2025年12月26日金曜日

娘の忘れもの癖 日本では忘れものなしの訳・・

  


 フランスで育ち、現在は日本で仕事をしている娘。この子だれの子?と思うくらい、しっかり者なのですが、唯一というか、彼女の欠点は忘れ物、落とし物をすることが多いことです。

 しっかり者なのに、なぜか本当に彼女は忘れ物というか落とし物をすることが多く、パリに来るときなどにも、必ず、なにかを漏れなく忘れてきて、ある時は、家の鍵、ある時はNavigo・・前回は、携帯の充電コードを忘れてきました。

 充電コードに関しては、機種によって微妙にコードも違ったりするわけで、私の携帯の充電コードでは、あわず、よもや、コードだけ、こっちで買おうか??と諦めかけたところで、ようやく、私が買い置きしてあったパソコンのコードが該当することがわかり、それを使うことができました。

 日本でも、会社で携帯、どっかに落とした・・とか、買い物先のコンビニにお財布忘れてきた・・とか、酷いときには、スキー場で携帯失くした・・なんてこともありました。

 彼女は時々、思い出したように電話をくれるのですが、最近、どうしてるの? 仕事は順調?、また、どっか旅行行くの?とか、そんな話をします。

 つい先日も電話でさんざん話したあとに、じゃあ、○○日からは、いないのね・・旅行、気を付けて行ってきてね・・忘れ物とかしないようにね・・最近は大丈夫なの?と聞いたら、どうやら、前回、行った旅行でも、なにか忘れ物をしてきた模様。

 「でも、電話したら、あったし、送ってくれるみたいなので、大丈夫・・結局、失くしてないから、これはノーカウント・・」と。

 なんだかんだで、彼女があちこちで落とし物やら、忘れ物をしているらしいのですが、日本の場合は、結局は、必ず見つかるので忘れ物や落とし物にはカウントされない・・などと、大威張り。

 落とし物が出てくる確率は日本は本当に高いのです。というか、彼女曰く、「日本では1,000%でてくる!」と。

 パリなんか、落とさなくても盗られるくらいですから、落とし物などをして、見つかる可能性は、限りなくゼロに近く、パリじゃなくても、落とし物がこんなに出てくる国なんて、そうそうあるもんじゃありません。

 日本での生活には、充分に満足しているらしいのですが、かといって、この先、ずっと日本に住み続けるつもりはない・・といっている娘。

 最近では、なにか忘れ物をしても、あんまり焦らなくなってしまった・・などと言っていますが、これでは、リハビリして、少し気を引き締めないと、他の国には、住めないよ・・と言っているのですが・・。


日本での忘れ物・落とし物


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2025年12月25日木曜日

欧州デジタルサービス法(DSA)への報復制裁措置 米国のビザ発給拒否問題

 


 トランプ大統領は、厳格なテクノロジー規制とオンライン偽情報対策に尽力する欧州の要人5名をこの規制に対する制裁措置として、米国のビザ発給を拒否することを発表しています。

 このうちフランス人のティエリー・ブルトン氏は、欧州デジタルサービス指令の立案者でもあり、2019年から2024年まで欧州域内市場担当委員を務め、特にデジタルおよび産業問題に関する幅広い責任を負った人物です。

 中でも、彼は、オンライン上のヘイトスピーチや偽情報に対抗するため、テクノロジープラットフォームに規制を課す欧州デジタルサービス法(DSA)の立案者として、広く知られている人物です。

 しかし、米国はこれ(DSA)を表現の自由の侵害であり、オンラインプラットフォームに追加的なコストをもたらすものと見ています。

 欧州への制裁措置ともいえる今回のティエリー・ブルトン氏へのビザ発給拒否は、EUが言イーロンマスク氏が所有するソーシャルネットワーク「X」に対して1億2,000万ユーロの罰金を科した直後に行われています。

 アメリカ側は、この罰金に対し、「外国政府による全てのアメリカのテクノロジープラットフォームとアメリカ国民への攻撃」と評しています。

 トランプ大統領は最近、発表した国家安全保障戦略の中で、ヨーロッパの文明の侵食を指摘しており、政治的自由と主権を損なう欧州機関を指摘しています。

 米国務長官は、今年5月の段階で、米国人を検閲しているとされている外国人に対するビザ制限を発表しています。

 ヨーロッパからの渡航者は一般的に米国への渡航にビザを必用としませんが、電子渡航認証システム(ESTA)の取得が必用です。なので、事実上(実際に)は、このESTAの段階で撥ねられるということです。

