2022年1月1日土曜日

マクロン大統領の年末の演説と大晦日のカウントダウン

   


 年末、大晦日の日に大統領が国民に向けて、一年の総括や来年への展望などを語る模様が放送されるのは、フランスの伝統的な行事の一つのようなもので、なぜだか、私は、マクロン大統領以前のオランド大統領やサルコジ大統領を飛び越えて、シラク大統領の年末の演説が印象に残っています。

 あくまでも、個人的な好みですが、私がフランスに来て以来のフランスの大統領の中で、シラク大統領が威厳もゆとりもオーラもあって、立ち振る舞いなども、どこか優雅でカッコよかったなぁと思っているのです。

 個人的な好みは、全くの余談ですが、この4人の大統領の中で、最もたくさんの演説を聴いたのは、マクロン大統領にほかなりません。

 なんといっても、もう2年近くも続くパンデミックのために、彼の演説は、おそらく、どの大統領よりも機会も多く、ロックダウンやロックダウン解除、ヘルスパスシステムの導入などなど、見逃せない内容でもありました。

 また、パンデミック以前もテロや黄色いベスト運動などで、フランスは荒れていましたので、彼が大統領に就任して以来、まさに苦難続き、その度にマクロン大統領は、国民に向けて、話をする必要が多々あったわけです。

 フランスの大統領選挙は2022年4月に行われますが、まだマクロン大統領は、立候補の声明を出していません。今回の演説でも、大統領選に出馬するということは、明言していませんが、「私は、今後もどんな立場にあっても、皆さんを支え続けることを約束します」と語っています。

 今回の演説が彼の任期中の最後の演説とは思えませんが、一貫して、彼の演説は、いつもフランスを称え、自信に溢れ、自画自賛を混じえながら、かなり楽観的なのが特徴です。

 今回も例に漏れない内容で、冒頭は、「現在、私たちは、再び感染拡大に直面し、今後、数週間は、非常に困難な状況が待っています。」と始まりましたが、これは、あたかも想定内のことであったと言わんばかりに、「しかし、昨年と違って、私たちには、ワクチンという武器がある」そして、「5300万人」のフランス人がワクチンを接種し、2400万人のブースターを注射したことを説明し、「この水準は、フランスを「世界のトップグループ」に位置づけるものである。」と語りました。

 しかし、残念ながら、毎日記録を更新しつづけている感染者数や感染率もまた、世界のトップグループでもあるのです。

 そして、2022年に向けて、自分は「楽観的」であると語り、エマニュエル・マクロンは、「2022年は流行が終わる年かもしれない、私はあなたとともにそれを信じたい」と述べました。

 「私たちは、ワクチンのおかげでこの波を乗り越えることができる」と続け、「国の活動を維持するために可能な限りのことをする」「自由を圧迫するような制限を設けない」ことを約束しました。

 また、「フランスは試練を乗り越え、2年前よりも強くなっている」とマクロン大統領は強調し、自身が着手したいくつかの改革を振り返りました。

 「パンデミックの状況下では、すべてを先送りすることもできたが、私たちは決して諦めなかった。この数週間と今後数ヶ月の間だけでも、何十年も前から語られてきた決定がなされたし、これからもなされるだろう」と、「失業保険の改革」「購買力対策」「インフレ手当」「エネルギー券」「最も低所得であった公務員の給与の引き上げ」「環境対策」などを挙げて付け加えています。

 さらに、パンデミックにより、ヨーロッパの繋がりが証明されたとし、フランスが1月には、EU議長国就任することにより、2022年を「ヨーロッパの転機の年」にすると約束しました。

 彼のこの大統領として、フランスの一年を総括する演説とはいうものの、聞きようによっては、彼の業績を振り返り、印象付けるものであった演説であったとも思えるのです。相変わらず、自画自賛と楽観的な展望です。

 案の定、大晦日のカウントダウンの瞬間には、花火も何もないのに、(花火中止を知らなかった人も多かったらしい)シャンゼリゼは物凄い人・人・人・・。花火は禁止されても、人の集まりは、あまり変わらなかったようです。

 テレビでは、世界各国の年明けの花火の様子が繰り返し報道されていて、その時にジャーナリストの一人が、「色々な国に素晴らしい花火があるけど、やっぱり、僕が一番きれいだと思うのは・・」と話し出したので、当然、フランスが一番だと言うのだと思って、「うわっ!また出た!自画自賛!はいはい!パリの花火はきれいですよ・・」と鼻で笑ったら、「僕は日本の花火が一番きれいだと思うんです」と言ってくれたのには、ちょっとびっくりするやら、嬉しいやら・・。



