2021年1月7日木曜日

海外から見る日本の緊急事態宣言

    ここ数日前から、日本で緊急事態宣言を要請、検討・・というニュースを耳にしてきました。「緊急事態宣言」というのは、「緊急」なのではないのか? 何日、検討しているのだろうか?と思いながら・・。  昨年の3月にヨーロッパでのコロナウィルスの感染拡大が始まって以来、コロナウィルスが蔓延し始めたことが公になって、フランスは、あっという間にロックダウンになりました。(フランス政府では、どうやら、これは危険な状態であるということは、2週間ほど前からわかっていたそうですが・・) 1回目のロックダウンは、衝撃的で、突然、生活必需以外の外出は一切できず、学校も閉鎖というほぼ経済が止まってしまう...

2021年1月6日水曜日

ワクチン問題、さらに混乱状態のフランス

   コロナウィルスのワクチン接種が極端に遅れていることが問題になって以来、政府もワクチン対応に躍起になって、混乱状態の様相を呈してきています。 明らかに初動態勢に抜かりがあり、華々しくフランスでの最初のワクチン接種の様子を報道したりしたものの、その実、うまく事は運んでいなかったのです。 まずは、高齢者施設から、1月末までは、100万人、2月からは・・などと、目標数値やスローガンを立派に掲げたものの、実際の接種に際しての準備が追いついていなかったのです。 このワクチン接種の数字が各国から具体的に上がってきて、フランスの初動失敗の様子が報じられると、政府は、あたふたと昨日は、「5,0...

2021年1月5日火曜日

フランスのワクチン接種が大幅に遅れをとっている理由

 ノエルのバカンスも終わって、現在のフランスは、このクリスマスから年末年始の休暇をどの程度、感染回避ができて過ごしてこれたかの成績を恐る恐る待っているような状態です。 漏れ聞こえてくる若者のパーティーの様子などを見る限り、あまり良い成績は期待できないのですが、にわかに人々の関心は、コロナウィルスのワクチン接種に移行しつつあります。もはや頼みの綱はワクチンしかないと思い始めたのでしょうか? というのも、ヨーロッパの多くの国では、昨年末からコロナウィルスワクチン接種が始まっており、イギリスやドイツが着々とワクチン接種の数を増やしているのに比べて、フランスのワクチン接種の数が極端に少ないことに、疑問を持ち始めたからです。 イギリスではすでに95万人に対してのワクチン接種が行われており、ドイツもほぼ、これに続いている数字です。ところが、フランスは、年明けの段階で、まだ数百件という桁違いの少なさに政府に対する避難が高まっているのです。 私も、当初は、フランスは、慎重を期しているのかと思っていましたが、このあまりの数字の違いは、どうやら、単なる段取りの悪さが原因のようで、ワクチン接種の極端な遅さに対するあまりの非難に、政府も4日の午後にはエリゼ宮でワクチン接種に関するフォローアップ会議が午後中行われ、6日に行われる予定の防衛評議会もワクチン接種が最優先事項となっているようです。 フランスでワクチン接種が遅れているのは、もしやワクチンがまだフランスに到着していないのでは?と思いきや、少なくとも12月26日には、19,500回分のワクチンはフランスに到着しているのです。これがまだ、数百件のみのワクチン接種とは・・・。 フランスでは、高齢者施設の居住者と50歳以上の医療従事者を最優先にしていますが、高齢者施設の居住者に対しては、同意書が必須とされており、この同意書作成がノエルのバカンスに中断したために、他国に比べて大幅に遅れをとった理由の一つにあげられています。 またしても、あくまでもノエル優先のフランスのお国柄が裏目に出てしまったわけです。 とはいえ、計画では、2月末までには、第1段階の最優先対象者100万人へのワクチン接種を行うことになっています。つまり、1日あたり、1万9000人にワクチン接種を行わなければなりません。しかし、これまでにワクチン接種を行うことができたのは、たった20カ所の施設だけだったようで、これを1月末までに100カ所にまで拡大するそうです。(このあたりにも、これまでの段取りの悪さが垣間見えます) これだけの急激な量のワクチン接種には、保存が難しいワクチン(ー70℃以下での保存)の管理の問題もあります。ワクチン接種にかかる人出の問題もあります。問題は山積みです。 フランスで現在、投与されているワクチンは、ファイザーとバイオンテックの2種ですが、医師との相談により、自分で選択することができるそうです。また、他社のワクチンについての早急な認可も求められています。 ワクチン接種に関しては、「自由選択」という姿勢をとっているフランスで、アンチワクチン論者も少なくないために進まないのかと思いきや(現在のワクチン接種対象者には、アンチは少ない)、現在、ワクチン接種が滞っているとなれば、大バッシングになるのですから、ややこしいことです。 このワクチン接種の遅さに対する大バッシングには、マクロン大統領も「不当に遅れることを防ぐ」ことを約束し、オリヴィエ・ヴェラン厚生相なども、必死に弁明しています。 どちらにしても「物申す」フランス人。主張も結構、目標数値を堂々と掲げるのは、得意ですが、まず、やるべきことを着々と進めてもらいたいものです。 フランスのコロナウィルスワクチン接種に関する情報は、「CovidVaccine」(コヴィッドワクチン)と呼ばれるワクチン接種監視情報システムに入力されます。...

