2025年11月30日日曜日

年々加熱するブラックフライデーの落とし穴

 


 ここ1ヶ月ほどの間、やたらと「BLACK FRIDAY(ブラックフライデー)」の広告をやたらと目にしていて、もう少々、鬱陶しく感じるほどで、いったいブラックフライデーっていつよ!と私は思っていました。

 なんだか世間がやたらと「ブラックフライデー・ブラックフライデー」と騒いでいるので、私はむしろ、なんだか少々、胡散臭いとまでは言わないものの、あまりに踊らされている感じが嫌で、特に何かをこの時期に買物しようという気にはなっていませんでした。

 しかし、この「ブラックフライデー」・・フランスでも年々、クリスマス前の年間最大のショッピングイベントとなっていて、オンラインでも実店舗でもかなりの広告を打ち、多くの人が少しでも割安な買い物をしようと待ち望んでいるイベントになっているようです。

 ボストン・コンサルティング・グループが11月中旬に発表した調査によると、フランスでは10人に7人以上の人々がブラックフライデーに買物を計画しており、2025年には平均345ユーロを支出する予定で、これは昨年の平均315ユーロ(約62,000円)を上回る数字になっています。

 中でも衣料品、電化製品、美容製品などが特に人気なようです。

 そういえば、数年前に娘が携帯電話を買うのにブラックフライデーを待って買おうかな?などと言っていたことを思い出します。

 ところが、消費者が期待しているこのブラックフライデーの破格の割引というのは、必ずしも大したことがないことが明らかにされてきています。

 衣料品・電子機器などが30%、40%、50%、ときには70%オフ?などとのふれこみでアメリカで始まったことのブラックフライデーはフランスでも非常に注目され、小売業者は時に破格の値下げをうたいます。しかし、現実の割引は大きく異なり、消費者擁護団体UFC Que-Choisirの調査によると、実際の値下げは0.5%から3%ほどのもので、消費者が期待している割引からは程遠いものでした。

 消費者擁護団体UFC Que-Choisirの調査によれば、携帯電話の価格はわずか1.6%、テレビは3.7%、パソコンの場合は1.9%でした。

 ブラックフライデーでのショッピングの場合、注意が必用なのは「参考価格」というもので、この参考価格は例えば競合他社の価格や過去の価格と比較してブランドが自由に設定できる価格で、政府によると、2023年には当局の検査を受けた1,000店舗のうち、約3分の1に価格設定に異常が認められ、これには偽の割引、水増しされた参考価格、在庫状況に関する誤解を招くような表示、虚偽広告などが含まれていました。

 本来ならば、ノエルの前の時期には、一番、買い物をすると言われてきたフランス人にとって、業界では、クリスマス前には、絶対に値下げをしなかったはずの季節です。そして、クリスマスが終わると、バーゲンが始まって、一気に値下げする・・これが今までのパターンだったのです。

 それを易々と一番高く物が売れていた時期にそんなに値下げをしてしまうイベントが登場するとは、時代も変わっているのでしょうが・・実はブラックフライデーとは名前だけで、実は大して値下げしていない・・そんなものも紛れているのです。

 あまりに騒がれすぎているブラックフライデー まさにブラックな部分もあるようです。


ブラックフライデー BLACK FRIDAY


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2025年11月29日土曜日

来年度から高校での携帯電話使用禁止

  


 マクロン大統領は、11月末に行われた自身の演説の中で、「来年度から高校での携帯電話の使用は間違いなく禁止される」と発表し、中学校ですでに禁止されている措置を拡大することを明かしました。

 この演説の中で、マクロン大統領は、スクリーン中毒の危険性を強調し、「高校は、学ぶ場所であり、コミュニケーションをとる場所でもある」と説明しています。

 すでに実施されている中学校においての「校内における携帯電話禁止」のプログラムはまだ、全ての学校において実施されているものではないものの、大統領はこの禁止措置は概ね上手く機能していると考えています。