 つまり、今回の件が前例とするならば、「コンテンツやモデレーションやファクトチェックへの過去の関与は、アメリカの表現の自由を守る」という名目でビザ発給拒否の根拠となりうるということになります。

 これに対し、フランス側も黙ってはいません。

 まず、当のティエリー・ブルトン氏は、X上で反論。「念のためお伝えしておきますが、民主的に選出した欧州議会の90%と27加盟国は、デジタル権利に関する欧州法であるDSA(デジタル権利法)を全会一致で承認しました」と強調。

 また、「ヨーロッパの人々は自由であり主権を有しており、自らのデジタル空間を規定するルールを他者に押し付けられることはできない」と述べています。

 そして、マクロン大統領も「欧州連合(EU)のデジタル空間に適用されるルールは欧州の外で決定されることを意図したものではない」と今回の米国の制裁措置の背後にある脅迫を非難しています。

 マクロン大統領は声高に「欧州は引き続き、デジタル主権と規制の自主性を守り続ける!」と断固としてこの制裁措置に屈しない姿勢を示しています。

 欧州と米国のこのデジタル規制に関する闘いは、まだまだ続きそうです。

 日本はどうしているんでしょう?


欧州デジタルサービス法(DSA)


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2025年12月24日水曜日

ノエルの食卓に変化あり? フランスのスーパーマーケットとアジアのスーパーマーケット

  


 私は日常の食料品の買い物は、必用な食材に応じて、何軒かのお店を渡り歩くことになるのですが、ごくごく日常的な野菜や肉などは、近所のスーパーマーケット2軒、品物によって、そのどちらかへ、それ以外、和食などのアジアっぽい食材の場合は、アジア食材を扱っているスーパーマーケットに行っています。

 あとは、日本から買ってきているものをちょっとずつ、必用に応じて使っています。

 私の食生活がいわゆるふつうのフランス人の食卓とは違い、おそらく、日本人の食生活に近いような食生活を送っているためでもあります。

 ノエルの前の今の時期は、カーフールなどのスーパーマーケットはもうすっかりノエル仕様になっており、もう「フォアグラ祭り」とでもいうべく、入口近くに綺麗にリボンでパッケージされたフォアグラの棚がズラーッと並び、サーモン、キャビア、生牡蠣などなどが前面に登場、大きな箱詰めのチョコレートなども山積みになっています。

 また、ノエルならではのシャポン(大きな去勢鶏)や鴨などなど、いつもは見かけないものも登場しています。

 ここ数日で、これらの食材が売れていくわけですが、人出は今のところそこそこ・・な印象です。

 私はもう一人暮らしになってからは、クリスマスもなにも、あまり関係ないのですが、今週、来週と久しぶりにお客さんが来るので、少しお買物をしておかなければ・・と、アジア食材を扱うスーパーマーケット(タン・フレール)にでかけたのです。

 これが、ものすごい混雑していて、正直、驚きました。もうレジに並ぶ人の行列が商品を陳列している棚にまで達していて、一部の棚は行列のために見れないほどに・・。

 昔は、このアジア食材を扱うスーパーマーケット

は、さすがにクリスマス前は、そんなに混雑をすることがなく、やっぱりノエルの食卓には、アジア食材は選ばれないんだな・・と思った記憶があるのですが、最近では、むしろ、フランス人のノエルの食卓もバリエーションが増えたのではないか・・と思わせられます。

 しかし、以前は、このアジア食品を扱うスーパーマーケット、一般的なフランスのスーパーマーケットよりも、圧倒的に安かったんですが、最近は、ずいぶん値上がりしました。

 と、同時に最近は、一般的なカーフールやモノプリなどのスーパーマーケットにもタン・フレールの商品がポツポツと置かれるようになっていて、これが当然ながら、おおもとのタン・フレールで買うよりも格段に高いです。

