2024年10月7日月曜日

2024年フラングランプリ最優秀賞受賞のブーランジェリー ラ・ポンパドール LA POMPADOUR

   毎年、バゲットコンクール、クロワッサンコンクールなど、様々なコンクールがあるパリで、今一つ、盛り上がりにかけえる気もする「フラン」のコンクールですが、この「フラン」というお菓子は、たいていフランスのブーランジェリーには、必ずある定番のお菓子で、かなりのポピュラーな存在のものです。 ベースはカスタードクリームでこのカスタードクリームをタルト生地にのせて焼いたもので、そのお店のクォリティーを知るには、そのシンプルな素材ゆえに、フランを食べてみれば、そのお店のレベルがわかるような気もしています。 最近、私は、ブーランジェリーが気になって仕方なく、気になっっているブーランジェリーには、できるだけ行ってみるようにしているので、なんとなく、このお店は良さそうだ・・という勘が働くようになりました。 とはいえ、パリには、星の数ほどあるブーランジェリー、まだまだ奥が深いです。 先日、今年、フラングランプリで優勝したお店があるというので、行ってみたら、これが、見事に感動的なお店でした。なんといっても、パンにせよ、ヴィエノワズリーにせよ、ケーキ類にせよ、種類が豊富でどれもこれも美味しそうで、ちょっと、久しぶりに興奮しました。・・パン屋で・・。 とりあえず、そのグランプリ受賞のフランは買うとして、どれかもう一つくらいは絶対に食べてみたいし、できれば、パンかヴィエノワズリーの一つでも・・と、ショーケースの前を行ったり来たりとずいぶん悩みました。 結局、さんざん悩んだ挙句に、ナチュールのフランとサントノーレ、オラニエ、クルミやレーズンなどのドライフルーツ入りのパンを買ってきました。 当然、フランは、シンプルな味で美味しかったのですが、それよりも感動したのは、ここのサントノーレで、このサントノーレに使われている生クリームの部分がマスカルポーネのクリームで、これが超絶美味しく、シューの部分のカラメルもカリカリで香ばしく、ちょっと感動ものでした。 これは、しばらく通って、もう少し、色々な種類のものを食べてみようと思っています。 日本では、この「フラン」というお菓子。今一つ、マイナーな気がしますが、逆にこのブーランジェリー良さそう!というお店に行ってみて、ここのお店のスペシャリテは?と聞いてみたりすると、「どれもこれも美味しいけど、以前にフランコンクールで優勝したことあるから、フランかも?」などと言われたりすることもあり、実際に食べてみると、とっても美味しく、他のものも、けっこうレベルが高いので、フランの美味しいブーランジェリーは、他のものも、おしなべてレベルが高い・・ような気がします。 コンクールで優勝したからといって値段が吊り上がったりすることもなく、いわゆる日本でも有名なようなパティシエのお店などと比較すると、ごくごくふつうな一般的なお値段であることも魅力的です。 今回、買ってきた他のものも全て「大あたり!」で、かなり大ぶりなオラニエやドライフルーツ入りのパン(味見してみたいからと3切れだけ切ってもらうというセコい買い方をしました・・)もちょっとオーブンであぶってバターを薄く塗って、甘味と塩見を楽しみながら頂きました。これは、けっこうズッシリしていて、食べ応えがありました。 今後、しばらくは、このお店に通うことになりそうな気がしていますが、それでも、まだ知らないお店にもたくさん行ってみたいところがあるので、そのどっちを取るべきかは、悩ましいところです。 しかし、我ながら、平和な悩みです。LA...