 長年にわたり、マクロン大統領は、15歳未満のソーシャルメディアの使用を規制、あるいは禁止することを支持してきました。

 携帯電話は2018年の法律により、幼稚園・小学校・中学校での校内での使用はすでに禁止されていますが、この法律の施行は実際には簡単なことではないのが現状で、必用に応じて、授業中にロッカー、ブリーフケース、ポーチなどに入れておくことを学生に義務付けることでその適用を強化しています。

 しかし、実際問題として、その管理、受け渡し、保管等の問題で、時間と手間、リスクなどの諸々の問題に直面する各学校がそれに対応しきれていないという問題もあります。

 携帯電話どころか、凶器を持っていないかどうかのチェックまでを抜き打ちで行っている学校まである中で、生徒の手荷物、ひとつひとつをチェックしきる対応が容易なことでないのは、想像に難くありません。

 実際に、すでに全国学校管理者組合(SNPDENーUNSA)の代表は、高校生というこの年齢特有の複雑な状況のため、また、中学校とは違って高校には大人の監視の少ないプライベートなエリアがいくつかあるため、そこでは高校生たちが携帯電話禁止を回避できてしまうため、非常に難しい状況であることを説明しています。

 また、それをおして携帯電話禁止を高校内で取り締まる?となれば、さらなる人員が必用となるであろうと述べています。

 私の高校生の頃などには、影も形もなかった携帯電話がすでに、その使用を校内で禁止することすら、容易なことではなくなっているという事実。携帯電話なんてなくても全然、楽しかったのに・・それがある時代になると、それを禁止することも難しくなってしまうのですね・・。

 日本の学校での携帯電話の扱いってどうなっているんでしょうか?


高校内携帯電話使用禁止


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2025年11月28日金曜日

フランスが2026年から実施する志願制兵役・国家奉仕活動とは?

  


 マクロン大統領が来年から実施される志願制兵役の実施を発表し、具体的にフランスの軍事化に単に金銭的なことだけではなく、具体的な人的資源を集める手段に進み始めたことに衝撃を受けています。

 マクロン大統領の発表によれば、これは2026年夏から開始されるもので、大統領はこれを「国家奉仕活動」と呼んでいますが、これは、志願制に基づく純粋な軍事奉仕活動であり、志願者はこの10ヶ月間、最低月額800ユーロ(約 14,5000円)の手当に加え、その間の宿泊、食事、装備が提供されます。

 2026年には3,000人、2030年には10,000人、2035年には50,000人の若者を募る予定になっています。

 マクロン大統領が、『「国民奉仕活動」は我々を守るために動員されるため、国民奉仕活動は「国家の領土内」でのみ、奉仕活動を行う』と明言しているとおり、奉仕活動を行うこのプログラムに参加する者は、10ヶ月間の訓練プログラムにおいて、国内でのみ奉仕活動を行うことが基本となっていますが、「重大な危機が発生した場合」議会が志願者だけでなく、他の若者の参加を承認できるようになる・・という意味深な文言もついています。

 同時にマクロン大統領は、「我々が追及する目標は軍事的なものである」ということも同時に名言しています。

 また、この国家奉仕活動の中核は18歳から19歳の若者を中心に構成されるということで、政府は若者たちが高校時代に軍隊でのインターンシップを完了することを奨励したいとしており、同時にマクロン大統領は、「防衛・国際安全保障」の授業期間をこれまでの1年から3年に延長することも同時に発表しており、「そのため、若者は各学校で少なくとも年に1回は記念式典に参加しなければならない」と教育の場面から変えていこうとしているところが、なんとなく、空恐ろしい気もします。

 入学式や卒業式などの記念式典のようなものさえ、ほとんどないフランスの学校で軍事関係の記念式典だけは行われるというのもなんだか奇妙な気がするところでもあります。

 しかし、現実的に考えれば、18歳から19歳といえば、高校卒業後のそれぞれの進路を構築していくために必死な年代(つまり大学受験の年代)で、振り返ってみれば、うちの娘などは、勉強ばかりしていた年代でした。

 その年代の若者たちがそのような「国家奉仕活動」に参加するかどうかは大いに疑問ではあります。

 しかし、経済的にひっ迫している家庭にとってみれば、これに参加せざるを得ないような場合もあり得るのではないか?とも思われることには、まさしく格差社会を逆手にとったやり方のような気がしないでもないのです。