2021年1月4日月曜日

ノエルのバカンス終わり 学校も再開 日常生活が再開する

   フランスには、お正月の三ヶ日(さんがにち)という観念はありません。例年ならば、年末年始は、クリスマスの日(25日)は祝日ですが、それ以外は、カレンダーどおり、年末の御用納めというものもありません。 しかし、ノエルの前から学校がバカンスに入るし、ノエルは、フランス人にとっての大イベントでもあるために、お休みを取る人も少なくありません。とはいえ、年末は31日まで働き、元旦は祝日で休みでも2日からは、仕事に戻るのが普通です。 ところが、今年は、元旦が金曜日に当たったことから、土日がお休みである一般的な仕事についている人にとっては、珍しく、お正月の三ヶ日をゆっくり過ごせるフランスにい...

2021年1月3日日曜日

年末から年を超えて引き続くフランスの犯罪 車を燃やす競争??

 まだ、年が明けて何日も経っていないと言うのに、ニュースは犯罪に関するものが目白押しで、あらためて、フランスは、なんて恐ろしいところなんだと思わずにはいられません。 大晦日の夜から元旦にかけて、フランスで燃やされた車は861台だと言います。しかも今は、コロナウィルスの蔓延するコロナ禍中、夜間外出禁止で、特に大晦日の夜には、年越しのカウントダウンを祝うためにバカ騒ぎをする人を警戒して10万人の警察官が警備にあたっていたにも関わらず起こったことです。 そう思って調べたら、なんと、これでも例年よりは、大晦日に燃やされた車の数はずっと少ないそうで、一昨年末の大晦日に燃やされた車は1,457台だったそ...

2021年1月2日土曜日

大晦日から続くブルターニュ地方で開かれた2,500人が集まるレイブパーティー 

  10万人の警察官を動員して大晦日の夜の外出禁止の警戒をしていたフランス。大晦日のシャンゼリゼは、静まりかえり、取り締まりの警官のみが練り歩く異様な光景で都会の街は空っぽになったように映っていました。 しかし、それは、都会の目立つ場所のみのことで、大晦日以来、ブルターニュ地方のレンヌ南部・リューロンでは、2,500人が集まるレイブパーティー(ダンス音楽を一番中流すパーティー)が行われていました。 パーティーの場所に選ばれたリューロンの倉庫のようなスペースには、31日の夕方から数百台の車が集まり始め、夜通しのパーティーが始まりました。パーティーの参加者は、フランス国内だけではなく、イタリアや...

2021年1月1日金曜日

2020年〜2021年 年越しのフランスの夜

  大晦日のシャンゼリゼ 夜間外出禁止の厳重な警戒体制 2020年は、思っても見なかった大変な年になりました。たまたま、用事で2月に日本に帰国した際の飛行機に乗った時に、ここ数年、日本行きの飛行機の9割方の乗客がフランス人になっていたはずの、そのフランス人の乗客が消えていました。 2月の時点では、フランスでは、まだまだコロナウィルスは、アジアで起こっている感染症という認識で、ダイヤモンドプリンセスでの感染が盛んに騒がれていた頃です。 私が日本から帰国した2月末には、フランスに無事に入国させてもらえるかどうかを心配していたくらいです。しかし、フランス入国に際しては、ノーチェック、いつもと何ら変...