2024年7月16日火曜日

オリンピックが始まる前からすでに渋滞 PARIS 2024 オリンピック関係者専用レーン

   オリンピックを目前に控えているとはいえ、まだオリンピックは始まっていないのに、パリ及び、パリ周辺の道路は渋滞が始まっています。 少しまえから見かけるようになった環状道路や高速道路上の「PARIS 2024」の表示に、これ?どうなるんだろうか? どういう意味なんだろうか?と思っていたら、7月15日から、この表示のあるレーンは、オリンピックのための特別車両専用のレーンになったようで、当然、一般車両は、このレーンを使うことができなくなったために、オリンピック前からすでに渋滞が起こっていると言います。 ちなみにこの「PARIS 2024」オリンピック専用レーンは、スポーツ選手、認定ジャーナリスト、公式代表団、緊急車両、警備車両、タクシー、救急車、公共交通機関の輸送に認定された車両のみが通行することになります。 そもそも、空港からパリに入ってくるような、これらの道路等は、何もない状態であっても、ほぼほぼ、いつもどこかで渋滞にぶつかるわけで、それが1レーンが使えなくなっているとすれば、すぐに渋滞になることは、目に見えています。 この規制は、オリンピック期間が終了するまで続き、周辺道路...

2024年7月15日月曜日

いつもと違うパリ祭からのオリンピックへの一日

   フランス人ではない私ですが、パリ祭のパレードは毎年、けっこう楽しみにしています。とはいえ、実際にシャンゼリゼまで見に行くわけではなく、テレビを見ながら、家の窓から見えるトリコロールの噴煙や飛び去って行く飛行機などをテレビやネットと同時に見ながら、喜んでいるだけなのですが、何回、見ても感動します。 この種のパレードらしきものを他にあまり知らないということもあるのですが、自分がたまに歩くことのあるシャンゼリゼであんな大規模な美しいパレードが行われているのかと思うとなんかワクワクするという、単なる野次馬というかミーハーな楽しみです。 今年のパレードはコンコルド広場がオリンピックの競技会場に使われるためのスペースになってしまっているので、シャンゼリゼが使えずにアヴェニュー・フォッシュで行われました。 数日前にこのパレードの受け皿とでもいうべく客席のようなものを工事しているところを見たばかり、全体的には、シャンゼリゼのパレードよりは若干、縮小されている感じで、この観客席からは、凱旋門が正面にはならずに、若干斜めに見える感じになります。 この通りも充分に美しい通りではあるのですが、やはり、正直、シャンゼリゼのような圧巻な感じに欠ける気がしました。しかし、今回のパリ祭のパレードはもう目前に迫っているパリオリンピックとの融合を目指すと言われてきたので、どんなふうになるのかが見ものだと思っていました。 パレードの終盤、パリ祭のパレードのハイライトと言われる騎馬隊が表れたと思ったら、そのあとに聖火を持った騎士が表れたと同時にオリンピックカラーのスポーツウエアを着た人々が入場し、五輪の人文字を描きました。 パレード自体はこのあたりで終わりなのですが、実にここから、この聖火リレーはまだまだ続き、この日は、グランパレ、リュクサンブール公園、オランピア、ヴァンドーム広場、ルーブル美術館、ポンピドーセンター、パリ市庁舎までを悠々と廻っていきました。 特にルーブル美術館の中を悠々と歩き、時にはオペラ座のダンサーが聖火を受け取り、著名な絵画の前を聖火を持ちつつ優雅に踊りながら進むというなんとも芸術性の高い聖火リレー、それらを「どうだ!」と言わんばかりの(いや、言っていた・・)解説付きで放映していくのですから、フランス人の美意識の高さと誇りを見せつけられている感じがしました。 この日の聖火リレーの最終ポイントとなっているパリ市庁舎前では、夕刻からオペラなどのコンサートを開催しており、パリ祭とオリンピックというお祭りを一気に盛り上げる感じが満々です。 一方、この晴れやかなお祭りのときに、落とすようで何なんですが、パリ祭の日には、あちこちで花火があがるとともに、車が燃やされたりもするパリでもあります。今年は、すでにオリンピックの警戒がかなり厳しくなっているので、そのようなことが起こりにくいとは思いますが、最悪の場合は、オリンピックのために準備している施設などが危険な目に遭う危険もないとは言えません。 先週あたりは、むしろ、パリがちょっと空いてきた?とも感じることもあったのですが、こうしてお祭り騒ぎになってくると人がちゃんと集まってきて盛り上がっているので、パリ祭からオリンピックが終わるまで、何ごともなく、無事に楽しく過ごせるといいなと思っています。パリ祭2024 オリンピック聖火リレー<関連記事>「パリはオリンピック会場設営のために突貫工事中」「オリンピック直前 パリ市内観光事情 五輪付きのエッフェル塔」「オルリー空港まで開通したメトロ14号線」「パリオリンピック開会式1週間前からの通行止めとメトロ・RER...