 この「志願制兵役」、「国家奉仕活動」には、20億ユーロ以上の費用がかかることが見積もられていますが、これまで政府は、軍隊に追加の人員を提供するための最善の方法を検討し続けていたとも言われており、今年7月14日に発表された戦略レビューによれば、これは、「危機発生時に動員できる人材プールを構築するため」のものであると見られています。

 なんだか軍事化がどんどん進んで、正直、怖いです。


フランス志願制兵役・国家奉仕活動


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2025年11月27日木曜日

サルコジ元大統領に2度目の有罪判決

  


 フランスの最高行政裁判所である破毀院はピグマリオン事件に関する二コラ・サルコジ氏の上訴を棄却する判決を下し、これにより、サルコジ元大統領の刑事有罪判決が確定しました。これでサルコジ元大統領にとっては、盗聴事件(ポール・ビスマス事件)とそれに関わる弁護士と判事と汚職協定を結んだとされる事件に続く2度目の有罪判決の確定になります。

 今回のピグマリオン事件とは、2012年の大統領選に失敗した選挙運動への違法な資金提供を罪に問われていたもので、2024年2月にすでにパリ控訴院において、懲役1年(うち6ヶ月の執行猶予付)の判決が下されていたもので、これに対してサルコジ氏が上訴していたものが棄却されたということです。

 この事件に関しては、捜査の結果、サルコジ氏の選挙費用が急増した事実(認可上限額2,250万ユーロに対し、約4,300万ユーロに上っていた)を隠蔽するために、架空の契約を装い、集会費用の大部分をUMP(現LR)党に負担させる二重請求システムが構築されていたことが明らかになっています。

 共犯者とは異なり、サルコジ氏はこの虚偽請求書システムに関与したのではなく、候補者として違法な選挙資金の受益者として関与していた事実に基づいて判決が下されています。

 サルコジ氏は一審と控訴審の両方で刑事責任を強く否定し、告発内容は捏造であり、嘘であると非難していました。控訴審におけるサルコジ氏の判決は拘禁部分(電子タグの装着、半自由など)の調整を命じたもので2021年の第一審で言い渡された懲役1年よりわずかに軽いものにはなっています。

 とはいえ、今年の9月25日、2007年の大統領選において、ムアンマル・カダフィ独裁政権下のリビアから側近らが不正資金を募ることを容認したとして懲役5年の有罪判決を受けて、サルコジ元大統領は、パリ市内にあるラ・サンテ刑務所に収監されました。3週間後に保釈されていますが、彼は、この判決に対しても上訴しており、この控訴審が来年3月から6月にかけて予定されています。

 この他にも彼は、このところの裁判に関わる問題においても、数件の告訴事案を抱えており、これからもしばらくは、彼の有罪判決→控訴→確定判決・・の日々は続きます。

 彼のケースにおいては、ここまでのところ、全ての嫌疑は大統領選に関わるもので、そこまでして大統領になりたかったのか?大統領になるためには、手段を選ばなかったのか?などということをありありとつまびらかにされていくことで、まさに高齢者枠に入りつつある彼の後半人生は、大統領にまでなりながら、結局、その後の人生は、「晩秋を汚す」日の連続となっているようで、虚しさしか感じないのです。

 だって、有罪判決をいくつも重ねて行ったら、彼は前科何犯?って話ですよね・・。


サルコジ元大統領に2度目の有罪判決


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2025年11月26日水曜日

たかが1セント、されど1セント お釣りがないとお釣りをくれないモヤモヤへのささやかな抵抗

  


 最近は、ほぼほぼ現金というものを使わなくなったので、こんなことに遭遇することも減ったのですが、たまに現金を持っていて、少額ならば、現金で払おうかな?と思うこともあります。

 オートレジなどでは、たとえ現金で支払ってもそのようなことはないのですが、フランスでは、有人のレジだと、1セントや2セントなどの細かい小銭のお釣りがないと、お釣りを返してくれなかったりすることがあります。

