2026年1月27日火曜日

ギメ東洋美術館のマンガ展は想像以上に面白かった! Musée National des Arts Asiatiques Guimet

  



 ここのところ、お天気があまり良くなくて、最近はそんな時には、美術館や博物館に行ってみることにしています。

 先日、パリ近代美術館に足をのばして、ふら~っと覗いて見て、なるほど・・こんな感じか・・と思って、それなりに、美術品の展示してある空間はいいもんだな・・とふんわりとした気持ちで出てきて、じゃあ、帰ろうかな・・と思って出てきたら、そのハス向かいくらいに、また別の美術館があることに気が付いて、この辺りはそんなに来ないから、せっかくだから、ついでにこっちも見て行こうかな?と全然、期待しないで入ったのが、ギメ東洋美術館でした。

 ギメ東洋美術館は、かなり昔に一度、来たことがあったのですが、正直、東洋美術館ということで、アジアの美術品が展示してある美術館で、そこまで興味はありませんでした。

 しかし、意外にもけっこうな人出で、何ごとかと思ったら、今年の冬限定で日本のマンガ展をやっていて、そのための人出でした。

 私はあまりマンガというものに興味はなく、あまり知識はないのですが、それでも日本で生まれ育った身としては、それなりに見覚えくらいはあり、懐かしさを感じるとともに、私の生まれる前からのマンガの成り立ちのようなものを日本の歴史的な背景とともに、説明、展示してあるので、想像以上に楽しい空間になっていました。

 年齢層も若い人々からけっこう年配の人まで、種々雑多で、フランスでのマンガ人気の層の厚さを思い知らされる気がしました。

 展示は、マンガのルーツとなったものとして、紙芝居と紙芝居用の自転車から始まり、当時の様子がビデオで流されていたりして、さすがに私もこんな紙芝居は見たことがなかったので、これをマンガのルーツとして捉えているのか・・と興味深い気がしました。



 私としては、現代のフランスでの人気のマンガといえば、「ワンピース」とか、「ドラゴンボール」とか、それらのものを想像していたのですが、もちろん、それらのマンガについての展示もあるのですが、もっともっと古い紙芝居から「のらくろ」とか、手塚治虫氏を「マンガの神」と紹介し、水木しげる氏を「妖怪マスター」と紹介していたり、昔の少年ジャンプが展示されていたり、少女マンガについても、取りあげられていて、「キャンディキャンディ」などの原画なども展示してありました。

         

 日本のマンガを日本の歴史的背景とともに掘り下げ、それこそ、いわゆるフランスのマンガ世代?とは別の日本の歴史的な文化に親しみを感じている層にも見応えのあるように、日本刀や浮世絵などの日本画、武士の装束などとも併せて、マンガの成り立ちを文化的、歴史的な背景も併せて、考察しています。

 なるほど、日本のマンガをこんな観点からも見られるのか?となかなか興味深いもので、また、なにかと理屈をつけたがる?(といったら、失礼ですが・・)フランスらしい展示だと思いました。



 なんといっても、フランスは世界第二位のマンガ消費?国(第一位は日本です)、数年前に、フランス政府が若者を文化に触れさせる機会を持たせるために「カルチャーパス」なるものが発行され、若者たちが文化的なものに使えるパスを発行したのですが、蓋を開けてみれば、そのカルチャーパスの大部分は「マンガ」に使用される結果となり、「カルチャーパス」は、「MANGAパス」と呼ばれるようになったこともありました。

 それくらい、フランスでのマンガ人気は凄まじく、このギメ東洋美術館も、この「マンガ展」を開催することで、いつも以上の人出に沸いています。このマンガ展も若い世代を美術館に呼び込むための試みだったとされていますが、その目論見は成功しているようです。




 日本人としては、フランスでのこんなマンガ人気を嬉しく思うと同時に、こんなに崇高な感じで紹介してくださっていることが誇らしく思うのでした。

 このギメ東洋美術館のマンガ展は2026年3月9日まで開催されています。


Musée National des Arts Asiatiques Guimet ギメ東洋美術館

6 Place d'Iéna 75116 Paris 


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2026年1月26日月曜日

フランスでのSUSHI 寿司の売上げは2年間で30%減少している

  


 今や完全にフランスでの市民権を得たと言ってもいいSUSHI お寿司はパリでは、本当にたくさんのお寿司屋さん(といっても、日本でいうお寿司屋さんとはちょっと違って、本格的な寿司専門店は別として、チェーン展開に近い、どこでも似通ったメニュー、しかも、焼き鳥やから揚げや餃子などまでごちゃ混ぜになって置いているようなお店)が見られるようになりました。

