コロナウィルス騒動の中の日本からの帰国
毎回、毎回、どうして、こんなに帰り際になって、バタバタしてしまうのかと思う、日本からの帰国。これもひとえに、その大きな原因の一つは、日本から持って帰ってくるほぼ食料の荷物の調整に他なりません。
日本滞在中に、これでもかと言わんばかりに食べまくりながら、買い集めた食料と、お土産などにいただいた食料、そして、それプラス、それをなんとか、少しでも合理的に済まそうと、株主優待で、注文した食料が家に届くのを待って、荷造りをするために、最後の最後まで、計量を重ねつつ、必死で、包装してある箱を取り除いて、ジップロックに詰めてみたり、荷物を出したり入れたりと、出発前日は、その繰り返しと、それでも買い忘れていたものの買い足しなどに追われるのです。
今回は、株主優待で頼んでいたお米が前日にギリギリに届き、待っていたウナギがとうとう、届きませんでした。
もうスーツケースに入りきらず、重量もオーバーなので、私の洋服などは何枚も重ね着する羽目に・・。羽田のチェックインの際に、計量をなんとか済ませて、荷物を預けた頃には、もう汗だくで、今度は、汗だくになって、真っ赤な顔をしている自分に気づいて、コロナウィルス感染者と間違われるのではないかと心配になり、慌てて、トイレに行って、重ね着した洋服を脱いで、手荷物に入れ、はたと、我に戻ると、自分で、一体、いい年をして、何をやっているのだろうかといい加減、自分の強欲さに嫌気がさしてきます。
今回は、フランスに日本人は、バイ菌扱いされて、入国拒否?なんてこともあるかと心配していましたが、チェックインの際にも確認し、実際にフランス入国の際には、いつもとなんら変わりはありませんでした。
でも、帰りの飛行機は、さすがに空いていて、ほぼほぼ日本人ばかりでしたし、半分くらい?空席でした。私も前に席のない位置の座席を予約していましたが、3席を一人で使って、右側の席にテーブルを出し、左側の席に映画用のスクリーンを出し、真ん中の席に陣取って、ビジネスクラス並み?それ以上の楽なフライトとなりました。
逆にビジネスクラスの方が席が埋まっていて、窮屈そうでした。
意外にも、驚いたのが、ツアーとみられるグループが何本かいたことで、最近、とんと見かけなくなった日本人の団体旅行客、しかも、このコロナウィルス騒ぎの中、ツアーで旅行する人がいるのにビックリしました。
前々から、予約していて、キャンセルすることが躊躇われたのか?卒業旅行のシーズンでもあり、比較的、中年以降の人もいたりして、むしろ、日本よりフランスの方が安全だと思っているのか?これだけ、日本で騒いでいる中、ちょっと意外でした。
空港からは、タクシーで家に帰りましたが、「デモやストライキはどうなっているの?」などと、明日、誕生日だという運転手さんとおしゃべりしながら、家に戻ると、猫のポニョがお出迎え。
いつもは、日本から戻っても、ツンデレを貫こうとしつつも、甘えたいのを抑えきれない感じのポニョが、今回は、なぜか、もう何もかもかなぐり捨てての「お留守番は、嫌だった!」という抗議か、ニャーニャーではなく、ギャーギャー鳴いて、私の後をついて回り、家について、荷物を開けて、冷蔵庫、冷凍庫に入れるものだけをなんとか、収めて、あとは、もう眠くて眠くて我慢できずに寝てしまったら、夜中の2時半に目が覚めて、トイレに行こうとしたら、私の部屋のドアのところで、まるで、私を見張っていたかのように待っていて、トイレにまで、ギャーギャー言いながら、着いてくる始末。
なんか、可愛いのを通り越して、どんなにか寂しい思いをしたのかと思うとかわいそうな気持ちにさせられました。
色々な人に会えて、用事もひととおり、ひとまず済んで、美味しいものも食べまくった日本滞在。
ポニョ、またしばらく、日本には、行かないから、安心してね。
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