぶりの記録を更新しています) 以前は、日本への一時帰国は子供の学校の休みに合わせてということになり、しかも、娘が小学生の頃は、日本の小学校に短期間でも体験入学させたくて、フランスの学校がお休みになってから、日本の学校の夏休みに入るまでのわずかなタイミングを狙っていくことになり、その時期は、日本もちょうど梅雨明けするかしないかの最悪のタイミング(梅雨があけない場合は雨で、梅雨あけした場合は夏の暑さが爆発する時期)、しかも、航空券は一年で一番高い季節と、この時期の日本行きは最悪のタイミングでした。 娘が小学生だった頃は、逆にフランスの夏は楽勝な感じで、エアコンなしでも全然、乗り切れる感じで、けっこう暑い日があっても、それは数日から、せいぜい1週間程度のことで、それ以外は、夏で暑くなるとはいえ、湿度がないので、日陰に入ればすっと涼しかったり、また、夏のバカンス期間はむしろ、パリの住民がパリからいなくなるため、街中も空いていて、こんな時に日本に行くなんて、なんてバカらしいんだろう・・と思っていました。 あっという間に過ぎてしまった、この15年くらいを考えると、いったい、いつからこんなにパリの夏が暑くなってしまったんだろうか?と思うと、その変化がかなり急速であったことを思い知らされます。 最近の世界気象機関(国連の機関)とコペルニクス・ネットワーク(欧州連合の地球観測プログラム)の発表によると、「1980...

2023年6月22日木曜日

パリ5区でのガス大爆発の大惨事で吹っ飛んだのは17世紀後半に建てられた歴史ある建物

   本来ならば、この日はフェット・ド・ラ・ミュージック(音楽祭)の日で、パリのあちこちで、音楽祭が開かれ、最も日が長い夜にみんなが音楽を楽しみ、浮かれている日のはずでした。 ところが、夕方、16時54分、パリ5区サンジャック通りで大爆発が起こり、建物1棟はほぼ全壊、爆発により、周辺に引火し大火災が起こり、音楽祭気分も爆発とともに吹き飛んでしまった感じになりました。 パリの建築物には、旧建(旧建築)、新建(新建築)という区別の仕方をすることがありますが、この爆発の起こった建物は、旧建も旧建、ルイ14世の時代、17世紀の後半に建てられた建物だとかで、大変に古い歴史的建造物と呼ばれる建物だったそうです。 パリの美しい街並みは、この旧建を可能な限り残し、外観はできるだけ崩さないように、とはいっても、内装や設備等は整備し続けられているのがふつうです。 今回の大規模なガス爆発の原因は現在のところ解明されてはいませんが、警察は事故と事件の両方の可能性を踏まえて捜査を開始しているそうです。 ガス爆発による建物が崩壊し、瓦礫の山となり、炎が上がっている光景は、パリの真ん中で戦争が起こったかと思えてしまうほどの衝撃的な映像です。ALERTE...

2023年6月21日水曜日

ボルドーの静かな住宅街でのあり得ない暴力事件

   今回の事件は、その暴力映像があまりにも衝撃的だったことから、また大騒ぎになりました。事件はボルドーの穏やかそうな住宅街での出来事です。 映像は、家の扉の前であたりの様子をうかがっていた年配(73歳)の女性とその孫娘(7歳)が家に入ろうとしています。女性はその男の存在に気が付いていたのか、いないのかもわからないぐらいのタイミングで入口の大扉を閉め、ドアが閉まりきらないうちに、その男が割り込んできて、閉まりかけた扉を開けて、2人を暴力的に引っ張り出し、歩道に投げつけ、2人を引き離し、子供だけを連れて行こうとしますが、失敗し、その後に犬が吠え始めたために、そのまま逃走した映像です。 この映像は、インターホンに接続された防犯カメラの映像で、この映像はテレビやSNSですぐに公開されました。Vous...