 また、スーパーマーケットのお惣菜、テイクアウトのコーナーにSUSHI (お寿司)を置いていないところはないくらいにまで浸透しました。

 正直、生魚を食べる習慣のない国で、ここまでお寿司が定着?するとは思っていませんでした。

 もっとも、フランス人が好きな寿司ネタのトップは、サーモンで、その他はアボカドや茹でたエビなどを使ったものが多い気がします。

 また、このように広まったフランスでのお寿司(特にチェーン展開のお店)には、お醤油も甘いお醤油と普通のお醤油の2通りを選択するお店がほとんどで、最初にそれを見かけたときには、「えっ!違う違う!」「間違ってますよ!」と教えてあげそうになりましたが、実にフランスのスーパーなどの寿司コーナーなどで、試食させていたりする場合、「甘いお醤油にしますか?甘くないお醤油にしますか?」と聞かれるほどなので、すっかりこの奇妙なお寿司の食べ方が定着しています。

 また、これに乗じて、日本のお醤油メーカーなどもこの甘いお醤油を大々的に販売しており、この売上げが絶好調なのだとか・・。

 そんな人気のお寿司の売上げがここ2年間で30%減少していると聞いて、少し驚いています。私は、あまりに価格とクォリティのバランスが悪く感じられるので、滅多にパリでお寿司屋さんに行くことはありませんが、あちこちで、お寿司が売っているようになった今も、お寿司の売上げは、レストランでの消費が70%近くを占めているということで、もっとも頻繁に目にするスーパーマーケットなどでの売上げは、これに次ぐものであるとはいえ、まだ及ばずといったところなようです。

 この売上げ減少は、魚介類や輸入材料の価格高騰により、それがレストランでの価格にも反映されている結果、消費者のハードルを上げたとも言われていますが、同時にここ数年での他の多様な安価で手軽なアジア料理(インド料理やタイ料理など)が躍進してきたためとも言われています。

 また日本ならば、豊富な魚の種類などのバリエーションがある代わりに、それらのバラエティに富んだ魚の種類は、フランス人はあまり求めておらず、主にサーモンのメニュー(生のサーモン、炙りサーモン、アボカドやクリームチーズとのコンビネーション)の新しいメニューが登場しておらず、目新しさに欠けるというところもあると言われています。

 とはいえ、若い世代には、積極的な消費傾向が定着しており、また、一定の富裕層に人気の高級店などでは、独自色で顧客を維持しているとも言われています。

 この寿司に関して、やけに講釈を垂れながら、寿司を楽しんでいるフランス人というのもけっこうありがちなところで、このようなお客さんを見かけることも少なくありません。日本人の私としては、「本当にわかって言ってるのかな?」と内心、思いながら、眺めていますが、このような人々がフランスでの寿司人気の一端を担ってくれている気もしないでもありません。

 これだけ広まってしまうと、寿司の売上げが減少しているとはいえ、これが一時の流行のように消えてしまうとも考えづらくはあります。

 とはいえ、日本の誇る食文化のひとつであるお寿司が人気を博していることは嬉しいことでもあり、このまま減少し続けて、消えてしまうことがないといいな・・と思っています。


寿司SUSHIの売上げ2年間で30%減少


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2026年1月25日日曜日

来年度(2026年9月)からの15歳以下 未成年者のソーシャルメディア利用禁止

  


 マクロン大統領は、最近公開されたばかりのビデオメッセージの中で、「15歳未満のソーシャルメディア利用と高校における携帯電話の使用を禁止する法案について、来年度から施行できるように政府に迅速な手続きを開始するよう要請した」と発表しました。

 新年早々に来年の話?と思いましたが、良く考えてみれば、来年度ということは、今年の9月からということです。

 マクロン大統領は、このビデオの中で「私たちの子どもの脳は売り物ではありません。彼らの感情はアメリカのプラットフォームによっても中国のアルゴリズムによっても、売り物にされるべきでも、操作されるべきものではありません。」と述べています。

 マクロン大統領の述べているこれらの措置を含む政府法案は既に発表されていますが、行政府は今週、この問題に関する議会調査を主導したロール・ミラー議員が提出した法案を支持する用意があると表明しています。

 マクロン大統領は、2018年からユネスコでプラットフォーム規制のための取り組みを進め、パリ平和フォーラムの枠組みの中でフォーラムの一環として設立した児童保護ラボを通していくつかの取り組みを進めてきました。