 シャンゼリゼだけではなく、どこもかしこも、この感染爆発を恐れる様子は、まるで、ありません。大勢での集まりの禁止も屋外でのマスクの義務化もまるで、無視されています。取り締まりの10万人の警察官はどうしているのか?と思ってしまいます。

 

 2021年12月31日もフランスは、1日の新規感染者数の記録をさらに更新し、232,200人を記録しています。


フランス年越し マクロン大統領大晦日演説


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2021年12月31日金曜日

12月31日 大晦日年越しの規制

   


 1日の新規感染者数が20万人を超えても、結局は、大晦日の年越しの夜もロックダウンや夜間外出制限は行われないまま迎えることになります。

 しかし、その代わりに細かい禁止事項は、いくつかあり、当日は、10万人の警察官が動員されるそうです。1日20万人の感染者と、取り締まりのための10万人の警察官。どちらも数十万単位でダイナミックなことです。

 今年は、すでにパリ、イル・ド・フランス(パリ近郊の地域)では、屋外でもマスク着用が義務化されているほか、公道でのダンス、飲酒、パーティーが禁止されており、レストラン・カフェ・バーなども1月1日午前2時には閉店が義務付けられています。


 すでに、ディスコ、ナイトクラブなどの場所は閉鎖されているので、その他の施設でもダンスは禁止、つまり着席のみということ、ダンス・飲酒は、公道でも禁止。せめて、おとなしく座っていなさいということです。

 また、パリ市内のなにかと人の集まるいくつかの地域では、31日午後6時から土曜日の午前6時まで、アルコールの販売と消費が禁止されています。

 コントルスカルプ広場、アンヴァリッド広場、サン・マルタン運河、セーヌ川の右岸と左岸、ポン・デ・ザールとポン・ド・サリーの間、シテ島の岸辺、サンルイ島の岸辺」が対象となります。いずれも、パンデミック発生以来、度々、人が集まり、問題になったところばかりです。

 とはいえ、昨年の大晦日は、午後8時以降の外出は禁止、また、全てのレストランやカフェなどの飲食店は、閉鎖されていましたので、昨年に比べれば、格段に規制は緩くなっているのです。

 昨年でさえも、ずいぶん、甘々だな・・と思った記憶がありますが、今年は、さらに甘々です。状況が許せば、もちろん、シャンゼリゼ(凱旋門)の花火なども毎年、楽しみにしていた私ですが、今年は状況が悪すぎます。

 オミクロン株は重症化しにくいということで、いくら感染者がいても、それほど深刻になっていない感じがフランスにはありますが、実のところは、昨年の12月31日の1日の感染者は1万9千人程度、今年は、その10倍以上で、集中治療室の患者数も、昨年はこの段階で、2600人程度であったものが、今年は、3469人にまで上昇しています。

 感染者が10倍以上になっているのに、重症患者が10倍にはなっていないところはせめてもの救いですが、感染症の専門家によれば、この感染拡大の波は、少なくとも2〜3週間は続くと説明しています。

 フランス全国の10万人あたりの感染率は1049.5にまで上昇(100人に1人以上は感染)、パリに至ってはその倍の2000以上にまで達しています(50人に1人以上は感染)。

 フランスではすでに、オミクロン株の割合がデルタ株を上回ったそうなので、少なくとも毎日、10万人以上のオミクロン株による感染者がいるということです。

 何よりも1日20万人という感染者がいても、まるで危機感がないのが何よりも信じられないことで、この「ワクチンをしているから大丈夫」「若いから大丈夫」に加えて、「オミクロンは重症化しない伝説」も、さすがにこれだけの感染者が増えれば、確実に重症化し、死亡する人も増加していっていることに、あまりにも鈍感で、この期に及んで、まだ屋外でのマスク義務化を受け入れられないなどと言っている人がいることが信じられません。

 マスクに関しては、よく「あなたは、日本人だからいいでしょうけど・・」などと言われますが、正直、自慢ではありませんが、私は、日本でマスクをしたことなど一度もなかったし、マスクをする習慣などありませんでした。

 日本に住む日本人とて、皆が皆、パンデミック前も日常的にマスクをしていたわけではないと思うのです。しかし、こういう事態になれば、日本では、義務化されているわけではなくても、マスクをしていない人などいないと思います。

