2026年2月27日金曜日

フランスの大部分で花粉「高」警報発令

  


 少しまえに、日本にいる友人から「今年はスギ花粉が酷くて、目が炎症をおこして眼科に行きました、あなたも花粉対策しっかりしてね・・」というLINEをもらって、「え~もう花粉がそんなに酷いの??」とビックリしましたが、「フランスはそれほどでもないしな・・」と思っていたところでした。

 気候変動のせいか、私がフランスに来たばかりのころには、まったく花粉症なんて言う話を聞いたことがなかったのですが、「ここのところ、フランスでも花粉症が増えたらしい・・」という話は聞いていました。

 しかし、それも一時、「パンデミックの影響で皆がマスクをするようになって、花粉症も減ったようだ・・」という話も聞いていて、「ああ、けっこうマスクで花粉症も防げるものなのだな・・」とも思っていました。

 ところが、パンデミックもおおよそ終息し、皆がすっかりマスクをしなくなった昨今、今ごろになって「フランスの大部分で花粉「高」警報発令」といいうニュースでまたまた花粉症がぶり返していることを知り、ビックリしています。

 年が明けてから1月2月と雨の日が多く、お天気も悪い日が多く、陰鬱な日が続いていましたが、ここ数日、急に暖かくなり、もう半袖でもいいかも・・?と思うくらい暖かい日が訪れています。

 しかし、この暖かい季節の到来とともに、花粉の飛散が始まったようです。フランスの花粉の原因の多くは「ハンノキ」だと言われ、このハンノキは、冬の終わりに受粉が始まるそうです。

 今の時期に舞うハンノキの花粉は、スギやヒノキほど有名ではありませんが、スギなどよりも早く花粉を飛ばすことが特徴です。

 ハンノキ花粉症では体にある免疫システムがハンノキの花粉を異物として認識し、過剰に反応してしまうことでアレルギー症状を起こします。

 この木はフランス全土に広く分布しており、また、この花粉は非常に細かく軽いため、アレルギー誘発性が高いのです。

 現在、フランスのほぼ全域に小さな赤い斑点が点在しており、これは花粉ピークの閾値である高い花粉量を示しています。

 科学的研究によると、気温と二酸化炭素濃度の上昇は花粉の微粉量の増加と受粉期の長期化を促進されることが示されています。

 つまり大気汚染は花粉を変化させ、アレルギーの誘発性を高める可能性があるということです。

 フランス食品環境労働安全庁(ANSES)の統計によると、フランスの成人の30%、9歳以上の20%が花粉症に悩まされているそうです。

 特に今週初めから、ヴォークリューズ県(プロヴァンス・コートダジュール地域圏)はヒノキの非常に高い警戒地域、ハンノキの高い警戒地域に指定されています。

 これに比べて、日本の花粉症の状況を調べたら、調査機関にもよりますが、国民全体の約40%、50%以上の人々が花粉症に悩まされているということで、おおよそ、約3~4人に1人、あるいは、2人に1人の割合のようです。

 私も以前、4月に日本に行った時に、花粉症から呼吸困難のような症状を起こして、非常に苦しい思いをしたことがあるので、花粉症は決して侮れません。

 ある程度は、予防できることはありそうなので、お気を付けください。


フランスの花粉症警報


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