EN DIRECT | Dernière visite de chantier de la Cathédrale Notre-Dame de Paris avant sa réouverture. https://t.co/aDDLtJgtro
— Élysée (@Elysee) November 29, 2024
2019年の壊滅的な大火災から5年7ヶ月(2,055日)後、パリ・ノートルダム大聖堂は、12月7日の正式な一般公開を前にマクロン大統領の訪問とともに、その修復後の映像が公開されました。
映像を見る限り、修復されて元どおりになった!というよりは、なんだか全体的に明るい感じで生まれ変わったような印象を受けました。問題になっていたステンドグラスなどは、結局、一体、どうなったのでしょうか?
マクロン大統領はノートルダム大聖堂の修復に携わった2,000人以上の人々(の一部)の前に、「あなた方の意思、努力、献身によって石炭を芸術に生まれ変わらせました」、「皆さんがこの挑戦に熱意をもって取り組んだことで、多くの人の落胆の解毒剤となりました」とスピーチを行い、この建設に携わった人々に感謝の意を伝えました。
また、同時に、ノートルダム大聖堂修復のために世界中から寄せられた総額8億4,000万ユーロ(約1,340億円)の寄付にも敬意を表しています。
さて、12月8日に正式に一般公開が再開されますが、一時、有料化されるなどという話も出ていましたが、結局、無料公開が継続されるようです。
12月8日から15日までは、特別な祝賀会が催される予定になっていますが、この間はもちろんのこと、それ以後も当面の間は大混雑が予想されるために予約が推奨されています。なにせ、世論調査によれば、フランス人のほぼ半数はこのパリ・ノートルダム大聖堂を(いずれ)訪れる予定にしているということで、これは大変なことです。
これでは、予約したとしても、かなりの行列は避けられない感じではありますが、それでも、予約しておけば、選択した時間帯に待ち時間を短縮して入場することが保証されるということになっています。
「ノートルダム大聖堂ウェブサイト」によれば、オンライン予約サイトは12月1日頃から利用可能になるそうで、訪問者は訪問の前日、または当日にログインして時間帯枠を予約し、デジタルチケットの確認は電子メールで送信されます。
12月8日から15日までの一般公開は、12月8日は午後5時から午後8時まで、12月9日から13日までは、午後3時30分から午後10時まで。12月14日・15日は午後3時30分から午後8時まで、そして12月16日からは、午前7時45分から午後7時までの通常どおりの公開になります。
また、12月17日・18日には、ジャン・セバスチャン・バッハのマニフィカトなどを披露するコンサートが開催される予定ですが、これらのチケットはすでに完売しているとのことです。
しかし、今後もいくつかのコンサートが当面は2025年8月まで予定されているとのことでまだまだ、チャンスはありそうです。
それにしても、行って直に見てみないと、実感が湧きませんが、あまりに衝撃的だった大火災からこの5年余りの間、パンデミックやパリオリンピックなどの様々なできごとを挟みつつ、フランスがよくも5年足らずで再開までこぎつけたことに正直、驚いています。
ふつうの工事ならば、フランスには工期というものは一応あっても、ないみたいなもの・・やはり、全世界からの寄付とともに集められた期待を背負ったフランスの意地のようなものを感じずにはいられません。
パリ ノートルダム大聖堂再開
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