2024年1月11日木曜日

フランスはマシンになってもお釣りの計算は苦手らしい・・

  


 たとえば、580円の買い物をするときに、1,080円出したら、500円玉一つ返してくれるのは、日本ではふつうなことなのですが、どうにも、フランスではそうはいかない場合が少なくありません。

 500円が戻ってくるのは、間違いないのですが、いきなり80円は返されたり、さもなくば、この元の金額に足していく感じで計算するので、どうにもそれ以上に細かい小銭で返されたりすることもあるのです。

 とはいえ、最近は、ほぼほぼ現金を使わなくなったので、あまり、そういう場面に直面することもなくなっていたので、とんと、そんなことも忘れていました。

 しかし、たまには、マルシェとか、あまりに少額の買い物の場合は、カードはNGだったりすることもあるので、現金も少しは持ち歩いてはいます。

 そんな時に、どういうわけだか、お釣りの金額はあっていても、これでもかというくらい細かい小銭でお釣りをくれることがあり、お財布の中で、邪魔に感じてしまい、今度は、どうにかして、この小銭を減らしたいと思うようになります。

 先日、この思いっきり細かい小銭返しをされて、ヤレヤレ・・と思っていて、「そうそうバゲットを買うときに、この細かい小銭を全部使ってしまおう!」と、いつもは、バゲット1本でさえもカードを使ってしまうところ、この小銭を消費しようと思っていました。

 最近、時々行くようになったパン屋さんには、近頃、多くのパン屋さんで取り扱うようになっている現金で支払う用のマシンが導入されていていました(衛生面も考慮してのことだと思います)。

 バゲットは1ユーロ30セントだったのですが、「カード?現金?」と聞かれたので「現金で・・」と答えました。その時に、ご丁寧に店員さんは、「30セントありますか?」と言ってくれたので、「これはこれは・・ずいぶんフランス人も進歩したな・・」と思いながら、小銭をかき集めて30セントと10ユーロ札を1枚、マシンに投入したのです。

 これでこの小銭は、当然、5ユーロ札1枚と2ユーロのコインが2枚返ってくると思った私が甘かった・・。

 これまで以上の小銭が戻ってきて、私は深くため息をつくことになりました。このマシンがどのような作りになっているのかはわかりませんが、マシンになってもお釣りの計算は苦手のようです。

 お釣りの金額が間違っているわけではないので、敢えて、注意をするのも面倒なので、そのまま、さらに増えた小銭をお財布にしまいながら、やっぱり、これからは現金を使うのはできるだけやめよう・・と思いました。

 結局、大量の小銭は、人が数えて受け取ってくれる別のお店で使いました。


お釣りの計算


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