2026年6月17日水曜日

G7サミット開催中のエヴィアンは地元住民にとってはほぼロックダウン

  


 現在、G7サミットを開催中のフランス南東部にある都市エヴィアンは、ほぼほぼロックダウンのような状態になっているらしいのです。

 ヨーロッパ最大の湖、レマン湖とアルプスに挟まれた美しい環境に恵まれている都市で、おなじみのミネラルウォーター「エヴィアン」で有名な都市でもあります。

 現在、G7サミット開催中で大々的に報道されてはいますが、この街は5日間封鎖状態にあり、歩いているのはジャーナリストと警察官くらいと言われています。

 水のきれいな場所ゆえ、療養地としても有名で、通常ならば今ごろ、かなりの観光客にも恵まれている季節なはずなのです。

 エヴィアン駅は前の週、11日から閉鎖されており、サミット終了まで閉鎖が続きます。約100人の爆発物処理専門家が現場に待機し、レマン湖では巡視艇が常時パトロールを行っています。湖の一部は航行が禁止されており、騎馬警官が湖岸を定期的に巡回しています。

 G7サミットの映像に映る美しい景色からは、およそ不釣り合いな感じの厳重警戒の物々しい感じです。

 エヴィアンに通じるすべての道路では、法執行官が車両と歩行者がブルーゾーン(厳重警備区域)に入るための通行許可証を所持しているかどうかを確認しています。通行証がなければ、車は市街地の入り口で引き返さなければなりません。

 エヴィアンを見下ろす高級ホテルは、さらに厳重な警備区域の中心に位置し、サミット期間中、各国首脳人の滞在先となっています。この区域では警備はさらに厳重で、入場する車両は全て検査され、その後、警察の護衛を受けます。

 レッドゾーンに位置するいくつかの学校は1週間サミットのために休みになっています。

 これだけの厳重警備を行っているエヴィアンは、現在、世界一安全な場所だろうと地元民は言っています。

 人口9,000万人のこの街は、例年夏には人口が倍増するのに、「G7サミットのため休業」という看板を掲げている店が多く、「サミットは3日間だが、住民にとっては10日間の制限で、失われた収入を取り戻すことはできない」と嘆いています。

 こんな話を聞くと、まさしくパリオリンピックの時を思い出しますが、あの時も超厳重な警備体制で多くの道路が閉鎖され、街中を歩いていると10メートルくらいおきに何人もの警察官とすれ違う異様な警戒ぶりでした。

 パリオリンピックの時は、開会式をセーヌ川で行うという突飛なプランゆえに、この警戒体制が広範囲にわたり、住民は大迷惑し、オリンピックが近付く頃には、住民は早めにパリを脱出してしまったがために、パリ市内はガラガラという思わぬ事態になりました。

 やはり地元の商店やレストラン等は、その間、営業できなかった・・客が極端に減ったことを理由に補償を求める騒ぎになっていましたが、今回のサミット開催に関しても、補償を申し立てるのでしょうか?

 それにしても、今回のサミットも溢れる自然の中の美しいリゾート地ではあるものの、山や湖に囲まれた場所は、警備もことさら大変な場所。

 セーヌ川の開会式といい、今回のエヴィアンでのG7サミットといい、なぜ?そんなに警備が大変なところばかりを選ぶんだろうか?と思うのです。


G7サミット エヴィアン


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