2025年7月11日金曜日

セーヌ川の遊泳場の1つ エッフェル塔の近くのグルネル遊泳場 BAIGNADE GRENELLE

  


 個人的には、いかにしても信じ難いセーヌ川で泳ごう!というパリ市の試みに、やはり現場をこの目で見てみなければ・・と思い、お天気の良い日に出かけてみました。

 場所的には、背後にエッフェル塔を望めるセーヌ川沿いの一画なのですが、近辺には、それらしい看板や道案内などもないため、川沿いは一般の歩道からも少し低いところにあるため、ちょっとわかりにくいといえば、わかりにくいところです。




 まあ、言ってみれば、川沿いのあるスペースにブイを張って、遊泳スペースを作り、それに付随するかたちで、デッキチェアーなどが置かれている川辺に、板張りがされています。




 入場?は無料ですが、遊泳スポットに入る地点では、一応、セキュリティの人がいて、荷物チェックされますが、うるさいことは言われません。

 スペースの中には、簡単なロッカーと、トイレ、シャワーなどがあり、一応、泳ぎ終わった後に、シャワーを浴びることは、できそうです。



 私が行ったのは、平日のお昼頃の時間帯だったので、若干人出は少ない時間帯だったのかもしれませんが、そこまでの人はいませんでした。



 なんといっても川の水をのぞき込んでみれば、やっぱり尻込みするのがふつうだと思いますが、しかし、涼しい顔をして、嬉しそうに泳いでいる人もいるには、います。

 だって、この水ですよ・・💦

  


 これは、ただでさえ、最近、すぐに体調を崩してしまう私には、ちょっとあまりにリスクを感じます。子どもをここで泳がせようともなかなか思えないとも思うのですが・・。だって、正直、間近で川の水を見れば、まるでど〇みたい・・。

 パリには、あと2つのセーヌ川遊泳場があるそうなので、後日、他のも見てみますが、結局、同じセーヌ川・・水の質というか、状態というものは、そんなに変わるものでもありません。

 考えてみれば、海のようにというか、海ほどには、巡回しない川で、同じエリアでは遊覧船や輸送用の船なども通っているのですから、そこまできれいな水であり得るはずもありません。

 やっぱり、今のところは、セーヌ川は泳ぐよりも眺めるもの・・周囲の景色の一部として見るには、美しい川なのですが・・。


セーヌ川遊泳場 グルネル BAIGNADE GRENELLE


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2025年7月10日木曜日

参議院議員選挙 在外投票に行ってきました!

  


 日本では7月20日(日)が投票日となっている参議院議員選挙ですが、在外投票は、7月4日から13日までと、けっこう長い期間が設けられています。

 あらら・・こんなに長い期間だったっけ?と思いつつも、日常に埋もれてしまうとあっという間に忘れてしまいそうなので、先日、早々に在外投票に行ってまいりました。

 思えば、もう私は日本では、長らく投票に行っていないので、日本での選挙・投票というものがどんな感じなのか?忘れてしまっています。

 とはいえ、私も在外選挙登録をしたのは、ほんの数年前で、日本では選挙権があるにもかかわらず、もう日本のことわからなくなっちゃってるし、忙しくて選挙に行けない・・などと、色々と口実をつけて、選挙を放棄してしまってきたので、今さら偉そうなことは言えないのですが、昨今の日本の状況を見ていると、これは、やっぱりヤバいんじゃない?日本人として、なにもしないでいてはいけない!と思うようになりました。

 長いこと日本で生活していないので、日本の現状を生活を通して、実感することはありませんが、とはいえ、海外にいるからこそ、よく見えることもあります。他の国(たとえばフランス)の政治と比べて、ここはおかしいよね・・とか、色々と思うことも出てきました。

 というわけで、ここ数年、在外選挙登録をして以来は、必ず投票に行っています。

 パリでは、在仏日本大使館で投票できます。大使館はいつも行列していることが多いのですが、選挙に関しては、ほぼほぼ行列なしで、入館できます。投票所には、大きな部屋が用意されていて、なんだか、投票に来ている人よりも、待ち構えているお世話係?の人の方が多いような印象ですが、さすがに日本人だけのスペース。皆、礼儀正しいし、親切で丁寧です。

 しかし、こんなにたくさんの人を配置して、さぞかしお金がかかっているんだろうな・・もうちょっと簡易化して、(できればネット投票)もう少し、節約したらいいのに・・とも思います。

