2020年8月27日木曜日

コロナ以来、初めての病院 フランスの医療システム

      


 先日、明け方に自分の部屋で、寝ぼけ眼で、何かを思いっきり蹴っ飛ばして、足の指を負傷して、翌日、どす黒く腫れ上がり、これは、ヤバいと思って、検査のための予約を取ろうとしたら、病院がバカンスで休みで、ようやく病院のバカンス明け?に予約の電話を入れました。

 最初にかけた時には、まだ、バカンス中と同じテープが回っていて、「でたでた・・これだよ・・フランス・・」と思いながら、数時間経ってから、再度、電話をしたら、ようやく繋がって、幸いにも思っていたよりも早く、2日後に予約が取れて、コロナ以来、初めての病院へ行ってきました。

 当日の朝、うっかり軽装で外に出たら、思いの外、涼しくて、あれ?上着を羽織ってくるべきだった・・と思いながら歩いていると、気温への服装の対応の素早さは、フランス人の特技・・皮のジャケットをきている人もちらほら・・そんなところは、いち早く対応できるフランス人はすごいなぁといつも季節の変わり目には思います。

 さすがに病院だけあって、さすがのフランスでもマスク率は120%、マスク+フェイスシールドまでしている人もいました。普段、かかりつけの医者には、わりと頻繁に行くものの、病院といえば、かなり久しぶり、改めて老人の多いことに驚きます。フランスは少子化ではないものの、高齢者もなかなか多い国なのです。



 恒例の親に付き添っている中年の女性もちらほら・・私も日本に帰国時には、母の時も父の時も病院に付いて行ったなぁ・・フランス人もわりと親の面倒を見ているんだなぁ・・などと思いながら、受付をすませ、順番を待っていました。

 日本の病院は、通院の患者さんは、皆、びっくりするほど身ぎれいに小洒落た格好をしていたのに、驚いたけれど、フランスでは、いたって普通です。

 考えてみれば、普段はあまり縁がないと思っていた病院も、主人が何回か入院したり、娘が突然、奇病にかかってあわや入院か?ということもあったし、私自身も会社の階段から落ちて怪我した時や、家で縄跳びをしていていつの間にか骨折していた時、友人がガンで入院していた時には、お見舞いにも何回か行ったし・・そこそこ病院には、お世話になってきたのです。

 フランスは国民健康保険システムがしっかりしているので、今さらながら本当に助かっています。その上、多くの人は、Mutuelle(ミューチュエル)といって、国民健康保険だけではカバーしきれない医療費をカバーしてくれる保険にも入っているので、例えば、今回の私のような突然の怪我(病気)などでも、ほぼ自己負担はなく、保険が全てカバーしてくれます。

 以前、私の友人がガンにかかった時に、彼女がミューチュエルには、入っていないと聞いて、長い入院、大きな手術など、どうするの???と、ひっくり返るぐらい驚いたけど、フランスでは、ガン治療に関しては、(特殊な医療に関しては対象外だと思うけど)100%、国が負担してくれることを知って、なんとまあ、太っ腹な国だと感心しました。

 フランスは、問題も多々ありますが、弱い人には、優しい国なのです。

 今回のコロナウィルスの検査に関しても、全て、無料です。

 話は、逸れましたが、私の足の指のレントゲンは、珍しく、時間も、ほぼ予約時間どおりで、(まだまだ、バカンスから戻ってきていない人が多くて、いつもよりは空いていると思われます)あらゆる角度から何枚も撮ったにもかかわらず、ものの10分ほどで終わり、結局、私の足の指は、骨折はしておらず、しばらくおとなしくしていれば、大丈夫なことがわかりました。

 やはり、どこかホッとしつつも、いくら、保険がカバーしてくれるとはいえ、痛い思いをするのも嫌だし、現時点で病院通いは、リスクが大きいので、これからさらに、気をつけて暮らしていかなければ・・と、肝に命じた一日でした。




              病院に飾ってあったピカソの絵


<関連>「海外生活中、もし、ガンにかかったら、あなたは、日本に帰りますか?」

https://rikakaigaiseikatsu.blogspot.com/2019/06/blog-post_30.html


「バカンス中の怪我」

https://rikakaigaiseikatsu.blogspot.com/2020/08/blog-post_23.html

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