2020年4月30日木曜日

フランスのロックダウン解除 学校再開には、大多数が反対! 川崎病に酷似した症例の報告






 昨日のフィリップ首相のロックダウン解除に関する発表から、一夜明けて、さっそく、フランス国民の世論が浮き上がってきました。

 「防護(マスク)」「検査」「隔離」を核とした方針で進むこと、また、ロックダウンの解除は、ウィルスの感染状況、地域ごとの病院の受け入れ状態などの推移を分析をして、段階を追って行われること、リスクが一定以上に下がらない地域は、ロックダウンは、続けられること。

 それに際して、100キロ以上の移動が制限されること、公共交通機関や再開される会社のオフィスや店内では、マスクが義務化されることなどなど、大方の提案に関しては、好意的な反応でした。

 しかし、子供の学校再開に関しては、そのリスクに危惧を抱き、反対の意見が多いです。もともと、ロックダウン前から、まず、最初に閉鎖になった学校を、なぜ? 最初の段階で、再開するのか? 何よりも、学校へ登校した場合の子供の安全が保たれることが、信じ難いというのが大きな理由です。

 もともと、フランスの学校は、学校にもよりますが、なかなか、清潔とは言い難く、蚤やシラミが蔓延したり、トイレがビックリするほど汚かったりという状況で、そんな状態の学校が、清潔を通り越えて、四六時中の除菌状態などの充分な衛生的な環境を確保できるのか? 他にも、子供たちの管理、給食など、たくさんのリスクを孕んでいるのです。

 そんなところに、追い討ちをかけるように、フランスでは、ここのところ、14歳以下の子供に、高熱、全身の血管に炎症が表れ、目の充血、発疹、手足や唇や舌が赤くなる、川崎病に非常に症状が似た重篤な集中治療が必要なケースが多発していることが、警告され、学校再開に歯止めをかける一旦を担っています。

 過去3週間にわたり、パリ地域で、この症状で、集中治療を受けて入院した炎症性症候群の子供25人の症例が報告されており、急激な同じ症例の増加に警笛が鳴らされています。

 この症例が出現したのは、コロナウィルスが蔓延がピーク状態に達してから、約1ヶ月後のことです。同様の報告が、イギリス、イタリア、ベルギーなどでも上がっており、コロナウィルスに感染している場合と感染していない場合とがあり、その関連性は、はっきりとはしていませんが、もとより、通常は、ヨーロッパでは、あまり発症例のない川崎病のような症状の発症は、コロナウィルスが原因、あるいは、引き金となっていることが疑われています。

 現在のところは、まだ、フランスでは、この症状に関する死亡者は出ていませんが、子供用のICUの病床は、大人用のICUに比べて非常に少ないために、これ以上、同様の子供の症状が増え続ければ、あっという間に手に追えない状態になることは、必須なため、注意が呼びかけられています。

 コロナウィルスに続いて、この謎の子供の病気の出現に、ロックダウン解除、しかも、学校の再開には、大きな障壁が立ちはだかった感じです。

 しかし、そんな状況の中、学校が再開するかどうかもわからない状態で、学校の夏のバカンスの日程は、予定通りと発表、報道されるフランスがやっぱりな・・と思いつつも、なにか、しっくりこないのです。

 

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