
フランス暮らしも長くなり、日本へ帰国するたびに持っていくお土産には、ほんとうに頭を悩ませています。もはや、お土産のことを考えるだけで、日本行きが億劫に感じられるくらいです。
しかし、手ぶらでは、帰れない! 毎回、山ほどのお土産を持って帰ります。
平均して、毎年、年に1〜2回の帰国で、今まで、考えうるものは、もう全て、持って行ったというくらい、持っていき尽くした感があるです。
洋服、バッグ、化粧品、香水、食料品、はっきり言って、かなりの出費も嵩みます。
化粧品などに関して言えば、日本には、日本人の肌質や気候に合った優れたものがたくさんあるし、シャネルやディオールなどのフランスの大手化粧品会社では、世界中、どこでも同じ価格で買えるような価格設定を目指していると言います。
その上、日本人の好きな、美白、日焼け止め効果のある化粧品に関しては、シャネルなどのブランドにおいても、アジア限定の商品を発売しているくらいです。(こちらの人は、美白よりも、日焼けして、リッチさをアピールしたがる傾向にあります。)
だいたい、日本のデパートに行けば、フランスのものだらけと言ってもいいくらいで、フランスのもので、日本で手に入らないものは、まずないと言っていいくらいです。
まあ、化粧品に関しては、価格の点から考えると、ビオコスメのメーカーの値段的にもお手頃なユリアージュのハンドクリームやリップクリームなど、無香料の上に質が良いので、おススメです。(男性でも、女性でも使えるし・・)
また、ビタミンCのタブレットや、アヴェンヌのシカルフェートクリーム(ニキビ、肌荒れ、虫刺されなどにも効く万能クリーム・これも無臭でサラッとしています。)なども便利です。
だいたい、日本のデパートに行けば、フランスのものだらけと言ってもいいくらいで、フランスのもので、日本で手に入らないものは、まずないと言っていいくらいです。
ですから、もう、こちらも思いつかないので、日本に行く前には、注文を聞くようにしています。
その結果、最近は、もっぱら、空輸の利点を活かした食料品に頼っています。
特に人気があるのは、バター、チーズなどの乳製品です。
日本でのフランスの乳製品の値段には、ビックリしてしまいます。いくら、美味しいとはいえ、この値段で、誰が買っているの? と思う程です。
(こちらでは、一番スタンダードでお手軽なプレジダンやリオンのカマンベールなども少なく見積もっても7〜8倍の値段です。一体、これは、どこが儲けているのか? 税金なのか? 仲介業者なのか?と、いつも、思います。)
エシレバターなどは、こちらでも、普通のバターに比べると、若干、高めで、バターを大量消費するフランス人の一般家庭では、あまり、消費されているわけではありません。
とは言え、この値段の違いを考えれば、お土産としては、かなり、ポイントが高いようです。
チーズに関しても、スタンダードに日本に輸出されているものは、少なく、チーズならば、あまり、日本では、手に入りにくいものがたくさんあります。
ここのところの、内輪での人気は、コンテですが、これも熟成期間、6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月と色々です。できれば、その場で、大きく切ってもらったものを買って、日本に帰ってから切り分けることをおススメします。
日本で手に入りにくいと言えば、エシレの生クリームなども結構、喜ばれました。
あとは、コンコイヨットと言って、リキッド状になっているチーズなどもパンに塗って食べたりしやすいので、日本人には、人気があります。
また、トゥルトーフロマージュと言って、袋入りの黒いチーズケーキもあっさりとしていて、日本には、あまりないので、おススメです。スーパーのチーズコーナーのレイヨンに売っています。
チーズ以外には、野菜類、季節にもよりますが、エシャロット、アーティーチョーク、紫色のジャガイモなどなど。
他に、参考までに、今まで、喜んでもらったものは、ブーケガルニ、ブイヨンキューブ、パウダーのスープ類(日本にはない、アスパラやポアロやセップ茸のものなど)、ゲランドの塩、ドライのセップ茸、バルサミコ風味のマスタード...