 こんなに何段階にもわたってチェックがいる?と思うほどの厳重な管理の下、投票用紙には、鉛筆で記入してくださいと言われて、それを何重にも封筒に入れて、立会人とやらのサインをもらって、終了です。




 パリの日本大使館は、シャンゼリゼの近く、凱旋門から歩ける範囲のところにあるので、とても気持ちの良いお散歩になります。凱旋門から日本大使館に歩いて行く途中に、一体、私は、この大使館に来るのは、何回目だろう?といつも同じことを思います。

 とはいえ、大した力にはならないながらも、なんとなく国民の義務を果たした気になって、ちょっとだけ満足です。

 一票の力は小さいけれど、だからといって、投票しないというのはあり得ない。よくわからないから・・というのは、言い訳になりません。今はネットでだって、いくらでも演説を聞くこともできるし、情報も得られるし、わからなかったら、理解する努力が必用です。

 選挙権は国民の権利であると同時に義務でもあります。

 しかし、それにしても今回の日本での参議院議員選挙の日程。よりにもよって、夏休みに入った最初の週末、しかも、3連休の中日というのは、なんだか悪意を感じないでもありません。もっと国民が投票しやすい日程を選ぶべきです。


参議院議員選挙 在外投票


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2025年7月9日水曜日

マクロン大統領の英国公式訪問 

  


 マクロン大統領は、ブリジット夫人とともに、フランス国家元首として15年ぶりとなる英国公式訪問を3日間の予定でスタートさせました。

 なんだか、イギリスとは頻繁に行き来をしている印象がありますが、公式訪問という意味では、たしかに久しぶりのことなのかもしれません。前回の公式訪問は、サルコジ大統領の時代だったそうです。

 マクロン大統領夫妻は、公式訪問ということで国賓としての歓迎を受け、その歓迎ぶりは、華やかなもので、英国王室の面々が彼らを出迎えました。

 マクロン大統領夫妻は、ロンドン西部のノースホルト軍事基地に大統領専用機で到着。ディオールの服に身を包んだウィリアム皇太子夫妻がお出迎え。


 大統領夫妻はウィンザー城でチャールズ国王夫妻と合流しました。彼らにとっては、国王夫妻のフランス公式訪問から約2年ぶりのことです。そういえば、あの時、フランスでは、大変な暴動が起こっており、当初の予定が変更されたりして、バタバタだった記憶があります。

 マルセイエイズ(フランス国歌)が流された後、国王とマクロン大統領、カミラ王妃とブリジット夫人がそれぞれの馬車に乗り込み、英国とフランスの国旗が飾られたウィンザーのメインストリートをパレード。


 兵士たちが音楽に合わせて行進したこのパレードには、街頭監視を担当する380人とウィンザー城の中庭で栄誉礼隊180人を含む650人と70頭の馬が動員されたと発表されています。

 英国国王夫妻とマクロン大統領夫妻のこの4人。国王76歳、カミラ妃77歳、ブリジット夫人72歳、そして、一人だけ40代(48歳)のマクロン大統領。少々、妙な感じもしました。


 しかし、この4人の対面シーンの中では、この二人の女性が英国王室の慣習を無視して、挨拶としてキスを交わしたことが、指摘されていました。

 以前にも、エリザベス女王の国葬に参加したマクロン大統領夫妻の立ち振る舞いや服装など、王室への認識を指摘されたりもしたこともあったことを彷彿とさせる一場面でした。

 この後、マクロン大統領は、ウェストミンスター議会のロイヤル・ギャラリーに集まった貴族院と庶民院の議員の前で演説を行い、夜には公式晩餐会が催されました。

 翌日には、ダウニング街でスターマー首相と会談。人工知能に関するイベントに参加し、夜には夕食会。最終日には、両首脳に加えて数人の閣僚も参加しての二国間首脳会談が行われる予定で、特に防衛問題や不法移民対策での協力強化が確認されると見られています。

 ウクライナ戦争により、防衛と安全保障の問題が欧州の懸念事項の最前線に浮上し、大陸の主要軍事大国であり、核兵器保有国でもある両同盟国の関係強化がさらに重要になっています。

 フランスでは、1週間後には、パリ祭を控え、マクロン大統領には、またパレードが待っています。

 ウィリアム皇太子夫妻のディオール



マクロン大統領の英国公式訪問


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2025年7月8日火曜日

一難去って、また一難・・災いは次から次へとやってくる・・

  


 6月後半から7月初旬にかけてのパリの猛暑には、本当に疲労困憊させられました。年齢のために、体力が落ちていることもあるのでしょうが、こんなにパリの夏の暑さが厳しく感じたのは、初めてでした。