 マスクをしているだけで、少しでも感染が防げれば、良いではないか?と思うのですが、そんなことだけでも、抵抗する人がいるのです。

 数々の規制があっても、そんな規制を潜り抜けるのは、どうとでもできることです。

 意識の低さがこの感染者1日20万人を生んでいると思うと、ギチギチの罰金付きの規制以外にこれを乗り切る術はありません。

 さらなる規制は、どういうわけか、1月3日からで、週3日のリモートワークの義務化にも早くも、「無理だ!効率が悪い!(日頃からそんなに効率よく働いてもいない)」と従わなさそうな気配が見えていたら、リモートワークに消極的な企業は、従業員一人当たりにつき、最高1,000ユーロの罰金」だとか・・。

 もはや日本と比較にはなりませんが、フランスにいて、今年も、どうにも不安な年の瀬を迎えております。


2021年フランス大晦日 年越し カウントダウン


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2021年12月30日木曜日

フランス1日の新規感染者数20万人突破 連日新記録更新

   


 一昨日の新規感染者数が10万人から一気に17万9,800人を超えたと聞いて、絶句しましたが、昨日は、とうとう20万人のしきい値も軽々飛び越えた(208,000人)のには、もはやもう、大した驚きではなく、もう諦めのような気分です。

 10万人を超えたのが12月25日でしたから、たった4日間で、倍の20万を突破したのは、これまで、オミクロン株の感染の速度が異常に速く、2〜3日で倍に膨れ上がると言っていたとおりになっていますが、さすがに5人が10人になるのではなく、10万人が20万人になるということは、その衝撃は大きく、異様な気分です。

 現在のフランスは、大人数での集会などの制限などはあるものの、ヘルスパスを持っていれば、ほぼ日常生活が送れるのですが、実際には、パンデミックが始まって以来、こんなに感染者が街中に溢れたことはなく、ロックダウンになっていた頃よりも逆に怖いような状況です。

 私自身、もうちょっと出かけただけで、すぐに感染者追跡アプリのアラートが届くので、その度にドキドキしながら、検査を受けに行くのは、ウンザリなので、もう外出したり、人と会ったりすることは、当分、したくない気持ちになっています。

 さらに感染者が増加し、20万人を突破したことを受けて、オリヴィエ・ヴェラン保健相は、記者会見を行いましたが、「1日の新規感染者数208,000人というのは、もう、ちょっとめまいがしそうな数字だ!これは、1秒に2名以上がコロナウィルス陽性と診断されているということである!」と述べ、未だにワクチン接種を一度も行っていない500万人の国民に向けて「現在の感染状況では、デルタ株とオミクロン株のはざまで、ワクチン接種なしに乗り切れる可能性はほんのわずかである・・これは脅しではない!」と語気を荒げて語りました。

 また、現在の1日の新規感染者数を鑑みれば、おそらく現在、100万人以上のフランス人がコロナウィルスに感染しており、全国民の10%が感染者との接触している状態であることも併せて説明しています。

 この現状を重く受け止めた政府は、ヘルスパスからワクチンパスへの移行を大幅に前倒しにし、5日には、決議、1月15日から施行されることを発表。また、このワクチンパスについては、チェックの際に同時に身分証明書の提示を要求できることになります。

 オリヴィエ・ヴェラン保健相は、「この法案は、不正行為と戦うための措置をさらに強化するものである」と述べ、「偽のパスを使用することは無責任であるばかりでなく、何よりも自分も周囲の人をも危険に晒すことである」と説明しています。

 それにしても、この危機的状況に反して、街の様子は、一向に変わることのないのは、どういうことなのか? 政府と一般国民の温度差がこの驚くべき数字を叩き出しているような気がしてなりません。

 ノエルの時点で10万人を超え、そしてその4日後には、20万人を超えたというのに、相変わらずの街中の人出、これから大晦日のカウントダウンが待っているというのに、それでも、外出制限等をしない政府もまた、理解に苦しむところです。

 パリでは、12月31日から屋外でもマスク着用が義務化されることになりましたが、なぜ31日まで待つのか? 大晦日・年越しの規制・制限はそれだけなのか?と思います。

 おそらく、今回の感染爆発は、ノエル以前からのものではありますが、ノエルを境にさらに急増していることを考えれば、ノエルが影響していることは間違いありません。

 これに、さらに年越しのカウントダウンが加われば、ワクチンパス施行前に、さらにメガ級の感染爆発が起こるかもしれません。一部の専門家は、今後、1日の新規感染者数が40万人程度になっても不思議はないと話しています。