2024年10月6日日曜日

SNSで募集されたマルセイユの14歳の殺し屋

    何から何まで驚愕の突っ込みどころ満載というか、どれだけ、首を傾げても傾げきれないような事件です。 10月3日から4日の夜、マルセイユ3区でVTCの運転手である30歳の男性が首に銃撃を受けて、交通事故を起こして死亡するという事件が起こりました。現場の写真を見ると、激しく学校の門に衝突して大破した車の様子から、一見、交通事故か、あるいは、学校へのテロ攻撃?と見えないこともありませんが、この被害者は、この衝突の前に首を銃で撃たれており、救急隊が到着した時には、すでに心肺停止状態にあり、蘇生は不可能であったということです。 ところが、この事件が起こってまもなく、警察に刑務所の独房か...

2024年10月5日土曜日

緊縮財政の金メダル政府 600億ユーロ削減計画の内訳

   莫大な財政赤字を抱え続けているフランスは、2025年の次期財政法案作成にあたって、首相は、この赤字をGDPの5%以下に抑えることを目標とし、600億ユーロの赤字を是正することを発表し、バルニエ首相は、現在、一部では「600億ユーロの男」などと言われています。 あまりの桁の大きさに、逆にピンと来ないところもあるのですが、具体的にこの600億ユーロの財源は、3分の2の400億ユーロが公的歳出削減、3分の1の200億ユーロが増税と言われています。 増税の部分では、先日、取り上げた航空券に課せられる連帯税を始めとした環境汚染を引き起こす交通機関への課税、そして、高額所得者(子どものい...

2024年10月4日金曜日

フランス政府 航空券にかかる連帯税(TSBA)の大幅な引き上げ検討

   まだ、検討中という話なので、確定するのかどうかはわからないので、騒ぐのもどうかとは思うのですが、ちょっと聞き捨てならない話なので、一応、今後、注意して行方を見守りたいと思いつつ、公に話が出てくるということは、かなり確率がある話ではないかと、本当にウンザリしている話があります。 フランスではバルニエ新首相の政権が始動し始めてから、まるで、ロクな話が聞こえてこず、財政赤字補填のための色々な隙をついての様々な増税が検討されているようです。 しかも、今回の話は、航空券に関するもので、私にも大いに影響のある話です。 仏メディアによると、経済財務省は航空券にかかる連帯税(TSBA)を大幅に増額することで10億ユーロ近くを集めるつもりで、ビジネスクラスや長距離路線からのさらなる税収を求めているということです。...

2024年10月3日木曜日

シャンゼリゼとオー・シャンゼリゼ

   シャンゼリゼは、たま~に行く程度ですが、いつ行っても、「あ~やっぱりいいな・・」と思います。でも、季節によって色々と変化するデコレーションだったり、ショーウィンドーだったりを見ながら、歩く程度で、特別、買い物をしたりするわけでもありません。 でも、いつ行っても、けっこう人はいて、特別なイベントの時以外は、7割くらいは、観光客だろうと思われます。 フランスのメディアなども「世界一美しい大通り」とはばかりなく言ってのけるシャンゼリゼは、たしかに美しいし、観光客からしたら、シャンゼリゼを歩きに行きたいという人は少なくありません。 私が最初にシャンゼリゼに行ったのは、やっぱり、旅行でパリに来た時で、その時の感動はあんまり覚えていませんが、パリはもう、どこもかしこも街並みが美しくて、どこを切り取っても絵になる風景・・とやたらと写真を撮りまくりながら、「もう、多分、二度と来ることはないんだろうな・・」と思いながら、ウルウルして、一緒に来ていた友人に笑われたくらいでした。 とはいえ、そこまでパリに憧れがあったわけでもなく、一方では、フランス語というものが私にとっては、どうしてもダメ(苦手)そうな言語だったりで、まさか、そのずっと後に、住むことになるなどとは思ってもみませんでした。 話は逸れましたが、パリに来てくれた私の友人や家族なども、どこへ行きたい?と聞くと、いくつかの場所を挙げてくれるのですが、その中にたいていシャンゼリゼは入っています。 いつだったか?夫が亡くなって、少しした頃に叔母2人が心配してパリに来てくれたことがあり、その時も、シャンゼリゼにも一緒に行きました。 そのうちの一人の叔母は、大変な学歴の持ち主の才女でありながら、ド天然な、大変、朗らかな人で、まあ、平気でフランス人にも日本語で話しかけるし、歌が大好き(コーラスをやっている)な彼女は、シャンゼリゼを歩いていると、おもむろに、高らかな声で「オー・シャンゼリゼ」を歌い出したのには、一瞬、赤面しましたが、周囲の人もさほど気にするでもなく(そこがパリの良いところ・・)、本人は、とても楽しそうなので、一緒にニコニコしながら、散歩したのを覚えています。 あれから、ずいぶん経ちましたが、ここのところ、2回くらい続けて、シャンゼリゼで叔母のように「オー・シャンゼリゼ」を歌いながら歩いている家族連れ(日本人ではなかった)?を見かけて、「えっ??もしかして、けっこういるの??○○子(叔母)みたいな人・・」と、今さらのように、彼女だけではなく、シャンゼリゼで思わずオー・シャンゼリゼを歌ってしまう人はいるのだ・・と思った次第です。 あらためて、フランス語のオー・シャンゼリゼを聞いてみると、まさに、その歌詞は、シャンゼリゼはいつでも誰でも自由になんでもあり・・というような歌詞で、まさにそれを地で行っていた叔母は凄いもんだ・・とも思ったのです。 でも、日本では「オー・シャンゼリゼ」で知られているこの歌は、日本語でのオーは感嘆詞のような感じですが、フランス語では同じオーでも「Aux...

