2026年6月3日水曜日

「TEMPRA」という名前で出ています・・

  


 どうでもいいことではありますが、見かけるたびに、モヤッとすることがあります。それはフランスで売られている「TEMPRA(天ぷら)」です。

 海外で最も有名な日本食は、おそらく「SUSHI」(お寿司)だと思いますが、ちょっと前までの海外での三大日本食とするならば、「SUSHI」、「TEMPRA」、「SASHIMI」であったような気がします。

 今は、「RAMEN」(ラーメン)の方が「TEMPRA」や「SASHIMI」よりもポピュラーになっているかもしれませんが・・。その他に「GYOZA」や「YAKITORI」なんかも、かなり冷凍食品などが、ごくごく普通のスーパーマーケットにでも売っているようになっているので、かなり浸透してきている気もします。

 しかし、そんな中で、いつも気になるのは「TEMPRA」です。もちろん、ちゃんとした日本食レストランなどでは、本当の天ぷらが「TEMPRA」として存在しているのですが、ごくごく一般市民向け・・スーパーマーケットやマルシェなどで「TEMPRA」として売られているものは、天ぷらではなく、エビフライなのです。

 「エビフライ」が「TEMPRA」として認識されるようになって、もうかなり経つと思うのですが、最近、それが再び目につくようになったのは、この「TEMPRA」と呼ばれる「エビフライ」がより広く、色々なところで見られるようになったためです。

 今や「TEMPRA」は、フランスでは、その名前が日本の天ぷらとは別の意味を持ち、一人歩きを始めたといってもいいのかもしれません。

 大きな意味で「TEMPRA」とは、衣をつけて揚げたエビということで、エビフライ(crevette panée japonaise)というよりも、すでに有名になっていた「TEMPRA」として販売した方が受け入れやすいとの目論見があったのでしょう。

 「エビフライ」・・フランスでの芸名は「TEMPRA」といったところでしょうか?

 しかし、その結果、今はどうどうと「エビフライ」が「TEMPRA」として売られているわけですが、それを見かけるたびに、正しく伝わっていない日本の食文化を残念に思うのです。

 この間、マルシェで見かけた「TEMPRA」はまさしく「エビフライ」で、隣に並んでいる「フィッシュアンドチップス」は、「フィッシュアンドチップス」であることに、「なんでだよ~~!」とちょっと恨めしい気持ちにさえなるのでした。


フランスのTEMPRA


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