店内に向かう途中も、これまでは見かけなかったマスクをしている人も、ちらほら見かけられるようになり、店内は、まさかの大混雑。相変わらずの買いだめモードは、止まらないどころか、さらに拍車がかかっている様子で、どのカートにも山盛りの商品が詰め込まれ、相変わらずの大人気(?)のトイレットペーパーやパスタやパンが品薄のためか、まさかの大きなじゃがいもの袋までが山積みに・・。
フランス人は、お金がなくなると、日頃、「じゃがいもを食べて過ごすしかないな・・」などと、冗談のように言いますが、まさに危機的状態の食べ物は、じゃがいもなのです。
以前に、カルフールで、朝、店員さんに「私たちは、朝番で、4時から働いている・」という話を聞いたことがあり、「朝4時から働いてるのに、なんで、商品が出しきれていないの?」と思いましたが、今日は、従業員も気合が入っているのか、いつになく、キビキビと働いていて、私は、こっそり、「やればできるじゃん!」と思っていました。
こんなにキビキビ働くカルフールの従業員を見たのは、初めてです。
お客さんの方も、心なしか、皆、歩く速度が早く、どこか、焦っている感じが伝わってきます。
レジにも、1メートルの間隔を開けて並んでくださいという張り紙がしてあり、(これは、誰も守っていませんでした・・というより、守れないくらいの混雑ぶり・・)店員もタートルネックを伸ばして、口に塞いで、お客さんに対応していました。
これだけの人が仕事には、行かずに買いだめに、必死になっている様子を目の当たりにすると、嫌でも危機感を煽られる気がしてきます。
きっと、買い物に来ていた人々も同じように感じていることでしょう。この焦りのような危機感の連鎖がパニック状態にならないことを祈るような気持ちです。
とうとう、マクロン大統領からのさらに厳しい外出制限の声明が発表されました。先週、木曜日の発表では、徹底しきれなかった人々の外出、マルシェでの人混み、公園での結構な数の人出等に関しても苦言がありました。
食料品の買い出し、医者、どうしても避けられない仕事以外の外出が禁止となった今、次なる課題は、このスーパーマーケットの混雑への対応を何とかする必要があるかもしれません。
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