 近年、子どもをスクリーンや携帯電話から守るための法律もいくつか導入してきましたが、今回、彼が考えているのは、「シュトゥダール法(ローラン・マルカンジェリ氏が提唱)=デジタル法」であると言われています。

 しかし、既に、かなりの割合で広まっているこのソーシャルメディアを禁止するということが、具体的にどのような方法で行われるのかは、明らかにされてはいません。

 この措置が採択されれば、フランスはオーストラリアに追随することになりますが、これはプラットフォーム側にもかなり委ねられている部分も大きく、各プラットフォームは、ユーザーが16歳以上であることを確認し、16歳未満のユーザーのアカウントを削除することが義務付けられているようです。

 Facebook、Instagram、X、Threads、Snapchat、TikTok、そしてTwitchとそのオーストラリアの競合であるKickは、この新法に準拠しています。

 ソーシャルメディアが青少年のメンタルヘルスに及ぼす影響については、かねてより専門家が依存症のメカニズムとともに、それに伴う精神障害について警鐘を鳴らし続けています。

 最新の公衆衛生データによれば、中高生の大多数が1日に数時間をソーシャルメディアに費やしており、この現象は決して無害ではなく、未成年者の脳の発達と精神的健康について重大な問題を引き起こしています。また、これにより引き起こされる睡眠障害、不安、うつ病の増加とも相関しています。

 ソーシャルメディアが登場して久しいといえば、久しいのですが、そこまで古くから存在するものではありません。とはいえ、このソーシャルメディアが既に存在している世界に生まれてきた子どもたちに対して、既に触れさせてはいけない・・と警鐘が鳴っていることも見逃してはならない事実でもあります。

 個人的に、私は、子どものソーシャルメディア、携帯電話については問題に感じています。


15歳以下 未成年者のソーシャルメディア利用禁止


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2026年1月24日土曜日

立て続けに浮上している警察官の暴力事件

  


 日頃から治安があまりよくないと言われているパリの安全を守ってくれているのが警察官や憲兵隊の存在です。私自身、もう慣れてしまいましたが、パリ市内での警察官や憲兵隊の多さは、やはり普通ではないことで、彼らは単独行動をすることはないので、たいてい3人から4人で練り歩いているので、かなり威圧感があることも事実ですが、威圧感を感じるのは私だけではなく、彼らがいれば、やはり何かしでかそうとする人にとっても同じはずで、犯罪行為の抑止力にはなるだろうと思っています。

 やはり、彼らは市民を守ってくれる存在であるのですが、残念ながら、そうでない人も混ざっているようでもあります。

 このような出来事は、ここ数年、すぐにSNSで拡散されるため、今はあちこちに備え付けられている防犯カメラと同時に、なにか事件が起これば、必ず、どこかで誰かが撮影している・・ようです。

 今回の事件は、パリ10区ビシャ通りで撮影された動画がSNS上で拡散し、IGPN(国家警察総監察局)が動き始めました。

 動画には、3人の警察官が黒いスウェットシャツを着た男を車に引きずっていき、ボンネットに押し付ける様子が映っています。一人の警察官が警棒で男を数回殴り、もう一人が顔面を殴りつけています。


 また、複数の侮辱的な言葉も発せられており、「クソ野郎!」、「歩くケバブ!」などと言っています。

 この殴られている男性が何かしでかして、身柄を拘束される様子であると思われますが、相手が暴力をふるって暴れているのならともかく、すでに抵抗できない体制になりながら、警察官が3人がかりで暴力を加えることはあり得ないことです。

 動画を見ていると制服を着ていなかったら、どちらが犯罪者なのか区別がつきません。

 この事件が拡散される数日前にもパリ20区の警察署で35歳のモーリタニア人男性が警察での拘束中に死亡した事件を受け、この時にも2人の警察官のうちの一人が地面に抑えつけられた男性を殴打している動画(近隣住民が撮影)が拡散、この動画の男性の声には、「首を絞められる!」という叫び声が入っており、公権力の地位にある者による故意の暴力行為による死亡事件として捜査が開始されたばかりでした。

 国家警察総監察局(IGPN)は、「警察の警察」とも呼ばれる組織、警察が警察を必用とするなんて、なんだか、ため息が出てしまいます。


警察官の暴力事件


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2026年1月23日金曜日

乳児用粉ミルクにセレウリド毒素混入で赤ちゃん死亡事故 またネスレ・・

  


