2022年7月10日日曜日

ニースの交通機関でのマスク着用義務化、裁判所から停止命令

   1日の新規感染者数が20万人を超えてしまった現状を受けて、ニース市長は政府の決定に先駆けて、週明けの月曜日から、公共交通機関でのマスク着用を義務化することを発表していました。 公共交通機関でのマスク着用義務は強く推奨されているものの、全然、マスク率は上がらず、感染者数がひたすら増えていく状況に、このニースでの公共交通機関でのマスク着用義務化をきっかけに、これが全国レベルに広がってくれるのではないか?と、私は期待していたくらいでした。  ところが、事態は思ってもみない方向に転換し、ニースの行政裁判所は、「自治体特有の緊急の理由」はなく、「そのような措置の制定が不要」であると判断...

2022年7月9日土曜日

安倍元首相の訃報に関する海外(フランス)の報道、反応

   朝、目が覚めて、ツイッターを覗いたら、「安倍、おまえ、いけすかない奴だけど、死ぬなよ・・」というツイートが目に入って、「???安倍って誰のこと???」と思って、そのまま見過ごして見ていると、どうやら安倍元総理のことらしい・・とちょっと、トレンドを見るとフランスのツイッターのトレンド1位も「Shinzo Abe」になっていて、どうやら、安倍晋三元総理が選挙の応援演説中、銃で撃たれて危篤状態ということを理解しました。 日本とは7時間の時差があるので、一体、日本で何時ごろ起こったことなのだろうか?と思いながら、フランスでもツイッターでトレンド1位ってことはもしかしたら、フランスのテレビでもやっているかもしれない・・と思って、いつもは日中はつけることのないテレビをつけたら、大騒ぎでほぼ生中継のような感じで、安倍元総理が撃たれた時の模様やその後ドクターヘリで運ばれていく様子を日本に駐在しているジャーナリストが解説しながら、報道を続けていました。 つい、この間、日本の猛暑の様子がフランスのテレビで報道されているのを見て、日本のことをこんなに大々的にニュースで取り上げることはないのに日本の映像がテレビで流されるのは珍しいな・・などと思いながら見ていたばかりだったのに、まさかこんなことで数日後にフランスのニュースで日本の報道が流されるとは、思ってもみませんでした。 フランスのテレビでは、日本は、合法的に所有されているか否かにかかわらず、G7の中で民間用銃器の流通が圧倒的に少なく、フランスは100人あたり20丁、アメリカは120丁、日本の銃器保有数は0.25丁、こんな社会背景もあり、銃器に対する警戒が希薄であるのかもしれない・・などと言っています。 しかし、やはりこんなことが日本で起こることなのか?と日本人も思っていると同時に海外の人々も「世界一安全な国・日本」がもはや過去のものとなりつつあるのか?と驚きの目で見つめています。 そして、もう一つ、驚いたことは、世界中の首脳や要人たちが、決して型通りではない、彼との思い出を重ねた弔意を届けていることで、エリザベス女王をはじめ、バイデン大統領、イギリス、ドイツ、イタリアの現首相、メルケル元首相やオバマ元大統領、トランプ元大統領、そしてプーチン大統領やゼレンスキー大統領まで彼の功績を讃えています。 中でもメルケル元首相の「日本と世界は偉大な政治家を失った」という彼に対する賛辞にも彼女の最大限の敬意が込められていると感じたし、インドのモディ首相などは、「親愛なる友人が悲惨な死を遂げ言葉にできないほどのショックを受けている。9日、インドは国全体で喪に服す」と語っています。 日本でさえ、国全体で喪に服すとはいっていないのに・・。 現在の世界情勢の中心にある人々の中に、安倍晋三という人がこんなにしっかり存在していたことを思うと、他に問題になることはあったのかもしれないけれど、やはり彼の存在は日本にとって、貴重なものであったと思わざるを得ない気持ちになりました。 この世界各国の要人からのメッセージを見るに、総理大臣という立場を退いてなお、彼の発言に対する影響力は甚大なものであったことがわかります。世界の中で存在感をアピールすることが苦手な日本人としては、彼の存在感はやはり日本人としたら、異例の存在であったようです。 マクロン大統領もこの安倍元総理に対するツイートを危篤状態の時点で一度、死亡が確認されてから再度、発信しています。(残念ながらマクロン大統領のツイートは型通りの感じの印象) この危篤状態の時点で、「心肺停止」と日本で報道されている間にフランスでは、「日本では所定のプロセスで医師が確認するまで死亡とは言わない。しかし、心臓はもう止まっているということだ・・」などと言っているのを聞いて、なんか、そんなこと、サラッとよく言うな・・と思っていました。 しかし、それは、そのとおりだったようで、昭恵夫人が病院に到着して、すぐに、死亡宣告が行われたようで、彼の死亡時刻はちょうどそのタイミングになっていました。 マクロン大統領のツイッターを見ていて、偶然に発見したのは、マクロン大統領の公式アカウントで彼がフォローしている日本人は安倍晋三氏ただ一人だけで、岸田首相は入っていません。政権が変わってもなお、発言が注目されていたのは、安倍晋三氏だったことがわかります。 彼の死とともに、彼の業績がフランスでも解説されていますが、それに比べると、圧倒的に存在感のない現在の岸田首相が浮き彫りにされているような気もしてしまいます。現職の首相をよそに、今回の事件の記事には、「日本で最も有名な総理大臣が暗殺された」などとタイトルがつけられているのをみかけます。 これが日本での選挙のさなかに起こったことで、民主主義への冒涜などと言われていますし、そういう側面もあるとは思いますが、この事件は事件で、選挙とは別問題です。 この選挙直前のこのような暴挙は決して許されることではありませんが、これが同情票に繋がる危険もありそうなことを私は少し心配しています。事件は事件、選挙は選挙で、投票はお香典ではないことを忘れてほしくありません。 それにしても、現在、戦争真っ只中で、「明日はもう、この世にいないかもしれない・・」と国連で演説していたゼレンスキー大統領やプーチン大統領が、世界一平和なはずの日本で銃撃された元総理大臣に弔電を送るとは・・安倍氏自身も思ってもみなかったことに違いありません。 結局、この日は、1日中、フランスのトレンド1位は「Shinzo...