 けれど、置いてあるということはそこそこ売れているということでもあります。

 それだけ、アジアの食品がフランス人の食卓にも浸透しつつあるということでもあるのですが、同時に商売の仕方がやっぱり圧倒的に上手いのではないか?と。

 フランスの大きなスーパーマーケットも軒並み業績悪化と言われているところも多いのですが、やっぱり商売の仕方が今一つなのかな?などと思わずにはいられません。

 考えてみれば、店舗数やお店の大きさが違っても、商品の種類や数というものは、ものすごく多いアジア系のスーパーマーケットです。

 日本のスーパーマーケットやコンビニなどを見ていても、小さい店舗でもものすごい品数で、常時、品出しを欠かさないその姿勢はすごいな・・と思うのですが、少なくとも、お店が大きくても同じ商品が横並びになっているようなフランスのスーパーマーケットが追されていくのもわからないではありません。

 食料品ではありませんが、服飾の世界などでも中国系のSHEINなどにおされて、フランスの中堅どころの服飾メーカーが倒産に追い込まれたりしていますが、ざっくり言って、フランスはあんまり商売が上手じゃないのかな?と思ったりもします。

 スーパーマーケットの話から、話がちょっと飛躍してしまいました・・・。


フランスのスーパーマーケット


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2025年12月23日火曜日

パリ近郊で5万台以上の携帯電話・パソコン盗難事件

 


 12月は毎年、犯罪が増え、治安が悪くなるのは、いつものこと。スリや空き巣、強盗、また小包が紛失したりすることも増えます。

 アフリカにいた頃には、やけに交通違反などの取り締まりが厳しくなり、やたらと罰金をとられる季節でもあり、「見逃がしてやるから罰金よりも少し安めの金額を払え・・」などと警察官から言われて、これでは、まるでカツアゲ??恐喝ではないか?・・警察官が・・こんなのあり??などと、思ったこともありました。

 今年は、パリではまさかのルーブル美術館に強盗が入り、多数の美術品が盗まれるという大事件がありましたが、年末も差し迫ってきて、今度は、セン・サン・ド二の倉庫から5万台以上(50,456台)の携帯電話、パソコン、タブレット、ヘッドホン等が盗まれるという事件が起こりました。

 盗難品の推定価値は現在のところ、3,700万ユーロ(約6億8千万円)と見られています。

 5万台以上のこれらの電子機器(マルチメディア機器)といえば、大きさも重量も相当なもの・・と思ったら、それらの商品の入った荷物のパレットがまるまる30個盗まれたそうです。

 これほどの大がかりな盗難ならば、しっかり防犯カメラがその一部始終を捕らえているだろうと思いきや、犯人は防犯カメラシステムを無効化することに成功しており、その夜は警報システムも作動していなかったそうです。

 この倉庫は中国の電子商取引会社である京東の倉庫だったそうで、計画的、かつ組織的な犯行と見られています。

 検察庁は組織犯罪による窃盗、および盗品受領、犯罪共謀の容疑で捜査を開始し、ギャング対策部隊(BRB)が捜査を開始しています。

 この捜査報告によれば、この組織は日曜夜から月曜朝にかけて、計画的に、まず敷地内のCCTVシステムを無効化することから、犯行を開始していたことがわかっています。

 この種の電子機器の場合、製品一つ一つには、通常シリアルナンバーがつけられていて、その後の商品の追跡が可能になっています。

 盗まれた携帯電話等の電子機器は HonorとOppoの製品(どちらも中国)です。

 先日、Appleのパソコンの修理を頼みにショップに持って行ったところ、これは、〇月〇日に○○(場所・店名)で購入されたものですね・・と言われてビックリしたばかりでした。

 これらの盗品は今後、どこかに転売されてしまうのだと思うのですが、こうして転売された商品は、どのように履歴、、記録が残るのでしょうか?・・なんてことをふと、考えました。

 それにしても、これほど大掛かりな強盗。なかなかなエネルギーも労力も使って、こんなに頑張るならば、もっとふつうの仕事できそうなのにな・・と思います。


5万台の携帯電話の盗難


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2025年12月22日月曜日

エアフランス まさかのダイバートで乗客全員無事も苦情申し立て

  


 今週、日曜日のエアフランス パリ発アジャクシオ行(コルシカ)AF 7562便で、離陸後、エンジントラブルが起こり、リヨンに緊急着陸していたことが発覚しています。

 このエアバス A320型機は、173名の乗客を乗せて出発していましたが、この事故、乗客の証言によれば、複数の乗客が「大きな爆発音」を聞いており、エンジン1基から炎が出ているの(大きな黄色の閃光)を目撃し、その後、大きく機体が揺れ始めた・・ということです。

