2020年7月16日木曜日

フランスのソルド・盛り上がらないバーゲンの初日

 革命記念日の祭日・パリ祭が終わって、延期になっていた夏のSOLDES(ソルド)(バーゲン)が全国、一斉に始まりました。例年ならば、夏のSOLDES(ソルド)(バーゲン)は、6月最後の週の水曜日から4週間と決められています。6月24日に始まるはずの夏のソルドが3週間延期になってしまったことで、その間に、お客さんの大半は、バカンスに出てしまいました。  それにしても、ここ数年のバーゲンは、以前に比べるとすっかり盛り上がりがなくなり、そういう私も、もはや大して欲しいものもなく、今日は、フライパンが欲しくて、近所のコマーシャルセンターを覗きに行ったのですが、以前では、考えられないような...

2020年7月15日水曜日

2020年 フランス革命記念日・パリ祭の光と影

コンコルド広場でのセレモニー  2020年のフランス革命記念日は、コロナウィルスの感染が危惧される中、いつもと違うパリ祭となりました。例年は、シャンゼリゼの沿道には、大勢の観衆が集まり、凱旋門から、コンコルド広場へ向けての華やかなパレードが行われます。  フランスの持ちもの全てがパレードすると言われるこの催しは、天候も良いこの時期に、シャンゼリゼの沿道に植えられているマロニエの木に、トリコロールのフランス国旗がたなびき、美しいパリのロケーションにそれぞれの隊が精悍な制服姿で行進する光景は、フランス国民ならずとも心を奪われるような光景です。  このパリ祭のパレード(フランスでは...

2020年7月14日火曜日

一枚のお皿が思い出させてくれた小さい頃からの娘の食事

 私がフランスで仕事を始めたのは、娘がちょうど一歳になった頃でした。娘がアフリカで生まれてから、3ヶ月くらいで、フランスに引っ越してきて、当初は、右も左もわからない状態でした。しかも、娘は、まだ0歳児、初めての子育てで、ミルク探し、日用品の買い物、お医者さん通い、ごくごく普通の最低限の生活を送ることを少しずつ積み重ねていきました。  当時は、主人の兄夫婦の家から比較的近い、パリからは、電車で40分ほどの郊外のアパートに住んでいたので、気軽にパリを散歩するということもできませんでした。パリに行けば、日本食品なども、わりと簡単に手に入るのですが、当時は、怪しげな多国籍の食料品を扱って...

2020年7月13日月曜日

ニースで5000人の屋外コンサートの惨状

 先週末の土曜日の夜のニュースでは、ゲストの医者が「フランスは、ほんとうによく頑張っている・・公共交通機関でのマスク着用は徹底しているし、ソーシャルディスタンスを尊重した生活を送っている。」とフランス人を絶賛しているのを、半ば、呆れる感じで、「本当にフランス人は、自画自賛、自国を褒めることが大好きだ・・」と思いながら見ていました。  ところが、ちょうど、そのニュースが放送されていた頃、ニースでは、屋外コンサートに5000人が熱狂状態になっていました。このコンサートが行われた場所は、通常ならば、36000人が収容できるスペースのところ、ソーシャルディスタンスを考慮して、5000人は超えない、マスクの着用を求めるという条件でニース市は、このコンサートの開催を許可したようです。           ところが、実際のところ、ソーシャルディスタンスなどをとっている人など誰もおらず、マスクをしている人も見当たりません。まあ、考えてみれば、感染を危惧する人は、現段階で、このようなコンサートには、行きませんから、マスクの着用など義務化し、かなりの警戒体制を敷かなければこのようになることは、明白だったのです。  いみじくも、前日の金曜日にフランスは、コロナウィルスによる死者3万人突破を記録したばかりでした。3万人という犠牲者を出しながらもこのウィルスの恐ろしさがまだわからない、コロナウィルス以来、何度となく、フランスは、どうしようもない・・と思ってきましたが、まだまだ、これでもかというくらいフランス人には、驚かされます。                    一時的ではありながら、バカンスに入って、デモが沈静化してきて、とりあえず、よかったと思った矢先の出来事です。  結局、ニース市では、屋外であったとしても、全てのイベントに際しては、マスクが義務化されることになりました。  サッカーもmax...

2020年7月12日日曜日

バカンスを何よりも優先するフランス人 フランスに Go Toキャンペーンはいらない

 日本では、「Go To キャンペーン」なる国内観光需要喚起の観光割引のキャンペーンが開始するそうですが、フランスには、このようなキャンペーンは、いらないようです。そんなキャンペーンをやらなくても、フランス人は、こぞってバカンスに出かけるのです。コロナウィルスへの懸念はあるものの、フランスでは、バカンスに出かける人に対して、世間が後ろ指をさすようなことは、全く、ありません。  いよいよ7月からバカンスシーズンに突入したフランスでは、バカンス突入後の最初の週末でもあり、今週末は、来週火曜日の革命記念日(パリ祭)の祝日の間の1日さえ休みを取れば、4連休となることもあり、土曜日からバカン...

2020年7月11日土曜日

9月のフランスの学校再開へ向けての準備  予定の立たない今後の予定

 コロナウィルスによるロックダウンになった際は、もうフランスは、壊滅状態に向けてまっしぐらの状態であったので、否応なしに、生活の必要最低限の機関しか動かない状態になり、経済もストップし、いつもの日常の多くのことが奪われ、今になって思い出しても、本当に緊迫した日々が続いていました。  しかし、ウィルスが蔓延し続ける中での、再スタートは、単純に全てを再開するわけにはいきません。それでも、フランスは、新内閣も発足し、前へ前へと進もうとしています。今日、文部省から発表されたのは、2020年度(2020年9月〜2021年6月)の学校再開に際してのビジョンです。  9月に新学期が始まるフラン...

2020年7月10日金曜日

コロナウィルス第2波は、いつ来るか?

 先日、アパートの換気口の掃除業者の人が来てくれた時に、「バカンスには、行くんですか?」と聞いてみたら、「とんでもない!まだウィルスは、あちこちにウヨウヨしているんだよ!」と即答されたので、「あ〜フランス人でも、こんな風に思っている人もいるんだ・・」と少しホッとしました。  彼らは、たくさんの家を回る清掃業者の人たちなので、多くの人に屋内で会うわけで、しかも清掃という仕事をしているので、普通の人よりも意識が高いのかもしれません。  しかし、街中は、すっかり緊張感も緩み、マスクをしている人もかなり減り、レストランなどもだんだん、いつもと同じような人出になってきていますし、バカンス...