 しかし、猛暑の日が続いた最後の日(といってもまだまだ夏は始まったばかりなので、これから先も暑い日はあるのでしょうが・・)、夕方から夜にかけて、なぜか突風が吹いたと思ったら、あっという間に気温が下がり、それからは、あの暑さがウソのようにスッといきなり涼しくなってくれました。

 暑いと、もう集中力がなくなり、頭も回らなくなってくるので、何にも手につかず、そういう時に限って、期限付きの仕事があったり、提出しなければならない公的書類があったり、ネットや携帯の契約期限がちょうど切れて、切替のタイミングだったりと、なんだか、私の苦手なことが立て続けに山積み状態で、気持ち的にも、重なるときには重なるものだと、ウンザリしていました。

 ようやく、暑さから解放されて、ホッとした翌日の朝、起きようと思ったら、何の前触れもなく、突然、腰に激痛が走り、立ち上がろうとするだけでも、腰から電気が走るみたいな痛みを感じ、まともに歩けない状態になりました。

 転んだとか、なにかにぶつけたとか、運動後の筋肉痛とか、なにも思い当たることがなく、とにかく、こんな痛みは感じたことはありません。

 幸い、亡き夫の置き土産?で、家に何本かの松葉杖のようなものがあるので、家の中の何か所に置きました。特に立ち上がるときに、負担がかかり、そのたびに耐えきれないような痛みが走るので、この松葉杖があってくれるとこんなに痛みを回避できるものなのか?とあらためて、その便利さを知った気がしました。

 しかし、まあ、なんか寝違えたとか、なんかおかしな姿勢でいたのかも? まあ、そのうち治るだろうと思って、ひたすら家にある痛み止めの塗り薬や飲み薬(鎮痛剤)を飲んで、一日目はなんとか乗り越えました。

 翌日には、起きたら、すっかり治ってる?と思いきや、これがさらに悪化。もう家の中を移動するのも一苦労、もう座っているだけでも痛い状態になりました。

 腰が痛い時に塗る薬と処方してもらっていたボルタレンという塗り薬を塗ると、一瞬、ウソ??と思うほど、痛みが引くのですが、即効性はあっても持続性がなく、すぐにまた逆戻り。

 自慢じゃないけど、昔、ぎっくり腰はやったことがあるのですが、それとは全然、違う痛みです。

 ちょうど週末が挟まったので、お医者さんにも行けず、そのうち、こんな時に限って、また検査だのなんだのと言われるのが面倒で、できればお医者さんには行きたくないと思ってしまうというネガティブモードに突入。

 そんな時に限って、ネットの契約が更新手続き中ゆえ、制限がかかっており、思うように使えずにドキドキ状態。今の私の生活でネットが使えないということは、大変な恐怖です。

 そんなとき、そういえば、日本でもらってきた湿布薬があった!とゴソゴソ棚を探すと1包みが出てきました。

 まあ、正直、そんなに期待していなかったのですが、これがなかなかのもので、ジワジワ沁みるように効く優れものでした。

 もう誰から頂いたかも覚えていないのですが、お医者さんが処方しているもので、ロキソニンテープ・経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤・・と書いてありました。

 わお!やっぱり日本の薬って凄いんだわ!と感激。今度、日本に行ったら、絶対に買わなくちゃ!と思います。

 この日本の湿布薬のおかげで、なんとか、私の腰の痛みも完治はしないまでも、快方に向かっている感じです。未だ激しい打撲の後のような痛みがあります。

 今回はあらためて「肉体的な痛み・苦痛」というものが、どれだけ人間としての生活を脅かすものであるのかを知った気がします。

 少々、大げさではありますが、何もなしに平穏な生活というものが、どんなに幸せであるのかを、こんな時には、思ってしまいます。

 このマイナスのスパイラルから抜け出て、ふつうの日々が戻りますように。


災難


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2025年7月7日月曜日

セーヌ川の遊泳スポット オープン! でも翌日には遊泳禁止

  


 かねてより発表されていた2025年パリ・プラージュの一環としての試み、セーヌ川沿いの3つの遊泳スポットが7月5日からスタートしました。

 パリは一週間ほど前は、本当に殺人的な暑さに見舞われていましたが、猛暑日の最終日の夜に、突然、突風が吹き荒れ、その後、それまでの暑さがウソみたいにス~ッと涼しくなりました。

