パラリンピックの閉会式をもってPARIS2024 パリオリンピック・パラリンピックは終了しました。オリンピックの開会式も雨、そして最後のパラリンピックの閉会式も雨とは、なんだか、どちらも残念でしたが、ひとまず、そのどちらも大きな事故も事件も起こらず、概ね滞りなく全てが終わったことにホッとしています。
自分の人生の中で自分の住んでいる場所でオリンピックが開催されることなど、そうそうあることはなく、本来なら東京オリンピック開催の時も日本に行って、そして4年後のパリオリンピックもパリで見よう!と思っていたのですが、残念ながら、東京オリンピックの時は、パンデミックのために無観客のうえ、渡航も簡単ではなく、行けませんでしたが、パリオリンピックは、競技そのものの観戦はしませんでしたが、ひととおりの会場を見て歩き、それなりに、美しくオリンピック・パラリンピックに彩られた街を楽しみました。
本当だったら、パンデミックのような異常事態であったのですから、東京オリンピックも無観客などでは行わず、いっそのこと、東京オリンピックを2024年、そして、その4年後にパリオリンピックと、ずらして行うようにはできなかったのだろうか?と本当に残念に思います。
パリの住民にとっては、この PARIS 2024は、決して、この開催期間中だけのことではなく、このために行われたメトロなどの工事のために、ずいぶん長い間、「オリンピックのため・・」という工事が行われてきました。
特に様々な工事に関しては、通常、フランスに工期というものはあるのか?と思うほど、工期は守られないのがふつうなのですが、このオリンピックのための工事だけは、いかにしてもオリンピックに間に合わせるためにと、必死であったことがうかがえます。
おかげで、いくつもの路線延長や新車の導入や駅の整備、街の整備などが、いつもとは考えられない速度で進みました。
オリンピック・パラリンピック期間中は、警備も厳重で、いつになくパリも治安がよく、また、駅や街中もきれいで清潔・・しかも、ボランティアをはじめとする多くの人々がとても親切でフレンドリーで、これがオリンピック期間中だけでなく、ずっと続くといいのに・・と思いますが、あっという間にもとに戻ってしまうことと思います。
けっこうな雨量の中の閉会式は、大会委員長の挨拶等が長い長い・・雨の中の観客も開会式の大雨に学んだのか、雨合羽のようなものを着ている人が多い感じでした。
開会式もそうでしたが、もはやオリンピックやパラリンピックのセレモニーというよりは、長い長いショーみたいです。
フランスのエレクトロニックシーンから24人のDJアーティストが集結し、パリの夜へのオマージュというかたちでショーが構成されました。
最後にこのオリンピック・パラリンピックを締めくくるオリンピック聖火はチュイルリー公園で最後の飛行を終えると、次回開催地のロサンジェルスに受け渡されました。
今回のPARIS 2024 パリの様々な場所、コンコルド広場やグランパレ、ヴェルサイユ宮殿まで利用されたことも、とても美しいものでしたが、今回、このために設置されたチュイルリー公園の聖火台となった気球は、想像以上に美しく、これで見納めというのだけは、少々残念な気もします。
この気球を残してほしいという声も多いようですが、この決定は国に委ねられているものの、元来、長期間維持するように設計されていないということで、これを維持するためには、技術的な問題で今のままでは不可能で、作り変える必要があるようです。
しかし、これを作り変えるにしても、少なくとも気球のボールだけでも保管しようという声もあるそうです。
いずれにしても、これで一段落、来週末には、フランスのオリンピック・パラリンピックの選手たちを讃えるパレードがシャンゼリゼであるそうですが、そこでPARIS 2024は終了です。
ライブでこのオリンピック・パラリンピックを味わえたのは、やっぱり楽しかったけど、お祭り騒ぎがあまり得意でない私としては、やっと終わってホッとするところでもあります。
パリ・パラリンピック閉会式
<関連記事>
「オリンピックが終わってもエッフェル塔の五輪マークは据え置きになる?」
「9月14日オリンピックアスリート シャンゼリゼ祝賀パレード」
「パラリンピック開会式はコンコルド広場で・・パレードはシャンゼリゼ」
0 コメント:
コメントを投稿