2022年11月18日金曜日

ボジョレーヌーボーと日本の関係

   ボジョレーヌーボー解禁の日だと、朝、気がついて、今年はどんな具合だろうか?とスーパーマーケットをのぞきに行ってみました。ここ数年、パンデミックの影響も多少はあったとはいえ、年々、衰退していくボジョレーヌーボーを「あ〜あ・・」という感じで、見ていました。 もともと、ボジョレーヌーボーは、フランスでは、そんなに人気があるわけでもなく、私自身も特に飲みたいと思うわけでもないのですが、一応、11月の第3週目の木曜日と日付が決められていることで、なんか、季節感を感じる気がする程度です。 とはいえ、一応は、解禁日からしばらくは、ボジョレーヌーボーのコーナーが設けられ、低価格(5〜10€程...

2022年11月17日木曜日

ポーランドに落下したミサイルとNATO条約第5条 よもや第三次世界大戦の危機

   ウクライナがロシア軍から激しい砲撃を受ける中、ポーランドにミサイルが直撃し、一昨日は、フランスにも大きな波紋が広がりました。 NATO加盟国であるポーランドがロシアからの攻撃を受けたとなれば、NATO条約第5条により、集団的自衛権を行使することに繋がる可能性があるのです。 この第5条には、「NATO加盟国が武力攻撃の被害を受けた場合、他の加盟国はこの暴力行為を全加盟国に対する武力攻撃とみなし、攻撃された国を支援するために必要と認められる措置を講じる」と記されています。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、まもなく、このポーランドへのミサイル攻撃を「これはロシアの攻撃だ!インドネ...

2022年11月16日水曜日

10ユーロから45ユーロの電気・電子機器 家電製品修理ボーナス導入

   2022年12月15日から、フランスは、電気・電子機器に修理ボーナスの導入をスタートさせます。これは、2020年、循環型経済法で規定された修理基金で、機器の長寿命化と廃棄物削減を目的としたもので、この基金には6年間で4億1千万ユーロが割り当てられる予定です。 現在、約15億点の電気・電子機器が流通するフランスでは、年間約1,000万件の修理が行われていると推定されていますが、この修理ボーナス導入により、この修理量を20%増加させることを目標としています。 つまりは、「捨てずに修理して使おう! そのために、一部は負担するよ!」ということです。 この修理ボーナスは製品の種類により、金額は10ユーロから45ユーロに分類されています。 ・10€ コーヒーメーカー、アイロンなど ・15€ 掃除機、DVDプレーヤー、ホームシアター、楽器、自転車、スクーターなど ・20€ ゲーム機、スピーカーなど ・25€ ワインセラー、洗濯機、冷蔵庫/冷凍庫、タブレット、携帯電話など ・30€ テレビ、ビデオプロジェクターなど ・45€ ...

2022年11月15日火曜日

2024年パリオリンピック・パラリンピック マスコットキャラクター フリージュ

  2024年パリオリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターが発表されました。 「フリージュ」と名付けられたこのキャラクターは、フランスの精神を具現化したもので、トリコロールとフランス革命とフランスの象徴であるフリジア帽をモチーフにしていると言われています。そういわれてみれば、たしかに、あの帽子です。 このキャラクターの選択は、6歳から14歳の子どもたちにサンプルを使ってテストして、検証された結果、選ばれたもので、赤いフリジア帽がマスコット化したもの。それぞれの靴はトリコロールの赤・青・白でデザインされていて、ご丁寧なことに目そのものもトリコロールカラー、目尻につけられたリボンまでトリコロールで足さえもブルーと白で、双子のうち1人は義足をつけています。 彼らの使命は「フランスとフランス人を動かし、スポーツを紹介・再導入すること」であり、「完璧なサポーターの精神」を広めることだそうで、「スポーツはすべてを変えることができ、私たちの社会で重要な位置を占めるに値することを証明することを目的としている」と重大な任務を負っています。 この二つのキャラクターには、ストーリー性のあるキャラクター設定もされており、オリンピックのフリージュは「賢い人であり、すべてを計算せずに物事に着手することはなく、少し狡猾で誘惑的な面もあるが、非常に感情的でもある」一方、パラリンピックのフリージュは、「無限のエネルギーを持つ外向的なパーティーガールで、自発的で、少し熱血漢、常に新しい経験を求めている」のだそうです。 他の国のオリンピックのマスコットキャラクターに関しても、こんなに詳細なキャラクター設定がもされているのかどうかはわかりませんが、とかく、なにかと理屈をつみあげて、仰々しく語りたがるフランス人らしいような気がします。 とはいえ、このマスコットキャラクター販売は、オリンピックのライセンス収入の25%にのぼり、総額は1億2700万ユーロとと見積もられています。 フランスの中小企業メーカーGipsy...

