2025年12月31日水曜日

また、パリのメトロ3号線で襲撃事件 今度はナイフじゃなくて、ハンマー!

  


 先日、パリのメトロ3号線でナイフによる襲撃事件が起こって、まだ1週間も経っていません。・・・なのに・・・

 また、メトロ3号線で午後1時頃、テンプル駅付近で、若い男性が乗客2人に対してハンマーのヘッド部分を使い攻撃する事件が起こりました。

 犯人の男は最初に女性乗客に声をかけて所持品の全てを奪おうとしたものの拒否され、その後に、ハンマーで顔を殴りつけ、もう一人の被害者は17歳の少年、こちらもハンマーで殴打されたとのことです。

 一週間のうちに同じ3号線で、2度目の狂暴な事件の発生に、もう、はっきり言って、言葉がありません。

 犯人は、数々の暴力犯罪で警察に知られている1999年生まれの26歳のルーマニア人男性でししたが、この男、犯行時には、酩酊状態であったということで、血中のアルコール濃度は呼気1ℓあたり、0.40㎎であったそうです。

 今回は、不幸中の幸い?といっていいのか? 後続のメトロに乗り換えて犯行を繰り返すということはなく、同駅にて警察に逮捕されました。

 パリ検察庁によると、警察が到着すると、容疑者は地下鉄車両から降り、ハンマーのヘッドを地面に投げつけたと言われています。

 なお、このハンマー襲撃は特定の政治的・テロリズムなどではなく、犯人個人の行為として扱われています。

 しかし、さすがに1週間もしない間に同じメトロ3号線内で、ナイフ、ハンマーによる襲撃事件とは・・さすがにかなりショッキングなことです。

 今時期は、ノエルから年末と、浮かれている人も酔っぱらっている人も若干多めだとは思うのですが、いくらなんでも、ちょっと酷すぎ・・こんな年末、今までにありませんでした。

 なんだって、こんな危ない人がウロウロしているのでしょうか?

 つい、先日の同じメトロ3号線でのナイフ襲撃事件の犯人は、なんと、数日後に精神医学的理由により拘留が解除されたとのこと。恐らく解除されたといっても、病院に収容されたということだと信じたいと思いますが、この場合、また、一定期間が経過して、病状?が改善された場合、うやむやになって、また、彼の身柄は街に放たれてしまう・・なんてことがありそうで怖いのですが・・。


パリ メトロ3号線 ハンマー襲撃事件


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2025年12月30日火曜日

ジョージ・クルーニー 家族とともにフランス国籍取得 フランス国籍取得に必要な条件

  


 アメリカの俳優・映画プロデューサー・映画監督でもあるジョージ・クルーニーがその妻、子ども達とともにフランス国籍を取得しました。

 夫妻は2021年、ヴァール県ブリニョールの町にプロヴァンス風のカントリーハウスとブドウ園を購入しており、「ここではパパラッチに狙われることもなく、子どもたちも安心して学校に通える環境」、「私たちにとっては、それは、必要不可欠な環境」ということで、一家は「この邸宅が私たちにとって最も幸せな環境である」と説明しています。

 彼はフランス国籍取得にあたって、400日間のフランス語のレッスンを受けたと語っていますが、自称「相変わらずフランス語は下手ですが、フランス文化とフランス語が大好き」と言っています。

 彼のような著名人に関しては、一般人のフランス国籍取得の条件とは若干異なるのかもしれませんが、一般的なフランス国籍の基本的条件には、最低5年間の合法的かつ継続したフランス居住が原則条件となっています。

 ただし、フランスの大学等で2年異常の高等教育課程を修了した場合は2年に短縮が可能、認定難民には住居年数の要件がない、などの例外条項もあります。

 そして、一般的にはフランス語レベルB2(CEFR)(読み書き・会話)が必須となっています。

 また、その他の条件として、安定した収入と職業的統合(収入の継続性や雇用契約)があること、犯罪歴がないこと、フランスの共和性の価値観への順守と理解があることなどが挙げられています。

 日本は二重国籍が認められていないため、私は国籍は一つで充分・・フランスの国籍を取得しようと考えたことはありませんが、中にはフランス国籍が必須の仕事につきたい場合など、日本人でも日本国籍を放棄してフランス国籍を取得したという話も聞いたことがあります。

