2024年9月1日日曜日

非番の警察官3人が空中発砲で逮捕

   警察関係者によると、午前8時ごろ、パリ19区のビルの4階のバルコニーで3人の男が拳銃で空に向けて発砲しているのが目撃され、警報が出されました。 BRI(Policier de la brigade anti-gang )(暴力団対策の警察官)が現場に派遣され、3人を逮捕したところ、彼らは非番の警察官でであることが判明しました。 「警察の介入は事故や怪我もなく行われた」と警察は発表していますが、この非番の警察が警察官用の拳銃を発砲したかどうかや弾丸の性質については明らかにしていません。 警察官が非番の時に職務中に携帯する拳銃をどのように保管しているのかはわかりませんが、職務用の拳銃を非番の時に携帯しているとしたら、それも怖い話ですが、さりとて、それ以外の拳銃をプライベートの警察官が持っているということも、ちょっと恐ろしい話でもあります。 彼らは酔っぱらっていていた・・とのことですが、どちらにしてもあり得ない話、彼らは、即時停職処分になったそうです。🇫🇷...

2024年8月31日土曜日

8月のインフレ率は3年ぶりに2%を下回る・・を勝手に誤解した・・

   「8月のインフレ率は3年ぶりに2%を下回る」という見出しを見て、勝手に「えっ?値下げ??」と勘違いしました。 しかし、これは価格が下落していることを意味するのではなく、以前よりも上昇のペースが鈍くなっているという意味でした。がっかり・・。 その後、記事を読み進めるとINSEE(国立統計経済研究所)は今週末、フランスの8月の消費者物価指数が1年間で1.9%上昇したと発表・・とあり、物価上昇率が2%を下回ったというだけで、依然として上昇を続けているというものでした。 これは価格が下落していることを意味するのではなく、以前よりも上昇のペースが鈍くなっているというだけでした。 国立統計経済研究所は、主な原因は「エネルギー価格の明らかな減速」にあると説明しており、エネルギーコストは、2023年8月1日から適用された規制電力価格の値上げにより、1年前には7%近く跳ね上がっていたのに対し、2024年8月には1年間でわずか0.5%しか上昇しなかったことによるもの」としています。 いずれにしても、上昇率が緩やかになったというだけで上昇し続けていることは確か・・一度、上がった値段が下がるということはまずないのがふつうなのです・・まったく甘かった・・。 以前、ある有名なフランスのブランドの時計部門の人が「スイスフランが上昇したために、値上げをします」と説明していたので(フランスのブランドでも時計はスイスで作っているため)、「それなら、スイスフランが下がったら、値下げするんですか?」と半分嫌みを込めて聞いてみたら、その人は苦笑しながら、「いや、値下げはしません」・・と。 今回の「インフレ率、2%を下回る・・」のニュースを見て、そんな話を思い出しました。 残念ながら、一端、上がった物価は戻らないのがふつうなのです。 しかし、国立統計経済研究所によると、石油製品と工業製品の価格は下落しているそうで、エネルギー価格とかなり近い部門では、価格が下がっているようです。 これに比べて、著しく上昇したのは、サービスの価格で、1...