 数日前に、1月初旬には、1日の新規感染者数が25万人を超えるかもしれないという話を聞いたときは、まさか・・と思いましたが、今では、「まあ・・そうだろうな・・もしかしたら、もっとかもしれない・・」と、もう数字の感覚が麻痺してきました。


フランス1日の新規感染者数20万人突破 新記録更新


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2021年12月29日水曜日

感染者追跡アプリにアラート(注意)が来た! フランスの1日の新規感染者数17万9800人突破


慌てて検査に行ったところ、陰性でした・・


 フランスで現在、使用されているヘルスパスのアプリは、「TousAntiCovid」(トゥースアンチコヴィット)と言って、もともとは、ワクチン接種が始まる前に出来上がっていた感染者追跡アプリでした。

 感染者を追跡し、感染者との接触を回避する、また感染者と接触した場合に直ちに検査して、さらなる感染を回避するために作られたのですが、当初はあまり使用する人がおらずに、その効果は上がっていませんでした。

 現在は、ヘルスパス(ワクチン接種証明書など)として使用されているために、かなりのフランス国民が自分の携帯にダウンロードしているものと思われます。ヘルスパス以外にも、全国(フランス)の感染状況、ワクチン接種状況などのオンタイムの情報もこのアプリで情報を得ることができます。

 実際に、私も日常的には、ヘルスパスとして使用しているため、これが、感染者追跡アプリでもあったことを忘れていたくらいでした。

 ところが、先日、夜になって、そのアプリに「アラート」(注意)!と連絡が入っていて、「あなたが、もしワクチン接種をしていなければ、感染のリスクが高いです。直ちに隔離して、検査を受けてください」というお知らせ。

  


 そして、私が感染者と接触した可能性がある日付が記されていました。しかし、記されているのは日付だけで、一体、どこで感染者と接触したのか等は、記載されていません。もう、その日付から数日経ってのことなので、もしかしたら、アラートが来ているのに気付かずに数日経ってしまったのか?と思いながら、「明日、行けたら検査に行こうかな?」くらいにぼんやりと考えていました。

 ところが、翌朝になって、またアプリを確認すると、すると昨日の日付に加えて、さらにその翌日の日付でのアラートが入っていました。「これは、私が見過ごしていたわけではなかった」ことを悟った私は、「これでは、私は毎日のようにどこかで感染者と接触しているのではないか!」と、慌てて薬局に検査に行きました。

 実に私は、パンデミック以来、一度もこの検査を受けたことはなく、初めての経験でした。

 日頃、あまり出歩かない私にさえ、アラートが来るのだから、これでは薬局も混雑しているだろうと思って覚悟していくと、予想どおりに薬局は、検査を受けに来る人で溢れかえっていました。

 9月以来、ワクチン接種を拡大させるために、ワクチン未接種の人に対しての検査は有料になっていますが、ここでもワクチン証明書を提示すれば、検査は無料でやってくれます。

 薬局の検査対応の人は、大変、忙しそうで、「以前よりもずっと陽性の人が多いのよ・・」と、嘆いていました。検査に来るということは、症状がある場合とも限らないものの、私のように感染者と接触し、感染している可能性のある人が来ているわけで、しかも、その中から陽性者が多く見つかるようになったということは、この薬局に来ること自体、感染者との接触に繋がらないことにもなりかねないという事実に空恐ろしいものを感じました。

 一緒に生活している娘には、アラートは来ていなかったものの、数日前に会った友人から、「感染した」という知らせが入り、親子揃って検査にいくハメになりました。

 私は、12月の初旬に3回目のブースター接種を済ませ、娘もその翌週に済ませていますが、リスクがある限り、検査はしなければ、安心はできません。できるだけ、外出は控えていた私ではありますが、アラートが来ていた日付には、ノエルの買い物に結構な時間、パリの街をあっちもこっちもと出歩いていた日、外食したわけでも個人的に誰かと会ったわけではありませんが、ずいぶん、人出が多いなぁなどと思いつつも、マルシェ・ド・ノエルを覗いたりもしていました。

 しかし、その翌日のアラートが来ていた日は、家にアパートの管理人さんが来てくれたくらいで、外出はしていません。となると、彼女が感染していたのか?としか、考えられません。