 また、以前、知人の一人が10年おきに滞在許可証の更新が嫌でたまらない!と、日本側に二重国籍を認めてくれるようにと署名を集めていた人がいましたが、日本側はガンとしてこの二重国籍禁止の姿勢は崩さないようです。

 娘が生まれた時に外交官をしていた夫に「日本は二重国籍が許されていないから、成人したら、どちらかを選ばなくちゃいけないんだけど、どうしたらいいかな?」と話したら、「日本の国籍の方が取るのが難しいから、日本の国籍を選択しておいた方がいい、フランス国籍ならいつでも取れる・・」と言っていたのを思い出します。 


ジョージクルーニー フランス国籍取得


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2025年12月29日月曜日

今度は本当だった・・ブリジット・バルドーの訃報

  


 世界的に最も著名なフランス人俳優の一人であるブリジット・バルドーが12月28日、サントロペにある自宅でこの世を去りました。91歳でした。

 つい数か月前、彼女のデマの訃報がネット上に流れ始め、本人が「私は生きています」と声明を出し、デマを流したインフルエンサーが謝罪したりしていたのが、まだ記憶に新しいところですが、今度の訃報は紛れもなくホンモノでした。

 映画界、フランス人の俳優など、あまり知らない私でさえも知っている・・ということは、少なくとも、現在の若い世代の人々はともかく、かなりの著名人であったことは間違いありません。

 昨年、アラン・ドロンが亡くなったばかりですから、このレベルの国際的に有名なフランス人のスターが続々と他界していく感じで寂しいかぎりです。

 「彼女は紛れもなくフランスおよび国際的に最も偉大なスターの一人であり、世代のアイコンであり、独自の方法で女性の解放と性の自由を象徴していた」と、フランスでは書かれています。

 パリの裕福な家庭に生まれ育った彼女は、映画界に登場した瞬間から人々の意識に革命をもたらし、息を吞むような美しい曲線美と官能的でありながらも純粋な一面を持ち合わせる世界で最も美しい女性と言われました。

 彼女は50本以上の映画に出演した俳優であり、80曲以上の歌を歌った歌手でもあり、晩年は動物愛護活動家として活躍していました。

 もっとも最近では、捕鯨問題において、日本が国際手配までかけて追っていたポール・ワトソン氏(環境活動家)の身柄引き渡し問題などにも、ポール・ワトソン氏を支える動きをしていたりしたのは、そんなに昔の話ではありません。

 ブリジット・バルドーしかり、アラン・ドロンしかり、かなり晩年までテレビで見かけることがありましたが、若い頃に美しかった人ほど、そのギャップが激しく感じられて、もう、出てくれない方がよいのに・・などと思ってしまったこともありました。

 彼女は今年9月に3週間ほど入院して手術を行っていたようですが、その時、彼女の偽訃報が出回ったと思われます。

 彼女は18歳の時に最初の結婚をして以来、合計4回結婚したそうですが、子どもは息子1人だけだそうで、アラン・ドロンのような遺産相続争いはなさそうです。

 晩年の彼女は以前の仕事で身に着けた私物、宝石などを売りに出して300万ユーロを集め、自身の財産の一部を遺贈して動物愛護団体を立ち上げていますので、財産への執着はアラン・ドロンとは少し違うかもしれません。

 アラン・ドロン88歳、ブリジット・バルドー91歳、フランス人の平均寿命を超えたフランスの映画界の一時代を築いた人々が少しずつ消えていきます。

 彼女の訃報の扱い方を見ていると、夜8時からのニュースで冒頭からのトップニュース、ぶっちぎりで30分以上割いていたので、フランスにおける彼女の存在感の大きさを思わせられます。


ブリジット・バルドー訃報


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2025年12月28日日曜日

数十年ぶり?に弟と過ごしたクリスマス

  


 私と弟は、それぞれに、ずっと海外生活を送っており、私はイギリス、アフリカ、パリ(パリがほとんどだけど・・)、弟は、アメリカ、シンガポール、そして、今年の3月くらいから、ドイツで仕事をしています。

 そんなわけで、もう何十年もめったに一緒の時間を過ごすということがなく、その間、顔を合わせたのは、母が亡くなった時、父が亡くなった時、その後の相続手続きの時やその後の家の手続きの時くらいなものでした。

 なんといっても、、双方に都合の良い時に合わせて日本に帰国するということもなかなか簡単ではなく、本当に一緒に時間を過ごしたのは、お互いに学生の頃くらいなもの・・しかも、弟は大学生の頃には、父とケンカして、ほとんど家に寄りつかないような感じだったので、一緒の時間を過ごしたのは、子どもの頃くらいなものでした。