 まあ、まだこれから、暑くなる日はいくらでもあるのでしょうが、とりあえずは、このパリプラージュのセーヌ川の遊泳スポットオープンの時には、すっかり涼しくなっていたのは、皮肉なものです。

 一見する限り、正直、個人的には、いくらなんでも泳ぐ気にはなれないセーヌ川ですが、あの暑さの中だったら、尻込みしている人も背中を押されることがあったかもしれません。

 それでも、オープン初日には、そこそこの人はいた模様ですが、翌日は、パリ地域に降った大雨により、水質が悪化したため、早々にクローズされました。

 昨年のパリ・オリンピックの際のセーヌ川でのトライアスロンについても、さんざん、その水質については、問題視され、予選が延期されたりもしたり、競技後にトライアスロンの選手が体調不良のために入院してしまったりもしていたのです。

 そもそも、泳げるセーヌ川を目指して、このセーヌ川の水質改善のために、2016年以来、イル・ド・フランス地域の地方自治体は、約14億ユーロを投じてきたと言われていますが、セーヌ川は、雨水と廃水が1つのネットワークで混ざるようになっていて、大雨が降ったりした場合は、その溢れた雨水をセーヌ川に排水するようになっているという、そこそこ・・そこが肝心なんでしょ・・と思うところが改善されていないようです。

 一応、この遊泳スポットには、旗が掲げられており、セーヌ川の流れがわかるようになっていると同時に、水質も示されているそうです。

 セーヌ川遊泳スポット・・オープン翌日には、遊泳禁止というのは、幸先悪い気もしますが、前向きな捉え方をするならば、水質が泳ぐのに適さないということを、しっかり検査していて、危険な場合は、遊泳禁止にしてくれるということがわかったことで、これは、まあ、一応、良心的かな?とも思います。

 この夏のうちに、一度は、パリプラージュに行ってみようと思いますが、私は、やっぱり泳ぐのは、遠慮しておこうと思います。

 パリ・プラージュは8月31日までです。


セーヌ川の遊泳スポット


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2025年7月6日日曜日

マルシェ・サントノーレのカフェ・レストランがすごい人気みたい・・

  


 好立地でありながら、ちょっと中途半端?な奥まった場所で、今ひとつ知名度にはかける気がするマルシェ・サントノーレですが、ご多分にもれず、私も久しく足をのばしていませんでした。

 以前、このあたりに良いお魚屋さんがあり、年末には数の子が売っていたりしたときに時々、来ていたこともあったのですが、長らく、ご無沙汰していました。

 先日、チュイルリー公園に行った時に、ピラミッド駅からメトロに乗って帰ろう!と思って、チュイルリー公園からオペラ通りに向かうのに、いくらでも通り道はあるのですが、急に思い立って、「そうだ!久しくマルシェ・サントノーレに行ってなかった!ちょっとのぞいてみよう!」と何気なしに立ち寄ってみたのです。

 マルシェ・サントノーレは中心部分にはガラス張りのちょっと現代的な感じのオフィスなど?の入ったビルが建っており、そのビルの周囲には、たくさんのカフェやレストランなどがビルを囲むカタチで、それぞれのお店がテラス席のスペースを大きくとっている、ちょっとおしゃれな感じの空間になっています。

 今回、私が通りかかったのは、時間的には、ちょうどお昼時で、このカフェやレストランのテラス席が、これでもか!というくらい人で埋まっていたのには、びっくりでした。



 まあ、カフェやレストランがたくさんあるので、ここがダメなら、あっち・・ということもできるために、ランチに来る人が集まっているのかとも思いますが、同時間帯に他のカフェやレストランを覗いて見れば、ここまで混雑しているところはなかなかなく、たとえば、同じ地域にある有名なカフェ・ド・ラぺなどは、空席も目立つほどだったので、やっぱり、今は、マルシェ・サントノーレの方が人気なのかもしれない・・と思いました。




 いわゆるフレンチのカフェが多いですが、中には、イタリアンとか、ケバブ、韓国料理のお店もあります。



 価格は、若干、差はありますが、だいたい、ランチで20ユーロ前後とまあまあ、パリでは平均的?ふつうの価格です。

 中には、ここのテラス席は下手したら、パリのメトロよりも混んでるんじゃないか?と思うほどでした。

 そもそもパリのカフェのテーブルというのは、食事もするというのに、なぜか丸い小さなテーブルで、窮屈そうにみんな食事をしているのは、なぜなんだろうか?と思うのですが、この小さい丸テーブルにだいたい2人・・。

