2020年4月12日日曜日

バカンス好きにもほどがある!フランス人の国をまたぐコロナウィルス外出禁止違反


    Une policière à la frontière en l'Espagne et la France, le 17 mars.

 今週末は、イースターの祝日に入り、学校も休みになり、気温も上がり、陽気も良くなり、まさにバカンス日和です。しかし、現在は、もちろん、バカンスに行くことは、もちろん、外出さえも許されていません。

 フランスでは、先週に引き続き、週末の3日間に渡って、16万人の警官・軍を動員しての警戒に当たっています。先週は、陽気に誘われた人々が、街中やブーローニュやヴァンセンヌの森に溢れ出し、パリは、日中の運動のための外出まで禁止になってしまったほどです。

 バカンスを家族で過ごすことを何よりも大切にしているフランス人にとって、とても辛いことであるのは、わかりますが、これだけの警戒があるにも関わらずなお、取り締まりを突破して、しかも、地続きであるとはいえ、国境を超えて、バカンスに行く人がいることには、驚きを禁じ得ません。

 中には、プライベートジェットで移動してまで、捕まる人までいるそうです。

 フランス人の富裕層には、ニースやカンヌ、ビアリッツやモナコなど同様にスペインにセカンドハウスを持っている人が多いのです。

 スペインもフランスも国境を封鎖しているので、どうやって、スペインに入ったのか、
わかりませんが、カタルーニャ、バルセロナの北にあるコスタブラバの海辺のリゾート地などで、現地のスーパーマーケットなどからのフランスナンバーの車があるなどの通報により、これまでに数十人のフランス人が罰金を課せられ、強制的にフランスに帰されています。(スペインでの罰金は一人につき600€=約72000円)

 スペインは、ヨーロッパでは、イタリアに次いで、被害者の出ている国、フランス同様、軍や警察を動員して、厳重な警戒に当たっています。ここ一週間ほど、スペインでの死亡者は、減少傾向にありますが、トータルでは、フランス以上に死亡者の出ている国なのです。

 スペインのいくつかの都市の入り口には、警官と、コンクリートのブロックまで使って、都市への侵入を阻止しようとしています。

 そんな中、自分の家とはいえ、バカンスに出かけて、国をまたいで双方の国に感染を広げ、ビーチに出ることもレストランに行くことも外出さえできないのに、あくまでバカンスに出ようとする人々が本当に理解できません。

 私は、日本人ですが、フランスの住民として、スペインに対して、申し訳ないような気持ちになるのも、不思議な感覚です。

 スペインの人々もこれまでの監禁生活に耐え続けているだけに、フランスからやってくる人たちのせいで、さらに長く監禁生活が続くことになってしまう・・と、フランスからのバカンスのための人々の侵入が許し難く、激しく怒っています。フランスだけでなく、スペインにまで迷惑をかけてまで出かけるバカンスとは、何なのか?

 フランスは、ここ数日、少しだけ、死者数も集中治療室での患者も減少傾向にありますが、依然として、2000人以上の人が新たに入院し、7000人近い人が重症の状態にあり、今も、余裕のある地域に重病人が搬送され続けているのです。

 そして、コロナウィルスのために、心臓疾患等の他の緊急を要する人の命が失われるという悲惨な状況も起きているのです。

 さらに、先週末、今週末の人出の増加による感染者の増加が、心配されています。

 大きな生活の変化を余儀なくされる状況で、多くの人の価値観や人生観が変わっていくきっかけになっているかもしれません。

 







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