2021年5月9日日曜日

猫もコロナウィルスに感染する危険があるという説

                                        

   Selon l'étude, les propriétaires des chats ont développé des symptômes du Covid-19 avant que les félins ne tombent malades. | Mel Elías via Unsplash


 我が家に子猫がやってきてから、もう10年以上が経ちます。娘がその頃はやっていた映画から、名前をポニョとつけました。我が家はアパート住まいなので、猫が自由に家の外を出歩くことはなく、ポニョはほとんど、家の中だけで育ちました。

 以前は、ベランダからひょいっと隣人のアパートに勝手に出入りして、まるで自分の別荘のように、ちゃっかり隣の家に上がり込んで隣のおばさんに可愛がってもらったりしていたのですが、隣のおばさんが引退して、田舎に引っ越してしまって、違う人が引っ越してきてからは、ピタリと別荘にも行かなくなり、ベランダにもほとんど出なくなってしまいました。

 人の好き嫌いが激しいのは、飼い主にとてもよく似ているのですが、人間である私たちには、ある程度は、浮世の付き合いがあるので、ポニョのようにあからさまに顔に出すわけには行かないのですが、ポニョときたら、歳をとるとともに、年々、嫌いな人に対しては、気性が荒くなり、これまでは、嫌いな人だと、す〜っと家のどこかに隠れてしまって出て来なくなるくらいだったのに、最近は、嫌いな人が来ると「カ〜ッ!!」と唸るようにまでなってしまっているのです。

 数日前に、「人間はコロナウィルスを猫に感染させる可能性がある」というニュースを聞いて、ほとんど外に出ないポニョは、リスクは低いな・・とは思ったものの、ポニョに感染させるとしたら、家族である私たちからということになります。

 コロナウイルスが人間から動物に、またはその逆に感染する可能性についての科学的研究は、現在、かなり注目されているようで、グラスゴー大学(スコットランド)の研究チームは、猫が飼い主に感染したとされる2つのケースを特定したと発表しています。

 グラスゴー大学の獣医学部の獣医診断サービスと共同で実施された研究によると(医学雑誌VeterinaryRecordに掲載)、別々の家に住んでいる異なる品種の猫に軽度から重度の呼吸障害が発見されました。彼らの飼い主は、動物が病気になる前にコロナウィルスの症状を発症していました。

 最初のケースは生後4ヶ月のメスのラグドールの子猫でした。彼の主人は2020年3月末にウイルス感染に対応する症状を発症しましたが、検査されたことはありませんでした。呼吸困難に続いて、猫は獣医に連れて行かれましたが、残念ながら、猫の状態は悪化し、安楽死させなければなりませんでした。肺のサンプルは死後に採取され、ウイルス性肺炎によって引き起こされた可能性のある損傷と、コロナウィルス感染が明らかになりました。

 2匹目の猫は6歳のシャムの女性で、飼い主の1人がコロナウイルスの検査で陽性だった家庭で飼われていた猫でした。猫の症状は鼻水と結膜炎という軽度のままでしたが、 コロナウィルス感染は、2020年3月から7月の間に獣医診断サービスに提出された綿棒の検査で確認されました。

 当初は、動物には感染しないと言われていたコロナウィルスですが、現在、動物から人間へのウイルスの感染は公衆衛生へのリスクが比較的低いが、科学者はペットが「ウイルスの貯蔵庫」として機能し、感染につながる可能性があると述べています。

「人間の症例が減少するにつれて、動物から動物への感染の見通しは、コロナウィルスの人間への再導入の潜在的な源としてますます重要になります」と、この研究のリーダー・マーガレット・ホージー教授は警告しています。

 科学者たちは現在、動物用のワクチンを開発を進めており、ロシアではすでに最初の注射を開発し、3月31日に登録を済ませています。 

 ヨーロッパでは、コロナウィルスワクチン接種キャンペーンは実際に軌道に乗せるのに苦労していますが、ペットのための注射をすでに考えている人もいます。パンデミックが始まって以来、多くの専門家がコロナウイルスの動物への影響について懸念を表明しています。

 ペットといえども、大切な家族の一人。もはや、人間年齢に換算したら、家族の中では最年長のポニョです。私も娘も既に一回ずつのワクチン接種は済ませていますが、まだまだ安心はできない上にポニョにまで感染させたら、大変です。

 ポニョは、まだ小さい頃に一度だけ、病気になり、みるみるぐったりしてしまい、娘と二人で半べそをかきながら、夜中に獣医さんに連れていって、1日だけ、獣医さんに入院したことがあり、とても心配して眠れない夜を過ごし、翌日、面会に行ったら、点滴ですっかり回復し、唸りながら獣医さんに噛み付かんばかりの怒りようで、獣医さんの方から、「ポニョは、すごく怒っているから・・もう連れて帰って・・」と言われたほどの病院嫌いです。

 そんなことにならないように、私たちもポニョのためにも、まだまだ気をつけた生活を続けなければ・・と、このニュースを見て、あらためて思ったのでした。


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