 これまで、私もずいぶんと飛行機にも乗り、けっこう揺れたりして、ちょっとハラハラしたことはありましたが、爆発音が聞こえたり、ましてや機体から炎が出ているのを見た・・なんてことは一度もありません。

 乗客の証言によると、「飛行中、左エンジンが停止した」と機長が説明したという話もありますが、真偽は定かではありません。

 エールフランス航空は、「技術的なインシデント」があったことを認め、「着陸は安全手順に従って行われ、負傷者はいない」と発表しています。

 17時9分にオルリー空港を離陸した同機は、離陸後、約50分後に大きな衝撃が起こり、翼から閃光が見え始め、5分後に炎が噴き出していた・・とのこと。

 中には、「もう父と一緒に死ぬ覚悟を決めていた・・」という乗客もいたほど・・しかし、この乗客たちは、ストレスをうまく処理していたと伝えられています。

 リヨンの空港に緊急着陸したのは、18時26分。その後、4時間ほど待って、代替便が用意され、22:39にリヨンを出発、バスティアを経由して23:45にアジャクシオに到着したそうです。

 通常ならば、3時間程度のフライトですが、7時間くらいの時間を要しました。

 今回ばかりは、時間の問題以上に安全の問題ですが・・

 機体に衝撃が起こったのが離陸から50分後となので、緊迫状態にあった30分。まさに、生きた心地がしなかったであろうと思われますが、この中の12名の乗客が、エアフランスに対し、「他人の命を危険に晒した」、「配慮の欠如」などの苦情申し立てや、全額返金を求めています。

 機内の客室乗務員などは明らかに不安そうで、事態が深刻だと確認したという乗客、無事にリヨンの空港にダイバートし、着陸したときには、パイロットの一人がほっとしたのか、

「エンジンの1つが早く休暇を取ってしまったようです」

 と冗談を言ったとか・・。

 これは、ちょっと冗談にはならないというか、全く笑えず、この訴えを起こそうとしている人々をさらに怒らせています。

 彼らの弁護士によれば、「乗務員は30分間、乗客を不安にさせたまま放置し、なにが起こったのかわかりませんでした」とのこと。

 これからクリスマス休暇に入る時期、人々の移動が増える時期です。そんな時期に入ったとたんに、この事故。

 しかし、機内から翼から炎が上がっているのが見えたら、やっぱり、パニックになりますね・・。


エアフランス ダイバート

 


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2025年12月21日日曜日

フランスの2026年予算案に盛り込まれている「暴動リスク賦課金」 通称 暴動税

  



 2026年予算案の修正案では、暴動による損害を補償するため、保険契約に賦課金が導入されるという内容が盛り込まれています。

 暴動ありきのこの賦課金には、現在のフランスの状況では、不思議ではないものの、賦課金を科す前に、暴動を起こさないようにすることは考えないのだろうか?と思ってしまいます。

 政府が提出したこの修正案は、保険契約に暴動補償を義務付けることを提案しています。

 この保証は、個人、企業、地方自治体など、あらゆる種類の保険契約に課税することで財源が賄われる仕組みになっています。

 この賦課金は、テロや自然災害への保障のために既に存在するものと同様の補償基金に充てられることになります。

 実際、現在、すべての住宅保険契約には、自然災害リスクとテロリスクに関連する賦課金が含まれています。

 しかし、特に「保険会社が全国的にこのリスクの保障条件を厳格化し、最もリスクが高いと判断される地域での保証を撤回した」という、実際、事が起こった段階になって、「えっ??なんのための保険だった?」というような事態が発生していたことを挙げ、今回の「暴動リスク賦課金」の導入の必要性を説明しています。

 フランスでは、デモは日常のことで、このデモが暴動に発展してしまうことも決して少なくなく、2年前に発生した大きな暴動では、総額10億ユーロの損害が発生しています。

 暴動で破壊され、燃やされたりする建造物や車などを見るたびに、これ?誰が払うの?でも、保険に入っているんだろうな・・などと漠然と思ってはいたのですが、10億ユーロともなれば、保険で全てをカバーできるわけはなく、むしろ、保険会社の方としたら、どのように支払金額を軽減するか?と考えているのも頷けてしまいます。

