私の日本滞在も、残念ながら残りわずかになってきました。
いつも忙しい日本一時帰国ではありますが、今回もまたスケジュールはギチギチで、結局、1日も予定のないゆっくりとした日はありませんでした。とはいえ、今回は、自分の好きに旅行の予定を複数入れ、今日、鹿児島から帰ってきたばかりで、また明日には、1泊ですが、別の旅行の予定を入れてしまいました。
まさに、フランスに帰る直前まで、1日も空いていないのですが、今回、鹿児島空港を出発する直前に、従姉妹の一人から、「今日、東京の家に何時に帰ってきますか?」というメッセージが入り、夕方、到着後、羽田から家に戻る予定を伝えると、「もう会える日が他になさそうだから、仕事帰りに家に会いに行ってもいいですか?」というメッセージ。
彼女の仕事場は、比較的、私の実家から、距離的には、車ならば、10分程度と、そんなに遠くない場所にあるものの、電車の駅からは、そんなに近くもないし、かといって、バスなら、乗り継ぎが必要で、一体、どうやって来るつもりなのかな?と思いつつ、「せっかくなら、会えれば嬉しいけれど、無理しないで・・」と連絡すると、「じゃあ、行ってみようかな?」というので、急遽、その日の夜に彼女と会うことになりました。
旅行に行っていて、帰ってきて、また次の日は別の旅行に出かけるというのも、私にしては、ちょっと、なかなかな強行軍だったわけで、一緒に旅行中の友人にも、「なかなかスゴいね・・」と呆れられたのですが、途中にもう一人の従姉妹の訪問予定が入ってきたことで、「あなたの親戚の付き合いの濃さは、相当だね・・うちなんて、ほとんど親戚付き合いはないよ・・」と言われ、「なるほど・・」と思いました。
翌日から一緒に旅行に行く予定にしているのは、隣に住んでいる父方の従姉妹、そして、今夜、家に来てくれたのは、母方の従姉妹。我が家は父方の親戚も母方の親戚も双方ともに東京、しかも同じ区内、もしくは、車で行き来できる範囲内に皆が住んでいて、小さい頃から何かにつけて、親戚で集まる機会が多く、その結束は未だ強いのです。
しかし、周囲の友人の話を聞くと、もう、あまり親戚付き合いはしていないという人も少なくなく、どちらかといえば、我が家のようなケースの方が少ないかもしれないと、最近は思っています。
毎回、帰国するたびに、そのうちの誰に会えるかは、双方の都合が必ずしも合うわけではなく、必ずしもみんなに会えるわけではないので、渡せなかったお土産は、後で、娘に託して、機会があれば、渡してもらおうと思っていたのですが、今夜の彼女が来てくれたのは、渡りに船といったところで、現在は、母方の親戚のまとめ役のようになっている彼女に託せば、メッセージとともに、確実に早くに皆に行き渡ること間違いなしで、以前は、その役割を担っていた叔父や叔母たちも、そろそろその任務は交代の時期にさしかかっているようです。
結局、けっこう話し込んで、「夕飯どうするの?」と彼女が言い出したので、私は今回の旅行でも、食べ続けていたので、「ここらで一食、休んでおこうかな?」と思っていたにもかかわらず、結局、彼女と一緒に近所に食事に行くことになりました。
彼女と食事中に、娘から、「夕飯の買い物していこうか?」とメッセージが入ったので、今、彼女と〇〇で食事してるから、よかったら、来れば?と返事をすると、それからまもなく、娘も合流し、結局、3人でおしゃべりしながら、楽しく食事をしました。
本当にスケジュールがギューギューで忙しくもあるのですが、楽しいことばかりなので、それほど苦にもなりません。
それにしても、長年にわたり、親の世代から繋ぎ続けてきてくれた、この親戚付き合いは、兄弟とも、また別のものでありながら、特別な間柄、親の世代から受け継いでいる大切な遺産のひとつで、このような関係を保ち続けられているのも、決して当然のことではなくて、とってもありがたいことだな・・と最近、つくづく思うのです。
明日は父方の従姉妹と娘との旅行です。
親戚付き合い
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