2020年2月11日火曜日

渡航の荷物




 旅行の際の荷造りは、いつも、面倒で、気が重いのです。
日本へ帰国の際は、ほとんどがお土産で、自分の荷物は、極力、最低限です。

 バターなどは、凍らせて、保冷剤がわりにし、要冷蔵の物と一緒に保冷袋に入れて、スーツケースに入れてしまえば、スーツケースを預けてしまえば、飛行時間は、ほぼ、冷蔵庫状態なわけですから、無事に持って帰ることができます。

 何より、持っていくことよりも、持って帰る時のことを考えての、行きからの荷造りです。

 これまで、パリから日本行きの便で、荷物が紛失したことはありませんが、イタリア行き、帰りの便は、スーツケースの鍵を壊されたり、自分たちと同じ便に荷物を乗せてもらえなかったりしたこともあります。

 たしか、サルディニアに行った時だったと思いますが、空港に着いて、やけにバゲージュクレームの看板の多いことに気がついて、嫌な予感がしましたが、嫌な予感は、的中し、到着便の荷物が出てくる場所に行って、荷物が出てくるのを待ったのですが、最後の一個を見届けても、私たちの荷物は出てきませんでした。

 仕方なく、他の数名の荷物を受け取れなかった人たちと一緒に、バゲージュクレームに行って、荷物が出てこなかったことを話すと、あたかも、必ずしも、人と同じ便に荷物が乗っていなくても、別に問題はないような口ぶりで、次の便で、多分届きますから、明日には、ホテルに届けます・・とのこと。

 「え〜〜??」と争う私たちにも、何の抵抗も示さずに、「明日には、届くんだから、いいじゃない!ノープロブレム!」で、アッサリ済ます、空港職員。何を言っても糠に釘です。

 怒っても仕方ないので、その晩は、着替えもなく、化粧品もなく、何とも居心地の悪い一晩を過ごしたのでした。それ以来、イタリアへ行くときは、極力、荷物は、少なくして、スーツケースは、預けることなく、機内持ち込みができる範囲に抑えることにしました。

 すると、今度は、化粧品等の液体の持ち込みが問題となり、容器に残りわずかしか入っていない化粧水を咎められ、機内持ち込みできる量だと言っても、容器には、200mlと書いてあると、わけのわからないことを言われて、取り上げられてしまったこともありました。

 今回は、日本行きだし、急なフライトの変更で、直行便になったので、荷物の心配は、あまりありませんが、手荷物検査は、ゴーン氏やコロナウィルスのおかげで厳しくなっているのではないかと、今から、少々気が重いです。

 ただでさえ、液体がどうの、電子機器は、別にしろとかで、その度に、携帯電話やパソコン、ipad、ipodなど、ごそごそと取り出し、下手をすると、空港の感じの悪い職員に横柄な態度で、靴まで脱げと言われるのには、毎度のことながら辟易します。

 どうして、彼らはあんなに感じ悪いのでしょうか?

 そこへ行くと、やはり、羽田空港は素晴らしい。綺麗で、きちんとしていて、礼儀正しい。やっぱり、これだよ!これ!さすが日本!と羽田に着くと、毎回、思うのです。

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