 先日も、たまたま、9.99ユーロの商品を買おうと、10ユーロ札を渡して支払おうとしたら、1セントのお釣りがないから・・といって、平然とお釣りをくれませんでした。あまりに当然のようにお釣りをくれないでやり過ごそうとするので、内心、またか・・と思いつつ、「お釣りは?」と言うと、涼しい顔で「1セントの硬貨がないから・・」と言います。

 そこで、私は、「だったら、カードで払いますから、その10ユーロ返してください」と言ったら、慌てて、もう一度、レジの中の小銭を再び探し始めたのですが、やはりないものは、ない・・。逆に、そこで、「あ~やっぱりありました・・」とか言われたら、もっとムッとして、もう買いものをするのをやめていたかもしれません。

 お店の人の側はほとんど悪気はなく、逆に1セント硬貨がなくて、2セント硬貨でお釣りをくれたりすることもあるのですが、とにかく、そのあたりの数セントの扱いがとても雑なところがあります。

 そのへんのとってもルーズなところが私には、とってもモヤモヤするところでもあります。1セントくらいいいじゃないか・・せこいこと言っているようで嫌な気もするのですが、お釣りを用意せずにお店をあけること自体、なんか不誠実な気がしてしまいます。

 お釣りがないなら、だったら、9.99ユーロなどと言う表示はやめて、10ユーロと表示すればいいものを10ユーロじゃなくて、9.99ユーロという方がなんとなくその1セント差につられて、買いやすい気分になるのも私のケチなところなんですが・・。

 しかし、逆に何か買い物をしたくて、たとえ1セントでも足りなかったら、買えないのはふつうなのに、お釣りがないから、1セント返してくれないというのは、納得いかないのです。

 そんな時は、最近は、ささやかな抵抗ですが、お釣りがないと言われたら、それならカードで払います。と最近はカード払いにするようにしています。

 支払う私の方にしたら、表示どおりの金額を支払うだけなので、実際にはどちらで払っても変わりないのですが、お店の方にしたら、本当ならば、カード払いなら手数料をカード会社に支払うことなく現金で受け取った方がありがたいはずなのに、なんで現金での顧客に対して、こういう    雑な扱いをするのか?と思います。

 たかが1セントや2セントのことで、くだらないと思われる方も多いかとも思うのですが、そんないい加減なところを少しでも改善してほしいと願うささやかな私の抵抗です。

 この小銭(特に赤い小銭1・2セント)を返してくれないことは、そんなに珍しいことではなく、これがまかり通っているのは、それを多くの人が見過ごして、なんとなくやり過ごしている結果だと思うのですが、ケチなフランス人にしては、へんな習慣だな・・と思うのです。


1セントのお釣り


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2025年11月25日火曜日

80人以上の国会議員が求めるフランスにおけるSHEINの販売禁止

 


 80人以上の国会議員が労働者、公衆衛生、そして地球を守るため、フランスにおけるSHEINの販売禁止を求めています。

 彼らは、「SHEIN は超ファストファッションの最も過酷な側面は体面の良さを装っているものの、地球、雇用、そして消費者の健康を破壊するこのビジネスの暗い側面を覆い隠すことはできない」とこの中国発の e-コマース企業を躍起になって非難しつづけています。

 彼らは、「SHEINは何も民主化しない、すべてを破壊する」と題した意見記事も公開しています。

 この動きは、11月初旬にパリ市内の百貨店「BHV」に「SHEIN」がオープンしたことを受け、より激化しています。

 彼らはこの超ファストファッションの巨人を「不公平な競争」と「有害な製品」で市場を氾濫させていると非難しているのです。

 もはやこのSHEINに関わる議論の激化は単なる憤りに留まることは不可能になっているため、国会の「持続可能な開発委員会」は、SHEINの幹部を招集しようとしているが、彼らはこの聴聞会を避け続け、11月26日に予定されていた聴聞会は彼らが他の裁判のために出席できないという理由で12月2日に延期されています。

 これを避け続けるのはもはや困難と見られ、SHEINは聴聞会の翌日、パリ司法裁判所に召喚され、裁判所は、子どものような〇〇XドールとカテゴリーAの武器の販売を受け、フランスにおけるSHEINのサイト停止処分についての判決が下されることになっています。

