2021年2月21日日曜日

ニースがヤバい 国内平均の5倍の感染値

   先週は、大寒波が覆っていたフランスは、氷点下の世界から、今週に入って、気温も徐々に上昇し始め、週末には、パリでさえも最高気温が18℃、ビアリッツでは24℃と、春から初夏を思わせる気候となりました。 気温の上昇、お天気には、すぐに反応するフランス人ですが、久々にやってきたポカポカ陽気に誘われて、人出も多くなり、これまで「あったかい・・」と感じていたマスクが一気に「息苦しくて、暑くて邪魔」に感じられるようになり、マスク率も急降下している感じです。 営業停止のままのレストランやカフェなどは、お店の前に乗り出して、ビールやワインのテイクアウトを始め、テイクアウトした飲み物を持って、人が集まるという昨年にも見かけたような光景が広がっています。 昨年、問題になったサンマルタン運河なども川岸には、隙間なく大勢の若者が座り込み、まるで去年の映像を見ているようでした。 また、パリ6区、サンジェルマンデプレ界隈のRue...

2021年2月20日土曜日

メグジット ヘンリー王子とメーガン妃の王室離脱 フランス人はイギリス王室の話題が大好き

   最近は、ずいぶん変わってきたけれど、例えば、駅などで英語でチケットを買おうとしている観光客が、「ここはフランスなんだから、フランス語で話せ!」などと駅員が冷たくあしらわれているのを何度か見かけたことがあります。 パリなど観光で多くの収入を得ている街、どこでも英語が通じるようにならなくてどうする?と思うのですが、残念ながら、そうではありません。 英語とフランス語を比べてみると、読み方が違うだけで、同じ単語も多いので、多分、日本人が英語を学ぶよりもずっと容易いことだと思うのに、なぜか英語を話したがらない人が多いのです。 彼らは、フランス語に誇りを持っていると同時に、英語...

2021年2月19日金曜日

長期コロナ感染症 症状の満ち引きを繰り返す症状 COVID LONG

    コロナウィルスによるパンデミックが始まり、約1年が経とうとしています。その間、感染が拡大したり、ロックダウンや夏に向かう気候にも助けられて、一時は減少したりしましたが、秋から冬にかけて、気温の低下とともにウィルスは再び活発化して、感染が拡大し、第1波、第2波、第3波と何回もアップダウンを繰り返しながら、ウィルス自体も変化しながら拡大を続け、オリジナル?のコロナウィルスから、現在、フランスは、当初のコロナウィルスよりもイギリス、南アフリカ、ブラジルなどの変異種が確実に拡大し始めていることに脅威を抱き、警戒を緩めることはできない状態です。 しかし、ここへ来て、変異種の拡大とは、別に、コロナウィルスに感染した場合に症状が長期にわたって続いている症例が多く報告され、COVID...

2021年2月18日木曜日

フランス人は想像以上に日本を知らない

フランスの冷凍食品PICARD(ピカール)で売っているどう見てもフライな鳥の唐揚げ まさか、さすがにフランス人で「日本」という国を知らない人はいません。しかしながら、日本はアジアにある国の一つの島国で、ある程度、豊かな国であり、なんとなくのそれなりのイメージがあるだけで、実のところは、フランス人は一部の人(アニメ・漫画・YouTubeなどで日本の魅力に取り憑かれている人など)を除いて、日本のことは、よく知らないのが実際のところで、思った以上に日本のことは、知られていないんだな・・と思うことがよくあります。 最近は、コロナウィルスのおかげで、「みんながマスクをする習慣がある国・・」という印象が...

2021年2月17日水曜日

緊急事態宣言で感染が減少する日本と、より厳しい制限下でも変わらないフランス

       はじめから、桁違いと言えば、それまでですが、日本も年末年始にかけて、感染状況が悪化し始めて、日本での2度目の緊急事態宣言が敷かれたのが、1月7日でした。 それからもしばらく感染状態は悪化していたものの、1月19日前後にピーク?を迎え、それ以降は順調に感染状況も減少し、ほぼ一ヶ月で、12月上旬程度の感染状況にまで戻っています。 それに比べてフランスは・・日本よりもずっと厳しい規制が続いているというのに一向に感染者は減りません。 減らないどころか、変異種がどんどん拡大し、先日、一週間で500件近くも南アフリカ・ブラジル変異種が検出されて、危機感が高まっているモゼル県(フラ...

2021年2月16日火曜日

パリ17区での塩酸による日本人襲撃事件に対するフランスの扱い

   先週、パリ17区で在仏日本人が塩酸をかけられた事件は、フランスで起こったことなのに、大きく報道されることもなく、疑問に感じていました。 それが日本人だと知って狙われたものだったのか? アジア人だと思って狙われたものなのか? 個人的な恨みによるものだったのか? それとも無差別テロのようなものだったのか?は、わかりませんが、いきなり不審な人が近付いてきて、顔に塩酸をかけるというのは、いくら治安が悪化してきているパリとて、そうそうあることではなく、一般市民にとっても、恐ろしい事件であることに変わりはありません。 そんな事件がなぜ?騒ぎにならないのか不思議でなりませんでした。 それが...

2021年2月15日月曜日

フランス保健省 各病院に危機管理体制通告

   年が明けて、クリスマス・年末年始の人が集まった結果を警戒していたフランスは、ビクビク怯えながら、年明け早々には、ワクチン接種が周囲の国々に比べて極端に遅れていることが発覚して以来、ワクチン問題で大騒ぎになっていました。 ワクチン問題とともに、感染の爆発状態には、ならないものの、毎日毎日の新規感染者は、25,000人前後、集中治療室の患者数は、3,300人前後とジワジワと増加を続け、政府からの会見があるたびに、いよいよ3度目のロックダウンか?とドキドキしながら過ごしてきました。 実際に感染症の専門家達は、ロックダウンの必要性を叫び続ける中、フランス政府は、頑として「あくまでもロ...