2024年8月30日金曜日

フリージュの着ぐるみを着る俳優たち

   先日のパラリンピックの開会式では、舞台上にもあがり、そのパフォーマンスが思わぬ話題を呼んだりして(残念ながら、テレビでは放映されなかったため、余計におタカラ感が生まれたかも?)、注目された今回のオリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターのフリージュくんたち。 私は開会式でダンスしているのを見て、「さぞかし暑くてしんどいだろ~な・・」と思って見ていました。 マスコットキャラクターとして発表された当初は、一体、これのどこが可愛いいのか?と賛否両論だったこのキャラクターも一年の間にすっかり定着、浸透し、ぬいぐるみから、Tシャツや帽子からあらゆるオリンピックグッズに登場し、キャラクターとしては大人気で、街を歩いていても、Tシャツを着ている子どもたちや、グッズを持っている人々を想像以上に多くみかけるようになりました。 私もなにか記念に一つくらいは欲しいかな?と思って、マグカップを一つだけ買いました。 しかし、キャラクターグッズだけでなく、パリでは、もう登場すれば、スターなみの人気のこの着ぐるみを着た動くフリージュくんたちはオリンピックでは33体、パラリンピックでは、22体活躍しているそうです。 私もオリンピックが始まる少しまえに、偶然、シャンゼリゼにいるこのフリージュくんたちに遭遇し、なんだか思いのほか興奮して、一生懸命、追いかけてしまいました。 このフリージュの着ぐるみを着て活動しているのは、俳優さんたち(男女ともに)なのだそうで、常にマネージャーが同行し、装備やタイミングを管理し、相棒の着替えを指導し、群衆の中を移動し、写真を待つ列を管理しているのだそうです。 このフリージュを演じていた一人の女優さんは、「当初は批判されましたが、今ではオリンピックの冒険において最も象徴的なキャラクターとなり、人々が遠くにフリージュを見つけると、幸福感に駆られ、誰もが私たちに向かって突進してくるようになりました!」と人々に歓喜を呼び起こしていることに喜びを感じています。 また、このフリージュの目となり活躍しているマネージャーを務めた青年のミッションは、フリージュに寄り添い、どこにでも目を向け、周囲の観客の流れを管理し、子供を押しつぶさないように、観客の飲み物、食べ物、化粧品で衣装を汚さないように、あるいはフリージュ自身が落ちないように注意することで、大変な体力と緊張を要するものであったと語っています。 また、彼自身は決して目立ってはいけないわけで、実際、私がフリージュに遭遇したときも、そのような人がそばにいたことは、気が付きませんでした。 そして、実際の着ぐるみ?は、それほど重くないそうですが、視界と聴覚が低下、目や口を通してメッシュ効果があり、着装した感じはバックパックに似ており、体の周りで膨らませると、それでもかなり堂々としたものになるので、動き回るにはその体積を理解する必要があります。 暑さに関しては、若い女性は、長時間、振りつけどおりに踊った後は、頻繁に汗をかくとしても、耐えられる程度のものだそうで、これは実際には小さな送風機のおかげで空気で膨らむフェルト生地が使用されているため、内部に大きなスペースが残っているのだそうです。とはいえ、その送風機をもってしても、ある程度は熱がこもるであろう着ぐるみを着るのは楽なことではなかろうに、思わぬ人気ぶりに暑さも厭わない・・そんな感じなのかもしれません。 空港、駅、各競技大会の会場や、観光スポットなど、ありとあらゆるところに彼らは神出鬼没に登場し、多くの人々から写真撮影を求められています。 小さな子どもたちは、もちろんのこと、大人の観光客も、皆が彼らと写真に写りたがり、その度にポーズをとって撮影に応じます。中でも、けっこう意外に写真撮影の希望が多かったのは、警察官など警備にあたっていた人々だそうで、「子どもや孫たちのために・・」と写真撮影を求められたそうです。 このオリンピックを支えた警察官たちもバカンス期間中に働いた記念写真としては、絶好のものだったかもしれません。 日本だったら、そんな記念写真を撮影していたら、警察官たるものが職務時間中に何ごとだ!などと言いだす人がいそうですが、このおおらかで緩い感じが私は好きです。 日頃、事件などが起こったりして、警察官の個人情報!などと騒いで、警察官等の撮影は、絶対にいけない!などと言われているものの、意外にも、この警察官たちと写真撮影したがる観光客もいるようで、また、それに嬉しそうに彼らが応じているのも、なんか微笑ましい気もしました。 この小さなフリジア帽にスポーツを通じてフランス革命の使命を伝えたかったというこのマスコット・・革命なのかはともかく、人気は上々なようです。 フリージュの着ぐるみ<関連記事>「2024年パリオリンピック・パラリンピック マスコットキャラクター フリージュ」「パリオリンピック...