 ネスレが製造する乳児用粉ミルク(Guigoz,Nidal,Alfmino)などのブランドにセレウリドという毒素の可能性があるとして大規模なリコール(自主回収)が実施されています。

 この毒素はセレウス菌が産生するもので、繰り返し摂取すると乳児に負うとや下痢などの症状を引き起こす可能性があるとされ、ときには重篤な症状を引き起こすこともあるようです。

 問題の原因はARA(アラキドン酸)を多く含む原料由来で供給業者からの原材料中にセレウリドが混入していた可能性が指摘されています。

 ネスレは数十ヵ国規模(約60ヵ国)で乳児用粉ミルクの回収を行っており、フランスでも対象製品の販売が停止・回収されています。

 同じ原料問題は他の大手メーカー(仏ダノン、仏ラクタリス)にも波及し、粉ミルクの回収が広がっています。

 ついには、乳児の死亡事故にまで繋がっている可能性があるとして、この波紋がさらに広がっています(アンジェで死亡した乳児がセレウリド毒素汚染のためリコールされたギゴズ粉ミルクを飲んでいたとして現在、詳しい因果関係を調査中)。

 このネスレの粉ミルク問題に端を発し、さらには、フランス乳製品大手ラクタリスも乳児用粉ミルク「ピコット」を「セレウリド」が含まれている可能性があるとしてリコール・製品回収を行うことを発表しています。

 下痢や嘔吐を引き起こす可能性のあるこの細菌性物質は、国際的な供給業者が供給した原料に関連しています。ネスレへの問題の商品の原料の供給業者は中国に拠点を置いています。

 この物質はヨーロッパでは厳しく規制されているために、ヨーロッパ内でのこの原料の供給業者はほとんどありません。厳しく規制されているには、意味があるのに、なぜ?それを回避して、中国からなどというルートを選択するのでしょうか?

 しかし、結果的にこれらの原料を使用する以上、ネスレやラクタリスのような大企業が自社製品の安全性を確保し、トレーサビリティに関する欧州規制を遵守することは必須。

 ましてや、これがもっとも弱い乳児のための製品である以上、この怠慢は厳しく追及されるべき問題であると思われます。

 乳児といえば、言葉どおり、ミルクが主食で生きている子どもが口にするものの安全性が脅かされているというのは、恐ろしいことです。

 それにしても、ここ数年、これまでも、数々の問題(ペリエやブイトーニなどなど)が浮上してきているネスレがまた・・。

 大企業で確固たるブランドにその名前が安心となっていたはずなのに、裏切られることが多すぎます。


ネスレ粉ミルク死亡事故


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2026年1月22日木曜日

回遊魚みたいな娘

  


 フランスと日本とで、離れて生活している娘とは、時々、電話やLINEなどで連絡をとっています。時差があるため、電話するタイミングはなかなか難しいのですが、やはり、常にどうしているのか?気になる存在ではあります。

 高価なブランド物などには、全く興味のない、というか、そういう物には価値を感じない娘は、一体、何にお金を使っているかといえば、おそらく旅行でしょう。

 旅行が好きなのは私も同じなので、旅行も含めて、娘に関して、私は彼女が小さい頃から何か物を買い与えることよりも、なにかを体験させることにお金を使ってきました。そして、なんといっても、フランスで育った娘はやっぱりバカンス命なのかな?とも思います。

 子どもの頃から長い学校のバカンス期間を当然のこととして育ってきて、学校のバカンス期間のたびに、私が一緒にお休みを取れるときには、一緒にどこかに旅行し、私のバカンスだけでは足りない部分はコロニー(様々な目的に準じた合宿のようなもの)に行かせてきました。

 日本で仕事を始めるにあたって、「フランスみたいにお休みが取りやすくないのは、辛いな~」と言っていたのですが、そこは、スケジュールとリモートワークを調整して上手くやっているようです。

 12月に、「年末年始はどうするの?」と聞いたら、「今年の年末年始は青森とか北の方に行く予定」と言っていたので、「ふ~ん、青森か・・へえ~」なんて感じで聞いていたのですが、先日、たまたまちょっと、彼女の会社が協賛している催物に、たまたま行ったので、その写真を送ったら、「今、石垣島に来ています!」と返事がきて、「えっ?青森じゃなかったの?」と返したら、「いやいや、青森は先週、今週は石垣島なの」というので、「え~~?」と驚いて、冗談半分で、「じゃあ、来週は?」と送ったら、「来週は野沢温泉」と返ってきたのでびっくり!