2022年7月8日金曜日

海外生活一人暮らしの女性の終活

     海外生活をしている者にとって、終の住処については、いつかは具体的に考えなくてはいけない問題の一つでもあります。海外生活はストレスも多いせいか、わりと早く亡くなる人も少なくないような気もしています。 ある程度の年齢に達すれば、日本の両親は亡くなり、日本に一時帰国するといっても、もう帰る場所もないという人も増えてきます。私の場合は、母が亡くなってからはかなりたっていますし、父もそれから10年後くらいに亡くなって、実家はいなくなってしまいましたが、幸か不幸か家が残っているので、今のところ帰る場所がないわけではありません。 私は、海外に出た時には、あまり具体的...

2022年7月7日木曜日

ニース市長 公共交通機関でのマスク義務化を発表 フランス人は義務化されなければマスクはしない

  ニース市長・クリスチャン・エストロジは、公共交通機関でマスクを着用することが再び義務付けられるよう、ニース市の他の市長と共同で政令を制定し、来週の月曜日から交通機関でのマスク着用義務を復活させることを発表しました。 この政令は、「メトロポリスの交通網全体」において、「月曜日から、市長たちとの共同政令に基づき、全員が強制的にマスクを着用する」ことを意味しています。 今回の措置で、ニース市は政府の勧告をさらに上回ることになりました。ニース市長はこの公共交通機関でのマスク着用義務復活の理由として、「24時間以内に20万人以上の患者が発生し、急激に増加する第7の波に乗り、このままでは新学期を危険...

2022年7月6日水曜日

フランスの1日の新規感染者数20万人突破

   フランスの感染拡大が止まりません。ここ数週間で、1日の新規感染者数は5万人ずつ増加していくという増加の仕方です。1週間で5万人ずつ増加とは・・なかなかえげつない増え方です。 昨日の1日の新規感染者数が206,554人であったことが発表されても、もうさほど、驚きませんでした。どちらかといえば、「やっぱりね・・」そんな諦めたような気持ちでもあります。それにしても、1週間で55%の増加です。やっぱりね・・とは思っても、やっぱり酷いです。 1日の新規感染者数が10万人を超え始めたあたりから、政府は公共交通機関や閉鎖空間でのマスク着用を強く推奨することを呼びかけ始めましたが、推奨された...