2024年7月14日日曜日

パリのスーパーマーケットで拡大し始めた日本みたいなお弁当

   日常の食料品の買い物は、大方、近所のスーパーマーケットで済ませてしまうことが多いのですが、私の場合は、一番近いというだけでカーフールに行くことが一番多いです。 でも、食品によっては、これは、あそこのがいいとか、そんなものもバラバラとあるので、他のスーパーマーケットに行くこともあります。パリ市内だとおそらく一番ポピュラーなのは、MONOPRIX(モノプリ)なのですすが、このモノプリも場所によってはおいてある商品が違ったり、値段も違うので、あまり行かない地域に寄ったりしたときは、一応覗いてみると、意外な発見もあったりするので、こまめに覗いてみるようにしています。 モノプリとは別に、先日、出かけた先に、新しめの...

2024年7月13日土曜日

6歳少女誘拐事件とフランスの誘拐警報システム

 セーヌ・マリティーム県(ノルマンディー地域圏)で6歳の少女が姿を消し、母親が警察に通報。事情を説明している、母親によれば、少女はおそらく彼女の元パートナーに誘拐されたであろうと証言していることから、警察はこれは恐らく母親の元パートナーによる誘拐事件である可能性が高いと判断し、捜査を開始、当日、午後6時からは、約100人の憲兵が動員され、機動憲兵や数名の犬隊も出動して捜索にあたっています。 この警察・憲兵隊の捜索活動に加えて、内務省は、セーヌ・マリティーム川で誘拐された可能性のある6歳児に対し、「誘拐警報システム」が作動したと発表しました。 警告状には、「セリア、06歳、ヨーロッパ型、ミディアムレングスのダークブラウンの髪、茶色の目、身長1.10メートルの黒いユニコーンドレスを着て、直前の2024年7月12日にサン・マルタン・ド・リフ(76190)の自宅から姿を消した。午後...

2024年7月12日金曜日

未だ逃走中のインターポールの赤通知も出ている凶悪犯の目撃情報募集

   どんな凶悪事件も時間の経過とともに風化してしまうものではありますが、この事件がたった2ヶ月前だったことに、もはや逆に驚いているくらいでもあります。個人的にはもっと昔のことのような気もするのです。 ノルマンディーにあるルーアンの南にある高速道路のアンカービル料金所で護送車が襲撃され、刑務官2人死亡、3人重症者を出し、そのまま逃走した囚人モハメド・アムラはフランス国内の手配に留まらず、インターポールの赤通知のトップにのせられるほどの大きな指名手配者となりました。 世間的に騒いでいたのは、このインターポールの赤通知が出た段階頃のことで、今回の目撃情報を募るという報道が再浮上した段階で、「えっ?まだ捕まっていなかったの?」と思ったくらいでしたが、実際に、未だ逮捕されてはいないようです。 法務相をはじめとして、事件後比較的すぐの段階では、「捜査は順調に進んでいる」とのことだったのですが、その後に出てきた情報は、彼らは護送車からの逃走に少なくとも2回、車を乗り換えており、その2回の移動段階に使用された車は、その後、放火されており、その後の足取りはつかめていません(少なくとも公表されてはいない)。 残念ながら、彼らの足取りや手口が少しずつ解明されていく中で、この逃走劇は極めて綿密に計画されていたもので、また、この逃走したモハメド・アムラが司法側が認知していた以上にいわゆる麻薬密売などの組織の中で大きな存在であり、巨大なチカラを持っている人物であったことがわかっています。 警察側は、2ヶ月経った今、彼らが逃走に使用した車種を公表し、目撃情報を募っています。彼らが逃走に使用し、その後、放火され焼失した車は、黒のプジョー...