 また、この「暴動」の定義付けも不透明で、どこからどこまでが「暴動」であるか?ということも、きっちり境界線が引きにくいところでもあります。しかし、政府はこの改正案の中で、「暴動とは、暴力を伴う集団行動であり、公権力に対するもので、抗議を表明し、政治的もしくは社会的要求の充足を得ることを目的としている」とし、「暴動に起因する直接的な物質損害は被保険者が当該損害を防止するために講じた措置によって、発生を防止できなかった場合、または実施できなかった場合に暴動の影響と見なされる」と説明しています。

 たしかに、最近は大きなデモが告知されたりした場合、店舗を閉店したり、ウィンドーにバリケードをはってガードしたりするのは珍しくないことになっています。

 現時点では、この予算案が現在の形で成立する保証はありませんが、いずれにしても、放置できる問題でもないのかもしれません。

 たしかなことは、この「暴動リスク賦課金」が導入されれば、個人であれ、法人であれ、すべての保険契約者は居住する自治体で暴動が発生したかどうかに関わらず、この賦課金を支払わなければならなくなるということです。

 現在のところは、上院を通過しただけで、まだまだ議論が続きそうではありますが、これに反対する声も大きく上がっており、「国家は秩序を維持できないのに、私たちがその代償を支払うのか?」、「これは暴動にまで税金をかける、暴動税だ!」などなど・・。

 まだまだ、議論は続きそうですが、いずれにしても、また増税です。


暴動リスク賦課金 暴動税


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2025年12月20日土曜日

公共交通機関での検札が多い12月 この人たちホンモノの検札官?と不安になるほど怖かった・・

  


 12月に入って、公共交通機関の中でのコントロール(検札)を見かける機会が多くなっている気がしています。

 メトロの場合は、駅の出口に向かう通路だったりするので、そこまで圧迫感はないのですが、バスの中で見かけるコントロールはなかなか威圧感があって、ちょっと怖かったりもします。

 メトロのコントロールと違って、バスのコントロールはたいていバスの車内で行われていることが多いので、そもそも狭い車内の中では4~5人の検札官がいたら、威圧感もハンパなく、最近は、警戒されて逃げられるのを防ぐためなのか?私服警官ならぬ私服検察官が多いものだから、この人たち、本当にホンモノの検察官?といぶかしく思ってしまうことも少なくありません。

 最近は、警察官の詐欺などもあるというので、検察官だって、詐欺がないこともないような気がしてしまうのです。

 また、このようなコントロールに遭遇する際は、やはりやるだけのことはあると言うべきなのか?たいていつ捕まっている人が1人や2人はいるもので、また、捕まる方も大人しくしていない場合も多いので、大声で激昂しているケースもしばしばなので、余計に怖い感じがします。

 とにかく怒っているときの人の顔は怖いものですが、それにしても、最近、見かける私服検札官・・言っちゃ悪いが人相がよくないというか、ガラが悪いというか・・。

 先日、3回、立て続けにバスの中でのこのコントロールに遭いましたが、1度目は、高校生の男の子、この子はバスのチケットも持っていないどころか身分証明書もなし。本当は身分証明書なら持っているのかもしれませんが、とにかく出さない・・。さんざんすったもんだの挙句に「velib(貸自転車)のカードならあるけど・・」とごそごそ出し始め、「それでもいいから・・名前と住所が確認できればいいから・・」と、そこはそれで一段落。

 2回目は15歳の女の子で「15歳にもなって、バスに乗るならチケットがいるということもわからないのか!」と懇々とお説教の末に罰金切符を切り、バスから引きずり下ろしました。

 そして3回目、これが一番、怖かったのですが、中年のおじさん・・チケットを持っていたのに、機械を通していなかった・・ということで、罰金切符を切られそうになっていました。

 この乗客は中年の厳つい感じのおじさんだったのですが、自分はチケットを持っているのに、罰金をとられるのは絶対に納得いかない!と息巻いていて、それについて、延々と言い合いをしているのです。

 そりゃあ、狭いバスの中で、厳つい男性が言い合いをずっとしているので、周囲の人も近寄らずに見るとはなしに、遠巻きに眺めている感じ。

 結局のところ、この時は、検札官の方が折れてしまって、その男性は、怒りながらバスを降りて行ったのですが、まあ、チケットを持っていたとはいえ、機械を通していなかったら、本来は、罰金対象というのが原則ですから、ふつうは言い逃れはできないのがふつうです。

 それにしても、どちらもガラの悪いことこのうえなく、側で見ている方だって、怖い怖い・・。


公共交通機関の検札 コントロール


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