2023年7月14日金曜日

パリ祭・革命記念日に向けてエリゼ宮に届く大統領殺害予告と切断された人間の指

   今年のパリ祭・革命記念日は、ちょっと信じられないほどの勢いと暴力性をもった暴動が起こった直後ということで、いつにない警戒体制を敷いていることは、政府が7月14日を前後して動員、配置している警察官や憲兵隊などの数や、交通規制、輸送規制、花火に関する規制などで、うかがい知れるところでもあります。 市町村が公的に行う花火や催し物などに関しては、禁止されているわけではありませんが、危険回避のために、自粛、自主規制で取りやめにしている地域もあります。 にもかかわらず、前日の夜には、かなり大きな花火もあがっていて、例年ならば、さほど気にはしていないものの、なんだか気のせいか前日にしては、かなり音が大きい気がして、なんだか、少々、不安な気持ちになってしまっているのも事実です。花火の音を聞いて、ちょっと不安にもなるあたり、やっぱり普通ではありません。 これだけピリピリしながら迎えるパリ祭というものも、今まであまり記憶にないのですが、エリゼ宮には、マクロン大統領殺害予告や、そのうえ、なんと「切断された人間の指が届く」という前代未聞の事件も起こっています。 マクロン大統領の殺害予告をしたのは、23歳の男性のようで、ビデオゲームサイトで、「パリ祭の日にシャンゼリゼを攻撃するためにカラシニコフを購入するつもりだ!」と投稿しており、また、「イスラム教徒、ユダヤ人、黒人、同性愛者」といった少数派を攻撃したいとも宣言していました。 彼のこのネット上の発言から、複数のネットユーザーの通報により、この男性はすでに逮捕されているようで、逮捕時には、ナイフで警察に向かいかかるという、非常に反抗的で狂暴な態度であったうえに、彼の車の中からは3本のナイフが発見され、また押収された彼のパソコンからは、ターゲットを検索していた履歴が発見されました。 RMCによると、容疑者はアルジャントゥイユ(ヴァル・ドワーズ)在住で、自らを「国家主義者」と称しているということです。 そして、もう一つ驚かされる、エリゼ宮に郵便で届けられた手紙が添えられた「切断された人間の指」に関しては、すぐに警察の捜査が開始され、当局によると、指先は手紙に署名した人物のものであり、すぐに犯人は特定されましたが、彼は精神疾患を患っている患者で、すでに適切なサービスによって治療中であると発表されています。 どう考えても、ふつうではないやり口も、精神疾患を患っているということで、理解できる気もしてしまいそうになりますが、「すでに適切なサービスによって治療中であるという点については、治療中であるとはいえ、このような奇行に走るのですから、治療の効果はいかばかりなのか?と疑問にも思うし、決して安心できるものではありません。 これらの件に関しては、エリゼ宮をはじめとして、マクロン大統領本人もコメントを控えており、不穏な雰囲気が広がることを恐れて、事件を大々的に騒ぎ立てることを控えています。 しかし、このような事例が続いているからこそ、今回のパリ祭の警戒がいつもよりも厳しいピリピリしたものになっているのも頷けるような気がします。 また、年金問題で暴動が起こった時も、100日後までには、夏前までには、フランスが乗り越えていかなければならない道と方策を示していくと話していた約束は、その時点では、パリ祭の日に行われる大統領演説で語られるであろうと皆、思っていたものの、今年の演説はパリ祭の日には行われないことがエリゼ宮から前もって発表されており、数日後にあらためて、行うとしています。 このフランス国民が歓喜し、興奮する行事の日は、あえて、あらたな火種となりかねない演説は日をずらして行うということも、この社会全体がなんとなく不安定で、情勢不安の中、いつでも爆発しかねないものをフランスが抱えているという現れなのかもしれません。 大統領殺害予告と切断された人間の指<関連記事>「マクロン大統領の支持率...