 このカフェの丸い小さなテーブルは、恐らく、どこのカフェでもだいたい同じくらいのサイズ。これがたまに四角かったりすることもあるのですが、まあまあなぜか?たいていは小さい丸いテーブルです。



 このマルシェ・サントノーレ内のカフェ・レストランは、概ねおしゃれな風貌で、来ている人たちもちょっとおしゃれな感じですが、中には、なぜか、年配の人が多めのお店とか、けっこう大きめの音楽を流している若い子向けのところとか、それぞれ微妙に客層がちょっとずつ違う感じもしましたが、全般的には観光客よりもパリジャン・パリジェンヌが多い印象を受けました。

 マルシェ・サントノーレは文字通り、マルシェでもあり、水曜日と土曜日には、マルシェが立つようです。

 この広場に続いている数々の通りには、けっこう良いお店やレストラン・ビストロなどもけっこうあるので、ちょっと楽しいエリアでもあります。

 よく街中のカフェのテラスだと、車がけっこう通る側だったりして、こんな排気ガス吸いながら・・とか思う場所も多いのですが、この一画は車が入ってこないために、ゆったりと食事ができて、落ち着ける感じもします。

 今、パリで人気あるカフェ・レストランのテラスでランチを楽しみたいのなら、ちょっと良いスポットかもしれません。

 

マルシェ・サントノーレ 

Place du marché St.Honoré 75001 Paris 


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2025年7月5日土曜日

今年もやってまいりました!鳩との闘いの日々

  


 毎年、春先から始まって、私は家の狭いベランダで野菜を育てています。

 今年は、春先から春菊、小松菜などの葉野菜、あとは、もう何年もずっと同じ鉢に植えっぱなしになっている山椒、三つ葉、紫蘇がいつのまにか芽を出してぐんぐん育ってきます。

 いずれも、パリでは、簡単に手に入らない野菜なので、大変、助かっており、私の大事な食材の一部になっております。

 その後、ナスやオクラなども植えていますが、なんといっても夏のハイライトは「きゅうり」です。

 今年は、きゅうりの種蒔きをしたあと、なかなか芽が出ず、苦労しましたが、ここにきて、ようやく育ち始めました。と思って、ようやく育ってきたきゅうりを間引いて、植え替えたりし始めた矢先。やってまいりました。鳩が・・。

 毎年のことなので、さすがにもう驚くことはないのですが、ある時、突然、場所を物色に来て、今年は、まず私の大事な三つ葉を踏み荒らしました。気が付くと、側には、どこから運んでくるのか、小枝が積んであって、さらにギョッとさせられます。

 踏み荒らされた三つ葉の地ならしをしなおして、その上にカゴをかぶせて防御。すると、次は、植え替えたばかりのきゅうりの苗を折られ、きゅうりの苗を1本ダメにしました。

 その度に、なにか、シートで覆ってみたり、ペットボトルをたててみたり、朝、ベッドの中からベランダで鳩がクックーと鳴いているような気がして、まだ、もう少し寝ていたいと思うのに、ベランダに確認に行きます。

 今朝などは、一度、朝、行ってみて、いなかったので、安心して、もう一度、ベッドに戻ってグダグダしながら、本を読んでいたら、今度は、紫蘇を踏み荒らされ、また、小枝の山が・・。

 朝、起きた時点でベランダに繋がっている窓は、もう開けたままにしてあり、おまけに紫蘇の鉢は、部屋のすぐ前に置いてあり、側にいた鳩はもう、今にも家に入ってこれそうな勢いで、ギョッとしました。

 今日は、さすがに、まだ、芽が出たばかりのものには、プランターの上に一応、ネットを張りました。

 これを数回、繰り返しているうちに、鳩の方もだいたい諦めてくれるのですが、毎日が鳩との攻防戦です。

 私は、鳥類全般が大嫌いで、特に実害を被る鳩はもっとも嫌いです。

 もっと広くて、心地よさそうな場所がいっぱいあると思うのですが、どうして、我が家のような狭いベランダなんかに来るのか、本当に不思議です。

 数日前の猛暑の時は、さすがにベランダなどに出ていられる状態ではなかったので、鳩が来ても、もう出れない・・と思っていたのですが、あの40℃近い猛暑の中は、さすがに、鳩も小枝を運ぶために何往復もするのはキツかったのかもしれません。

 今年も一日も早く、鳩が諦めてくれるのを待ちながら、毎日、鳩と闘っているのです。


ベランダの鳩


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