 とにかく、感染者追跡アプリのアラートといい、娘の周囲での感染状態といい、もはや、少しでも誰かと接触すれば、かなりの確率で感染のリスクがあるのか・・と思わずには、いられない、これが1日の感染者10万人のフランスの現状なんだ・・と実感していました。

 幸い、親子ともども、検査の結果は陰性でしたが、娘の友人で、感染者と接触して、4日後に検査に行った時には、陰性で、そのさらに2日後に検査に行ったら、今度は陽性だった・・などという話も聞くので、感染者と接触しても、何日後に検査で陽性が出るのかもよくわからないため、現在、娘は念のため・・と家の中でもマスクをしてくれています。

 私は、「もしも、あなたから感染して死んでも、悔いはないよ・・」と言ったのですが、「そんな寝覚めの悪い、どれだけ、後で自分を責めることになるかわからない?」と娘から反対に怒られてしまいました。

 同じ家にいながら、半隔離状態のような生活・・あと、どれだけ娘と暮らせるのかもわからないのに、本当に悲しいことです。

 ますます、生き辛くなってきたこの感染状況、明日の朝もまた、アラートがついているかもしれないと、しばらく、毎日、検査に行かなければならないか?と覚悟しています。

 ここまで書いたところで昨日のフランスの1日の新規感染者数が17万人超え(ほぼ18万人)であったことがわかって、思わず絶句してしまいました。

 今日の薬局での「陽性者がとにかく多くて・・」という話からも、ありえない話ではないかもしれないとは、思ったものの、それにしても10万人から17万人とは、あまりの急増・・1月には、25万人を突破するかもしれないという昨日のオリヴィエ・ヴェラン保健相の話も現実的になってきたのかもしれません。

 このまま大した規制もなく、大晦日のカウントダウンを迎えるのでは、いくら、大統領選挙を前にして、マクロン大統領が国民に嫌われたくなくて、規制を控えているとしても、本当にこのままにするのかと思うと、彼の真意を逆に理解し難く感じてしまいます。


フランス1日の新規感染者数18万人 新記録更新


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2021年12月28日火曜日

1月初旬には、1日の新規感染者は25万人を超える! 政府が発表した感染者急増への感染対策

   

 

 ノエルとともに1日の新規感染者数が10万人のしきい値を超えたフランスは、これからさらに年末年始を迎えるタイミングで新たな感染対策を発表しました。

 週明けに招集された国防会議の結果を発表すべく、カステックス首相とオリヴィエ・ヴェラン保健相は記者会見を行い、まず冒頭にカステックス首相が「フランスでもヨーロッパと同様に、状況は極めて緊迫しており、新しい波が大陸に押し寄せ、この積み重ねが、10万件というシンボル越えを実現し、発症率(10万人あたりの感染者数)は700を超え、パンデミック以来最高となった」と述べました。

 この感染拡大をなんとか抑えるためには、ワクチン接種の加速が、なによりも重要で、フランス政府は、Haute Autorité de Santé(HAS)(高等保健機構)の勧告に従って、2回のワクチン接種から3ヶ月後にブースター接種を行うことになりました。

 ここ1ヶ月ほどの間に6ヶ月間だったワクチン接種の間隔が5ヶ月、4ヶ月、そしてとうとう3ヶ月になりました。

 早い人は、今年の9月の段階で3回目のブースター接種を受けていますが、ワクチン接種の間隔が3ヶ月となると、すでに3ヶ月をそろそろ経過することになります。当然、4回目のワクチン接種が必要となる可能性が出てくるのですが、この4回目のワクチン接種については、3回目のブースター接種を最も早く進めたイスラエルと連携をとりながら、検討して、必要な場合は、すぐに発表されるということです。

 すでにノエルの段階で、10万人のしきい値を超えたことがわかっている国民は、31日から元旦にかけてのカウントダウンには、ロックダウンになるのではないか? 通常の予定どおりならば、ノエルのバカンスは1月2日までで、3日からの学校再開が先延ばしになるのではないか?などの声が上がっていましたが、予想に反して、大晦日のロックダウンは行われず、学校も予定どおり1月3日に再開することになりました。

 しかし、少なくとも3週間は、大規模な集会は、屋内で最大2,000人、屋外で最大5,000人に制限され、スタンディングコンサートは禁止、公共交通機関、映画館での飲食が禁止されます。