2023年7月13日木曜日

娘と私の友人の不思議な関係

   娘が日本で仕事を始めて、1年半くらいが経って、その間、2回フランスに一時帰国?していますが、そのたびに、日本に住む私の友人たちとの間の伝書鳩のようなことをしてくれています。 私も日本を離れてから、もう20年以上経つので、もともと、そんなにたくさんいなかった友人もさらに限られて、わりと頻繁に連絡をとったりしている友人は、今では、そんなに多くはありません。 とはいえ、この20年ほどの間に一時帰国するたびに会っていた友人たちとは、両親が存命中だったころから、母はすでに心臓の具合があまりよくなかったために、娘を両親に預けて、私1人が友人に会いに出かけるということもできずに、友人に会う...

2023年7月12日水曜日

騒音被害の苦情を言いに行った75歳の男性が殴る蹴るの暴行を受けて死亡

   フランス北部の街ヴュー・コンデ(パ・ド・カレー地域圏)で、夜中の騒音を注意しに行った75歳の男性が14歳から18歳の複数の男性に殴る蹴るの暴行を受けて死亡するという痛ましい事件が起こりました。 事件が起こったのは、先週のことでしたが、数日間、危篤状態が続いていたこの被害者の男性が死亡したことから、殺人事件となってしいました。 ご近所トラブルの中でも騒音問題は大小含めて、珍しくない問題ではありますが、この騒音問題がきっかけで殺人事件にまで発展する話は、幸いなことに?これまではあまり聞いたことがありませんでした。 事件は夜中に起こったことですが、この被害者は路上に倒れているところ...

2023年7月11日火曜日

暴動後、パリ祭に向けて、いつにない警戒ぶり 花火の販売・輸送禁止

   暴動後、といってよいのか? もう完全におさまったのかはよくわからない今回の暴動は、おそらくフランスの今年の10大ニュースに入ると思われる大変な出来事でした。 この暴動の火種がおさまったのかおさまらないのか、まだよくわからない現時点で、フランスは一年に一度のパリ祭・革命記念日の祭典を控え、いつも以上に警戒を強めています。 そうでなくとも、例年、パリ祭の夜には、フランスの光と影の部分が同時に表れる日で、華々しいシャンゼリゼのパレードや花火などが打ち上げられる、その華やかな光景と同時に、一方では、必ず怒りをぶちまけて、車を燃やしたり、ふつうの花火とは違う攻撃的な花火(花火迫撃砲)などの応酬が起こったりするのは、珍しくはないことです。 そんなパリ祭を数日後に控えたフランス政府は、この革命記念日までの個人への花火の販売、輸送、使用を禁止する法令を発令しました。 また、ボルヌ首相は、「この花火禁止と同時に大規模なセキュリティ手段が配備される」と発表しています。 今回の暴動に関しての後始末がまだまだつかないうちから、次の暴動対策をとらなければならない政府も気の毒といえば気の毒ではありますが、このフランスにとっての一大イベントの一つであるパリ祭が暴動の再燃になることだけは、なんとしても避けなければなりません。 逆に言えば、今回の暴動で暴徒たちは、この暴動の起こし方、やり方の多くを学んだとも言えるわけで、ここで、彼らの行動を完全にブロックし、今もくすぶっている今後の暴動の火種を消し去り、また、今回の暴動で使われたツールが流通することを避けなければならないのです。 また同時に、今回の暴動により車などを燃やされたりした個人に対しては、「被害者保証基金」を通じて補償される予定で、政府首脳はまた、若い暴力加害者の家族に制裁を加える可能性も検討、「既存の法的枠組みが十分でない場合は、必要に応じて法律を変える」と強気の姿勢を示しています。 こうした暴動を起こした人に対する制裁・罰則の強化も、おそらくは、再発予防になると思います。 そして、今回の暴動で使用されたツールの一つであったインターネット(SNS)に関しても、先日、マクロン大統領の「私たちは、おそらく、緊急時(暴動発生時)は、SNSを規制するか、遮断する立場にある」という発言から、よもやネット切断?と物議を醸したりもしましたが、実際のところは、完全にネットを遮断するというのは、現実的な話ではなく、「位置情報などの機能を停止する」、あるいは、「特定のプラットフォームの機能を停止する」ことを検討していると言われています。 とりあえず、近々に、この暴徒たちを興奮させかねないパリ祭まで、あとわずか数日、検討しているというよりも、もうこのネットに関する件はある程度は水面下では決定しているものだと思います。 しかし、暴動のツールとして使われているとすれば、仕方ないとは思いつつ、先日、暴動に巻き込まれて、コマーシャルセンター内に閉じ込められ、わけのわからない出口から避難するように追い出され、何の誘導もなしに次の駅まで歩かなければならなかった身からすると、その時、なんとか、知らない次の駅まで歩いて行けたのは、ネットの位置情報サービスのおかげであり、こんな時にこそ欲しいサービスでもあるのです。 例年ならば、パリ祭を控えた今頃の時期は、パレードの予行演習の兵隊さん街を制服姿で歩いていたり、飛行機がパリの上空を隊列を組んで飛んでいく様子が見える、なんだかワクワクするような時期でもあるのですが、今年は警戒の話ばかりで、なんだか、パリ祭でさえも、これまでのようには、おこなえなくなっていることをとても残念に思うのです。花火の販売・輸送禁止<関連記事>「手がつけられなくなっているフランスの暴動に巻き込まれて、しばし、お店に閉じ込められた・・」「大惨事となっているフランスの暴動とSNSの関係」「子育ての恐ろしさ やっぱり親の責任は大きい」「度を越えている暴動と信じられないほどの穏やかさが共存しているフランス」「2020年...