 仕事をしながらのことなので、恐らく週末の話ではあると思うのですが、全く、どこに住んでいるのかわからないみたいな感じです・・が、楽しそうで何よりです。

 私が彼女の年頃には、まだ親と同居していて、とにかく私の父はうるさくて、厳しくて、旅行に行くとかいうと、「どこに行くのか?」とか、「誰と行くのか?」とか、もう、出かけることを言い出すのがウンザリする感じでした。

 挙句の果てには、「おまえは、空を飛んだり、海に潜ったり、一体、遊んでばかりで何してる?」などと言われる始末。ちゃんと仕事しながら、スケジュールを調整して、自分の稼いだお金で行っているのに・・本当に私はそれが嫌で嫌でたまりませんでした。

 それでも、私がそんな風に旅行するのは、せいぜい半年から1年に1回くらいのこと、今、父が生きていたら、娘の暮らしを見せてあげたいくらいです。

 だから、私は娘がこうして旅行して歩いていることを絶対にうるさく干渉したくないのです。

 それにしても、全くジッとしていることなく、常に忙しく仕事、常に忙しく旅行して動き回っている彼女はまるで回遊魚のようで、じっとしていたら、死んじゃうんじゃないか?と思うほどです。

 私が若い頃にはできなかったことを難なくやってのけている娘は羨ましくもあり、頼もしくもあります。私は、現在は、もう何にも縛られることはなく、やりたければ、彼女のように旅行して歩くこともできないこともないのですが、もはや体力的に無理。なにかすれば、しばらく回復するまでに時間がかかるので、とても、そんな風にはできません。

 とすれば、できるうちにやっておいた方が良い・・そんな風に思うのです。

 ヨーロッパを旅していると、どんなところに行っても、必ずフランス人を見かけ、「全く、どこに行ってもフランス人のバカンスに遭遇するな・・」と思うのですが、娘もやっぱり、そんなフランス人の一人なのかもしれません。


回遊魚


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2026年1月21日水曜日

マクロン大統領がサングラスをかけている理由

 


 ここのところ、公式の場においても、マクロン大統領がサングラスをかけ続けていることが、ちょっとした話題になっています。

 以前から、プライベートの場でサングラスをかけているマクロン大統領の姿が報道されたりして、「この男、自分をトム・クルーズみたいだとカン違いしている!」などと、ざわついたりしたこともありましたが、公式の場、しかも、国際的なスピーチをする場面においても、サングラスをしていて、これが目の疾患のためであることがわかっています。

 先週の木曜日の段階で、マクロン大統領は、サングラスはしておらず、右目が赤く、部分的に充血した状態で登場しており、大統領自身は、それを「虎の目」、「決意の証」と呼び、第一次世界大戦でフランスの決意を体現した歴史上の人物で「虎」の異名を持つジョルジュ・クレマンソーにちなんで説明していました。

 エリゼ宮の主治医によれば、「目の小さな血管から出血したが、完全に良性」とのことで、「結膜下出血」であると言われています。

 マクロン大統領にとっては、これは自己イメージを守るためらしいのですが、これもなかなかインパクトが強く、また、別のイメージがつきそうなところでもあります。

 このような場合に眼帯をしたりせずに、サングラスを選ぶというところも、かなりユニークな感じもするし、そんなものなのかな?と思わないでもありません。

 私自身、「結膜下出血」という病気?は聞いたことがなかったのですが、眼球の内部ではなく、白目を覆う半透明の膜(結膜)の下にある細い血管が破れて出血した状態なのだそうです。原因としては、急な血圧の上昇や軽い外傷、加齢と高血圧などが挙げられています。

 あれだけ忙しいスケジュールをこなしているのですから、健康上に不具合が生じても不思議ではない話。また外傷といえば、ゲスな想像ではありますが、いつだったか、飛行機から降りる直前に夫人から平手打ちをくらっていたところがカメラに捉えられて公開されてしまったことから、なんなら、夫婦喧嘩だったりして・・などとも思います。

 いずれにせよ、目が赤く充血したような状態であったことが、これだけの騒ぎになり、眼帯ではなく、サングラスをしたりしたことが、かえって騒ぎを大きくすることになったり、大統領ともなれば、大変なものです。

 SNS上では、これを嘲笑するようなものも、けっこう出回っていて、思わず吹き出してしまいました。

 

 しかし、サングラスでイメージは守っても、目の疾患自体は守れるものではありませんから、一日も早いご回復をお祈りいたします。



マクロン大統領のサングラス


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