 違法な○○ドール等の販売はともかく、超低価格の衣料品等の販売の禁止については、一部では、禁止に反対する声も上がっています。

 というのも、中国製の超低価格、低品質の衣料品に関しては、なにもこのSHEINに限ったことではなく、今や、多くの比較的低価格帯のブランドの衣料品の多く、ZARAやH&Mなどに関しても、中国製の製品は多く販売しており、なぜ?SHEINだけが攻撃されるのか? やれ、労働環境や公衆衛生、そして、しまいには、壮大に地球の保護までを語って、実は本音は他のところにあるのではないか?などと言う声もあります。

 また、この国会議員の騒ぎに疑問を投げかける有名企業の経営者も名乗りをあげていることも事実。

 今やカーフールだって、フランスのハイブランドのお店だって、中国にもどこの国にも進出しているのに、問題をほじくり返して、進出してくる中国企業を閉め出そうとするのは、見苦しい・・というようなことを言っている人もいます。

 また、BHVへの出店にしても、これを受け入れて、この「SHEIN」の隆盛を利用しようとしているのもまた、BHV=フランス企業であることも事実なのです。

 いずれにせよ、まだまだおさまりそうもないこのフランスの「SHEIN」叩きの動き、これが国会で議論され、司法の場にまで引きずり出し、果たして、フランスの司法がどのような決断を下し、どのような道を辿るのか?本当にSHEINを追い出してしまうのか? 

 どこか歪な感じがするこのやり方、じっくり見守っていきたいと思います。


SHEINの販売禁止を求める国会議員


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2025年11月24日月曜日

案の定、ガッツリ体調崩しました・・

  


 日本から来てくれていた友人と一緒にパリ市内を廻ったり、一緒にバルセロナに行ったり、ロンドンに行ったり、3週間程度の期間でしたが、トラブルも多々ありましたが、とても楽しい時間を過ごしました。

 最後に友人を空港まで送って行って、家に戻って、その時は、ちょっと風邪気味かも・・なんか疲れがどっと出たかも・・??と思いながらも、友人が使っていた部屋を片付けたり、シーツなどを洗濯したり、掃除したり・・してから、その日は休みました。

 翌日になると、本格的に体調が悪くなりはじめ、おしゃべりしていてついつい夜更かしになったりもしていたし、忙しく動き回りすぎていたからな・・と思い、少しおとなしく寝ていることに・・。

 しかし、その翌日には、さらにゴホゴホと咳が出始め、本格的に体調が悪くなり、これはもうダメだ・・とお医者さんに行くと、気管支炎起こしている・・といわれ、抗生物質を出してもらってきました。

 友人が来たら、色々でかけたりするだろうからと、前もって、インフルエンザやコロナウィルスのワクチン接種をしていたのですが、やっぱり、それだけではダメだったようです。

 もう無理はできないと思いつつも、ついつい無理しちゃっていたのか? もう無理だと自分では思っていないことがすでに無理な範疇に入ってしまっていたようで、そういえば、友人も途中、3日くらいダウンしていて、寝てたんだな・・と思うと、私の場合はそれが遅れて出たのかもしれません。

 そのうえ、パリはここ数日、急に寒さが本格的になってきて、外はすでに氷点下の世界です。

 毎回、ダウンするたびに体力には自信をなくしていくのですが、こんなことにめげて、楽しいことを諦めてはいけない・・今が一番、若いんだから、こんなことにめげずにこれからも色々な場所に出かけたい!そんなことをベッドの中でふつふつと思っているのです。

 しかし、狭い我が家は誰かが来ると、今はいない娘の部屋をつかってもらうのですが、通常は、私の色々なものを置いてある倉庫状態。

 当然、誰かが来ているときには、その倉庫内に置いてあるものは、私の自分の部屋に避難させているのですが、今はようやく、それらのガラクタ?をまた、娘の部屋に戻し、私の部屋はまた通常の落ち着きを取り戻しています。

 人が来てくれるのもうれしいけど、またいつもの日常が戻ってくるのも、やっぱりホッとするところもあります。

 日常的には、自分のリズムだけで暮らしている私。それが崩れることが、こんなダメージをもたらすとは、ちょっとショックでもありました。

 


体調不良


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