2023年7月10日月曜日

夏休み・夏のバカンス短縮で不公平は是正できるか?

   日本で生まれて、日本で育った私にとって、海外で生活していれば、否応なしに感じるのは、文化の違いですが、その中でも「バカンス」に関しては、感覚が大きく違うものの一つでもあります。 なんといっても、フランス人のバカンスは長い! 私はフランスに来て、ちょうど1年後くらい、娘がちょうど1歳になるかならないかくらいの時に仕事を始めたので、フランスで学生生活を送ったことはありませんが、代わりに娘の長い夏休みやその他の時期のバカンス(学校のお休み)の多さには、つくづく辟易してきました。 ヨーロッパの人は大胆に長期間のバカンスをとるということは、なんとなく知ってはいましたが、実際に体験してみると、なかなか大きな違いです。 職種によっても違うかもしれませんが、普通に会社務めをしている場合、約1ヶ月間の有給休暇は仕事を始めて、1年後からとれるようになっていますし、当然の権利として考えています。 日本の会社で長期間の有給はとりにくいとか・・有休を消化しきれないとかいうのは、フランス人にはそれこそ、逆に意味のわからないことだと思います。 しかし、それ以上に学校のお休みは長いし、多いし、夏は2ヶ月強、その他、約1ヶ月おきくらいに2週間くらいのバカンス(トゥーサンやノエル、冬休み、イースターなど)があり、おまけに小学校までは、水・土・日が休みです。 あまりにお休みが多いので、一度数えたことがありましたが、これらのお休みの合計は1年のうちの約3分の1に相当します。つまり、自分の有給休暇だけでは、なんとかできるはずもなく、子供の長い学校のバカンス期間(特に夏)をどう都合をつけるかは、大変な問題だったのです。 夏休みの場合、多くのフランス人は、子供の長いバカンスの半分は、子供をパピーやマミー(おじいさん、おばあさん)のところに行かせて、半分は家族でバカンスへ・・という家庭が多い気がしていましたが、それができない我が家はもっぱら、コロニー(スポーツなどを体験させてくれる合宿のようなもの)のお世話になり、むしろ、コロニーをやっていない時期に私はバカンスをとるようにしていました。 学校のお休みとコロニーとをパズルのように組み合わせて予約をして(また、この予約がかなり前から必要)埋めていく作業は、私の仕事の都合でバカンスをとれる時期が限られていたこともあって、母子家庭だった我が家にとっては常に頭の痛い問題でした。 それが、最近、マクロン大統領が学生間の不平等を是正し、また日常のキツ過ぎる授業日程を緩和するために、授業を年間を通じて、より適切に分散するために、夏の学校のバカンス期間を短縮したいと言い始めました。バカンス期間が長いだけあって、日常の学校の授業は、小学校から16時半まで、エチュード(宿題や補修の時間(希望者のみ)も含めれば18時までと長いのです。 特に送り迎えが小学校が終わるまでは必要なフランスで(高学年になれば、必須ではないものの、一応、多くの家庭では送り迎えをしている)、これは、共働きが多い親の都合に合わせてくれているのかとも思いますが、子供によっては、かなりキツい日程かもしれません。 子育てが終わってしまった我が家にとっては、「遅いよ~今頃・・」という話なのですが、特にこの長期間のバカンス期間に旅行や文化、スポーツ活動をする財力に乏しい家庭の子供たちの不公平感を是正するという考え方には、少々、疑問を感じます。 とにもかくにもバカンス期間が長すぎるという意味では異論はないのですが、バカンス期間を短縮することで、不公平感を是正できるというのは、あんまり納得できません。 