 レストラン、カフェ、バーなどでは、着席のみの場合の飲食に限られます。

 また、週3〜4日のリモートワーク義務化、地域ごとの判断により、一部の都市中心部で屋外でのマスク着用義務化が検討され、復活します。

 また、政府は昨今、問題になっている偽造ヘルスパスに対する罰則を強化することも併せて発表しています。

 そして、現在問題になっている感染者、及び接触事例の隔離期間(隔離しなければならない人々が増加しすぎて社会機能不全をおこしている)については、さらにHAS(高等保健機構)との慎重な協議の上、週末にも新しい隔離期間についての変更を発表することにしています。

 同時にオリヴィエ・ヴェラン保健相は、現在のフランスの感染状況について、フランスは2つの異なる亜種に関連する2つの波(デルタ株とオミクロン株)に同時に直面しており、それらを抑制するために2つの異なる補完的なタイプの対策が必要であることを説明しています。

 特にオミクロン株については、以前の変異株(特にデルタ株)よりもずっとずっと感染力が強く、少なくとも3倍以上感染力が強いと指摘。この伝染力は、患者数が2倍になるまでの時間、いわゆる「ダブリングタイム」に反映されています。デルタ株では12〜15日かかっていたものが、オミクロン株では2日で倍増しています。

 このデータから計算すると、1月上旬には、1日の新規感染者数が25万人を超える可能性があることも示しています。

 この感染速度は、パンデミック発生当初から経験していることとは比較にならないほどのレベルであり、オミクロン株はすでにコロナウィルスに感染している人に感染する可能性もあります。

 しかし、他の変異株に比べてワクチンに対する感受性は低いものの、3回目のブースター接種で、90%以上まで上昇するとしています。

 現在、オミクロン株によるリスクが最も高いのは、ワクチン未接種者、また、2回のワクチン接種はしているが、ブースター接種をしていない高齢者や既往症を持つ人々であると述べています。

 1日の新規感染者数が10万人を超えた時点で、私は、すでに震え上がっていますが、今回の感染対策は、この1日で10万人以上が感染しているという状況にしては、かなり緩く、甘々な対策で、やらないよりはやった方がよいことに違いはありませんが、今さらのように、屋内空間(映画館など)での飲食禁止とか、レストランなどでは、着席義務(食事中は歩き回らない)など、今さら禁止されずとも良いはずのことで、「子供かよ!」というような禁止事項には、言葉が出ません。

 マクロン大統領は、年末年始にフランス国民に過剰な強制的措置をできるだけ与えない意向だそうですが、ワクチン接種のスピードアップには限度があり、その効果を待つ間に一体、どれだけ感染が拡大してしまうのかと思うと、ちょっと信じ難い甘さです。

 おそらく、来年4月の大統領選挙を前に国民を締め付ける決定を避けている気がしますが、ここで、感染がさらに拡大しても、結果的には、今回の決断は失敗であったという烙印が押されることになります。

 ノエルでさんざん人々が集った結果がまだ出ていない今、さらに大晦日から元旦のカウントダウンを大した制限もなく迎えるのは、どう考えてもさらに感染が拡大することは避けられないような気がしています。

 このままでは本当に1月初旬には、1日25万人の新規感染者を叩き出すかもしれません。


年末年始感染対策 フランス大統領選挙


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2021年12月27日月曜日

クリスマス当日に新規感染者10万人突破 陽性者隔離による社会機能不全

 


 フランスは、7月の時点でヘルスパスのシステムを起用して以来、ヘルスパスを持っている人に対しては、ほぼ規制のない日常が送れるような感染対策を続けてきました。

 パンデミックが始まった当初の最初の厳格な、ほぼ、外に出られないようなロックダウンが約2ヶ月間続き、それからは、いくつかの感染の波を繰り返し、長い間、飲食店なども閉鎖され、それに夜間外出制限や長距離の移動制限などを繰り返してきました。

 2021年が始まった当初は、今年はとにかく、「ワクチン・ワクチン・ワクチン!」と、ワクチン接種を拡大していくことを発表していました。ワクチン接種が始まった当初は、2回のワクチン接種をすれば、ある程度は、ウィルスから守られると思われていたからです。

 そして、夏のバカンスに入るにあたって、思うようにワクチン接種が拡大していかないことから、ヘルスパスのシステムを構築し、ヘルスパスがなければ、レストランやカフェ、文化施設や娯楽施設、長距離公共交通機関などにもアクセスできないようになり、これでは、事実上のワクチン接種の義務化ではないか?と思ったものでした。