2022年11月14日月曜日

スティーブン・スピルバーグ「ターミナル」にインスピレーションを与えた伝説のホームレスCDGで死去

   スティーブン・スピルバーグ監督の映画「ターミナル」にインスピレーションを与えたイランの政治亡命者、メヘラン・カリミ・ナセリ氏が彼が長年過ごしたホームであるパリ・シャルル・ド・ゴール空港で亡くなりました。 彼は、母親を探してロンドン、ベルリン、アムステルダムと旅をした後、1988年11月にパリ北部のロワシーに居を構えるようになりました。彼は、自分のホームに選んだ空港という場所で、好きな音楽を聴き、新聞や小説を読み、自分の思いを書き綴りながら、空港という公共の施設で静かに暮らし続けていましたが、ついには、1999年、フランスで難民認定を受け、滞在許可証を取得しています。 そんな彼をどうやって発掘したのかは謎ですが、彼の哲学的?な生活からヒントを受けてスティーブン・スピルバーグ監督が制作した映画「ターミナル」が公開された当時、彼は世界中からのジャーナリストの注目を集め、1日に何本ものインタビューを受けるほどの有名人になり、シャルル・ド・ゴール空港では、空港職員の顔として親しまれ、伝説的な存在になっていたのです。 サンドイッチ屋とマクドナルドに挟まれた数平方メートルの三角形が彼の日常生活の中心で、空港のトイレがバスルームになっており、上着やズボンは定期的にクリーニングに出していて、決して問題は起こさず、静かな人で、他のホームレスが助けを求めてきたり、食べ物を求めてきたりしても、彼は何も言わず、何も要求せず、お金も出さず、他とは一線を画す存在で、彼を知る人々は、「素直だけど口下手で正直者だが口数の少ない人」「彼は仙人だ、現代社会の僧侶を思わせる...

2022年11月13日日曜日

モンパルナスにできた新しいコマーシャルセンター Les Ateliers Gaîté とモンパルナス駅のM&Sとカヌレ

   パリ・モンパルナス界隈に新しいコマーシャルセンター Les Ateliers Gaîté ができたというので、覗きに行ってきました。ちょっと、他の出先からだったので、バスで出かけたのですが、モンパルナス駅からもそんなに遠くはありません。 この新しいコマーシャルセンターはアトリエと名前に入っていることからも、一般的なコマーシャルセンターに入っているような店舗(Truffaut、Nature & Découvertes、Mr. Bricolage、Go Sport、Bo Concept、PoltroneSofà、Darty)、衣料品店(Naf Naf、Okaïdi、Courir、Claire'sなど)から古着屋さんなども入っていますが、とりたてて、もの珍しくもなく、個人的には、あまり興味が湧かず、強いていうなら、フードコートが比較的広く、DJなども入るようにできているので、おそらく夜、若者たちにとっては、楽しい空間になるのかもしれません。フードコート入り口 ところどころにピンボールなどのゲーム機が置かれているのにも遊び心が感じられます。 しかし、このコマーシャルセンターは、ショッピングエリアだけではなく、最終的なプロジェクトとしては、社会住宅、託児所、オフィス、ホテル、市立図書館を含む複合施設になることになっており、また、このアトリエのコンセプトは、この地域が、劇場、芸術家のアトリエ、文壇などの娯楽の場であったことを喚起させ、DIYのトレンドに乗り、お客様がワークショップに参加することで交流し、学び、単なる購買行為を超えた体験をする場にすることをうたっています。 そういえば、昨年、16年ぶりに再開したパリ・サマリテーヌもショッピングエリアとともに、同様の社会住宅や託児所、オフィス、ホテルなどを併設した形で完成すると言われていますので、複合的な総合施設というのは、現在のトレンドなのかもしれません。 コマーシャルセンターだけでは、もはや人を惹きつけられず、プラスアルファが求められているのかもしれません。 しかし、はっきり言って、私にとっては、少々、期待ハズレで、あまり来ることのないモンパルナス界隈、せっかく来たのだから、モンパルナス駅に寄って、カヌレを買って帰ろう・・とモンパルナス駅に向かったのでした。 滅多に来ることがないモンパルナス駅ですが、去年、久しぶりにTGVに乗るために駅を利用し、びっくりするほど綺麗になっているのにビックリしたのですが、旅行の通過点にすぎず、あまり駅の中をゆっくり歩くことはありませんでした。 今回、じゃあカヌレを買いに・・と思ったのは、ボルドーの有名な...

2022年11月12日土曜日

1686年創業のパリ最古のカフェレストラン ル・プロコープ Le Procope

   パリの街の美しいところは、近代化されていく中でも歴史が脈々と残されているところにあると思っています。とはいえ、場所によっては、「ここは、本当にパリ?」と思うほど劣化して、スラム化しているような場所もあるのですが、そういう場所は危険も伴うので、たまに出くわすことがあってもあまり近寄ることはありません。 パリに来たばかりの頃は、「きっとパリってず〜っと変わらないんだろうな・・」と思っていたのですが、ここ10年ほど、特にパンデミックを境に大きく変わってきた気がします。 パリの中でも、私が最も好きなの場所のひとつは、サンジェルマン・デ・プレ界隈で、おそらく日本の人がイメージしているであろうパリが楽しめる場所です。 サンジェルマン大通り沿いのパッサージュの入り口付近 そんなサンジェルマン・デ・プレを散歩していて偶然見つけたのが、パリで最古といわれるル・プロコープ Le...