2024年8月29日木曜日

パラリンピックの開会式は晴れ

   恥ずかしながら、私はこれまでパラリンピックの開会式というものを見たことがありませんでした。どちらにせよ、見るといってもテレビで見るだけなのですが、それさえも、今回のパラリンピックの開会式は私にとって初めて目にするものでした。 開会式直前の時間にテレビをつけると、これまでオリンピック仕様だったスポンサーのコマーシャルはあたりまえですが、全てパラリンピック仕様のコマーシャルに切り替わっていて、それぞれのスポンサーのコマーシャルも興味深く拝見しました。 パラリンピックの開会式当日は、オリンピックの開会式と違って晴天に恵まれたものの、31℃というパリにしたら、けっこうな暑さで、その日にバスに乗って出かけたら、冷房もなくむんむんの暑さで、かなり厳しい暑さでした。 当日、パラリンピックの開会式のパレードが行われたシャンゼリゼやコンコルド広場近辺には、近寄らなかったので、どの程度の警備であったのかは、わかりませんが、オリンピックの時に比べると、範囲も限られるので、そこまでのことではなかったと思います。 今回、オリンピックにしてもパラリンピックにしても屋外での開会式にこだわり、セーヌ川上のパレードほどではありませんが、シャンゼリゼの上から下まで歩くというのも、パレードではなくともなかなか時間がかかるものです。 全体的には、パリ祭の感じに近いので、オープニングにトリコロールの噴煙を撒きながら飛んでいく飛行機の様子がテレビで映ったので、あわてて、窓の外を覗くと、遠くに青、白、赤の噴煙が見えて、任務を終えた8機の飛行機が家の近くを通って帰って行ったので、手を振ってみるという子供じみたことまでしてしまいました。 選手のパレードは20時から始まって、最後のフランスチームまでが出揃ったのは22時とすでにもう2時間。夜になってもけっこう気温が高いため、オリンピックのマスコットの着ぐるみを着て踊り続けている人などは、さぞかし地獄の暑さで大丈夫かい!とか一人で思いながら、見ていました。 この選手入場が始まるときに、「アルファべティックフランセーズの順番で入場します」と解説が入ったので、「フランスのアルファベットってなに?」と思ったら、どうやら、国の名前がフランス語名のアルファベット順というこらしいです。 日本はどちらにしても「J」なので、中盤くらい・・日本は白いコスチュームで品よく、選手たちの表情も穏やかでとても好印象でした。オリンピックの時は、ほぼほぼ一瞬しか映らなかったけど、今度はしっかり見れて良かったです。 なにせ、パラリンピックの開会式など初めて見たので、パラリンピックも、ものすごくショーアップされている感じが、こういうものだったのか・・と新鮮な気持ちと、オリンピックの開会式のように、また何かやらかすのではないか?とちょっとドキドキしながら見ました。特にパリオリンピック・パラリンピック組織委員会会長が「アムールと革命の国へようこそ!」と挨拶したのですから、なおさらのことです。 参加している選手をはじめ、周囲のボランティアなどの様子を見るに、オリンピック以上にお祭り感があって、ボランティアの人々も踊り続けながら選手を迎えていたのには、頭が下がる気がしました。 22時15分くらいにようやくショーのオープニング、それからお偉いさんたち?の挨拶などが続き、それから本格的なショーが始まるのですから、とにかく長い長い・・。 時間どおりには、いかないところは、むしろ、フランスの通常運転ですが、実際に開会式が終わったのは、予定をかなりオーバーした23時50分頃でした。 しかし、やはりパリの中心、凱旋門からシャンゼリゼ、コンコルド広場、そしてエッフェル塔までがライトアップされて画角に入る景色は美しく、むしろ、セーヌ川の開会式よりも見やすく、わかりやすかったのではないか?とも思います。 今回、セレモニーが行われたコンコルド広場のオベリスクがトリコロールをはじめ、様々なライトアップがなされて、こんな風にもなるのか?と新鮮な気がしました。 式典の終わりにはチュイルリー公園が装飾の一部となり、水盤の照明が点灯し、聖火が点火され、気球が上がっていく様子は幻想的でとても美しかったです。これでようやく終わりかと思ったら、そこからは、コンコルド広場にはまるでディズニーランドの花火みたいな色合いの花火があがりました。 オリンピックの成功により勢いづいて、パラリンピックチケットの販売は、250万枚のうち200万枚がすでに売れているという状況になっているとかで、このうち20万枚は、9月2日の新学期開始までの期間に学童に割り当てられるそうです。 合計...

2024年8月28日水曜日

夏のバカンスが終わると・・フランス人は・・

   8月も残りわずかとなり、バカンスに出かけたパリジャンたちが戻ってくる・・つまり、メトロも混み始めるし、渋滞も戻ってくる・・と覚悟していたのですが、少しずつは戻ってはいるのでしょうが、まだ閉まっているお店も多いし、いつもほどには、メトロの混雑や道路の渋滞もまだまだ本格的には戻って来ておらず、どうやら、みんなギリギリまでバカンスを楽しむつもりなのだな・・と感じています。 今年はオリンピックがあったり、まだまだこれからパラリンピックが控えていることもあり、パリジャンのバカンスのとり方もイレギュラーだったとは思いますが、とはいえ、学校が始まり、フランスでは9月からが新年度の開始なので...