 しかし、あまりに露骨なワクチン接種の強要はできずに、ヘルスパスをPCR検査で乗り切る逃げ道も残してあったために、結果的には、一定数のワクチン未接種者は残っていました。

 夏から秋にかけては、ヘルスパスにより、ワクチン接種がかなり拡大したこともあり、周囲のヨーロッパ諸国に比べて、かなり感染を抑えられてきたフランスですが、ワクチン接種の効果が思っていたよりも長続きしなかったこともあって、秋から冬に向かう頃には、徐々に感染者が増加していきました。

 そして、11月後半から12月にかけては、その感染増加に拍車がかかり、ノエルを迎えるという数日前からは、新規感染者数がほぼ毎日、1万人程度増加していくという恐ろしい状況に陥り、皮肉なことにノエル当日には、新規感染者数がキリ良く?10万人を突破してしまいました。

 あくまでも、ウィルスと共存していくために、どんな施設も閉鎖することなく、ヘルスパスで入場制限することで、フランス人は、ほぼ日常と変わらない生活を送り、何の危機感も感じられないようになっていました。

 しかし、あまりに感染速度の速い、オミクロン株の登場がちょうど、多くの人のワクチン接種の有効性が薄れていく時期に重なり、再び、感染爆発を起こしています。

 毎日、10万人近くの感染者が出るということは、これだけ多勢の人々プラス感染者の周囲の濃厚接触者が隔離生活を送らなければならないわけで、ロックダウンを行わずとも、社会機能が不全になっていくのは、不可避なことで、あらゆる場面で、支障が起こり始めています。

 先日もオペラ座の公演が中止になったというニュースを見たので、「感染対策で劇場が再び閉鎖になるの?」と思いきや、演者に感染者が続出して、公演が成立しないためのキャンセルで、「ああ〜そっち?」とちょっとびっくりしましたが、これだけ、感染者が多ければ、そういう場面は、あらゆるところで起こるわけで、たとえ、ロックダウンせずとも、ロックダウン状態に置かれる人が増えることで、部分的なロックダウンに近づいていくようなことになるという局面に陥り始めたのは、皮肉なことです。

 これは、フランスだけのことではありませんが、24日から26日にかけて、全世界で6,000便以上のフライトが欠航になり、18,000便以上のフライトに遅延が出ています。これもまた、乗務員の感染によるスタッフ不足により、欠航や遅延を余儀なくされていることによるものです。

 猛烈な勢いで感染が拡大していく中、感染者を隔離しないわけには、いかないのですが、これは、なにも、オペラ座や航空業界だけの問題ではなく、あらゆる場面、病院や警察、消防、薬局などの日常生活に必要最低限のライフラインに繋がる場所でも起こってきている深刻な問題になりつつあります。

 オミクロン株はワクチンを3回接種していれば、比較的、重症化しないという説もありますが、たとえ、重症化しなくても、感染することには変わりなく、結果として、ワクチン未接種者が医療体制を逼迫する状況に陥ってしまうのです。

 一体、いつになったら、終息することやら、ますます出口が見えなくなってきてしまいました。現在、フランスでは、3回目のブースター接種を加速度的に進めていますが、結局のところ、ワクチン接種を一度も行わない人が減らない限り、同じことが繰り返されます。

 そのため、一部では、ワクチン未接種者に対し、「いつまでも日常生活が戻らないのは、これらの人々のせいだ!」というアンチワクチン論者に対する非難の声も上がり始めています。

 フランスは、第5波がおさまらないうちに、その波がさらに大きくなり、第6波とも呼びにくいことから、今回の感染拡大を「オミクロン波」などと呼ぶ人も出てきました。

 週明けには国防会議が開かれ、新しい対策が発表されることになっていますが、一体、どうなることか、フランスは、まことに憂鬱な年末を迎えています。

 現在、フランスは全人口の1%が隔離中と言われています。


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2021年12月26日日曜日

クリスマスプレゼントは即刻転売サイト行きが急増

   


 フランス人にとってのノエルは一年のうちの一大イベントで、そのチカラの入れようは、なかなかなものです。むしろ、新年を祝うお正月よりも重んじられている感もあり、たいていは、ノエルは家族とともに、新年のカウントダウンは友達同士で・・という過ごし方をする人が多いです。

