
フランスには、デモ以外にも、群衆ができる催し物があることを私は、すっかり忘れていました。夏至でもある6月21日は、毎年、Fête de la musique(フェット・ド・ラ・ミュージック)と銘打った音楽祭が各地で行われ、夕方から夜にかけて、場所によっては、朝方まで、お祭り騒ぎです。
例年は、パリの街中のたくさんの場所で広場などに仮設のステージを建てたりして、コンサートなど、音楽に関する催し物がたくさん開催されます。今年は、コロナウィルスのために、多くの場所でのコンサート等がキャンセルになりましたが、それでも、パリ10区のサンマルタン運河沿いの仮設会場では、多くの人が集まりました。
もはや、フランスには、フランスにマスクは、ないのかと思うくらい、この群衆には、マスクをしている人は、見当たらず、屋外であるから許可が下りたのかもしれませんが、屋外であることが、ますます、人々を開放的にし、大声で歌い、騒ぎ、踊り、アルコールも入り、ソーシャルディスタンスへの配慮などは、皆無で、22時には、音楽祭自体は、終了させられたものの、盛り上がっている人々は、音楽祭の終了後も近隣の通りに集まり、ますます狭い場所で歌う踊るの大騒ぎ。
警察もソーシャルディスタンスを呼びかけ、警戒体制を取っていましたが、なすすべもなく、交通整理。音楽で、アルコールも入って盛り上がった人々がどうなるのか?いい加減、政府も想像がつきそうなものの、厚生大臣のオリヴィエ・ヴェランは、SNSで、「今日は、フェット・ド・ラ・ミュージックです。皆さんは、おそらく家族や友達と一緒に集まることでしょう。しかし、ウイルスは依然として蔓延しており、あらゆる状況でバリアジェスチャーを尊重し続けて下さい。自分自身とあなたの愛する人を守ることは、全員の責任です!」などと呼びかけていましたが、そんな呼びかけが伝わるようなフランスではありません。厚生大臣なら、こんな呼びかけをするのではなく、このような集まりは、禁止にすべきでした。
昨日のデモでも大概、頭にきましたが、今日のフェット・ド・ラ・ミュージックでは、若者が多いとはいえ、大の大人が、この人たちは、バカなんじゃないか?...