2020年12月5日土曜日

ブラックフライデーと娘の携帯

  

ブラックフライデーでも20%off 今さらながら赤いテープが痛々しい


 娘の携帯電話が危うくなり出して、ヤバい状態が続いていました。前回、帰省した際にも時々、調子が悪くなり、時々、急に画面が消えたりすると言っていました。彼女は、どうにもアクシデントの多い人で、かなり派手な自転車事故を起こして、自転車の修理に行ったら、よくかすり傷で済んだと驚かれたり、忘れ物、落とし物も多く、帰省するときに家の鍵を忘れてきたり、お財布を忘れてきたり、しっかりしているかと思えば、妙に抜けているところがあるのです。

 当然、携帯も数回、失くしており、うっかり落とすこともしばしばで、つい先日も、携帯を落として画面を割って修理に出したばかりでした。画面の修理から戻ってきて、しばらくすると、今度は、本格的に電源が入らなくなった・・画面の修理をした際に接触が悪くなったのかも・・と再び、修理に出しましたが、いよいよ修理不能とのこと。

 今の彼女の世代は、何から何まで携帯で用事を済ます世代、日常生活で何がなくて困るかと言えば、携帯がないことというくらい、携帯電話に依存した生活を送っています。(まあ、今は誰でもそうかも?)現在の彼女の住まいは固定電話というものもなく、テレビもなく、学校や友達との連絡はもちろん、買い物をするのも、銀行口座の管理も映画やドラマを見るのも全て携帯です。

 ネット環境はあるため、パソコンは使えるのですが、実のところ、そのパソコンでさえ危うい状態。もしも突然、パソコンがダウンすれば、いよいよ携帯を買うことさえ容易ではありません。

 彼女は、学生でありながら、現在は、スタージュでフランスのある大手企業の研究部門で働いて稼いでいるので、携帯ぐらい、楽々、買えるはずなのですが、今のところ、貯金が趣味の彼女(普段は、携帯で自分の口座を毎日眺めながら、ニマニマしている)・・どうにも二の足を踏んでいるのです。

 それならば、「クリスマスプレゼントに買ってあげる!」と提案したところ、ご機嫌に快諾。しかし、倹約家の彼女らしく、ブラックフライデーまで待つと言うのです。娘のスゴいところは、それがたとえ、親に買ってもらうものであっても、少しでもいいものを安く買おうとすることです。私が若い頃には、親や祖父母に買ってもらえるとなったら、値段の心配などしたことはありませんでしたから・・。

 コロナウィルスのために一週間延期されていたブラックフライデー、どの程度、値段が下がるかは、疑問でしたが、彼女は絶対に安くなると言い張るので、ブラックフライデーを待っていたのです。

 私は買い物に出たついでに、同じコマーシャルセンター内のお店を少し覗いてみましたが、すでに店舗が営業開始になった時点で、半額セールなどをやっていた上に、これまでセールをやっていなかったお店も20%offなどと、堂々と掲げ、あまりインパクトはない様子。

 営業再開と同時に半額・50%offなどという表示を見てしまっては、どうにも拍子抜けです。

 それでも、ブラックフライデーまで待っていた人は結構いたと見えて、買い物袋を下げている人をけっこう見かけました。このようなコマーシャリズムに乗る人もフランスにも結構、いるものだと感心しました。

 結局のところ、娘が目をつけていた携帯は、ブラックフライデーには、値下げにはならなかったようで、観念した彼女から、カードナンバー教えて・・とメッセージが来ました。携帯電話は、一週間で届くそうで、一週間後には、彼女は溜まっているはずの彼女の口座残高をニマニマしながら眺めることでしょう。


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「フランスの休日営業とショッピング」

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