2024年7月11日木曜日

沈黙を破ったマクロン大統領が国民に向けて発表した手紙が波紋を呼ぶ

   選挙終了後、マクロン大統領の対応については、エリゼ宮を通して「国の安定をはかるため、現首相のガブリエル・アタル氏の辞表は受け取らず、当面の間、留任を依頼したこと」が伝えられていました。 しかし、とりあえずは、次期首相が任命されるまで留任とはいうものの、事実上、空席のようなものでもあります。大きなイベントを前に混乱を避けたいのはわかりますが、あるべきものがないままの不安定な情勢は、それがおさまるまでは、「一体、どうなるんだろうか?」という議論が延々と続くことになります。 そんな中、現在、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席のためにワシントンに滞在中のマクロン大統領は、フランスブルー及び、いくつかの地方紙を通じて、フランス国民に対しての書簡を発表し、それがまた大きな波紋を呼んでいます。 マクロン大統領の手紙の内容は、第一に「どの政党も過半数に達していないため、誰も勝っていない」ということと、そのために、今後、「強固な多数派を構築するための対話が必用である」と国民に向けて訴えかけ、それが構築され、首相を任命するまでには、今しばらく時間が必用である」というような内容です。 この中には、可能な限り最大の制度的安定を保証しなければならないため、また、国の主要な原則、明確で共有された共和主義的価値観、実用的で読みやすいプロジェクトを中心に構築され、選挙時に表明した懸念を考慮に入れなければならない・・と説明も加えて、薄めて?ありますが、一番、国民がこの手紙に反応しているのは、「マクロン大統領は、選挙の結果を受け入れていない」ということです。 過半数には達していないとはいえ、一番、議席を獲得したのは、左派連合が勝ったのです。 「フランス人が投票で選んだこと、つまり共和党戦線、政治勢力は自らの行動を通じてそれを現実にしなければならない」とも書いているのですが、どうにもすんなりと納得いかない内容でもあります。 そもそも、誰も頼んでいなかった選挙を強行したのは、彼自身。その結果がたとえ、多数派が存在しないものであったとしても、優劣はついているのですから、どの政党も少数派であり、勝者ではないと彼が言ったとしても、この期に及んで、その話し合いを少数派の政党同士の話し合いに妥協案の構築を投げるのは、無責任だ!という声が上がっているのです。   もともと、二期目以降のマクロン大統領政権は、彼の政党が過半数を超えていなくなったことから、ぐらつきはじめ、年金改革などの際にも国民議会をすっ飛ばしての憲法49条3項を使用しての強行突破で、国内は大混乱しました。 すでに国民議会に多数派がなくなったことは、今に始まった話ではありません。 いつもは饒舌に国民に訴えかけることを厭わないマクロン大統領からしたら、このような重大な案件に対して、書簡で発表というのは異例のことです。たとえ、海外にいるとしても、同行している彼の陣営や記者たちも少なくないはず、映像で、彼自身の言葉で訴えかけることも、いくらでも可能なところがそれをせずに書簡で発表というのも姑息な感じがしてしまいます。 なかには、この政党同士の話し合いを投げておいて、それに彼らが失敗するシナリオを国民に見せつけようとしているのでは?などと邪推する人もいます。 X上などでは、「マクロン大統領は専制君主に変貌しつつある」とか、「気まぐれ!、権力の強奪、不機嫌…この国に住む国民のことなどまったく考慮していない!」とか、「オリンピック期間中にストライキを実施すれば、マクロン氏が動き、選挙後の権力維持のための悪ふざけを止めることができると思いますか?」など、彼を非難するポストが散見されています。 しかし、彼自身、この国では彼への反感が本当に高まれば、X上の非難だけでは済まないことを身をもってよく知っているはずです。 問題を先送りにしてよいはずはないのです。 また、この手紙、問題を各政党に投げて置いて、「冷静かつ全員を尊重してこれらの妥協案を構築するために、政治勢力に少し時間を与える」と、あくまでも上から目線で時間がかかっていることを責任転嫁しているようなところも、国民のカンにさわる気もします。マクロン大統領 国民への呼びかけの手紙<関連記事>「フランス国民議会選挙 予想外の結果と投票率の高さ」「一難去ってまた一難のフランス・・首相任命」「この男...

