2020年1月21日火曜日

メルカリとルボンカン(フランス版メルカリ)に見る、やたら礼儀正しい日本人とめんどくさいフランス人

 あらためて、家の中を整理すると、いらないものは、数多くあり、買ったは、いいけど、使っていないもの、頂いたけど、使っていないもの、なぜかわからないけど、家にあるけど、使っていないもの・・に溢れていて、実際に、今、生活をするのに使っているものなど、ごくごくわずかなのに気がつくと唖然とさせられます。  現在、主のいなくなってしまった日本の実家の片付け中、パリのアパートでも断捨離中の私は、コンマリじゃないけど、もう、古くて、どうしようもないものは、「ごめんなさい、ごくろうさまでした。」と捨てさせていただき、それ以外は、少しでも有効に、と思い、知り合いに引き取ってもらったり、寄付したり、...

2020年1月20日月曜日

「さすがフランス!」の意味が逆転する日 日本人は、なぜフランスを美化するのか?

 私が最初にパリに来たのは、単なる観光旅行で、私の好きな井上靖の小説に度々出てくる、パリのチュイルリー公園や、ロダン美術館などを訪れて、初めて見るパリの街並みに感激し、どこを撮っても絵になると、写真を撮りまくり、うっとりとパリの街並みを眺めながら、もう、二度と来ることはないんだな〜と思いながら、うるうるしたりしたのを一緒に来ていた友人に笑われた記憶があります。  だからと言って、私は、特に、フランスに憧れていたわけでもなく、ましてや、住みたいと思ったことは一度もなく、それどころか、フランス語だけは、絶対に嫌だ!と思っていたくらいなので、逆に、まさか、フランスに住むことになろうなど...

2020年1月19日日曜日

フランス人にとっての夫婦の寝室

 主人は、大変な暑がりで、冬でも寝室の窓を開けて寝ようとするので、私は、寒くて寒くて、「じゃあ、違う部屋で寝るから・・」と、言ったことがありました。  すると、主人は、まるで、私が離婚を申し出たかのごとく、「違う部屋で寝ることは、ありえない!」と言って、血相を変えて、それを拒否したのでした。  私は、同じ部屋で寝るかどうかということよりも、同じ部屋で寝るということにそこまで、こだわっていた主人にビックリしました。  私たちは、日頃、別段、仲が悪いわけではありませんが、かといって、そんなにラブラブなわけでも、ベタベタしているわけでもなく、まあ、普通の感じの夫婦の関係だと思ってい...

2020年1月18日土曜日

香水を楽しむフランス人

 我が家は、私だけでなく、弟も海外生活が長く、アメリカに長いこと駐在した後、今は、シンガポールに駐在しています。そんな海外にも慣れている彼が、初めてパリに来てくれた時、パリは、街中がDUTY FREE SHOP の匂い、つまり、香水の匂いに溢れているというのです。  私は、自分自身も香水(といっても、parfum(香水)ではなく、オードトワレか、せいぜい、オードパルファムですが、)を使うことが習慣になっているので、あまり、街中の香水の匂いが気になることは、ありません。  しかし、日本に比べれば、きっと香水を使っている人は、多いと思いますし、特に、男性の香水の使用率は、日本と比べたら、かなり高いのではないかと思います。  例えば、何か、プレゼントをするときに、日本人なら、香水は、好みもあるし、使わない人も多いので、避けることが多いと思うのですが、実際のところ、好みがあるのは、香水だけに限ったことではなく、単に、あまり使う習慣がないからだと思うのです。  好みがよくわからない人にプレゼントするなら、比較的、万人向けの、軽い香りのものを選べば良いわけで、フランス人に香水をプレゼントして、嫌な顔をされたことは、ありません。嫌な顔どころか、大仰に喜んでもらえます。  また、香水のフラコン(瓶)のデザインも楽しめて、コレクションをしている人などもいて、蚤の市などでは、空のフラコンでさえ、売られています。  実際に、香水メーカーも一流どころは、そのデザインにも、かなり力を入れています。  ニナリッチの...