 特に仲がよいわけでも悪いわけでもありませんが、単に物理的に遠い状態であったのです。

 彼の今の赴任地であるデュッセルドルフは、これまでで一番、私とは近い場所になって、もしかしたら、クリスマスか年末年始、予定が空いていたら、うちにご飯食べに来ない?とさそってみたら、なんとか都合をつけてきてくれたのです。

 彼はパリまでユーロスターでデュッセルドルフからやってきましたが、パリまでは4時間程度(飛行機なら1時間半くらい)だったそうで、「こんなに簡単に来れるんだね・・」と。

 飛行機でくれば、もっと早そうな気もするのですが、電車が好きな彼・・ユーロスターを楽しみにしていたそうです。そういえば、小さい頃、電車が好きで、母親とよく電車に乗りに行ったりしていたな・・なんてことも忘れていましたが、おじさんになった今でも電車が好きなんだそうです。

 今では姉としてはビックリするほど出世した彼、初めてのヨーロッパ勤務で四苦八苦しているようですが、それでも仕事は大変そうでもあり、楽しそうでもあり、頼もしく、色々な経験をしているようで、色々な話を聞かせてくれました。

 自分たちが育った家庭(父や母)の話、それぞれの家族の話、仕事の話などなど、お昼くらいに家に着いて、それから、延々と食べて、飲んで、夜中までずっと話込みました。

 私と弟は全然、性格も違いますが、それぞれに同じルーツを持ち、同じように育てられてきたということは、とても大きなことです。価値観なども、とても理解し合える気がします。

 実は彼がパリに来てくれたのは、2回目で、前回は、夫が突然亡くなってしまった1ヶ月後くらいの時のことでした。本当にあの時は、彼が来てくれたことで、私はとても救われました。

 あの時は、人生最悪の時で、もうあまりに突然のことで私のショックもハンパなく、すぐに仕事に復帰はし、娘も学校に復帰したものの、私は、もうしばらくは何も食べられなくなり、何を食べても吐いてしまう状態が1カ月近く続いていて、もう食べない・・食欲もなし・・となっていた時でした。

 しかし、弟が来てくれて、なんだか、急に気持ちが和らいで、食事が喉を通るようになり、「身内が近くにいてくれるってことは、こんなに安心できることなんだ・・」と本当に思いました。あの頃は、彼はアメリカにいた頃で、週末だけの数日間、忙しい中をぬって、パリまで来てくれたのでした。

 あの時は、本当にありがとう・・あんな時もあったね・・こんなこともあったね・・なんてことも言いながら、最近の話までしていると、本当に話が尽きることはありません。

 あれから何十年も経っていますが、やっぱり、他の友人や親戚などが来てくれるのとは違って、やっぱりどこかホッとできるというか、安心感があるというか、きょうだいって不思議な関係だけど、大事だな・・と心底思いました。

 そもそも、弟も私も海外に出やすいというか、そんな要因のひとつになったのは、母がそれぞれ小さい頃から、英語を教えてきてくれたことで、二人とも英語を学ぶのにそんなに苦労していない気がします。

 弟が活躍していることを、二人ともヨーロッパに住んでいる今のような状態を、もし、母が生きていたら、誰よりも喜んでくれただろうし、きっと、もう日本には、ほとんどいなかったんじゃないか・・そんなことも話しました。

 仕事の関係で卸値で日本食が買えるから・・とかで、ドイツからなのに、たくさんの日本食のお土産を持ってきてくれました。

 私も昔、母がよく作ってくれたお料理を思い出して作り、とっても喜んでくれました。それにしても、相変わらず、よく食べるし、よく飲むこと・・。かなり張り切って作り過ぎたお料理、弟は「これ、持って帰っていい?」と大きなタッパーにいくつも詰めて、ドイツに持って帰りました。

 とっても楽しいクリスマスでした。

 やっぱり家族っていいですね。


海外生活と家族 きょうだい


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2025年12月27日土曜日

パリのメトロでナイフ襲撃事件! 3号線の3駅で3人の女性が刺された!

