本当にこの猛暑には参っていますが、今回の猛暑は、思っていたよりも長く続いているために、また、フランスでは年度末ということもあって、多くの行事が予定されているので、猛暑が数々の行事に影響を及ぼし始めています。
今週のパリは、最高気温が35℃を下る日はなく、下るどころか、36℃、37℃・・となっていて、来週には、38℃、39℃、40℃になる予報が出ています。もう地獄です。
直近では、毎年、恒例になっている各地で行われている音楽祭(Fête de la Musique)が中止になる地域も出てきています。
この音楽祭開催に際しては、内務大臣まで出てきて、「音楽祭の全面的な中止は行いません」と宣言しているものの、「各県知事に対し、主催者と緊密な連絡を取り、自治体ごとに個別に判断することを要請している」と発表しています。
実際に、既に複数の地域では、この音楽祭の中止を発表しています。
パリ市では、この音楽祭のために例年よりはるかに多い約2,000人の職員を動員、関係当局が示すあらゆる予防措置を講じるとしています。パリ市は既に、パリ市内で行われる複数の音楽祭にすでに相当数の観光客が訪れることを見込んでおり、音楽祭への人出は前年度比3%増といわれています。
パリ市では既に救急外来の混雑が急増していることもあり、そのため、特にパリの救急医療サービス(SAMU)を中心に職員の増員を行うとしています。
また、音楽祭以外のイベント、特に屋外でのスポーツイベントに関しては、パリ警視総監がこの週末に予定されていた11件に関して中止を要請しています。
そして、お祭りやイベントだけでなく、学校にも影響が出ています。教育大臣は、フランス国内の6万校の教育期間のうち、784校が時間割の変更または一時閉鎖を余儀なくさせられる事態になっています。うち、約150校は完全に閉鎖される措置がとられています。
また、フランスの学生にとっては、一大イベントである「バカロレア」の試験についても、影響が出ています。バカロレア試験の口頭試験(受験者約4,000名)が数日間延期。
フランス全土に2,300ヶ所ある試験センターのうち、57ヶ所で試験を延期することを決定。
この試験延期の影響を受けるのは、ボルドー、リヨン、モンペリエ、ポワティエ、ノルマンディーの5つのアカデミーです。
バカロレアの試験はフランス全土で同時に行われる高校卒業認定試験で、フランスでは、その後、このバカロレアの成績が長いことついて廻る大変、重みのある試験です。
通常ならば、フランス全土の学生が同時に同じ試験を受けるのですが、この猛暑のために、今年は同時・・というわけにはならなくなっています。
よく、日本の受験シーズンは、冬の寒い時期で、もう少し気候の良い時期にした方がよいのに・・などという話を聞いたことがありましたが、このバカロレアの試験に関しては、これまでは、もっとも良い季節だったはずの6月がこんな猛暑に襲われるようになってしまったので、なにか?これを回避できる方法を考えなければならない時が来ているのかもしれません。
猛暑のために中止、延期するイベント
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