ここ1ヶ月ほどの間、やたらと「BLACK FRIDAY(ブラックフライデー)」の広告をやたらと目にしていて、もう少々、鬱陶しく感じるほどで、いったいブラックフライデーっていつよ!と私は思っていました。
なんだか世間がやたらと「ブラックフライデー・ブラックフライデー」と騒いでいるので、私はむしろ、なんだか少々、胡散臭いとまでは言わないものの、あまりに踊らされている感じが嫌で、特に何かをこの時期に買物しようという気にはなっていませんでした。
しかし、この「ブラックフライデー」・・フランスでも年々、クリスマス前の年間最大のショッピングイベントとなっていて、オンラインでも実店舗でもかなりの広告を打ち、多くの人が少しでも割安な買い物をしようと待ち望んでいるイベントになっているようです。
ボストン・コンサルティング・グループが11月中旬に発表した調査によると、フランスでは10人に7人以上の人々がブラックフライデーに買物を計画しており、2025年には平均345ユーロを支出する予定で、これは昨年の平均315ユーロ(約62,000円)を上回る数字になっています。
中でも衣料品、電化製品、美容製品などが特に人気なようです。
そういえば、数年前に娘が携帯電話を買うのにブラックフライデーを待って買おうかな?などと言っていたことを思い出します。
ところが、消費者が期待しているこのブラックフライデーの破格の割引というのは、必ずしも大したことがないことが明らかにされてきています。
衣料品・電子機器などが30%、40%、50%、ときには70%オフ?などとのふれこみでアメリカで始まったことのブラックフライデーはフランスでも非常に注目され、小売業者は時に破格の値下げをうたいます。しかし、現実の割引は大きく異なり、消費者擁護団体UFC Que-Choisirの調査によると、実際の値下げは0.5%から3%ほどのもので、消費者が期待している割引からは程遠いものでした。
消費者擁護団体UFC Que-Choisirの調査によれば、携帯電話の価格はわずか1.6%、テレビは3.7%、パソコンの場合は1.9%でした。
ブラックフライデーでのショッピングの場合、注意が必用なのは「参考価格」というもので、この参考価格は例えば競合他社の価格や過去の価格と比較してブランドが自由に設定できる価格で、政府によると、2023年には当局の検査を受けた1,000店舗のうち、約3分の1に価格設定に異常が認められ、これには偽の割引、水増しされた参考価格、在庫状況に関する誤解を招くような表示、虚偽広告などが含まれていました。
本来ならば、ノエルの前の時期には、一番、買い物をすると言われてきたフランス人にとって、業界では、クリスマス前には、絶対に値下げをしなかったはずの季節です。そして、クリスマスが終わると、バーゲンが始まって、一気に値下げする・・これが今までのパターンだったのです。
それを易々と一番高く物が売れていた時期にそんなに値下げをしてしまうイベントが登場するとは、時代も変わっているのでしょうが・・実はブラックフライデーとは名前だけで、実は大して値下げしていない・・そんなものも紛れているのです。
あまりに騒がれすぎているブラックフライデー まさにブラックな部分もあるようです。
ブラックフライデー BLACK FRIDAY
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