2020年2月17日月曜日

時差ボケの苦しみと胃の容量を上回る食欲との闘い




  日本とフランスの時差は、冬時間で8時間。夏時間で7時間です。

 フランスで、夏時間から、冬時間に変わる、たった1時間でも、それはそれで、大変で、私など、慣れるのに、約一週間かかります。

 それが、日本に来た時には、8時間ズレるわけですから、それはもう、しんどくて、もうヘロヘロです。それが、年齢のせいか、年々、酷くなる気がします。

 パリからの直行便で、約12時間、パリを現地時刻の夕方に出て、日付を超えて、だいたい、翌日の夕方に日本に到着します。

 ですから、飛行機に乗って、一杯飲んで、食事をして、一息ついてから寝て、日本に着いたら、夜、食事をしてから寝れば、比較的、スムーズに時差を克服しやすいはずなのですが、このところ、年々、時差ボケが酷くなり、到着した翌日には、早朝?3時とか4時に目覚め、その日の午後のある時間帯に猛烈に眠くなります。

 眠いだけではなく、脳が膨張して、前頭葉から視神経にかけて鈍い痛みとともに、どよーんとした感じで頭がボーッとして、身の置き所がないような感じに襲われます。その時間帯が時差どおりに8時間ズレて起こるわけではなく、日によって、違う時間帯に起こるのが時差ボケたるところ、もう、ボケ対応に本当にしんどい思いをします。

 日本では、期間が限られているために、バカンスというよりも、用事が立て込んでいて、なんとか、滞在期間中に済ませなければならないことも多いので、眠くなったら、寝る・・ということもできずに、スケジュールに追われることになるので、とても、しんどいのです。

 娘が小さい頃には、着いた途端に、現地時刻にあっさり順応していたのを見て、本当に感心しましたが、その娘でさえ、年齢とともに、人並みに時差ボケを感じるようになり、年齢は、時差に順応していく能力を奪っていくのではないかと思います。

 また、日本に来れば、どうしても食べて帰りたいものの予定も立て込んでおり、時差ボケでボーッとしつつも、もう、常に満腹状態。

 それでも、気持ちは、逸って、胃が食欲に追いつかない状態。この際は、多少の体重の増加は、後にパリに戻ってから調整することで、目をつぶるのですが、あれも食べたい、これも食べたいという食い意地に胃が追いつかなくなってきて、地団駄をふむ状態に陥ります。

 ですから、日本帰国時は、少しでも消化を助けてくれる胃薬を常に携帯しているのです。

 忙しい日程の中、時差ボケと、胃の容量を上回る食い意地に苛まれながら、胃薬を飲みながら、次の食事の予定を考える。

 あさましいなぁと思いながらも、美味しい日本を時差ボケでヘロヘロしながら、楽しんでいます。






















0 コメント: