奇しくも iphone 15が発表された日にフランス ANFR(国家周波数局)は、9月12日のプレスリリースで、Appleに対し、規制されている許容量を超える電波を発する iPhone 12の販売を中止するよう要請したことを発表しました。
これは、この機種の電波がヨーロッパで規制(認可)している比較している閾値を超えているためであることから、この措置はフランスだけに留まらない可能性があります。
また、ANFRは、この問題について、2週間以内に同社が対策を講じない場合は、この製品の、すでに流通している商品に対するリコールを命令する用意があると警告しています。
一応、携帯は持ってはいるものの、まるで、その知識に疎い私にとっては、一体、なんのことやら、わからないのですが、この販売禁止の理由は、過度に高い波動の放出が原因とされており、最近実施されたテストで、携帯電話を手に持ったり、ポケットの中に入れたりしたときに人体が受信する電波を測定した結果、比吸収率の限界を超えたことが関連していると言われています。
このテストによれば、フランスでは、携帯の電波は、4 W/kg に制限されていますが、 iPhone 12 の場合は 5.74 W/kgであったとされています。
具体的にどのようにこの閾値が設定されているのかはわかりませんが、一応、様々な観点から設定されているであろう数字なので、これを看過することはできないのもわかります。
しかし、この iPhone 12 は、2020 年にリリースされたもので、すでに3年も経った今になって言われるのも、なんで、発売前にちゃんとチェックしてくれなかったの?とモヤモヤします。
現在、発売になったばかりの iphone 15の前にすでに iPhone 12の後には、13、14が出ていて、それに関しては、販売禁止の対象になっていないということは、これらに関しては、問題がないのだとは思われますが、それにしても、販売する企業側も、販売を許可する側も販売前にその検証がなされていなかったことは、遺憾に思います。
同時に、今や携帯なしでは生活できない気がしてしまうほど、全ての人々に浸透しているからこそ、このような検証がなされ続けることは必要なことではないかと思っています。
フランス iphone 12 販売禁止
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