しつこいようですが、暑くて死にそうです。
これまでの数々の暑さ対策が今年は、あまり役に立たないほどの暑さに心底、参っています。
昨日のパリの気温は最高気温が39℃。もうこの猛暑日が数日続いているために、朝、部屋の空気を入れ替えて、家の中をスーッとさせるところ、空気は一応、入れ替えても、全然、涼しくなりません。
もうここ数日、今、何時?ではなく、今、何度?になり、一日に何度、気温のチェックをするかわからないほどです。
この暑さの中、出歩くことは、私にとっては、もはや命の危険を感じるほどで、思い起こしてみれば、アフリカにいた頃は、朝、起きて、曇っていると心の底からホッとしたことを思い出しています。まさに今、そんな気分・・曇りませんが・・雨ごいでもしたくなる気持ちです。
夜も寝苦しく、昨日の朝は、暑くて早朝から目が覚めてしまったため、寝不足。それでも午前中はなんとかマシなので、無理してまた寝ることはしないで、お昼前に買物を済ませようと思って出かけたところ、もうすでにガッツリ暑くてもう、汗ダクになり、もうフラフラです。例年、恒例になっているお茶の入ったペットボトルを凍らせたものを握りしめてでかけたにもかかわらずです。
正午ごろには35℃、それからほぼほぼ1℃ずつ、着実に上がっていくのは本当に恐怖。
お昼は軽くおそばでも・・と、本当は火を使いたくはなかったけど、おそばだけ茹でて、ベランダの紫蘇を刻んで食べました。こうなってくると、ベランダの大事な野菜たちも心配です。
もう午後3時過ぎからは、本当にピークとなるため、もう家にいるのは、諦めようと近くのコマーシャルセンターに避難。ここなら冷房は効いているし、電源もあるし、パソコン、携帯、タブレット、電子図書等、全てのコードを持参で飲み物を持ってでかけました。
さすがに同じことを考える人もけっこういるようで、電源のあるソファなどは、けっこうな人が・・。
いよいよこれはエアコンがないと生きていけない・・と思ったので、本当は、電気屋さんにエアコンを見に行こうと思っていたのですが、この暑さの中では、とてもそんな元気はありませんでした。
もう少し涼しくなったら、見に行きます。
自慢じゃないけど、私は本当に電化製品に弱くて、実物を見て、説明を聞かないと、どれを買ったらいいのか?わからないのです。
ネットなどで見ると、いわゆる壁にはめ込み式になっていて、外に室外機があるタイプの日本のエアコンと違って、フランスでは、けっこう大型の箱型のようなエアコンが多くて、大きなチューブのようなものがついていて、これを窓の外に繋げるというものもあって、よくわかりません。
少し、涼しくなったら、エアコンを買いに行くというのもおかしな話なのですが、今後、いくらでも、まだまだ暑い日はありそうなので、ムダにはならなそうです。
このフランスの猛暑の辛いところは、夜、遅くまで気温が下がらないことで、午後9時の段階で、ようやく37℃に下がり、午前零時でも29℃です。
アフリカの暑さに直面した時には、アフリカの人々は午後2時を過ぎると、もうボンソワールと挨拶、もう仕事はしない・・というか、あまりに暑くてできない・・。なんと生産性の悪いこと・・と思いましたが、今のフランスはまさにそれ・・。こんなに暑くちゃ、もう仕事にもならないし、学校も休校です。当初は200校が休校と言っていたのに、休校になった数は結局、2,000校だったそうです。
この猛暑を乗り切るため、カフェのテラス席なども大変で、テラス席のテントには、ミストが定期的に作動するようになっていたりもします。
この日は救急車の出動も相次ぎ、大混乱だったとか・・。
個人的には午前中のうちに買物に行ったとき、「こんなに暑いときはスイカでしょ!」、「スイカを買って、朝のうちから冷やしておこう!」と意気込んでいたのに、なんと!この暑いのにスイカを売っていないという間抜けな現実。
こんな時こそ、スイカをおいたら、売れるだろうに!今でしょ!とか思いながら、仕方ないので、メロンとペッシュプラ(平たい桃)を買ってきたのでした。
パリ猛暑 酷暑
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