そもそも、それぞれの家庭、様々な事情があるのは当然のことで、そもそもは世の中は公平ではないものだし、公平というものは、なかなか測りきれるものでもありません。 むしろ、何かあるたびに不公平だとか騒ぐ方が私には抵抗があります。バカンスが長いにしろ、短いにしろ、平等に与えられているのは時間で、その時間をそれなりにどのように有意義に子供に過ごさせるかは、必ずしも経済的なことに依存するばかりではありません。 むしろ、フランスは援助の手を辿っていけば、現時点でも結構な援助が受けられるようになっています。 結局は、全ての問題が格差社会の問題につながっているような気もするのですが、バカンス期間を短くしたとて、これが緩和されることはなく、もっと別の問題なような気がします。 また、このバカンス短縮問題は、逆に言えば、長いバカンス期間を享受している教職員組合からは、ブーイングが必須であろうし(一般的に、教師は低賃金で、バカンスが長いということが取り柄と言われている)、観光関係者連盟(CAT)もバカンス期間が短縮されれば、それだけ、短い期間にバカンス客が集中することになり、価格の高騰を招きかねないとの見解を発表しています。 これだけ多くの人が長期間にわたり、バカンスに出て、お金を使うフランスでは、観光産業は決して侮れない金額、200億ユーロが動く産業で、GDPの13%を占めていると言われています。 これまで、過去の大統領、サルコジ政権、オランド政権などの時にもこの夏のバカンス短縮の声は上がっていましたが、結局のところ、現実化はしませんでした。 短縮するどころか、「フランスはヨーロッパの中でも夏休みが最も少ない国の一つ」、アイルランド、ポルトガル、ラトビアなどは13週間休む・・など、ホントかウソかわかりませんが、そんなことを言いだす人までいます。 どちらにしても、フランス人にとって、重要な位置を占めるバカンス問題、増やすならともかく、短縮となれば、そんなに簡単なことではありません。夏休み 夏のバカンス短縮計画<関連記事>「フランス人の金銭感覚 フランス人は、何にお金を使うのか?」「バカンスを何よりも優先するフランス人 フランスに...

2023年7月9日日曜日

フランス国家安全保障名目でTikTok停止の危機 6ヶ月間の最後通告

   「フランスでTikTok廃止?」というニュースを聞いて、ようやくおさまりつつある今回の暴動劇にもTikTokが利用されていたせいなのか? それにしても、リアクションが早いな・・と思っていたら、この話は、もっと前から調査が続けられていたものでした。 フランス上院調査委員会は、4ヶ月間にわたる調査と専門家、研究者、学者、政治指導者、TikTok側のフランスの代表らとの約30回の公聴会を経て、ソーシャルネットワークの利用と個人データの利用に関する報告書の結論を発表しました。 この報告書によると、現在、フランスでのTikTokのユーザーは特に低年齢層に爆発的に浸透しており、11歳~13歳の45%がTikTokに登録していると言われています。SNSは大変、便利なツールであると同時に、多くの時間を人々から奪います。 「なかでもTikTokは、非常に中毒性が高いアルゴリズムを有しており、ユーザー、主に子供や十代の若者たちを何時間も画面上に留めておく」と報告されています。 また、中国で誕生したこのサービスは、中国当局との強力な連携の上に成り立つものであり、ユーザーに関する情報がアルゴリズムファイリングを通じて全て中国当局に収集されていることに対する懸念も報告されています。 もう...

