私が若い時には、やたらと海外旅行ばかりをしていて、国内旅行は、東京から車で行ける範囲に行くことが多く、むしろ、当時は国内旅行は海外旅行に比べて、割高に感じられたりもして、あまり国内で遠方に旅行することはありませんでした。
その頃は、国内旅行は、もっと歳をとって、長距離移動が難しくなってからにしようと思っていました。
しかし、どういうわけか、いつのまにか海外で生活するようになり、あっという間に時間が経って、まず、日本に来ること自体が長距離移動。そのうえ、たまに一時帰国した時には、あれこれ、所用に追われ、友人や親戚に会う予定などを入れていると、あっという間にスケジュールはいっぱいいっぱいになり、このままだと永久に日本国内を旅行する機会は訪れることはないという危機感を感じ始め、今回は、意を決して、いつもとは、逆バージョンに、まず自分の旅行の予定を入れてから、他のスケジュールをいれることで、予定を組み始めました。
まあ、行きたいとなって、一緒に旅行に付き合ってくれる人がいなければ、一人でもいいと思っていたのですが、まず、一番、予定を合わせやすい、娘に「どっか旅行しない?」と声をかけると、ちょうど、飛び石連休のタイミングがあり、そこなら、1日休みをとれば、大丈夫だから・・と、まず日にちだけをおさえて、行き先はその後に探し始めました。
娘とは、これまでかなり旅行をしてきましたが、直近では、娘がパリに来た際に、一緒にイタリアのトロペアに行ったのが最後でした。とにかく、私も日本でも行ったことのないところがいっぱいで、逆に、「どっか行きたいところある?」と聞いたら、「温泉で一ヶ所行ってみたいところがあるけど・・」というので、探しましたが、時、すでに遅しで、どこの旅館も満員御礼でとれず、それでは、別のところ・・ということで、「私、沖縄に行ったことないから、沖縄がいい!」と話したところ、彼女の会社の同僚たちが、それなら、ぜひ、沖縄本島よりも宮古島がきれい!と勧めてくれたということで、私も色々な情報を見てみたところ、その海の美しさは比類のないもので、私も即、賛成し、今回、二人で宮古島に来ることになったのです。
彼女とは、どういうわけか、海へ行くことが多く、この間のトロペアにしても、「こんなに美しい海があるだろうか?」、私たちは、あまりに美しい海のハードルをあげてしまったのではないか?とちょっと動揺するくらいでした。
しかし、いざ、宮古島に来てみると、その海の美しさは、「ここ、本当に日本?」としばし勘違いするほどで、幾重にも重なる海のブルー、透明な海の水、どこまでも続く白い砂浜の砂は、とてもきめが細かくて、砂浜の上を裸足で歩いても、まったく痛くなくて、また砂がサラサラしているので、身体に砂がついても、サラッとしていて、手で軽くはらうだけで全然、OKです。
また、磯臭さがあまりなく、海の水でさえも、あまりベタベタしないのも特徴です。
何より、海の美しさがとにかく感動もののレベルです。
海は比較的穏やかな海で、昨日はシュノーケリングをしましたが、ビーチから、そんなに離れていない場所で、ウミガメに遭遇しました。
食べ物も、いわゆる沖縄そばのようなものから、独特の食材が使われた宮古島ならではの食べ物がたくさんあって、何より、海藻類など、とても健康的なものが多く、以前、やたらとフランスで沖縄の人の長寿の秘訣!沖縄の食事・・などと、囃し立てて報道していたテレビ番組を見て、やたらと「レジームOKINAWA」などといいながら、沖縄の食事を真似して喜んでいたことを思い出したくらいです。
11月というのに、初日などは、思わず冷房をつけてしまうような気候。あの寒い東京からやってきて、ここでは、余裕で泳げるという気候にも感動。さらさらのビーチで昼寝してしまいました。
東京にいるのとは、違って、用事に追い立てられることのない、ほんもののバカンス。この絶景の海辺で波の音を聞きながら、ビーチでぐっすり眠ったり、海に潜ったり、最高の時間を過ごしています。
車を借りて島内を移動していますが、周囲の車の運転の様子から、のんびりとゆったりと生活している島の人々の穏やかさが伝わってくる気がします。
東京から3時間ほどで、この絶景。
まだまだ、たくさん行きたいところのある私ですが、ここへはリピートしたい!なんなら、移住してもいいな・・と思ってしまうほど、素晴らしいところです。
宮古島
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