  


 クリスマスの翌日、パリの中心部のメトロ3号線の3駅(アール・エ・メティエ駅、レピュブリック駅、オペラ駅)で女性3人がナイフで刺されるという事件が起こりました。

 事件は午後4時15分から45分間の間に3駅にわたって発生した模様です。

 現場から逃走した犯人(容疑者)は、同日夕方に防犯カメラの映像と携帯電話の位置情報から、わりと迅速に逮捕されたようで何よりではありますが、同一犯人が45分間の間に駅を移動して3人もナイフで女性を襲うとは、1件目の事件が起こった段階で、なんとか阻止できなかったのか?と思ってしまいます。

 事件のあった3駅を見ると、恐らくレピュブリック駅からアール・エ・メティエ駅、そしてオペラ駅(あるいは、その反対の経路)の順番で3号線のメトロで移動して犯行を重ねていると思われますが、実際に1駅目で1人を刺して、その後、ナイフを持って別のメトロに乗って移動しているわけで、そして、またさらに犯行を重ねているわけですから、今、まさに人を刺してきた人が、ナイフを持ってメトロに乗ってくるわけで、恐ろしいことこのうえありません。

 地方交通保安局は、「殺人未遂」と「武器を用いた加重暴行」の容疑でただちに捜査を開始し、まもなく、犯人が特定されたそうですが、この犯人(容疑者)は、2,000年生まれの、すでに警察に知られている前科のある人物だと特定されたそうで、本人の自宅(イル・ド・フランス、ヴァル・ドワーズ県)で逮捕されたそうです。

 私は、なんだか、もうパリに慣れ過ぎてしまっていて、路線によって、なんとなく治安というか、客層が違うことは察したりすることはあるものの、正直、どんな人種が乗っていても、そんなに恐怖を感じることはなくなってしまっています。

 ところが、たまたま、この事件が起こった当日に、本当に久しぶりにパリに来てくれた弟をユーロスターの駅まで送って行った(メトロで)のですが、現在、ドイツに住んでいる弟曰く、「パリのメトロはなんか怖い・・」というので、「なんか、怖そうな人もいるけど、実際には、怖いことはないよ・・」と話していたばかりでした。

 彼を送って、家に戻って、テレビをつけたら、このニュースをやっていたので、「あら、やっぱり、怖かった・・」と思った次第です。

 そして、「パリでは、駅での英語の表記が少なくて、わかりにくい・・」と。

 私としては、むしろ、最近、英語の表記が増えたな~くらいに思っていたのですが、やっぱり、外国から来ると、全然、違うように感じるようです。

 治安の面では特にあまり評判のよくないパリのメトロですが、こんな事件があると、ますます、「パリのメトロは危険だ!」と言われてしまいます。

 「そんなことないよ!」と言いたいところですが、実際にこのような事件が起こってしまうと、そんなこともないとは言えなくなってしまいます。

 そして、このニュース、一応、大きめにニュースで取り扱われておりますが、もしも東京の地下鉄の駅でこんなことが起こったら、この程度の騒ぎ方では済まないであろうことを考えれば、やっぱり危険な事件にも皆が慣れてしまっているのかな?と思わずにはいられません。


メトロ3号線ナイフ襲撃事件


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2025年12月26日金曜日

娘の忘れもの癖 日本では忘れものなしの訳・・

  


 フランスで育ち、現在は日本で仕事をしている娘。この子だれの子?と思うくらい、しっかり者なのですが、唯一というか、彼女の欠点は忘れ物、落とし物をすることが多いことです。

 しっかり者なのに、なぜか本当に彼女は忘れ物というか落とし物をすることが多く、パリに来るときなどにも、必ず、なにかを漏れなく忘れてきて、ある時は、家の鍵、ある時はNavigo・・前回は、携帯の充電コードを忘れてきました。

 充電コードに関しては、機種によって微妙にコードも違ったりするわけで、私の携帯の充電コードでは、あわず、よもや、コードだけ、こっちで買おうか??と諦めかけたところで、ようやく、私が買い置きしてあったパソコンのコードが該当することがわかり、それを使うことができました。

 日本でも、会社で携帯、どっかに落とした・・とか、買い物先のコンビニにお財布忘れてきた・・とか、酷いときには、スキー場で携帯失くした・・なんてこともありました。

 彼女は時々、思い出したように電話をくれるのですが、最近、どうしてるの? 仕事は順調?、また、どっか旅行行くの?とか、そんな話をします。

 つい先日も電話でさんざん話したあとに、じゃあ、○○日からは、いないのね・・旅行、気を付けて行ってきてね・・忘れ物とかしないようにね・・最近は大丈夫なの?と聞いたら、どうやら、前回、行った旅行でも、なにか忘れ物をしてきた模様。