2024年10月2日水曜日

娘と私の友人の九州珍道中

   娘が日本で仕事を始めてから、もう2年くらいが経過し、日本での生活にもかなり慣れ、仕事もどうにか順調そうで、また、リモートワークを上手く利用して、彼女はかなり頻繁に旅行して歩いて、楽しそうに生活しているようです。 やはり、日本とは時差が7時間(もう少しすると8時間になる)もあり、ゆっくり話せる時間帯もズレているので、電話するのはけっこうタイミングが難しいし、また、独立した娘にあまり口出しして、ウザいと思われるのも嫌なので、時々、電話してみたりもするのですが、そんなに頻繁でもありません。 でも、娘の方も、たまに思い出したように電話をくれます。前回、電話をくれたのは、連休を利用して...

2024年10月1日火曜日

大手スーパーマーケットチェーン カジノ CASINO 大幅縮小 1,000人以上解雇

   仏大手スーパーマーケットチェーン CASINO(カジノ)は、業績不振のため、フランス全土のカジノブランドの約400店舗のハイパーマーケットとスーパーマーケットが売りに出されることは、今年、4月の時点で発表されていました。 第一段階の9月末を迎え、同社はすでに2億ユーロを超える店舗・不動産の売却が完了しましたが、古すぎたり、立地が悪かったり、維持管理が不十分だったりするため、買い手が見つからなかった施設もあり、これらの店舗は永久に閉鎖されることになりました。 中でも一番、打撃を受けたのは、スーパーマーケットよりもさらに規模の大きいハイパーマルシェといわれるもので、明らかに規模が大きく、何でも扱っている大規模なハイパーマルシェの需要が減少していることが原因です。 このハイパーマルシェが全盛だったのは、80年代から90年代にかけてのことで、その規模のおかげで商品の種類が豊富で都市郊外へも車で簡単にアクセスできるなどの利点が消費者のトレンドのようになっていました。 しかし、今や消費者の買い物の仕方が変化し、あまりに広すぎるハイパーマルシェでの買い物は時間がかかりすぎて効率も悪く、ネットショッピングなども発達したために、明らかに、小規模でより安く、早く、気軽に買い物ができる場所へと移行しつつあるのです。 とはいえ、全てのハイパーマルシェが閉鎖の脅威にさらされているわけではないので、時代の潮流に合わせて、少しずつ、何らかの戦略をとってきた企業はしたたかに生き残っているのです。 実際に、このカジノの店舗を買収したのは、インターマルシェ(Interarché...