コカ・コーラ欧州ボトリング(株)は、現在、販売中の製品に次亜塩素酸塩含有量が過剰であるため、欧州で大規模な製品回収を行うと発表しています。
リコール対象は、コカ・コーラ、スプライト、ファンタ、フューズディー、ミニッツメイド、ナル、ロイヤルブリス、トロピコの缶及びガラス瓶の製品で、昨年11月からフランス、ベルギー、オランダ、イギリス、ドイツ、ルクセンブルクで流通しています。
具体的には、生産コードが 328 GEから338 GE までの製品に限定されていると説明しており、すでに、この製品(該当コードが記載されている商品)を購入している場合は、販売店に返品して払い戻しを受けることができます。
フランスでは、このリコールの影響を受けるのは、製造コード 335 GE2 のフューズティー(ピーチ)と製造コード 337 GE1 のコカ・コーラゼロの1ℓ瓶(そんなのあるんだ・・とビックリした!)ということですが、状況を把握した段階で、人口保護局に通報し、これらの製品は倉庫でブロックするように依頼したとのことで、市場に流通している可能性は低いということです。
しかし、同社によると、「現時点では、フランス当局からの要請やコカ・コーラフランス社からの製品撤去に関する情報は受け取っていない」とのこと。どちらにしても、正直だな・・と思います。
この(次亜)塩素酸塩というものは、慢性的に摂取すると、ヨウ素の吸収を阻害する可能性があり、1日で大量の(次亜)塩素酸塩を摂取すると、「血液の酸素吸収能力を制限し、腎不全を引き起こす可能性があるため、人体に有害となる可能性がある」ということです。
この製品中の過剰な(次亜)塩素酸塩の含有は、ベルギーの工場での定期検査中に発見されたもので、EFSA(欧州食品安全機関)によれば、「(次亜)塩素酸塩は、食品加工や食品加工機器の消毒に塩素処理水を使用した後に食品中に存在する可能性がある」とのこと。
今回、次亜塩素酸塩過剰が発覚した製品の含有量については、正確な量は把握していないが、相当な量であることは明らかだと述べています。
しかし、同時に推定される最高レベルを考慮しても、1日の総摂取量が全年齢層の消費者に推奨されるレベルを超える可能性は低いと付け加えています。
いずれにしても、そもそもが、あまり身体に良いとも思えないコカ・コーラなどの甘いソーダ類の飲料、フランス人も大好きなようで、スーパーマーケットなどに行くといつも山積みになっていて、実際に良く売れているのには、いつも首を傾げたくなります。
日本のようにウーロン茶とか、甘くない清涼飲料水が少ないフランスで、甘くないお茶を売る日が来ないかな~?と、ずっとこっそり思っていました。
それでも数年に一度くらいは、コーラ(フランスではコカと言います)飲みたいな・・と思うこともまるでないこともないのですが、我が娘に至っては、動物的な勘が鋭いというか、こういったコカ・コーラなどの飲み物は一切、受け付けず、特に好んで飲ませようと思ったこともありませんが、生まれてからこのかた、コカ・コーラを飲んだことは片手で数えるくらいしか?(恐らく、それ以下)ないと思います。
コカ・コーラ大規模リコール 製品回収
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