 日常は、どちらかといえば倹約家のフランス人もノエルの食事やプレゼントには、惜しみなくお金を使います。

 街を歩いていても、明らかにクリスマスプレゼントであろう包みを抱えた人を多勢見かけます。それも、家族全員分なので、結構な量でかなりの出費になります。

 多くの商店は、一年の売り上げの大半をこの時期にあげると言われています。

 我が家も娘が小さい頃は、クリスマスイブの日の夜に、クリスマスツリーの木の下に、家族全員の靴をならべ、なぜか、その靴にオレンジを添えて、サンタクロースを待つという不思議なことをしていました。

 そして、娘が寝た後に、クリスマスツリーの下に事前にあちこちから届いているプレゼントをツリーの下に並べておいておくのが習慣でした。

 翌朝、娘が起きてきて、一番にクリスマスツリーを確認しに行き、嬉しそうに一つ一つプレゼントを開けていく様子がかわいくて、私たちにとっては、娘が嬉しそうにプレゼントを開けていく、その場面を見ることこそが何よりのクリスマスプレゼントでした。

 このノエルのプレゼントの習慣は、相変わらずフランス人にとっては、とても大きなイベントではありますが、ここ数年、それに異変が起きているのは、そのプレゼントが即刻、転売サイトに掲載され、売り出されてしまうケースが急増していることです。

 私は、Vinted(ヴィンテッド)というフランス版メルカリサイトのようなもので、家にある不用品を処分しつつ、ちょっとしたおこづかい稼ぎをしているのですが、このサイトも11月から12月にかけてが一番、品物が売れるので、この時期に狙いを定めています。

 実際にそれは、クリスマスプレゼント用のものとして購入され、ノエルを過ぎるとパッタリと売れなくなるので、これまでは、この時期で今年の営業は終わり・・という気分でいたのです。

 ところが、最近は、結構、そのサイトをノエルが過ぎても覗いている人がいるのを不思議な現象だな・・と思っていたのです。

 楽天バロメーターによると、この1年間でフランス人の2人に1人以上がノエルのプレゼントの転売を行っているか、またはそれを検討していると言います。現に、あるサイトでは、25日の15時までに、60万件近くの広告が再販サイトに掲載され、2020年と比較して15%以上の伸びを示しています。(1月上旬までに300万個のクリスマスプレゼントが転売される見込み)

 プレゼントの交換の時には、大袈裟とも思われるほどに喜びあっているのに、実のところは、そのプレゼントが即刻、転売に出されているところは、あれは芝居だったのか?と思ってしまいます。

 無駄なものを持たずに、お金に変えてしまうあたり、さっぱりしているというか、がっちりしているというか、プレゼントを贈るときには、転売されないように、本人の希望を吟味する必要があるな・・と思います。

 それでも、あまりにプレゼントが行き交うために、同じものをダブってもらってしまったりするケースやサイズ違いや好みではないものであったり、転売の理由はさまざまです。

 実際に、子供などに対しても、これは、ちょっと物を与え過ぎではないか?と思うほど、ノエルには、甘々なフランスの親や祖父母なのです。

 今年、最も転売サイトに掲載された物は、「レゴ・ハリー・ポッター」や「スター・ウォーズ」、ボードゲームの「スカイジョー」や「コードネーム」、そしてフランスのスター選手キリアン・エムバペが表紙を飾るビデオゲーム「FIFA 2022」などがあります。

 スティーブン・キングの『アプレ』、漫画の『アステリックスとグリフィン』、バーナード・ウェーバーの『蜜蜂の予言』など、書籍は言うに及ばずです。

 これらの転売サイトには、Vinted、Ebay、Leboncoin、Rakuten France、fnac.comなど、すでに数社が利用されています。

 せめて、これらが廃棄されるのではなく、転売されて再利用されることは、救いといえば救いであるとも言えますが、なんだかせっかくのプレゼントを即日、転売されてしまうことも、空虚なプレゼント交換の習慣になりつつあるような気もします。

 しかし、それらをこのタイミングで買う人は、もちろん、店頭で購入するよりも安い価格であることが魅力なのでしょうが、来年のプレゼント用に買い置きしておくのでしょうか?どちらにしても、合理的?といえば、合理的、ノエルのプレゼントで多くの人が散財しながらも、不要なものは、その日のうちにすぐに転売する、フランス人のガッチリして、現実的な一面が垣間見える新しい現象でもあります。


クリスマスプレゼント転売


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