2026年6月28日日曜日

AI生成ウェブサイトで販売されている偽エアコンにご注意ください

  


 この猛暑の中、フランスでは、これまでは、「この暑さもどうせ一時的なものだし、エアコンはいいや・・と思っていた人でも、さすがに今年のような暑さがこれから毎年くる可能性があるのであれば・・」と、さすがにエアコンの購入を検討したくなっている人も多いようです。

 そんな暑さに煽られ、購買意欲がいつもの数倍に達しているであろう時に、インターネット上には、究極の冷房効果を謳う広告が溢れています。

 しかし、この中には、AIにより生成された詐欺広告が混ざっており、注意が必用なようです。

 広告では、「ホースも設置工事も不要なスーパーエアコン!」と謳い、フランス製の発明品として宣伝されているものもあります。しかし、これらのエアコンは存在すらしていないケースや偽物であるケースが続々、報告されてきています。

 600ユーロ以下で販売されている「ホースレスエアコン」は、51平方メートルの部屋の温度を35℃から17℃まで、わずか2分以内に下げられると謳っています。

 たしかに、私もエアコンの設置の一番のハードルは設置工事の問題や、ホースの問題が大きく、そのうえ、35℃から17℃まで2分以内に気温を低下させられると聞けば、飛びつきたくなるのもわかるような気がします。しかし、これは偽の広告で、支払いの決済を行っても、最悪のケースはお金だけとられて、商品は発送されない・・、荷物は届くが、偽物・・というか、エアコンではなく、謳い文句とは全く違う気化式冷却器、あるいは空気を循環させるだけで冷却効果のないガジェットだったりする・・つまり、扇風機とかわりないしろものなのです。

 エアコンとしたら、破格に安いけれど、扇風機にしたら、異常に高い。なにより、エアコンと思って買わせているのに詐欺です。この機器には本物のエアコンに不可欠なコンプレッサーや冷媒が全くなく、外部排気口がないため、室内の熱を排出することもできません。宣伝されている「吸熱コイル」という仕組みは全く根拠のないもので、単に空気を循環させているだけのものです。

 本当に最近は、いつでも、どんな機会にでも詐欺サイトというものが登場し、それがAIによるものであることがとても増えていますが、今回の詐欺サイトもAIにより作成された洗練されたサイト、カウントダウンタイマー、明らかにマーケティング部門が作成した顧客レビュー、そして瞬時に決済を完了させるプロセスは恐ろしいほどです。

 この猛暑という皆が追いつめられたときに弱みに付け込んで登場する詐欺サイト。

 同様のサイトは数多く存在するそうですが、その中でもEpiCooler(get-epicooler.com)は、今シーズンのエアコン詐欺の象徴的な存在となっているそうです。

 6月の猛暑を控えて、5月末に大量の注文がこのサイトには殺到したそうですが、現在では、クレームが殺到しているそうです。

 フランスの消費者団体は注意を呼び掛けていますが、同時に銀行のチャージバック(クレジットカードの場合は120日以内)を利用すれば、取引に異議を申し立てることができることを知らせています。

 猛暑の中、涼しくなるつもりで購入したのに、こんな手続きに追われるとは、まったく二重の災難です。

 どうぞお気を付けください。


エアコン詐欺


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