フランスに帰国する日が近づいてきました。
今回の一時帰国は、かなり、いつもとは違って、ガンガンに自分の好きなことに時間を費やしたために、いつも以上に満足感があり、違う日本をたくさんみることができた本当に楽しい時間でした。
しかし、日本への一時帰国において、私の中でのもう一つの重大ミッションは、たくさんの日本の食糧をフランスに持って帰ることでもあり、これから帰仏までに荷物の調整をしなければならない大変な局面でもあります。
日本に到着して以来、ここまでの間には、少しずつ自分の「買いたいものリスト」に基づいて、少しずつ、リストに載っているものを買い揃えてきたと同時に、旅行などに行く先々で欲しいものを買い足してきて、あとは、荷物をスーツケースに詰めながら、重さとの兼ね合いでギリギリまで調整します。真剣です。
正直、スーパーマーケットなどに行っても、欲しいものだらけで、どれから手をつけたらいいのか、毎回、困惑するほどです。
今回の帰国のフライトは、23キロのスーツケースを2個と手荷物分少々で、約50キロほどが許容範囲になっています。
重たいものからどんどん詰めていって、カサと重さの調整で、自分がこれまでに買い集めたものが一体、どのくらいの重量になっているのか、これだけ、何回もフランスと日本を行き来しているのに、いつも、全く見当がつきません。
さきほど、ヘロヘロになりながら、一つ目のスーツケースに荷物を詰め始めてみたら、思ったよりも全然、重量に余裕があり、まだまだ、持って行けそうで、明日は少し買い足そうと思っていますが、いつも、最後に詰める冷蔵庫や冷凍庫の中に入っているものがくせ者で、たいていは、出発の日に全部を詰めてみると、結局は重量オーバーとなり、泣く泣くおいていかなければならないものが出てしまうので、今回は買い足しは少し控えめにと思っています。
おそらくパリは、海外の中でもわりと日本の食材が手に入る場所だとは思うものの、実際に日本にあるものには、それを遥かに上回る種類のものがあるうえに、現在は、かつてないほどの円安で、ユーロに換算すると、驚くほど安いことになるので、ついつい、いつもよりもいじましいことを考えてしまいます。
今回持って帰る食材をまた、次の帰国までの間に本当にもったいぶって使っていくのですが、これからしばらくの私の大切な食糧となるために、この最後の踏ん張りは、あなどれないのです。
海外在住経験者なら、おそらく多くの人が同じように、一時帰国の際は苦労して、あれやこれやと持って帰る経験をされていることと思いますが、本当に滞在中のさまざまなアクティビティの中で、ある意味では、ひとつのハイライトでもあります。
娘もパリにいた頃には、2人で100キロほどの荷物を持って行けていたので、羽田でチェックインの際には、「お引越しですか?たいへんですよね・・」などと言われて苦笑してしまうことも度々でした。
今は日本で生活している娘が、私が「これ持って帰る!これも・・あれも・・」と欲張って買い物しているのをほくそ笑んで見守っていて、私が「やっぱり、これは無理だったから、置いていく・・」と言い出すのを待っています。
そんなことにならないように、もう日本滞在中に充分すぎるほど、毎日毎日、これでもかというほど食べ続けてきたので、最後の最後に欲張らないように自分を戒めようとおもっています。
帰国の荷物 23キロ×2
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