2022年7月5日火曜日

もう二度と会わないと思っていた大嫌いな人に偶然、会った

   昨日、メトロの駅の構内を移動中、何かが肩に触れた気がしたのですが、気のせいだと思って、私はそのまま歩き続けていました。現在のパリは日本ほどの猛暑ではないにせよ、なかなかの暑さで、その日も私はけっこう強い日差しの中を歩きながら、やっぱり家の中のどこかにあるはずの日傘をもってくればよかった・・とか、この後、買い物に寄って帰るのは、どこのお店にしようか?とか考えながら、周囲にはあまり注意を払わずに歩いていたのです。 私は歩き続けていたので、後から考えると彼女は、私を見つけておいかけてきたのだと思いますが、私は全く気が付かずにいました。それでも、また肩に何かが触れた気がしたので、「えっ??」とちょっと警戒して、振り返ると、見覚えのない女性がたしかに私を呼んでいたのです。 知らない人が何で?とちょっと身構えると、彼女は「○○です!」と名乗ってきました。それは、私の以前の職場にいた同僚の一人で、名前を聞いて、しばし彼女の顔をじっと見てしまったほど彼女の容貌は変化していました。しかし、どちらにせよ、私が二度と会いたくなかった人であることには変わりありません。 パリの街中を歩いていて、偶然、知り合いに会うということは、なかなかないことで、しかも、私が大嫌いな人、咄嗟に呼び止められて、避けようもなかったのですが、私が彼女を嫌っていることは、彼女自身も知っていると思っていたのですが、そこが彼女のスゴいところで、彼女にとってはそんなことはお構いのないことなのは、相変わらずだったのです。 もっとも、彼女のことが嫌いな人は私だけではなく、ほぼ全ての人が彼女のことを嫌がっていたので、そんなことを気にしていては、やっていけないのでしょう。 しかし、職場が同じでは、あからさまに避けることも大人気ないので、仕事をしている時は、そんな感情は押し殺していたのですが、とはいえ、普通なら、そこそこ感じとってしまうもの・・しかし、どんなに周囲の人が嫌がっていても、ちっとも彼女はめげることなく、全く平常と変わることはありませんでした。 ただ、私が彼女と同じだった職場を後にする際には、かなりハッキリと「職場を変わったら、一切、関わりたくないので、引き継ぐ仕事に関することは、私がこの会社にいるうちに聞いてね・・」と言ってあったのに、どういうつもりなのか?彼女は何も私に聞いてくることはありませんでした。 おそらく、何がわからないのかもわかっていないのだと思っていましたが、一応、猶予期間はあったので、この先は、本当に絶対に彼女には関わりたくないと思ってかなり私としてもハッキリとした態度を示したつもりでした。 さすがにそこまで言ったので、私が職場を後にしてからは、一切、彼女からの連絡はなく、他の人を介して一度、連絡してきたことがありましたが、私は全く彼女に会うことはありませんでした。 そんな感じで別れたので、その後、どこかで見かけたりしても決して声をかけるなどということもないだろうと思っていたのです。 彼女は数年後に社内で違法行為を犯したために、解雇されたという話を私は他の人から聞いていましたが、そんなことを私が知っているとは思っていないのか、聞いてもいないのに、あれから自分は、2回も転職して、今は、この近くの会社で働いている・・と、次から次へと話し始めました。 以前から彼女の虚言癖には辟易していたので、今さら、まともに話を聞く気にもならず、また、興味もありません。 突然、彼女に遭遇して、びっくりしながら、彼女の話を聞いていましたが、おそらく私は、ものすごく嫌な顔をしていたと思います。しかし、相変わらず、彼女はそんなことにはお構いなしに、「私の電話番号、変わっていたかな??」などと、いかにも、今後、また連絡を取り合うようなことを言い出したので、「私はもう、いいから・・」と言うと、彼女も諦めたようでした。 パリには、かなりアクの強い人が多いのですが、嫌われ者に共通していることは、どんなに嫌がられても意に介せず、まったく応えないということで、何年経っても、彼女は変わらないのだな・・と思いつつ、しかし、べっとりとした言いようのない嫌悪感に襲われ、その日は1日、嫌な余韻をひきずってしまったのでした。 その帰りに家の近くのスーパーマーケットで買い物をして家に帰り、ホッと一息ついたところで、メガネがないことに気づいて、私は大慌てでスーパーマーケットに戻り、メガネの忘れ物がなかったか?と尋ねに行きました。フランスの場合、まず忘れ物、落とし物が出てくることはないのですが、念のため、諦めるためという気分でしたが、やっぱり、私のメガネはありませんでした。 そして、家に帰って再び着替えようとした時、洋服ダンスの近くにメガネは置いてありました。どうやら私が一度目に帰ってすぐに、着替えるときに置いたのを忘れていたようです。 彼女に会ったことでの自分の動揺ぶりをつくづく思い知らされ、なんだかバカらしくなりました。嫌われ者<関連記事>「時々、見かけるパリにいる、虚言癖の人」「できる女性ほど、ダメ男に引っかかる説 フランスでの離婚」「人生の勝ち負け、勝ち組、負け組  ー駐在員の妻の社会ー」「パリに住む変な日本人」「パリに長く住む男性が日本でお見合いをして再婚するまで・・」「パリでのクレーマーがヤバい奴になるまで」「...