2023年7月8日土曜日

ノートルダム大聖堂の今 工事中でも、とにかく見せる姿勢

   パリのノートルダム大聖堂が炎に包まれたのは、2019年4月のことでした。考えてみれば、あれはまだ、パンデミックの前のことでしたが、突如、火に包まれて建物の尖塔と身廊、聖歌隊席、翼廊を覆う屋根全体が焼失する前代未聞の大火災でした。 この大火災は、当時、ノートルダム大聖堂着工850周年のプロジェクトの一環として行われていた改修工事中のことで、その日は夕方、ノートルダムが火災!というニュースにテレビは生中継でその姿を映し出し、炎はすぐにおさまると思いきや、一向に火の勢いはおさまることはなく、ついには、尖塔部分が崩れ落ちる光景は、充分に衝撃的で、また、近隣の住民や信者さんたちが大聖堂から少し離れた裾野にひざまづいて祈る姿は、ノートルダム大聖堂の悲惨な姿とは対照的に、人々が真に祈る姿というものは美しいな・・などと不謹慎なことを思ったりしました。 ノートルダム大聖堂はパリのというよりもフランスの歴史的な文化遺産の一つで、12世紀から13世紀にかけて造られた建築物で、世界遺産にも登録されており、世界中から寄付を募って、復興工事が始まりましたが、焼け残った部分の安全性を確認しながら、一部は、外したりしながらの修復工事のために、大変な時間と労力がかかっています。 幸か不幸か、パンデミックのために、観光客は一時、ストップしたものの、工事自体もストップした期間があり、なかなか大変な道のりを歩んでいます。 しかし、現在のパリはすっかり観光客も戻り、場所によってはものすごい人でもあり、パリの一大観光地であるノートルダム大聖堂も工事中でも観光客を迎え入れる準備が整いつつあり、現に、中には入れないにもかかわらず、大勢の観光客が訪れています。 もう、かなり前からですが、工事中のノートルダム大聖堂には、囲いができており、もちろん中には入ることはできませんが、その囲いの壁面には工事の様子をパネルにしたものと説明書きがフランス語と英語で書かれています。そのパネルだけでも、けっこう別の意味で見応えのあるものでもあり、こんな状態でも「見せる」姿勢を崩すことはありません。 つまり、現在は残された原形とともに、工事そのものを見せるように工夫がされています。また、これはわりと最近だと思いますが、大聖堂の正面には、大きな階段のようなものが設置されていて、そこには大勢の観光客が座って、工事中の大聖堂を眺められるようになっています。  ノートルダム大聖堂の周囲を一周すると、裏側は、足場が組まれ、網がはられているため、全くの工事中で中はほとんど見えませんが、周囲には、こんなにあったのか?とおもわれるほどの、いわゆるお土産屋さん、観光客目当てのレストランなどは、全てオープンしています。 中が一般公開されるのは、2024年の予定、できればパリオリンピックに間に合うようにということだったので、あと1年あまりですが、「間に合うんだろうか?」と思っていたところに、今回の暴動で、フランスには、他にも修復しなければならない場所が増えてしまいました。でも、考えようによっては、工事中のいつもとは違うノートルダム界隈の景色は、今しか見られない景色でもあり、また充分に鑑賞に堪えられるようにきれいにカッコよく整えられています。 ノートルダム大聖堂 パリ<関連記事>「岸田首相のパリ訪問 海外首脳として初めての工事中のノートルダム大聖堂訪問」「一日にして、フランス中のヒーローになったバックパックの男」「パリの老舗アイスクリーム屋さんといえば、ここ!サンルイ島 ベルティヨン...