2024年7月10日水曜日

パリはオリンピック会場設営のために突貫工事中

   選挙騒ぎのどさくさに紛れて、パリがオリンピックに向けて少しずつ封鎖が始まっていることをすっかり忘れていました。 先日、お天気もよかったし、帰りはチュイルリー公園を突っ切って歩いて帰ろうと思ったら、もうチュイルリーやコンコルドの駅などは、すでに閉鎖になっていて、オランジュリー美術館の入口が違う場所になっていて、仮設の陸橋のようなものができていたり、近辺の道が封鎖されていたりして、ふだんはあんまり通らない道を通るハメになりました。 コンコルド広場には、オリンピックのBMX フリースタイル、ブレイキング、スケートボード、3×3 バスケットボールなどの競技場ができると聞いていたのですが、今、まさに突貫工事中でそのスタジアムを作っています。 最近、コンコルド広場は、ラグビーのワールドカップの際などもラグビーヴィラージュができたり、仮設の会場に使われることが多いのですが、今回は、さすがオリンピックだけあってか、以前のものにも増して、さらに大規模なもので、想像以上に大きなドーム状?の観客席を少なくとも2つは建設中で、ふだん、何もないときは、あまり感じないのですが、コンコルド広場って、こんなに広かった?と驚いてしまいました。 そして、グランパレ側には、オリンピックのオフィシャルグッズショップができており、これはすでにオープンしています。これまでパリ市内にパラパラとあったオリンピックオフィシャルグッズショップよりもずっと大きいので、品揃えも多く、まだまだオリンピックはこれからというのに、結構、お客さんで賑わっていました。 すでに夏休みに入っているからか?学生アルバイトみたいな店員さんも多く、えらく明るく、感じのよい店員さんが多い気がしました。 しかし、特にこれは!と思うようなものも見当たらないわりには、値段がけっこう高いのには驚きましたが、これまた、よく売れています。以前、パリ市内に一店舗目のオフィシャルグッズショップができた頃に見に行きましたが、あの時よりも値上げしている感じがします。VISAの公式?ショップとなっているため、カードはVISAカードしか使えません。 遠回りさせられたりするため、いつもはメトロやバスに乗ってしまうところを歩くことになったのですが、あらためて、このあたりは、パリの美しさを実感できる場所で、遠くにエッフェル塔が拝め、シャンゼリゼの遠くには、凱旋門が見えて、緑の街路樹が広がり、少し行くとセーヌ川がすぐそこで、グランパレ、オルセー美術館、ルーブル美術館とパリの宝箱がすぐそこに点在するベストスポットといってもいいくらいです。 まあ、そんなパリをアピールできる場所であるからこそ、この場所にオリンピック会場のいくつかを設置することにしたのでしょうが、まさにそんな目的にハマってしまいそうです。 しかし、この建設中のハコに人が満杯に入った場合、どのような事態になるのかは、ちょっと今の段階では想像もつかない感じです。 今はまだ、そんなに人も多くないので、ゆっくりとそんなことを考えながら、パリの街を歩くのは、楽しいものです。 選挙はなんとか切り抜けたものの、その後の組閣が一向に決まって行かないため、テレビ等の報道は、まったくオリンピックの話題にはならずに依然として政治の話題ばかりですが、パリの街は淡々と突貫工事が進んでいます。 ふつう、パリの工事に工期というものはないのか?と思うくらい工事はいつ終わるのかわからないのがふつうですが、今回ばかりはオリンピックという期限があり、それに間に合わなければ、世界中に恥をさらすことになるため、かなり、キッチリと工事が進んでいます。 やればできるじゃん!という気もしますが、これはきっと、特例です。パリオリンピックのための突貫工事<関連記事>「パリオリンピック開催時に予想される住民が迷惑すること」「2024年...