2020年1月17日金曜日

フランス人は、意外とエシレバターを知らない

エシレバターの写真があるかと思ったら、なかったので、家にあった使いかけのエシレバターの写真で失礼!  日本に帰国する際に、一番、「買ってきて!」と頼まれるのが、エシレバターです。 帰国の際は、近所のMonoprix(モノプリ・スーパーマーケット)で、山ほど、エシレバターを買うので、レジのお兄さんに、「バター、好きなんですね・・」と唖然とされるほどです。  日本でのエシレバターの値段は、驚異的に高く、フランスで買う10倍近い値段です。 今どき、フランスと日本の間で、これだけ値段の違いがあるものも、そうそうありません。フランスの乳製品は、本当に日本で高く売られているので、一体、誰が買っているのか、一度、見てみたいと、いつも思います。  エシレバターを使ったクロワッサン、エシレのクリームを使ったソフトクリームなど、「ECHIRE」「エシレ」という名前がつくと、たちまち、行列ができるほど、日本では、確固たるブランドを築いています。  たしかに、エシレバターは、美味しいですが、それほど、フランスでも有名かというと、意外にも、それほどでもないのです。  フランスでは、1秒に、14.3...

2020年1月16日木曜日

フランス人は辛いもの、熱いもの、かたいものが嫌い

 私は、およそ、胃に悪そうなものが好きです。  熱いものは、アツアツで、冷たいものは、とことん冷たく、(例えば、グラスまで凍らせて、キンキンに冷えたビールを注いで飲む)そして、辛いものが好きです。  主人に関しては、その真逆です。  そして、それは、フランス人全般に共通する味覚の特徴のようです。  熱いものは、出来立てのアツアツで食べたい私ですが、主人は、熱いものが嫌い・・というより、苦手、つまり、ねこ舌です。  せっかく、出来立てのものを温かいうちにと思っても、わざわざ冷ましてから食べます。冷ましながら、待ちきれずに、「何とか、熱くしないで、お料理ができないのかな?」などと、言います。  最近は、パリにもラーメン屋さんがたくさんでき、オペラ近辺にある日本食屋さんが並ぶ、Rue...

2020年1月15日水曜日

フランスのソルド・バーゲン

 フランスでは、Soldes ソルド(バーゲン)の時期が決められていて、   2020年の冬のソルドは、1月8日(水)〜2月4日(火)まで、                 夏のソルドは、6月24日(水)〜7月21日(火)まで、となっています。  なぜか、毎年、水曜日に始まって、火曜日に終わります。  昨年のソルドは、黄色いベスト運動が加熱する中、デパートなども土曜日なのに、閉店したり、今年も年金改革反対のストライキやデモが現在進行形の中でのソルドになっています。  ですから、きっと、一年のうちのかなりの売り上げを占めるソルドがこう毎年、ストライキやデモに邪魔されては、経済的にも大打撃を受けていることと思います。  特に欲しいものがある場合は、1〜2日前に下見をして、品物と値段をチェックして、狙いを定めておきます。お店によっては、前日の夕方には、ソルドの札をつけ始めるので、前もって、はっきりした値段をチェックできます。  しかし、酷いお店だと、例えば、40%offなどとなっていても、定価をあげて、割引していて、実際には、それほど安くはなっていなかったりするので、注意が必要です。  また、同じ商品をネットで検索すると、意外とネット上の方が安かったりもするので、試着、あるいは、商品を見るだけはお店で見て、ネットで買う方が良いこともあります。  全部で4週間のソルドですが、ソルドの初日が当然、品物が揃っていますが、最初の土日には、お客さんの出足を見込んで、大抵のお店は、土日のために商品を取っておいて、追加しますから、最初の土日も狙い目です。  ソルドの2週目からは、2eme...