2024年8月27日火曜日

テレグラム社長逮捕報道で疑問に思うこと

   このニュースを私が知ったのは、マクロン大統領のXのポストで、「テレグラム社長の逮捕は、進行中の法的捜査の一環として行われたものであって、これは決して政治的な決定によるものではありません」というもので、「えっ?テレグラム社長の逮捕ってなになに?」というか、「テレグラム社長って誰だれ?」とこの件に関しての報道を探し始めました。 今回の主人公?テレグラム社長は、パーヴェル・ドゥーロフという若手の起業家で、テレグラムのメッセージングの創始者であるロシアの億万長者のようです。 先週末にアシスタントとボディーガードとともにアゼルバイジャンへから帰国した39歳の起業家は、フランス憲兵隊に伴われて、フランス警察による取り調べのため、ル・ブルジェ空港で逮捕されたとのことです。 世界中に視聴者を持つソーシャルネットワークの管理者の逮捕は、フランスでは初めてのことで、彼が逮捕されたのがテレグラム社の社長としてだったのか、個人として逮捕されたのかは明らかにされていないものの、しかし、フランス当局には、彼のプラットフォームで盛んに行われている違法行為に関連するいくつかの捜査で彼を尋問する理由があると言われています。 テレグラムは新しい会社ですが、これまでにもフランスでは数々の話題に上がってきました。例えば、バタクラン攻撃の際、テロリストが攻撃の準備のためにテレグラムで通信していたことが発覚したときなどは、かなり話題になりました。 新しい会社ながら、注目されるのは、その躍進の速さで、あっという間にこのプラットフォームには現在、世界中で約10億人のユーザーがいると言われており、ヨーロッパでは4,100万人がこのプラットフォームを利用しており、来年にはニューヨーク証券取引所でのIPOを計画しているそうです。 彼はいわゆる自称リバタリアンであり、最大限主義的な意味での表現の自由の支持者であり、検閲に反対し、個人のプライバシーの権利を擁護し、読まれずにメッセージを交換する自由を保証することを目的としてこのテレグラムのメッセージングサービスを行っています。当然、これが麻薬密売、児童ポルノ画像、リベンジポルノ、フェイクニュース、武器販売、テロリズム、詐欺などのさまざまな違法行為にとって重要な通信手段にもなってしまい、国家間、特に戦時下にある現在、双方の通信手段としても利用されているようで、彼の逮捕が政治がらみのものではないか?という疑問が湧いたのもわからないではありません。 しかし、彼の逮捕は未成年者保護局からの捜索令状の対象であるとも言われており、同組織はプラットフォーム上での児童ポルノコンテンツの拡散を懸念して、2023年から調整していた予備調査により組織犯罪、詐欺、テロリズムに対する謝罪、サイバーハラスメントなどのいくつかの犯罪に対する広範な司法調査が開始されることになったという話もあります。 一方で、彼の逮捕で問題になっている一面というのが私は、気になっています。彼は、サンクトペテルブルク生まれのロシア人でありながら、彼は3年前にフランス国籍を取得しています。ここまでならば、そこまで不思議な話ではないのですが、彼のフランスでの国籍取得名は、ポール・デュ・ローヴという名前で、しかも不可解な条件のもとであると言われている点です。 しかし、調べてみると、フランス国籍を申請する際に、正当な理由があれば、出生証明書に記載されている姓名の変更をも申請できることになっています。その正当な理由の中には、侮蔑的であると認識されているため、受け入れるのが難しい姓名である場合、また、メディアで有名になり、悪い評判を持っている場合・・というのもあります。 しかしながら、彼のようなケースの場合、結局は、元の名前で出ているわけで、この名前を変えて国籍申請した意味がよくわかりません。 いずれにせよ、今回の彼の逮捕は、たとえハイテク億万長者であっても、法を超越する者はいないという見せしめ的なものもあるのではないか?という声もあります。テレグラム社長逮捕<関連記事>「「捕食者の巣窟」と呼ばれる危険なオンライン・チャットサイト」「欧州連合...

2024年8月26日月曜日

日本を褒めてくれるのは、いつでも嬉しい

    先日、買い物から帰ってきたら、家のエレベーターの入り口あたりで、アパートの住民の女性に呼び止められました。 彼女は同じアパートの住民の女性で、顔見知りとはいえ、顔を顔を合わせれば、挨拶をする程度で、実際に彼女が何階に住んでいるのかも、どんな家族構成なのかもよく知らないような感じなので、特にアパートで何か問題があったりした場合(そんなことも、まずないけど・・)くらいしか話をすることは、ありません。 一応、ああ同じアパートに住んでいる女性だな・・という認識はあるという程度です。 私が現在、住んでいるアパートは、私たちが引っ越してきて以来、20年くらいの間に、考えてみれば、ずいぶ...