 「でも、電話したら、あったし、送ってくれるみたいなので、大丈夫・・結局、失くしてないから、これはノーカウント・・」と。

 なんだかんだで、彼女があちこちで落とし物やら、忘れ物をしているらしいのですが、日本の場合は、結局は、必ず見つかるので忘れ物や落とし物にはカウントされない・・などと、大威張り。

 落とし物が出てくる確率は日本は本当に高いのです。というか、彼女曰く、「日本では1,000%でてくる!」と。

 パリなんか、落とさなくても盗られるくらいですから、落とし物などをして、見つかる可能性は、限りなくゼロに近く、パリじゃなくても、落とし物がこんなに出てくる国なんて、そうそうあるもんじゃありません。

 日本での生活には、充分に満足しているらしいのですが、かといって、この先、ずっと日本に住み続けるつもりはない・・といっている娘。

 最近では、なにか忘れ物をしても、あんまり焦らなくなってしまった・・などと言っていますが、これでは、リハビリして、少し気を引き締めないと、他の国には、住めないよ・・と言っているのですが・・。


日本での忘れ物・落とし物


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2025年12月25日木曜日

欧州デジタルサービス法(DSA)への報復制裁措置 米国のビザ発給拒否問題

 


 トランプ大統領は、厳格なテクノロジー規制とオンライン偽情報対策に尽力する欧州の要人5名をこの規制に対する制裁措置として、米国のビザ発給を拒否することを発表しています。

 このうちフランス人のティエリー・ブルトン氏は、欧州デジタルサービス指令の立案者でもあり、2019年から2024年まで欧州域内市場担当委員を務め、特にデジタルおよび産業問題に関する幅広い責任を負った人物です。

 中でも、彼は、オンライン上のヘイトスピーチや偽情報に対抗するため、テクノロジープラットフォームに規制を課す欧州デジタルサービス法(DSA)の立案者として、広く知られている人物です。

 しかし、米国はこれ(DSA)を表現の自由の侵害であり、オンラインプラットフォームに追加的なコストをもたらすものと見ています。

 欧州への制裁措置ともいえる今回のティエリー・ブルトン氏へのビザ発給拒否は、EUが言イーロンマスク氏が所有するソーシャルネットワーク「X」に対して1億2,000万ユーロの罰金を科した直後に行われています。

 アメリカ側は、この罰金に対し、「外国政府による全てのアメリカのテクノロジープラットフォームとアメリカ国民への攻撃」と評しています。

 トランプ大統領は最近、発表した国家安全保障戦略の中で、ヨーロッパの文明の侵食を指摘しており、政治的自由と主権を損なう欧州機関を指摘しています。

 米国務長官は、今年5月の段階で、米国人を検閲しているとされている外国人に対するビザ制限を発表しています。

 ヨーロッパからの渡航者は一般的に米国への渡航にビザを必用としませんが、電子渡航認証システム(ESTA)の取得が必用です。なので、事実上(実際に)は、このESTAの段階で撥ねられるということです。

 つまり、今回の件が前例とするならば、「コンテンツやモデレーションやファクトチェックへの過去の関与は、アメリカの表現の自由を守る」という名目でビザ発給拒否の根拠となりうるということになります。

 これに対し、フランス側も黙ってはいません。

 まず、当のティエリー・ブルトン氏は、X上で反論。「念のためお伝えしておきますが、民主的に選出した欧州議会の90%と27加盟国は、デジタル権利に関する欧州法であるDSA(デジタル権利法)を全会一致で承認しました」と強調。

 また、「ヨーロッパの人々は自由であり主権を有しており、自らのデジタル空間を規定するルールを他者に押し付けられることはできない」と述べています。

 そして、マクロン大統領も「欧州連合(EU)のデジタル空間に適用されるルールは欧州の外で決定されることを意図したものではない」と今回の米国の制裁措置の背後にある脅迫を非難しています。

 マクロン大統領は声高に「欧州は引き続き、デジタル主権と規制の自主性を守り続ける!」と断固としてこの制裁措置に屈しない姿勢を示しています。

 欧州と米国のこのデジタル規制に関する闘いは、まだまだ続きそうです。

 日本はどうしているんでしょう?


欧州デジタルサービス法(DSA)


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