いつまでもメトロの工事が終わらないとか、何に関しても、ゆっくりで時間がかかるフランスも、ノエルの準備だけは、早いな~~~と、昔から思っていました。
だいたい、トゥーサン(ハロウィンの季節)のバカンスが終わると(だいたい11月の初め頃)、ただちに、ノエルの飾りつけなどが始まるので、ノエルだけは特別扱いな感じは以前からありました。
しかし、これは、年々、エスカレートして、ノエルの準備が前倒しになっている気がするのは、私の気のせいではないと思います。今年などは、トゥーサンのバカンスが始まる前から、シャンゼリゼのノエル用のイルミネーションの電球をつけ始めているのを見て、「まだノエルまでに2ヶ月以上もあるのに、さすがに早すぎないか??」とビックリしていました。
とはいえ、実際にシャンゼリゼのイルミネーションが点灯する日にちは前倒しになっているわけではないので、それだけ時間がかかるようになったというか、時間をかけるようになったと考えることもできます。
今年は、どうなるのかはわかりませんが、昨年などは、節電とかで、実際にイルミネーションが点灯される時間が短縮されたりして、実際のキラキラノエルの期間は以前よりもむしろ短くなっているくらいです。
街の中がぐんぐん、ノエルの色に染められていくなか、デパートやスーパーマーケットなどは、商売もあってか、もうほとんどノエルのスタートを切っている感じで、早くもクリスマスツリーを飾っているところもあり、店頭に山積みにされているチョコレートなどは、一気にノエル仕様に様変わりしています。
この間は、すでにノエルの時期になると登場するリボン付きのフォアグラがでていて、「うわっ!もうこのパッケージのフォアグラが・・」とびっくりしたところです。
また、ノエル前のカウントダウンの一つでもあるアドベントカレンダーなども続々、登場していて(12月になると、毎日、毎日、ひとつずつ中に入っているお菓子などをあけながら楽しむもの)、今年は、自分で中身を入れて毎年楽しむことができる布製のものなどが増えているような気もします。
しかし、ともかくも、ノエルは一年中でフランス人にとって家族や友人と過ごす最も大切な重大イベントであると同時に最もお金を費やす時期でもあり、コマーシャルチャンスとしては、絶好の機会でもあります。
インフレで厳しい時だからこそ、前倒しにノエルを盛りあげて、少しでも消費を促そうとする気持ちもわからないではありません。
パリ ノエルの準備
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