今年のフランスの猛暑はやはり異常です。5月、6月から始まっている猛暑は、まだ続いており、時々、スッと涼しくなる週が挟まっているから良いものの、まもなく、今年5回目の猛暑が訪れると言われています。
しかし、中でもやはり6月が特に酷かったのは、猛暑が起因とされる死亡者数が凄いことになっていた・・という数字が発表されて、あらためて、酷かったんだな・・と思わせられます。
フランス国立統計経済研究所(INSEE)によると、2026年6月、あらゆる原因による死亡者数が53,082人に達し、1日平均1,769人となりました。これは2025年6月と比較して10.6%の大幅な増加です。
この増加は2026年6月17日から30日にかけてフランス本土のほぼ全域を襲った猛暑が大きく影響しています。
この期間、1日平均2,019人が死亡し、特に6月25日、26日、27日には1日あたり2,500人以上の死亡者が出ました。
その中でもピークは6月26日で、2,935人の死亡が記録されました。最も被害が大きかったのは、イル・ド・フランス地域圏でした。
また、特に自宅での死亡者数の増加が顕著で2025年6月に比べると20%も増加しています。これは、どう考えてもエアコンの普及が進んでいないことが大きな理由ではないかと思われます。しかし、私は、この頃はもう外に出るのが恐怖・・外に出たら死ぬかも・・とまで感じていたので、自宅に多くの人が籠っていたのは理解できます。
たしかに暑くて苦しかったのは、覚えていますが、特にどの日が辛かったとまでは、記憶していなかったのですが、このような数字が出てみると、6月26日がいかに危険な日であったのかを知り、恐ろしくなります。
この6月26日の1日の死亡者数(猛暑起因によるもの)の2,935人という数字は、新型コロナウィルス感染症パンデミックにおける1日の最多死亡者数記録(2,810人)を上回る数字でした。
パンデミックのあの頃は、毎日毎日、まだよくわからないウィルスのために家の中で恐怖に震えながら毎日発表される感染者数や死亡者数を暗澹たる気持ちで眺めていたのですが、まさか、暑さでこれほどの死亡者数が出てしまうということは、驚きであると同時に驚異でもあります。
また、すぐそこに猛暑が控えているのですが、この数字は暑さは決して侮れないということを如実に語っています。猛暑は時に、ウィルスよりも恐ろしいのです。
6月26日 死亡者数1日で2,935人
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