2022年7月4日月曜日

フランスで報道されている歴史的記録を更新した日本の猛暑 

    正直、フランスのテレビで日本のニュースがとりあげられることはあまりありません。G7などの会合があったりしても、参加国の一つとして日本の名前は挙がるものの、日本はあまり存在感もなく、下手をすると日本の首相が映像には映っていなかったりすることもあるくらいです。 それが、ここ数日のニュースでは、日本が1875年以来、147年ぶりの記録的な猛暑に見舞われているというニュースが報道されています。 私自身は、もう長いこと夏の間に日本に行っていないので、日本の夏というものを実感として、忘れてしまっていて、フランスのテレビのニュースで流されていた猛暑に見舞われている東京の街の様子に、多くの人が日傘をさしている映像が映って、「あぁ〜そういえば、日本には、日傘というものがあったんだ・・」と懐かしく思い出したくらいでした。 フランス人は雨でもあまり傘をさすことはありませんが、それ以上に日傘をさす人はもっといないので、日傘というものの存在をすっかり忘れていたのです。 以前は、子供の夏休みに合わせて日本に行っていた頃もありましたが、日本に飛行機が着いて、飛行機を一歩出た時に感じるムッとした湿度を含んだ息苦しいような暑さに、日本に帰ってきたんだ・・と実感することもありました。 フランスでは今回の日本の歴史的な記録を塗り替えた猛暑について、「本来ならば、日本は7月半ばまではTSUYU(梅雨)とよばれる雨の多い時期で、ここまで暑いことはなく、2週間ほど前のフランスでの猛暑のように、夏の暑さが早くやってきていることを気象学者などが出てきて語っています。 夏の暑さが早くやってきて、遅くまで続くというこの世界的な傾向が日本の猛暑を例にあげて、紹介されているのです。 また、併せて、日本の猛暑では、電力消費の問題も起こっていると伝えています。日本のほとんどの家庭や公共の場では冷房が効いており、日本での電力消費量のピークは夏である・・と珍しそうに伝えています。(おそらく、フランスでは日本ほど冷房は普及していないため、どちらかといえば、電力消費量が多いのは、寒くて日も短くなる冬なのだと思います) 2011年のTSUNAMI・津波や最近の地震の余波で、原子力発電所や火力発電所が不足しているため、首都圏の電力生産は苦戦しており、日本政府は、電力消費の抑制を呼びかけながらも、適切にエアコンを使い続けるという難しい奨励をしていることを、エレベーターを停めたり、電気を落としたオフィスで仕事をする映像を併せて紹介しています。 きっと、フランス人にとって、一番、わかりにくいのは、この暑さに加えて、湿度も70%、80%を超えているという状態で、40℃に迫る気温と70〜80%の湿度は「致死量のカクテル」であると描写しています。 先月もパリでは6月だというのにやはり40℃に迫る気温を記録していて、「いくら湿度が高くなくとも、さすがにここまで気温が上がるとキツい・・」などと思っていたのですが、我が家など冷房がなくともなんとか乗り切れるのは、やはり、この湿度の低さ所以であるのだろう・・と今さらながら思ったのです。 考えてみれば、日本にいた頃は、エアコンをつけて、たとえ除湿だけに設定していても、なんだか涼しく感じたのは、同じ気温でも湿度の高さで体感気温が違って感じることからくるのかもしれません。 また、この猛暑のために、日本では毎年、何千人もの人が入院したり、何十人もの人が亡くなっているのは、日本の人口の3分の1が60歳以上という高齢化社会であるということまでを指摘しています。 ...